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メモ魔

いつも…本を読んでいて…

「おっ!これ…良い事が書いてある!」

…って思ったら、忘れないようにメモ用紙に走り書きする癖があるんですが…

いつも…後で、そのメモを見て…「はて?どの本を読んで、書き写したっけか?」…と、本のタイトルを書き忘れている事が多いので、いったい何の本に書いてあった文章なのか?定かでは無いんですよぉ〜

だから…出元不明の文章なんですが…

先日、机の上の整理をしていて、ついでにメモ用紙の整理をしていた時…、いっぱい、色々な言葉を書いたメモ用紙が出てきてねぇ~…(^_^;) 多分、このメモ…保存していていても、どこに保存したかも忘れてしまいそうなので…

もう一度、読み直してみて、気になった文章を、ブログに残す事にしました♪

とりあえず、今日は、この3つ…。

『人は、ある集団に所属すると、そのグループに同調しようとする。そして、その集団に属さない人を排除したり、分断を喜びとするようになる…』

『不幸な人は、他人に強く影響されやすくなる。だから不幸な人は、なるべく勝ちやすい敵を選ぶようになる。』

『安心できない自覚があると、他人を厳しく批判する。…自分を何かと比較する限り、不安から脱する事はできない。』

…これって、何の本に書いてあった文章なのかは覚えてないけど、…こんな風にならないようにしないといけないなぁ〰︎…気をつけよぉ~…って、今更ですが、61歳のオジサンは思うんですよねぇ~。…(^_^;)

歳を取ったから分かる事…~若さが邪魔をする~

これって…歳を取ったから、感じる事なのかも知れないなぁ~…って思うんです。

鍼灸治療の効果とかね…

漢方薬の効果ってね…

20代…30代の頃は、効果は感じてはいたけど…、正直言って、若い頃は、今、僕の歳になって感じるほどの効果を、体感していなかったような気がするんですよぉ~!

なんて言うか…、

若い頃って、体力が邪魔すると言うか…。

若い頃は、全てを体力でカバーできるというか…。

なにかあっても、回復力がハンパないというか…(^_^;) 

若い頃は、鍼灸治療を受けても、漢方薬を飲んでも、なんとなく効いてる感じはするけど、劇的な変化を体で感じる事が出来ないと思うんです…。

それはなぜかと言うと…

「若いから!」

『若さ』ってエネルギーが、たっぷりある状態だから、鍼灸や漢方薬の補助的な力を必要としないんでしょうねぇ~。でも、歳を取ってくると、若さというエネルギーが無くなってくるから、鍼灸や漢方薬の補助的な力の、ありがたさを感じるようになると思うんです。

西洋医学の薬は、診断がついて、ターゲットが決まれば、ピンポイントに病気や体調不良の原因にアプローチする特性を持っているので、効きの良さは素晴らしいのだけれど、切れ味が良い分、使い過ぎたり、依存してしまうと、身体に対して、諸刃の刃のように、大きなリスクを伴うものなんです。

今の日本って、一人当たりの医薬品消費量が世界トップクラスらしいから、薬に対して、リスクを伴うという事を理解している人って、少ないように思いますねぇ~。

もしくは、頭では理解しているつもりでも、コスパ&タイパの時代で無駄は避けたいし…、すぐに治したいから、藁をもつかむ感じで、頼りたくなってしまうのが、西洋医学の薬なのかもしれません。

なので、西洋医学の薬の場合は、体力があろうが、体力が無かろうが…、若かろうが、老いていようが…、化学的に調合された薬の効能を、どんな人でも感じる事が出来ると思います。ただ…例外としては、生きる力が無いというか、死が迫っている人は、薬が効きにくい状態なので、薬効を感じる事はできませんよね…。

西洋医学の薬と違い、鍼灸治療や漢方薬などの東洋医学的な治療は、全身のバランスを整えて、体に備わっている自然治癒力を高める事で、病気や体調不良を治す特性を持っています。

東洋医学の診断方法は、今のような血液検査や画像診断などが無い時代の医学なので、先人達が考え出した方法として『望・聞・問・切(ぼう・ぶん・もん・せつ)』と言って、治療者が、患者さんの表情や顔色、体系や姿勢など、視覚で情報を得る望診。咳の音とか、声のトーンとか、呼吸音など聴覚で情報を得る聞診。患者さんとの会話から体調を聞き出す問診。脈や、お腹の状態を診たり、手足の冷えや熱感を診たりする切診。これらを組み合わせ、四診合参して身体の状態を総合的に判断し、今…なぜこのような症状が出ているかを探りながら、鍼灸や漢方薬で体のバランスを整えるわけですよね!

