自律神経が不安定で体調が優れないと感じたら…

今年の夏の気温は、地域によっては40℃越えてたりしましたし…「熱中症にならないように、エアコンで室内温度を28℃以下に設定して、無理な外出を避け、こまめな水分補給を!」…と、事あるごとに言われていたから、この夏は、室温と外気の気温差がハンパない状態での生活を強いられていたので、知らず知らずの内に、自律神経がダメージを受けている人って多いと思うんですよねぇ~。

あと…、外気温などの環境要因とは別に、自律神経が不安定になって、体調が優れなくなくなってしまっている人達の特徴として…

思考が交感神経優位になっていて、仕事や勉強で結果が出ない…というか、どうしたらいいか分からない…とか、心の中に不安要素が生まれた場合に、気持ちが不安定になって、体調が悪くなっている人が多いと思うんですね…。

なんと言うか…、何事においても…「条件が揃うと何かが起こる」って、あると思うんですよぉ~。

例えば、交感神経優位な生活というか、回遊魚のような…、動いてないと死んじゃうような…(^_^;) そんな忙しい毎日を送っている人が全員、自律神経の不調を訴えるか?…というと、そういうわけでもなく…。体調の悪さは感じるけど、なんとか乗り切っている人も多いと思うんですよ!

でも、そこに外気の気温差とか…、加齢とか…、精神的なダメージなどが加わると、自律神経が不安定になる可能性が高くなったりするんですよねぇ~。

たぶん…病院に行って「自律神経が不安定で…」と、色々な症状を、お医者さんに話すと、話した分の症状に対する薬と…、薬で胃がダメージを受けないようにするための胃薬と…、高い確率で精神安定剤を処方されるんじゃないでしょうかねぇ~?

基本的に自律神経は自分の意志でコントロールできる神経ではないので、自律神経の不調を整える為に、自分で出来る事と言えば、身体を動かす事とか、太陽の光を浴びる事とか、規則正しい生活を心がける…。という、なんとも頼りがいが無いというか…(^_^;)、すぐに効きそうな感じがしない行為を勧められたりするんですが、これって、結構大事な事だったりするんですよねぇ~。

体を動かすとか、規則正しい生活をするって、身体がフラットな状態とでも言いますか…、身体がニュートラルな状態じゃないと、意外と、すぐに実行に移せない事だったりするんですよねぇ~。…そう言った、体の状態をニュートラルな…フラットな状態に戻す手伝いが出来るのが、鍼灸治療なんですよね!

鍼灸って、鍼は刺すから痛い!…お灸は熱い!というイメージを持っている人が多いと思いますけど、鍼灸で自律神経に関する症状を治療する場合は、比較的に優しい治療になります。

まぁ~~~…、酷い腰痛とか…ダメージを受けている筋肉が深部の場合は、ズン!という響きを感じたりしますけどね!自律神経に関する症状を治療する時は、副交感神経を優位に持っていきたいので、優しい治癒になるんですよぉ~…(^_^;)

で…

使うツボは、スタンダードなツボとでも申しましょうか…、最近は色々と、TV番組で紹介されたりしてるツボ…、手首周辺のツボとか、足三里とか、頭の百会をメインで使う、優しい治療になります。そのツボを使う治療を基本にして、プラスαとして、お腹を温めたり、首や肩や背中のコリを取ったりします。

現代医学的な思考の人や、現代医学しか信じていない人達からすれば「鍼灸で自律神経の不調が治るわけないじゃない!」…って言うでしょうが、現代医学でも自律神経を整える特効薬はありませんし、処方される薬としては、興奮を和らげる鎮静剤的な薬だったり、抗不安薬と言われる安定剤だったり…、あとは、気の巡りを整える、漢方薬の半夏厚朴湯や加味逍遙散だったりね…、そんな処方になると思います。

で…、なぜ、自律神経の症状で、鍼灸治療の場合、手首のツボや、足三里や、百会を使うのか?…という事ですが…

「東洋医学的には、手首のツボや、足三里や、百会というツボは『気』を鎮める効果があるツボで…」とか「気持ちが安定するツボだから…」という説明になると思うんです。

現代医学的な解説で説明するとするならば…、手首周辺のツボや百会の現代医学的な説明はしづらいけれども、足三里なら、科学的なデーターも発表されてるので、ある程度、現代医学信奉者の人も納得できると思うんですね!…(^_^;)

足三里の刺激は鎮痛作用や抗炎症作用の効果があるという事は、実験結果として発表されているデータがあるんですよ!

