鍼灸!取って出し7(エッセイ)


福岡|鍼灸師|はりきゅうふくた

針灸・健康に関してのエッセイです。

鍼灸取って出し Vol.7

ホームページ 内の『ニュース』『ブログ』の中で、鍼灸や病気や健康に関する事や日頃,思った事などを抜粋して掲載してます。エッセイの感覚で読んでみて下さい。


・腰痛の時の風呂の入り方


時々、患者さんから「今夜は風呂に入っていいですか?」…と尋ねられる事があります。血行が悪くて、痛くなった人は、風呂で温めれば良くなる!…と思われる事でしょう。

でもね…

腰痛に限らずですが、腰痛の場合、特に風呂の入り方も注意しなければいけない時があります。

まず、何が原因で腰痛を起こしているのか?
例えば、打撲の場合…、皮膚表面に炎症が起こっていなくても、筋肉の深い所で炎症が起こっていたり、出血が起こっている場合があるので、風呂は2~3日入らない方がいいでしょうねぇ~。

尻餅や転倒、打撲などが腰痛の原因ではない場合、何らかの筋肉疲労が腰痛の原因となる事が多いので、風呂で湯船に浸かり身体を温める事で、血行が良くなり腰痛の症状の軽減を期待できます。

軽減が期待できるには…できるんですが…

腰の、どの部位の筋肉が原因で起こっている腰痛かによって、風呂の入り方も変わってきます。
表層の腰の筋肉の疲労が原因で起こる腰痛の場合は、多少、熱めのお湯に入っても問題無いんですが、腰の深部の筋肉疲労が原因で起こる腰痛の場合は、熱めのお湯に入ると、湯船から出られなくなるような事が起こってしまう場合があります。

なので…守るべき事は…
表層の筋肉が原因の場合、熱めのお湯はOK。(熱くても、せいぜい41℃~42℃)

深部の筋肉が原因の場合は、ぬる目のお湯(38℃~40℃)

深部の筋肉が原因の場合は、ぬる目のお湯で芯から温まるような、お風呂の入り方をしなければいけないんですね!

歩く事がままならない状態…
深部の筋肉が原因の腰痛の場合、おおよそ腸腰筋の動きが悪くなって腰痛が起こっている事が多いので、起き上がったり、歩く事がままならない状態になりがちです。

こういう時って…
やはり、血行が悪くなる事で腰痛が起こるので、深部の筋肉が原因で起こる腰痛の時に、熱いお湯に入ろうものなら、お湯の熱さによって、深部の血液が表層に集まり、深部の筋肉の血行不良が一段と酷くなり、動けなくなってしまうんですねぇ~。

だから、深部の筋肉が原因の腰痛は、お風呂に入る場合、熱いお湯は御法度なんですよ!


・食事指導とか栄養指導

先日、Twitterを見ていたら「鍼灸師のみなさん、患者さんに食事指導していますか?」「鍼灸師が根拠をもって食事・栄養指導ができるようになるためにすべきたった1つのこと」…というようなHPに出くわしたので、覗いて見ると、結構、面白い!

食事指導栄養指導

タンパク質は胃酸の出が悪いと吸収されにくい…
「内出血を起こしやすい=血管のコラーゲン不足…。コラーゲンはタンパク質・鉄・ビタミンCで出来てるんだけれども、タンパク質は胃酸の出が悪いと吸収されにくい…。胃酸の出が悪い原因は胃薬を常飲していたり、ピロリ菌だったり、ストレスで胃の動きが悪くなっていたり、胃の切除手術を受けていたり…。 腸に未消化のタンパク質がいくと、未消化のタンパク質は悪玉菌の好物なので便が臭くなる…。」

などなど…。

常に臨床に即した生理学を教えてくれてた…
読んでいて「そう言えば、学生の頃、生理学で石川先生が、同じような事を言ってたな…、って思い出しました。

鍼灸の専門学校で生理学を教えてくれた石川先生って、鍼灸師じゃなく、医者だったからか、他の先生とはちょっと違い、不思議な雰囲気を纏った先生だったけど、常に臨床に即した生理学を教えてくれてたから、授業も面白かったんですよねぇ~。

だから、当時、授業もICレコーダーで録音して、家で聞き直しながらノートも作ってましたもん!あのノート…。まだ手元にあるから、もう一度、読み直してみようかな…。

ちょいと思うところがありまして…
でもね…食事指導とか栄養指導に関しては、ちょいと思うところがありまして…

最近、自分自身、自分の身体の事を考え、食生活を見つめ直して考えると…、食事指導とか栄養指導って、どうしても、タンパク質がど~のこ~の…、ミネラルとか、ビタミンとか、Mgがど~のこ~の…と、細分化した感じで、ミネラルが多く含まれている食材は、コレコレ…。ビタミンが多く含まれている食材は、コレコレ…。だから、コレを食べるようにしましょう!…的なアドバイスになるよなぁ~って感じるんです。