もう一言、付け加えるなら、東洋医学の治療は、鍼灸や漢方薬で体のバランスを整えただけでは治療は完成せず…、患者さんに、食事、睡眠、運動、姿勢の矯正など、トータル的な生活改善を実行していただくことで、治療が完成するというか…、治療効果が出るものなんです。…この生活改善を患者さん自身が怠ると、また元に戻り、色々な症状に悩まされる確率が高くなります。

西洋医学の薬を飲み慣れていて…「薬さえ飲めば治る!」という意識で、東洋医学の治療を受けられる人に、ありがちな事なのですが…「鍼灸の治療を受けたり、漢方薬を飲んだから、もう治るだろう!」…と、高をくくって、生活改善をせずに、今まで通りの生活をしていると、「最初は良かったのに、また元に戻った!」…とか、「鍼灸とか漢方とは、あまり効かないよねぇ~!」という感じになってしまい、東洋医学を否定的に捉えてしまいがちになる…。そんな人も多いかなぁ~~~(^_^;)

西洋医学の薬は、多くが、化学合成で構成されていますが、漢方薬は生薬と呼ばれる、自然由来の薬効がある産物を複数組み合わせて構成されているので、化学合成された西洋医学の薬に比べると比較的、漢方薬の方が、体に優しい薬効をもたらします。

ただ…「漢方薬の方が、体に優しい薬効…」…と言っても、カギと鍵穴の関係の如く、病態と薬効がピシャリとハマったら、効果てきめんです。先ほど「漢方薬は優しい薬効…」と書きましたが、薬は薬なので、使い方を間違えれば、当然、副作用はあるので使い方を間違えては駄目ですよねぇ~…(^_^;)

鍼灸に関しては、平たく言えば…刺激療法なので、鍼や灸で体に軽い刺激をあたえる事で、体に備わっている自然治癒力を高めて病気を治すわけです。ですから鍼灸治療において「治りが速い…遅い」「治る…治らない」は、患者さんの身体に備わっている治癒力次第とも言えます。なので、鍼灸の臨床をしていて、色々な患者さんの治療を経験していると、定期的な体のケアというモノの重要性を強く感じるんですよねぇ~。

ここまでの説明を読んだ人の中には…「西洋医学の薬の方が効き目が良いのなら、効き目の良い方を使えば良いじゃん!」…と考える人もいると思います。でもね…効きが良すぎるというのも考え物で、『効きが良い=体の負担が増える』という事も考慮しなければいけないんですよ。

それと…、いくら西洋医学の薬の効き目が良いと言っても、全ての病気に対して西洋医学の薬が効くのか?…というと、そういう訳ではありませんしねぇ~。出来れば、西洋医学の薬に頼らなければいけないような、病気を患う前の段階で治したい。…そう思うんですよねぇ~。

良くある話ですが…、西洋医学の薬が効かないと分かった時点で、人は何に頼るかというと、体に備わっている自己治癒力に頼る事になるんですよ!でも自己治癒力って、体力というか…、生きる力というか…、ある程度、身体が健康体でないと100%の力を発揮できないものなので、やはり日常の食生活だったり、睡眠だったり、運動だったり…日頃の生活が大きく影響するんですねぇ~。

やはり…「いい塩梅」…とでも言いますか…(^_^;)

医学に限らず、全てにおいて、丁度良い加減って、なかなか難しいモノなんですよぉ~。

まぁ~…色々と西洋医学の薬や、漢方薬や、鍼灸に関して書きましたが…、体や薬の専門的な知識を少し学べば、西洋医学の薬も、もともと体に備わっている機能に対して、化学合成で構成された薬効により、強制的にアプローチして、病気を治すという過程を理解できるのですが、その過程を知らないと、薬自体が兵隊さんのように、悪いウイルスや菌と戦って、薬が病気を治していると思っている人も多いでしょうねぇ~。

結局は、体が資本とでも言いますか…、健康な体が最も大切だと、認識するか?認識しないか?…が、その人の人生というか…、健康というか…、しいては寿命にまで関係してくると思うんですよねぇ~。

鍼灸や漢方薬は、強制的ではなく、自然の流れとでも言いますか…、人の体力って人それぞれ違いますから、今、ある物というか、今、身体が保持している体力や、体のエネルギーを使って病気に対処する。一つの原因だけにアプローチするのではなく、全体のバランスを整える事で、身体に備わっている自己治癒力に働きかけて、身体の負担をかけないように、病気を治すのが、東洋医学の治し方だと思います。

イメージとしては…、これは…あくまでイメージですからね…(^_^;) 

西洋医学の薬は強制的に、全とっかえ?総入れ替え?する感じかな。…パソコンで言うと、サポート終了で新しいPCを買い換える感じ…。で…、漢方や鍼灸は、不具合の修正と安定化、セキュリティの強化の為、定期的に行われる、PCのアップデートのような感じで、身体の修正点を改善して身体のバランスを整えて、体調不良を乗り切る感じ…。

…こんな感じでしょうか…。

PCの買い替えや、新機種のスマホに買い換えると、機能が一新しているので、変化を感じやすいけど、毎回、定期的に行われるアップデートって、これと言って変化を実感できませんよね!…(^_^;)

で…、若い頃は、その「身体の修正点を改善して身体のバランスを整えて、体調不良を乗り切る感じ…」って言うのが、あまり実感が無いというか…、分からなかったんですよねぇ~。でも、最近、僕自身…、50代の半ばあたりからか…、鍼灸や漢方の良さを如実に感じるようになったんですよぉ~…(^_^;) 

まぁ~私事ですが、父が漢方医だったもので、漢方薬は体調が優れないと、子供の頃から飲まされてましたし、鍼や灸も30代後半くらいから受けていたので「なんとなく…良いなぁ~」って、感じてはいましたけど、60歳を超えた辺りから、本当に、なくてはならないモノに変貌したというか…、如実に良さを感じるようになったんですよねぇ~。