昔、学生の時に生物の授業で習ったと思うのですが…、人の身体には伝達物質のアドレナリンとかノルアドレナリンっていうモノがあるんですけど、これって、痛みや恐怖や不安とか集中力とか血圧とか…色々な事に関わっているモノなんです。…足三里はアドレナリンとノルアドレナリンのバランスを整えたり、…ドーパミンという、脳で意欲や幸福感をもたらす物質があるんですが、足三里の刺激が坐骨神経を通って、脊髄を経由して脳へ行き、脳幹を経て遠心性の迷走神経を興奮させて、副腎と言われる腎臓の上にある、腎臓の帽子のような、ホルモンを放出する臓器の髄質を活性化させて、ドーパミンの分泌が促進されるんですよぉ~。

簡単に言えば…足三里への刺激は、胃腸を整えたりする事で有名なツボではありますが、その他に、物事に対する意欲を高めたり、幸福を感じたり、覚醒作用が働いて集中力が高まったり、パフォーマンスを高めたりする事が出来るというツボなんです。

あと…

ご存知の通り、自律神経は内臓を支配していると言っていいほど、内臓の働きに大きく関係していますから、自律神経が乱れると、内臓の不具合が出るのも当然の話です。

なので、自律神経の不調が胃腸に出れば、食欲が無くなったり、便秘になったり、下痢をしたり、様々な胃腸の症状が出ますし…、循環器に影響が出れば血圧だったり、不整脈だったりね…。肝臓に影響が出れば血液検査で引っ掛かるでしょうし…、色々な症状が出るわけですよね!

多分、体調の変化を感じたりした場合、最初は症状ばかりに気を取られがちになるのですが、臓器が悪いのではなく、実は自律神経の乱れが原因だったりって事も多いんですよねぇ~。…病院に行って「検査結果としては異常が無いですねぇ~」と言われた場合、御自身の生活パターンを振り返って、ここ最近、自律神経が乱れるような事がなかったか?…を探ってみる必要があったりもしますし、今年の夏は気温が40℃を超えたりして気温差が激しい日常を送らなければいけない感じでしたから、御自身でも気が付かない内に、自律神経がダメージを受けてしまっている場合も考えられます。

自律神経って、交感神経と副交感神経の2つを総称して、自律神経って言うんですが、車で言うとアクセルの働きが交感神経で、ブレーキの働きが副交感神経なんですよね!車と一緒でブレーキとアクセルを上手に使い分けて運転していれば、故障したり、部品の摩耗度も少なくすんで、長く使えるものなんですけど、アクセルとブレーキを同時に踏んでカーブを曲がるような激しい運転をしていたら、車体のダメージが顕著に出てくるのと同じで、人の身体も自律神経(交感神経と副交感神経)を上手に使わないと、何かと不具合が出やすくなったりします。

不具合が出ても、若い頃なら、体力にモノを言わせて、ある程度のダメージも、若さでカバーできたりしますが、年齢を重ねると、なかなか、そうもいかなくなるものです。

現代医学でも自律神経を整える特効薬は無いのであるならば、患者さん自身が日常生活の改善で、自律神経の安定を図らなければいけないわけなんですよねぇ~。でも、なかなか一人で自律神経の安定を図る事って、難しいのも事実です。

鍼灸治療に対して違和感というか、鍼灸治療に対して「本当に効くの?」…と、疑いを持っている人は、一定数いらっしゃるので、その人達には、何を言っても聞く耳を持ってもらえないとは思いますが…(^_^;)

自律神経の不調に対しての鍼灸治療って、かなり効果的ですよ!

