モチベーションを削る言葉…、テンションが下げる言葉ってありますよねぇ~。
先日、あるレストランのSNSを見ていたら、スタッフの方が…
「お客さんは悪気はないんだけども…」という解説付きで…
『「行きたいお店に予約を入れようとしたんだけど、ことごとく断られてしまって…悲しかったけど、ココが開いていて助かりました。」っていう本音は、スタッフのモチベーションを削るので…(笑)、心にとどめておいていただけると大変ありがたいです…』…的な書き込みを読んで…
あぁ~…そういえば、鍼灸院でも、患者さんは悪気はないんだろうけど、患者さんからモチベーションを削る言葉を言われた事があるよなぁ~って思い出したんです…(^_^;)
ジャブ的な…軽い感じで、モチベーションを削る言葉としては…
「近所だから…来てみました…」
…という言葉…。
患者さん的には「近所なんですよ!」っていう事を伝えたいとか…、挨拶がてらというか、会話のきっかけとして「御近所さんだからよろしくね!」的な感じで…、な~んにも悪気はないとは思うんですが、僕の性格が捻くれているからか…(^_^;)…この言葉を聞くと「この患者さんは、別に、僕じゃなくても、近ければ…どこの治療院でもいいって事なのかなぁ~?」って思っちゃう時があるんですよねぇ~。
僕の心が穏やかな時は、そんな事は思わないんですけどね…(^_^;)
冷静に考えれば、僕自身が、ちょいと卑屈すぎるのかもしれないけど…(-。-)y-゜゜゜ この言葉を聞くと、軽~~~くですが、モチベーションを削られるような気がするんですよぉ~。
…で、
今までで、一番モチベーションを削られた言葉として、覚えているのが…
「昨日、病院で痛み止めの注射を打ったしね!」…です。
これは、腰痛だったか?肩が痛い?…という主訴で来られた患者さんだったと思うんですが…
同じような言葉を、初めて来院された患者さんからも、久しぶりに来られるような患者さんからも、…何人か…から…聞いた事がある言葉なんですよ!
その言葉は、こんな感じで発せられます。
「整骨院とかマッサージに通ってたけど痛みが取れず、昨日も病院で痛み止めの注射を打ってもらったけど、あまり変わらないんですよね!…鍼灸でなんとかなりませんか?」
…というような症状を訴える患者さんで、まぁ~僕なりに精一杯、できる限りの事をして、治療を終えて、ベッドから起き上がってもらい「どんな感じですか?」と尋ねたら…
「そうですね…、痛みが無くなったわけではないけど、だいぶ楽になりましたね!…まぁ~昨日、病院で痛み止めの注射を打ったしね!」
…って言われた時、正直言って…膝裏を膝カックンされた気分になり、「あぁ~そうですか…」って苦笑いするしかない感じになったのを思い出しますねぇ~(^_^;)
僕の本音としては…、「まぁ~百歩譲って、そうかも知れんけど…。昨日、病院で打った痛み止めが、今になって効いたのかもしれんけど…、この状況で、鍼灸治療を受けて痛みが和らいだのなら、昨日、病院で打った痛み止めの注射の事は言わなくていいんじゃない?」
…って言葉が、その時は、喉元まで出そうになりましたもんねぇ~…(-_-;)
まぁ~…「昨日、病院で痛み止めの注射を打ったしね!」に限らず、悪気はないんだろうけど…、鍼灸院には来ているものの、この人は心のどこかで、鍼灸治療を認めてない人なんだろうなぁ~…って思うような言葉を、何人かの患者さんから言われた事があります。…まぁ~…23年、鍼灸院をやっていれば、そんな患者さんが3~4人いても不思議じゃないですけどね…。
確かに、こういう言葉を聞いちゃうと、モチベーションは削られちゃうから、鍼灸治療を認めてなくても、心にとどめておいていただけると大変ありがたいですねぇ~…(^_^;)