多分、これは、歳を取って体力が衰えている分、鍼灸や漢方が、カバーしてくれているという事を感じるようになったのでしょう。

…子供の頃って、何があろうと、睡魔には勝てず、眠くなると宿題があろうが、やりたい事があっても寝てしまっていたと思うんです。でも…大人になったら、睡眠より、やらなければいけない事を優先しますし、眠くなったらカフェインが入ったエナジードリンクなどを飲み、24時間働いてでも、やるべき事をやる…(^_^;) 大人になると、そうやって体に無理を強いて、疲れが蓄積して、体のそこかしこで炎症が起こって病気を発症していくんでしょう。

最近、「子供の頃は良く寝れてたのにねぇ~…昔は、朝まで目が覚めずに、ず~と寝れていたけど、最近、歳を取ってくると1~2時間おきに目が覚めたり、夜明けとともに目が覚めてしまい、それ以降は眠れないよぉ~」という話をよく聞きます。

いつも、この話の流れになると「寝るのも体力が必要なんだろうねぇ~」という言葉で、会話に落ちが付くわけなんですが…

冒頭で「若い頃って体力が邪魔する…」「全てを体力でカバーできる…」って書きましたけど、歳を取ると、その体力が無くなってくるので、安定する健康体を維持できなくなってくるんでしょう。…そうすると、全身のバランスを整えて、体に備わっている自然治癒力を高める、鍼灸治療や漢方薬の効果を、凄く感じるようになるんですよねぇ~。

この感覚は、歳を取らないと分からないだろうなぁ~…(^_^;)

若さや体力って、かけがえのないモノではあるのだけれども、限りがあるモノでもあるんですよねぇ~。うがった見方にはなりますが、鍼灸治療や漢方薬の効果を感じるか?感じないか?…の、二者択一で物事を考えるならば、効果を感じれないのは、若さや体力が邪魔をしているから?…もしくは、体が効果を感じる事が出来ないほど疲弊しているか…? …の、どちらかでしょうねぇ~…(^_^;)

まぁ~…薬や治療に頼らずに生活できる事が出来たなら、それが一番良いとは思うのですが、誰でも歳は取りますし、見た目は若く見えても、歳を取れば色々な症状に悩まされるのは、世の常なんでしょうねぇ~。

大病を患い、命にかかわる場合は、病気の原因に対して、強制的にアプローチして治さなければいけないので、その時は、化学合成で構成されていようが、いまいが…、関係なく西洋医学の薬を選択すべきです。…そしてサポートとして、東洋医学で体のバランスを整えるのがベストだと思うんですよね!

ただ…病気や症状が、西洋医学の薬に頼るほどでは無い場合は『身体に無理をさせない』という事も重要事項になるので、バランスを取る事を考慮しなければいけないと思うんですよ!身体に無理させない事を第一に考えるならば、鍼灸治療や漢方薬って、とても理にかなっている治療法だと思うんですよねぇ~。

「西洋医学の方が良い!」とか「東洋医学の方が良い!」…と、拘るのも良いとは思うんですが、その症状や状態を見極めて、西洋医学…東洋医学を使い分けるべきだと思うんですよねぇ~。

自律神経が不安定で体調が優れないと感じたら…

今年の夏の気温は、地域によっては40℃越えてたりしましたし…「熱中症にならないように、エアコンで室内温度を28℃以下に設定して、無理な外出を避け、こまめな水分補給を!」…と、事あるごとに言われていたから、この夏は、室温と外気の気温差がハンパない状態での生活を強いられていたので、知らず知らずの内に、自律神経がダメージを受けている人って多いと思うんですよねぇ~。

あと…、外気温などの環境要因とは別に、自律神経が不安定になって、体調が優れなくなくなってしまっている人達の特徴として…

思考が交感神経優位になっていて、仕事や勉強で結果が出ない…というか、どうしたらいいか分からない…とか、心の中に不安要素が生まれた場合に、気持ちが不安定になって、体調が悪くなっている人が多いと思うんですね…。

なんと言うか…、何事においても…「条件が揃うと何かが起こる」って、あると思うんですよぉ~。

例えば、交感神経優位な生活というか、回遊魚のような…、動いてないと死んじゃうような…(^_^;) そんな忙しい毎日を送っている人が全員、自律神経の不調を訴えるか?…というと、そういうわけでもなく…。体調の悪さは感じるけど、なんとか乗り切っている人も多いと思うんですよ!

でも、そこに外気の気温差とか…、加齢とか…、精神的なダメージなどが加わると、自律神経が不安定になる可能性が高くなったりするんですよねぇ~。

たぶん…病院に行って「自律神経が不安定で…」と、色々な症状を、お医者さんに話すと、話した分の症状に対する薬と…、薬で胃がダメージを受けないようにするための胃薬と…、高い確率で精神安定剤を処方されるんじゃないでしょうかねぇ~?

基本的に自律神経は自分の意志でコントロールできる神経ではないので、自律神経の不調を整える為に、自分で出来る事と言えば、身体を動かす事とか、太陽の光を浴びる事とか、規則正しい生活を心がける…。という、なんとも頼りがいが無いというか…(^_^;)、すぐに効きそうな感じがしない行為を勧められたりするんですが、これって、結構大事な事だったりするんですよねぇ~。

体を動かすとか、規則正しい生活をするって、身体がフラットな状態とでも言いますか…、身体がニュートラルな状態じゃないと、意外と、すぐに実行に移せない事だったりするんですよねぇ~。…そう言った、体の状態をニュートラルな…フラットな状態に戻す手伝いが出来るのが、鍼灸治療なんですよね!