ただ、いつも言うように、どの症状に対しても、症状を改善するためには、鍼灸治療だけではなく、患者さんの生活パターンや思考の改善は必須です。

そこで注意しておかなければいけない事は「焦りは禁物!」…

風邪は喉とか鼻などの上気道に、ウイルスが炎症を引き起こす事で症状が出るわけなんですが、その時に身体の免疫力とか自己治癒力が正常に働き、薬の効能に助けられながら1週間…もしくは2週間で治るものですよねぇ~。

でも、自律神経が不安定になり、体の不調を感じた場合は、菌やウイルスなどの外敵が原因ではなく、自律神経の疲弊が原因で起こる不調なんですよねぇ~。しかも、自律神経を整える特効薬は無いわけなんですよぉ~。…となると、自分自身で体調を立て直していかなければいけないわけなので、1~2週間で、すぐに治るというモノではない。…と考えていいと思います。

人間の細胞が新陳代謝で入れ替わる期間は、部位や臓器にもよりますが、数日で入れ替わるモノもあれば、3~4か月かかったり…、1年~3年ほどかかったりするものなので、そこを踏まえて、自律神経の不調による症状の改善は、患者さんの体力や若さで差は出ますけど、おおよその目安として、自分自身で体調を立て直す場合、体の変化を感じ始めるのが3~4か月後で、完全に治るまでには1年~3年ほどかかると思っておいた方が良いと思います。

で…、僕らが行っている鍼灸治療は、患者さん御自身が体調を立て直そうとしているのを、少しでも早く治るようにサポートしていく…。

これが鍼灸の役割なんですよねぇ~♪

迷った時…、一度、大雑把に考えてみる…というのはどうだろうか?

細かい事を突き詰めると、自分のダメな所や、いけない事がハッキリして、原因を突き詰めることで、全てが解決できると思ってる人って多いんじゃないでしょうかねぇ~?

原因を追及することで、そこを改善すれば、めでたし!めでたし!…(^o^) 簡単なん事だったら、それで物事が解決されると思うんです。

でもね…、複雑な事柄に関しては、細かい事を突き詰めれば、突き詰めるほど、身動きが取れなくなり、結果的に自分を追い込んでしまい、出口が見つからなくなってしまう事って、往々にしてあると思うんです。

今はネット社会だから、分からない事があれば、すぐにスマホで調べる事が出来るので「あぁ~そういう事かぁ~」と、一時的に理解や知識が深まった気分は味わえるのだけれども、時間が経つにつれ、調べた事すら忘れてしまう。

…こういうタイプの人も多いとは思いますが、意外とコレを繰り返すと、知らず知らずの間に、脳疲労として疲れが蓄積され、思考が停止しがちになり、精神的な不調により体調を崩してしまう人も多いんじゃないでしょうか?

自分自身で解決しなければいけない事って、細かい事を、どんどん突き詰めたとて…、解決できない事の方が多かったりするんですよねぇ~。

病気に関しても、ある程度、ネットで何でも調べる事が出来るから、以前より患者さんの病気に対する知識が高まっているのも事実です。

近頃…聞いた話しでは、病院で処方された薬に対して、お医者さんに「もっとこんな薬や、あんな薬があるのに、なぜ?この薬を処方したのか説明してください。」と詰め寄る患者さんもいると聞きますし、患者さんの中にはネット情報で薬の事を調べ上げ、お医者さんより自分の方が薬の知識があると思い込み、お医者さんに「あの薬を処方して下さい!」と薬の銘柄を指定してくる強者もいるとか?…いないとか?…(^^;)

鍼灸院でも、…時々「ココに鍼を打って下さい!」と、鍼を刺す場所を指定してくる患者さんがいたりしますねぇ~…(^^;)

昔とは違い、今の御時世は情報公開の世の中なので、説明義務という事で、医療従事者には診療契約上の説明義務が課されているから、患者さんが適切な判断を下せるよう、十分な情報を説明することが必要とされているため、説明を求められれば、ちゃんと説明しなきゃいけないんですよねぇ~。

「この薬は○○○に効いて…」「この薬は、血液の○○数値を下げる…」というような、薬のラベルに書いてある説明書きのような説明なら、いくらでも出来るとは思うんですが、その先生の経験的な感覚で処方しているものに関しては、患者さんに説明したとて、患者さんが理解出来るとは思えないんですよねぇ~。

医療って…科学的根拠や統計的な数値で判断する場面もあれば、医療従事者の経験に基づく感覚で判断する場合もあるので、全てを説明するのは無理な場合もあるはずなんです。

「餅は餅屋」という諺がありますが、専門的な事柄に関しては、ある程度の領域以降は専門家にまかせた方が良いはずなんですよね!