ちょっとアバウトな感じではあるんですが…
細分化した食事指導とか栄養指導を受けると、最初は「あっ!ビタミンを摂らなきゃ!○○を食べよう!」と極力、摂取するように心がけると思うんですが、正直言って、長続きしなくなると思うんです。

ちょっとアバウトな感じではあるんですが、食事指導とか栄養指導って「旬のものを、よく噛んで、ゆっくり食べる」…これでいいんじゃないかな?って思うんですよね。…この方が長続きするようなきがするんです。

あとは、毎日、身体を動かす。…まぁ~所謂、運動ですね!理想としては1日8000歩だそうです。

旬の食べ物を、よく噛んで食べて、1日8000歩…歩く。

今、読んでる内田樹さんの本に、「天下無敵」とは、誰かと戦って誰にも負けない人ではなく、どこでも寝れて、誰とでも友達になれて、何でも食べれる人…というような事が書いてありました。

だよねぇ~!(^^;)


・漢方薬に変えた方がいいですかね?

時々、鍼灸の施術中に患者さんから「実は胃の調子も悪くて、お医者さんか○○という薬を出されて飲んでるんですが、あまり効かない感じなんですよねぇ~…漢方薬に変えた方がいいですかね?」というような事を尋ねられたりします。

多分、患者さんからすれば、鍼灸=東洋医学。東洋医学=漢方。…ならば、鍼灸師に漢方の事を尋ねてもいいかも…。という感じで話されていると思うんです。

薬と一言で言っても、何種類かに分類されていて、簡単に分けると、お医者さんが処方する薬と、薬局で簡単に買える薬。

…この分類の仕方でいうと、お医者さんが処方する薬は第一類医薬品で、リスク的には高く、「使用に注意が必要な薬で、副作用等で健康被害が起こる怖れがある医薬品。」とあります。

普通に薬局で買える薬は、第二類医薬品と第三類医薬品で、全てではないけれど、ある程度の漢方薬は第二類医薬品に分類されています。リスク的には中くらいで「日常生活に支障が出るほどの副作用の恐れがある医薬品。」…とあります。簡単に薬局で買う事ができるけれども、間違った使い方をすると、日常生活に支障が出るほどの副作用の恐れがある。というのが第二類医薬品。…と言う事は登録販売者や薬剤師や医師のアドバイスをもらった方がいい薬とも言えます。

第三類医薬品は、リスク的は低く、「薬剤師、又は登録販売者による情報提供についての義務はなく、日常生活に支障をきたすほどの健康被害が生ずる怖れがあるわけではないけど、多少の注意を必要とするもの。」とあります。所謂、シップとか軟膏や調整剤や…リポビタンDやユンケルなどのドリンク剤も第三類医薬品の分類になります。

2009年施行の改正薬事法で、一般用医薬品は情報提供の必要性の程度によって第1類、第2類、第3類の3種に分けられる事になった訳ですが、これにより、使用する薬品に危険性が少ない第2類・第3類が業務に伴う程度であれば、鍼灸院で使用可能な医薬品として認められているようです。

しかしながら、正直言って、鍼灸師が全員、漢方薬の事を熟知している訳ではなく、また現代医薬の事を知っている訳では無い事も事実です。まぁ~…、一般の人より、少し知ってるっていう感じですかねぇ~。

「餅は餅屋」という言葉があるように、専門家は、素人にはとうていかなわない質のよい仕事をするわけなので、薬の指導を受けたければ薬剤師に尋ねるのが一番だと思います。

ただ、一言、鍼灸師の僕が間違ってないアドバイスをするならば…
薬は治ろうとしている体の手助けをしているだけだという事です。

例えて言えば、体力が無くて、筋肉をつけて体力を高めたいという人が、運動するのは辛いから運動はしたくない。しかも、食事の制限はしたくないから、食べたいモノばかり食べる。生活習慣も変えたくない。でも筋肉をつけて体力を高めて健康になりたいから、プロテインを飲む。

薬だけで治そうとするって、これと同じ事をしてるって事ですよね!?