鍼灸って、鍼は刺すから痛い!…お灸は熱い!というイメージを持っている人が多いと思いますけど、鍼灸で自律神経に関する症状を治療する場合は、比較的に優しい治療になります。

まぁ~~~…、酷い腰痛とか…ダメージを受けている筋肉が深部の場合は、ズン!という響きを感じたりしますけどね!自律神経に関する症状を治療する時は、副交感神経を優位に持っていきたいので、優しい治癒になるんですよぉ~…(^_^;)

で…

使うツボは、スタンダードなツボとでも申しましょうか…、最近は色々と、TV番組で紹介されたりしてるツボ…、手首周辺のツボとか、足三里とか、頭の百会をメインで使う、優しい治療になります。そのツボを使う治療を基本にして、プラスαとして、お腹を温めたり、首や肩や背中のコリを取ったりします。

現代医学的な思考の人や、現代医学しか信じていない人達からすれば「鍼灸で自律神経の不調が治るわけないじゃない!」…って言うでしょうが、現代医学でも自律神経を整える特効薬はありませんし、処方される薬としては、興奮を和らげる鎮静剤的な薬だったり、抗不安薬と言われる安定剤だったり…、あとは、気の巡りを整える、漢方薬の半夏厚朴湯や加味逍遙散だったりね…、そんな処方になると思います。

で…、なぜ、自律神経の症状で、鍼灸治療の場合、手首のツボや、足三里や、百会を使うのか?…という事ですが…

「東洋医学的には、手首のツボや、足三里や、百会というツボは『気』を鎮める効果があるツボで…」とか「気持ちが安定するツボだから…」という説明になると思うんです。

現代医学的な解説で説明するとするならば…、手首周辺のツボや百会の現代医学的な説明はしづらいけれども、足三里なら、科学的なデーターも発表されてるので、ある程度、現代医学信奉者の人も納得できると思うんですね!…(^_^;)

足三里の刺激は鎮痛作用や抗炎症作用の効果があるという事は、実験結果として発表されているデータがあるんですよ!

昔、学生の時に生物の授業で習ったと思うのですが…、人の身体には伝達物質のアドレナリンとかノルアドレナリンっていうモノがあるんですけど、これって、痛みや恐怖や不安とか集中力とか血圧とか…色々な事に関わっているモノなんです。…足三里はアドレナリンとノルアドレナリンのバランスを整えたり、…ドーパミンという、脳で意欲や幸福感をもたらす物質があるんですが、足三里の刺激が坐骨神経を通って、脊髄を経由して脳へ行き、脳幹を経て遠心性の迷走神経を興奮させて、副腎と言われる腎臓の上にある、腎臓の帽子のような、ホルモンを放出する臓器の髄質を活性化させて、ドーパミンの分泌が促進されるんですよぉ~。

簡単に言えば…足三里への刺激は、胃腸を整えたりする事で有名なツボではありますが、その他に、物事に対する意欲を高めたり、幸福を感じたり、覚醒作用が働いて集中力が高まったり、パフォーマンスを高めたりする事が出来るというツボなんです。

あと…

ご存知の通り、自律神経は内臓を支配していると言っていいほど、内臓の働きに大きく関係していますから、自律神経が乱れると、内臓の不具合が出るのも当然の話です。

なので、自律神経の不調が胃腸に出れば、食欲が無くなったり、便秘になったり、下痢をしたり、様々な胃腸の症状が出ますし…、循環器に影響が出れば血圧だったり、不整脈だったりね…。肝臓に影響が出れば血液検査で引っ掛かるでしょうし…、色々な症状が出るわけですよね!

多分、体調の変化を感じたりした場合、最初は症状ばかりに気を取られがちになるのですが、臓器が悪いのではなく、実は自律神経の乱れが原因だったりって事も多いんですよねぇ~。…病院に行って「検査結果としては異常が無いですねぇ~」と言われた場合、御自身の生活パターンを振り返って、ここ最近、自律神経が乱れるような事がなかったか?…を探ってみる必要があったりもしますし、今年の夏は気温が40℃を超えたりして気温差が激しい日常を送らなければいけない感じでしたから、御自身でも気が付かない内に、自律神経がダメージを受けてしまっている場合も考えられます。

自律神経って、交感神経と副交感神経の2つを総称して、自律神経って言うんですが、車で言うとアクセルの働きが交感神経で、ブレーキの働きが副交感神経なんですよね!車と一緒でブレーキとアクセルを上手に使い分けて運転していれば、故障したり、部品の摩耗度も少なくすんで、長く使えるものなんですけど、アクセルとブレーキを同時に踏んでカーブを曲がるような激しい運転をしていたら、車体のダメージが顕著に出てくるのと同じで、人の身体も自律神経(交感神経と副交感神経)を上手に使わないと、何かと不具合が出やすくなったりします。

不具合が出ても、若い頃なら、体力にモノを言わせて、ある程度のダメージも、若さでカバーできたりしますが、年齢を重ねると、なかなか、そうもいかなくなるものです。

現代医学でも自律神経を整える特効薬は無いのであるならば、患者さん自身が日常生活の改善で、自律神経の安定を図らなければいけないわけなんですよねぇ~。でも、なかなか一人で自律神経の安定を図る事って、難しいのも事実です。

鍼灸治療に対して違和感というか、鍼灸治療に対して「本当に効くの?」…と、疑いを持っている人は、一定数いらっしゃるので、その人達には、何を言っても聞く耳を持ってもらえないとは思いますが…(^_^;)

自律神経の不調に対しての鍼灸治療って、かなり効果的ですよ!