では素人はどうすればいいか?

ネットや本などで情報を収集して、病気に関してある程度の知識を得る必要はあるんですが、細かく突き詰めるのではなく、一度、大雑把に考えてみる事も大切なのではないだろうか?…って思うんです。

例えば、健康に関してですが、何かあるとすぐに薬に頼る人がいたとします。多分、そういう人は症状が変わる度に色々な薬を使い続けているので、薬による弊害が起きる可能性が高いと思うんですよね!…多分ですが、そう言う人って、薬による弊害も薬で治そうとする…と思うんですよ。

そういう場合、大雑把に考えてみれば…「一度、薬を止めるという選択肢もありなんじゃない?」って思うんです。

ホントに大雑把な考えですよ!

そんな感じで考えれば、食事の内容が偏っている事で病気になっている場合、食事の内容を変えれば体調は良くなるはずですしねぇ~。洋食のシェフが病気になった時に、日常の食事を日本食に変えたら、病気が治った…って話しを聞いた事があります。

食事って言うのは、身体を構成・維持する材料を身体に入れる行為ですから、偏った食事は健康を害する可能性が高いので、食事の内容を変えれば、健康に近づけるはずなんです。

あとは…

基本的にリハビリは、動くことが不自由な人、脳梗塞などでの片麻痺や、事故による損傷などで身体の動きがうまくいかない人、高齢により日常生活がままならない人達の機能回復…、という形で行われる行為ではあるんですが、日常生活が可能な人でも、腰痛や、背中の痛み、肩の痛みで整形外科に行くと、診察を受けた後、10分~15分くらいPTの人からリハを受けると思うんです。

大雑把に考えると…

日頃、日常生活が可能な人で…、リハを受けて、気持ち良かったり、腰や肩や背中の痛みが和らぐ…という事であれば、運動すれば良くなるって事ですよねぇ~。平たく言えば「運動不足…」なわけです。

大雑把に考えて…「じゃぁ~…運動しましょうよ!」って提案したくなっちゃうんです…(^^;)

あっ!…毎度、毎度,ブログやHPに書いてますが、病気や症状には程度があります。

病気が重度な症状であれば、なかなか治らないものでも、軽度の状態ならば、同じ病名でも、治る確率が高かったりします。なので、ココで言う「大雑把な考え…」というのは、まだ身体に治る余地がある人へのアプローチとして提案しています。

基本、人の身体って、食事で構成され、運動することで血液が身体を廻り、排泄されるべき尿や便が排泄され、夜は眠ることで脳が洗浄され身体をリセットして、朝…起きて…また食事を摂り…運動する。

健康って、こうやって維持されてるんでしょうねぇ~。

この…「食べる+運動する+排泄する+睡眠」というサイクルの中の,どれかが「面倒くさい…」とか「忙しい…」とか、「だるい…」とか、「無駄を省きたい…」などの気持から、疎かになり、このサイクルに関わる臓器の機能が低下すると、体調不良となり、病気が発症するんでしょう。

まだ身体に治る余地があるのであれば…、体調不良を感じた時に、薬や医療に頼るのではなく、一度、大雑把に考えて「寝れているか?…食べれているか?…便や尿は出ているか?…日頃、運動しているか?」を、自分自身に問いかけて、改善箇所が見つかれば、自分でアプローチしてみてはいかがですか?

この時に、一番大事なのは、体調不良を感じれる感覚を、持ち合わせているか?いないか?…なんですよねぇ~。

日頃から、無理せず、自分の体調に気を配る必要性があるんですが、このコンビニエンスな…便利な事が優先される世の中で…、面倒くさい事から目を背け…。忙しさや、怠さから怠惰な生活を送り、便利さだけを追及する…。というような生活をしていると、もともと備わっているはずの、自分の体調不良を感じとれる感覚を、自ら手放してしまっている。そんな気がするんですよねぇ~。