ただ、いつも言うように、どの症状に対しても、症状を改善するためには、鍼灸治療だけではなく、患者さんの生活パターンや思考の改善は必須です。

そこで注意しておかなければいけない事は「焦りは禁物!」…

風邪は喉とか鼻などの上気道に、ウイルスが炎症を引き起こす事で症状が出るわけなんですが、その時に身体の免疫力とか自己治癒力が正常に働き、薬の効能に助けられながら1週間…もしくは2週間で治るものですよねぇ~。

でも、自律神経が不安定になり、体の不調を感じた場合は、菌やウイルスなどの外敵が原因ではなく、自律神経の疲弊が原因で起こる不調なんですよねぇ~。しかも、自律神経を整える特効薬は無いわけなんですよぉ~。…となると、自分自身で体調を立て直していかなければいけないわけなので、1~2週間で、すぐに治るというモノではない。…と考えていいと思います。

人間の細胞が新陳代謝で入れ替わる期間は、部位や臓器にもよりますが、数日で入れ替わるモノもあれば、3~4か月かかったり…、1年~3年ほどかかったりするものなので、そこを踏まえて、自律神経の不調による症状の改善は、患者さんの体力や若さで差は出ますけど、おおよその目安として、自分自身で体調を立て直す場合、体の変化を感じ始めるのが3~4か月後で、完全に治るまでには1年~3年ほどかかると思っておいた方が良いと思います。

で…、僕らが行っている鍼灸治療は、患者さん御自身が体調を立て直そうとしているのを、少しでも早く治るようにサポートしていく…。

これが鍼灸の役割なんですよねぇ~♪

過度な…ストレス

鍼灸院に初めて治療を受けに来られる人は、最初は「肩が痛い…」「腰が痛い…」「背中が…」「首が…」という、いわゆる…鍼灸院にありがちな症状を訴えて来院されるのですが、通院する回数が増えると、最初の愁訴とは違う、「眠れない」だとか、「喘息が…」とか、「胃腸の具合が…」などなど、色々な症状を訴える人が多いんですよねぇ~。

これも、最近、よく言われているので、御存知の方も多いと思うのですが…、人間って、今、一番痛い痛みや、辛さを感じるようになっていて、2番目、3番目の痛みや辛さは、体に備わっている、痛みを抑制する機能が働いて、2番目、3番目の痛みや、辛さを感じないようにしているから、1番目の痛みが治ると、「次の方!!どうぞぉ~~!」と、順番を待っていた2番目の痛みを感じるようになるので、患者さん的には「痛む場所が変わった!」とか「今までは痛くなかったのに、今度はココが!!」と、体の変化を不思議に思う人も多いかと思います。

体に無理を強いていなくても、日常生活の中で、老化や疲れで、体の不具合は起こりやすいものです。身体が健康体に近い人でしたら、1つの症状が治ると、健康体に戻れるのですが…、体に無理を強いて体調が悪くなった人は、玉葱の皮をむくように、2番目、3番目の痛みが、症状として次から次に出てくるという感じになるんですよぉ~。

ちなみに…

痛みを抑制する機能で働いているのが、ノルアドレナリンとかセロトニンという神経伝達物質なんですけど、慢性的なストレスに晒されると、セロトニンの神経の働きが阻害されるので、痛みに敏感になるんですよねぇ~。鬱病の人って脳内のセロトニンの分泌が少なくなるので、痛みを抑制する働きが機能しなくなり、色々な体調不良を訴える特徴があるんですよぉ~。

余談ですが…

先日、ラジオを聴いていたら「鬱は大人の嗜み…」っていう言葉を聴いて、「あぁ~…なるほどぉ~!」って思ったんです。…今は30年~40年前に比べて、景気も悪いし…、こんなにも混沌とした世の中で…、夢も持てなくなってしまっている今日この頃…、敏感な心を持ち合わせていたら、鬱病になるのも当然だと思うんですよねぇ~。

…鬱も、重症から軽症…と色々な症状がありますが、鬱を一度も経験した事がない人は、精神的にタフなのかもしれませんけど、裏を返せば、何かが麻痺している状態なのかも…とも思えます。

「鬱は大人の嗜み…」かぁ~~~。…この言葉、誰が言い出したんでしょうねぇ? なんか…人の心を感じとれる素敵な言葉だなぁ~って感じたんですよねぇ~。

話が脱線しましたね…(^_^;)

鍼灸院に治療を受けに来られる患者さんに対して、初診を含め、数回の治療だと、その都度、患者さんが訴えている痛みを取る治療をして対応しますが、定期的に体調管理も兼ねて、数年のお付き合いになっている患者さんだと、治療者として、だんだん、その患者さんの体質だとか、性格だとかを、ある程度把握できてくるんですね!

そんななか、先日、数年のお付き合いになっている患者さんから「なんか…最近、色々と体調の不具合が出るんだよねぇ~…なんでかな?」…という言葉を聞いた時に、僕の頭の中に浮かんだ原因は…

『過度なストレス』

そう言えば…以前、森高千里が、ストレス♪ という歌を歌ってましたねぇ~♪(^^♪

ストレスが地球をダメにする♪ ストレスが女をダメにする♪ ストレスが男をダメにする♪

…って歌詞だったと思います。この曲って、何年前の曲でしたっけ? 確か…作詞は森高さん本人じゃなかったけ?…多分、80年代後半の曲だったように記憶してますが、歌になるくらい、ストレスは色々なモノにダメージを与えるという事は、誰もが理解している事ではあるのだけれど、今日…明日、体に大きな異変が起こる代物ではないし、慣れてくれば、やり過ごせる事でもある。…と思っている節もある…。

このくらいのストレスで、ダメージを受けているようでは、精神的に弱い人間だというレッテルを貼られてしまうかも知れない…という意識から、ストレスを跳ね返そうと頑張るんだけど、ストレスが蓄積すればするほど、身体が言う事を聞かなくなっていく…。

…これが、鬱の始まりだと思うんですよねぇ~。

ただ、人の成長過程において、逆境に立ち向かう気力を養うには、ある程度のストレスが必要になりますし、そのストレスに打ち勝つ事で、自分の…今の限界点を超えられたりもしますから、一概にストレスを悪者扱いするのも考えものですけど…

過剰なストレスは、色々な症状を引き起こすと考えていいと思うんです。

やはり…『過剰』というのがキーワードなんでしょうねぇ~。

例えば…

過剰なストレスで起こる体の反応として、筋肉的には、ストレスにより血行不良が起こるので、体のあちらこちらの筋肉が縮み、固くこわばる事で、筋肉痛を感じるようになる。…頭痛だったり、肩こりなどはコレですよねぇ~。

自律神経的には、自律神経は内臓を支配しているので、ストレスにより内臓の働きに不具合が生まれる。心臓に影響が出れば動悸が起こるでしょうし…、胃腸に影響が出れば、消化不良や、吐き気や下痢…、膀胱だと頻尿…。血管系だと血圧…。肺だと喘息…。などなど。

ストレスにより、ホルモンに異常が出た場合は、女性だと、生理不順や、肌荒れや、情緒不安定になったり、睡眠トラブルだったりしますし…、男性だと、イライラして怒りっぽくなったり、疲れやすくなったり、EDになったり、動悸やのぼせとか、不眠とか、多汗とか…

ストレスにより抵抗力も落ちますし、免疫にも影響が出るので、蕁麻疹などのアレルギー反応や…、風邪を引きやすくなったり、風邪が治るのが遅くなったり…

例えを列挙すれば、…正直言って、キリがないんですねぇ~。

探偵ドラマや、探偵漫画のように、原因を突き止めて「真実はいつも1つ!」と犯人捜しをしたら、原因は「ストレス」という回答で、全てが終わりそうですが、このストレスを無くす薬は、ありませんしねぇ~。人それぞれ、何がストレスになっているのかは、千差万別で、掴みどころが無い、定義しにくいものがストレスだと思うんですよねぇ~。

ストレスの原因は、日常生活の中で起こる出来事だったり、家庭の問題だったり、仕事の問題だったり、色々な事がストレスの原因だったりするもので…、各々が自分で解決していくしかないのが、ストレスなんですよねぇ~。

お腹が痛くなったり、喘息が出たり、頭痛がしたり、…何かしらの症状が出ると、モグラ叩きのように薬で症状をやっつけるように対処して、誰しもが健康を取り戻そうとするものです。

薬を飲んで症状が改善して、健康体として日常生活が送れるのであれば、それはそれでOK!…何も問題ないと思います。

ただ…、定期的に色々な症状に悩まされる。…もしくは同じ症状に悩まされたりして、「なんか…最近、色々と体調の不具合が出るんだよねぇ~…なんでかな?」…って感じるようになってきて…、薬の量が増えたり、今まで効いていた薬が効かなくなったり…、体が健康体に戻らない時は、ストレスが原因かも…と考え、御自身の生活を見直して、出来る限りストレスを遠ざけるようにしてみて下さい。

まだ症状が軽度の症状であれば、ストレスを遠ざける事で体調が改善すると思います。

ただ…、無理が祟ってしまって、症状が重症な場合は、現代医学・近代医学の力を借りないといけない場合もあるかもしれません。

でも、そうなる前に、身体は、色々な痛みや症状を発する事で、心や体の異常を教えてくれようとしています。そういう時は、体の声に耳を傾けて体質改善・生活改善をして下さいね!

鍼灸治療は、そういった体質改善をサポートして手助けしていきます。

懐古主義というわけではないんだけど…

時々…、人の話を聞いていて…「そりゃぁ~言い過ぎじゃない? 当時はそれで精一杯だったんだろうからさ…」って思う事があるんです。

鍼灸を生業にしていると、鍼灸って、事あるごとに現代医学と比較されて「科学的ではない!」とか「エビデンスに乏しい!」とか「古臭い!」とか「怪しい!」とか「熱いの嫌い!」「痛いの嫌!」…(^_^;) などなど…、色々な事を言われるか…、もしくは言葉に発せられなくても、相手の表情が物語るというか…、話し相手の表情の片隅に怪訝さを感じる事があったりするんです…。

鍼灸院に鍼灸治療を受けに来られる人達は、そんな事はありませんけどね…

現代医学の信奉者というか、東洋医学や鍼灸医学に理解がなく、現代医学の治療しか受けた事がない人と話をしていて、話の流れから「今、どんな仕事をしてるの?」って質問に「鍼灸師です!」って答えると、時々ですが…怪訝な表情をされる事があります。まぁ~…僕が相手の表情から読み取って察知してしまうんでしょうねぇ~…(^_^;) 

過去の経験から言えば…

好奇心旺盛な人だったら、怖いもの見たさで、「効くの?」と聞いてくる人もいたり…

「このバネ指!治して!」と挑戦的な態度で接する知人もいましたし…(^_^;) 

時々…「興味あるんだけど!」と、色々な質問をする人もいたりと…

その都度、反応は人それぞれではあるのですが…

過去を振り返ると、鍼灸師になりたての頃は、訝しげな感じをあらわにする人は、鍼灸に対しての訝しさなのか?…それとも僕、個人に対する不信感なのか?…それとも僕の人徳の無さが原因か?…(^_^;)…などと、色々と勘ぐってしまいがちになり、自己嫌悪とはいかないまでも、「何でなんだよぉ~!」と、軽く憤りを感じる事も多々ありましたねぇ~…(^_^;) 

…でも、もう鍼灸師を23年以上やっていると、心臓にも毛が生えたのか…「理解しようとしない人には、何を言っても理解しないだろうなぁ~」…って達観視するようになりましたけどね…(^_^;)

話は変わって…

僕は子供の頃から歴史が好きだったんです。

ここ数年前から、ハマってるのが、ポッドキャストで聴いているCOTEN RADIOという番組なんですけど…、3人の福岡の若者が…、…確か僕より年下だと思うので「若者」という表記にしておきますが、この人達が、多くの歴史資料や本を読み漁って、詳しく話してくれる歴史解説が、とても面白いんですよぉ~♪

初回の吉田松陰編から聴いてるので、もう…随分、楽しませてもらってますねぇ~。

そんな中、今年の5月頃だったかな? アメリカで初めて女性の西洋医学の医師として活躍した、Dr.エリザベス・ブラックウェルの話を紹介してくれたんです。…面白かったですよぉ~。

ただね…ちょっとだけ…「確かに…それは…そうだけどもさぁ~」って思った場面があったんですよねぇ~。それは…11話中の5話目だったと思うんですが…、解説者のヤンヤンさんが、Dr.エリザベス・ブラックウェルが医学を学んでいた頃の、その時代の医学の現状を話されていたんですよねぇ~。

エリザベス・ブラックウェルって1810年生まれの人ですから、ちょうど、その頃は、細菌が発見されたり、X線が発見されたり、麻酔や消毒の知識が高まったりしていた頃ですから、まぁ~当時の医学レベルは、今の医学から比べると初期も初期で、今の常識から考えれば「マジで!?」って思うような事が、まかり通っていた時代だったと思うんですねぇ~。

その事を、ヤンヤンさんは、色々な本に書いてあった事案を紹介しながら、説明されていたんですけど、「当時は痛ければ、痛いほど効いている…」とかね…、「具体的な処置法として有名なのが、体を切って血をドバドバ体外に出す。瀉血ですね!…体に溜まった不要物とか有害物を血液と共に外部に排出させる…。だいたい、当時の医者は、これをやるんです。」という解説に、「わぁ~血を出せばいいと思っているんですね!」…と仰る、聞き手の樋口さん。

まぁ~ねぇ~…確かに、アメリカに限らず、200年前の日本でも…、時代的に言うと、江戸時代の後期…、漢方を薬として使っていたけど、当時、漢方薬も高価でしたから、薬を買えるのは裕福な人しか薬剤療法は行われていなかったわけで、当時の日本で、一般庶民に行われる治療は、鍼・灸・もしくは瀉血の治療が頻繁に行われていたという記録が残ってますし、梅毒の治療に水銀が使われていたという記録も残っています。…皆さんが歴史の授業などで『解体新書』の杉田玄白って名前を一度は聞いた事があると思いますが、あの時代の話です。

それと、瀉血ではなく刺絡もこの頃に行われていました。…瀉血と刺絡の違いに関しては、後で解説しますね!

当時はヨーロッパやアメリカより、日本は少し現代医学のスタートは遅れてはいるものの、今みたいにインターネットの時代では、ありませんしねぇ~。江戸末期に蘭学の導入が始まった事を考えると、世界中の色々な所で、多少の時差はあるにせよ、同時多発的に現代医学が芽吹き始めたって事だと思うんですよねぇ~。

COTEN RADIOのエリザベス・ブラックウェル編で、ヤンヤンさんと樋口さんは、試行錯誤していたであろう頃の医学の事を、説明されていたと思うんですが、「当時は痛ければ、痛いほど効いている…」とか「血を出せばいいと思っている…」って言葉を聞いた時に、鍼灸師である僕としては…

「そうじゃないんだよなぁ~」

…って感じたんですよぉ~。別に、ヤンヤンさんと樋口さんが悪いって言っているのではなくて、一般の人の考えって、こういう感じなんだろうなぁ~って思ったんです。

僕が思うに…

現在の医学レベルと、過去の医学レベルを比較して、現代医学の優位性を高める事は避けるべきだと思うんですよねぇ~。

なぜかと言うと、それをしちゃうと、医学に関わった先人に対して失礼だと思うから…。

なんとなく…、現在の医学レベルと、過去の医学レベルを比較すると、誰もが過去の医学のレベルの低さを感じると思うので、個人的に、とても好きな COTEN RADIO ではあるんですが、ちょっと違和感を感じたというか、「意義あり!」って思ったんですよねぇ~…(^_^;)

誰しも最初は、試行錯誤はするものですし、現代医学であろうが、昔からある医学であろうが、医学って、色々な犠牲の上に成り立っていると思うんです。

今の時代だと、医学というものは、科学的根拠(エビデンス)があって、薬や手術で治す事が医学である。…って考えている人が多いと思うんですよねぇ~。

よく、薬効成分のない偽薬を、本物の薬と信じさせて服用させ、症状が改善する現象と言われる、プラセボ効果…別名、プラシーボ効果を取り上げて「これって偽薬効果ですよ!」と、メディアが偽物扱いするものだから、医療は効果のある薬を飲むことで成立する。効果の無い薬を飲むなんてナンセンスだ!…もしくは、悪い部分を手術で切除する事で成り立つ事が医療だと、一般の人は勘違いしてると思うんです。

例えば…、不安な気持ちが原因で体調を崩してしまった人の話を聞いてあげて、少しでも不安な気持ちを解消してあげるカウンセリングのような事も、立派な医療だと思いますし…。

麻痺してしまった部分の機能回復をはかるためのリハビリも立派な医療ですし…。

身体が冷えている事で体調を崩していれば、身体を温めれば、身体は回復するでしょうし…、その逆もありですしね!

鍼やお灸を使って体のコリを取ってバランスを整えるのも、立派な医療だと思うんですよね!

薬を使わなくても…、手術をしなくても…、医療というものは成り立つと思うんです。

ただ、症状や病気には程度があります。…重症だったり、軽傷だったりで、その都度、どの医療が適しているかは症状や病状によって変わります。…適材適所ってやつですよね!

人の身体って、凄く複雑でもあるのですが、単純な側面も持ち合わせてるんですよねぇ~。

悪い部分を手術で切除したり、薬を使わないと治らないような複雑な場合もあれば、食中毒のような場合は、早く体から悪い物を出す。…出す場合は、上から出すか!下から出すか!…嘔吐か下痢で、悪い物を体外に排出する事で体調は回復に向かうでしょうし、瀉血の場合も、基本は血液の循環が悪くなっている事が原因で起こる病気の場合、血流を良くしてやる事で、体調の回復を図る治療法なんですね! 昔は今みたいに居住環境が良くないので、寒くなると血行不良を起こしやすくなっていたんだと思うんです。

当時、瀉血は静脈をターゲットにして、出血を促すようにやっていたみたいです。度が過ぎると貧血を起こしていたという記録も残っていますが、今、現在、瀉血はやってはいけない行為になってます。…その代わりと言ってはなんですが、江戸時代の中期から、刺絡という毛細血管を対象とした治療法は、現在でも広く行われています。

刺絡と瀉血の違いは、ターゲットが違うという大きな違いがある事と、刺絡の場合は出血させる事が目的ではなく、体にかかる負担を最小限に抑えながら、血行を良くするという治療法で、平成17年に、首相だった小泉さんの国会答弁で「…三稜鍼などを用いての井穴刺絡などの刺絡は、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律に規定する、はり業に含まれると認識してよいか?」という質問に、首相の小泉さんが「…三稜鍼を用いた手技は、瀉血を目的とするものではなく、一般的には、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律(昭和二十二年法律第二百十七号)第一条に規定する「はり」に含まれるものと考えている。」…と答弁された記録が残っています。…この一文が国会の公式的な文章として残っているという事は、法的にも刺絡は鍼灸師が行う事が出来る医療行為の1つだという証明でもあると思うんですよねぇ~。

あと…、歴史好きの鍼灸師・漢方医・薬剤師なら『金元の四大家』の事は御存知だと思うんです。

今だと、ネットで『金元の四大家』と検索すると、AI君が答えてくれると思いますが…

中国の『金』という時代や、『元』という時代の、有名な4人のお医者さんの話です。

ある、お医者さんは、病気は熱によって起こると考えて、身体を冷やす事で病気を治そうとしていたり…。

また、ある、お医者さんは、悪い物が体の中にあるから病気になると考えて、吐かせたり、下痢させたり、汗をかかせたりして病気を治そうとしました。

また、ある、お医者さんは、胃腸を整える事で健康が維持できると考えて、胃腸を整える事に重きをおいた治療を得意としていましたし…。

また、ある、お医者さんは、陰陽で考えれば、人間の体は、陰が不足しがちだから、陰を補う事が、病気を治す最善の方法だ!…と、陰を補う治療をしていた4人の有名な、お医者さんを『金元の四大家』と言います。

今にして、この金元の四大家の考え方を見れば、どれも間違えではなく、昔から言われている、お婆ちゃんの知恵袋的な養生を基礎として、日常生活の中で、自分の体の変化に自分自身が気が付いて、その都度、対処する事で、健康は維持できる。…という事だと思うんですねぇ~。

現代は情報過多で忙し過ぎて、自分の体調の変化に気が付く余裕も、調整する余裕も無い!…そんな暇はないから、何か病気の症状が出たら薬を飲んでやり過ごす…。そんな生活が日常になってる人って多いと思うんですよねぇ~。

それと…

現代人の医療に対する要求って、なんとなく、無理難題を解決してくれる魔法の杖や呪文みたいなモノを求めているような…そんな感じがするんですよぉ~。本来ならば、人間の体は、複雑であるけど、単純でもあるから。単純な行為で治せるうちに治しておいた方が良いって事を、もう一度、認識しなおした方が良いと思うんですよねぇ~。

懐古主義では無いんだけど、古いものや、古いと思われている思考や、先人達の知恵を、利用するというか…、今一度、見直す事が必要だと思うんですよねぇ~。