まぁ~筋肉、髪、爪、皮膚、体内の血液、臓器など、すべてタンパク質で作られていますし、タンパク質は体をつくる上で欠かすことのできない栄養素の一つですが、タンパク質を摂取しているだけでは体力が上がらない事は、誰でも理解できると思います。

ですから、漢方薬だろうが現代医薬であろうが、それだけに頼っていてはダメだという事ですよねぇ~。



・理解するのではなく、理解しようとする姿勢で学ぶ

里帰りをすると、事あるごとに漢方医の父から「通り一辺倒な治療ばかりしていたら、必ず壁にぶつかるぞ!古典を勉強しろ!」と、よく言われます。(最近はコロナ禍で里帰りはできてませんが…)

鍼灸師になって18年目ですが、とりあえず…と言いますか、父の言いつけを守り、日頃から鍼灸の古典を少しずつ学んでいるつもりではありますが、この5~6年、なんとなく…学会というモノから足が遠のき、集まりに顔を出す事もせず、そのままコロナ禍に突入したもので、この1~2年は人が集まるような学会は無いだろうなぁ~と思って今に至ってます。

僕の持論としては勉強は教わるだけが勉強じゃない。考える事も勉強だと思っているので、日頃から鍼灸の古典の専門書ばかりではなく、鍼灸関係に固執せずに、色々なジャンルの本を読みながらも、何か治療に役立つモノはないか?…この考え方って古典の、あの考え方と似てるな…。などと関連付けながら勉強してます。

でも一人で勉強していると「これでいいのかな?」と思う事が度々あるので、やはり学会で人とのコミュニケーションをとりながら勉強した方がいいのかな?…と思ったりもします。

話しは少し変わって…

去年からPodcastで『歴史を面白く学ぶCOTEN RADIO』という番組を、よく聞いているんです。まぁ~僕が歴史好きというのもあるんですが、このCOTEN RADIOってメッチャ面白いんですよぉ~!僕も本を読むのは好きですが、このCOTEN RADIOの深井さん、ヤンヤンさん、樋口さんはホントに多くの本を読み、歴史の人物像だったり、時代背景だったり、経済の事だったりを端的に分かりやすく解説してくれるんですよねぇ~。

高校生の頃に、こんな授業を受けてみたかったなぁ~。…(苦笑)

COTEN RADIOは過去の放送も聴けるので、全部、聴いていたつもりでいたんですが、ど~も聴きぞびれていた回があったみたいなんです。youtubeでもCOTEN RADIOが聴けるのですが、youtubeのオススメに、COTEN RADIOが出ていて、クリックしてみたら、聞き逃していた番外編だったんです。

これがねぇ~、いい話だったっんですよねぇ~。
この番外編を聴いて「あぁ~鍼灸の古典を学ぶ姿勢ってコレなんだなぁ~」って思ったんですよぉ~。

この番外編は、深井さんの暗黒時代を吐露する?番外編だったんですが、「人を知るには時間をかけなければいけない…」とか、「反復練習は筋肉強化のようなもの…」「人を機能(道具)としてみるとチームは崩壊する。」「チームを組むと出来る人と出来ない人に分かれるが、感情・情熱がチームをつなぐ…」などなど、深井さんが色々なベンチャー企業を立ち上げる時に、得た心得のような話しも面白かったんですが、これだけ歴史の本を数多く読み、歴史を学んでいる深井さんが「人を理解する事は人間には出来ない…」って言った一言が、目からウロコでしたねぇ~。

歴史上の人物を勉強すればするほど分からない…。人が人の事を理解できないのは当たり前で、大事なのは理解しようとしている精神のあり方が一番大事で、そこが人の感情に影響を与える。

この話を聞いていて、鍼灸の古典を勉強する上で必要なのはコレだって思ったんです。

例えば…「A君がB君の事を理解しているか理解していないかなど、B君にとっては、どうでもいい話で、B君にとってはA君がB君の事を理解しようとしている事が大事…」

…よく考えると、これって、鍼灸の古典を勉強だけじゃなく、それ以前の…人との付き合いに一番必要な事ですよねぇ~。

長年、生きてると「この人嫌い…」「これ…嫌い」「このやり方…嫌い」…と人生経験というフィルターがかかりがちだけど、理解しようとする姿勢は、このフィルターをかけない事なので、ある意味、とても難しく忍耐力が必要だとも言われてました。

…でも、分かろうと姿勢で挑んでも、どうせ理解できないけど、この姿勢が大事。

鍼灸の古典を勉強する時には、理解するのではなく、理解しようとする姿勢で学ぶ…コレが必要な事だなと思ったんです。

ヤンヤンさんも良い事を言ってたなぁ~

人はすぐに分かろうとして判断してしまうけど、判断しない事の苦しさに堪え忍ぶ忍耐力が必要…

う~ん…耳が痛いゎ…(^-^;)

鍼灸の古典って、陰陽だったり五行だったりと、取っつきにくい理屈や、「ホントかいな?」と思うような事が書いてある本を読んで勉強をしなくちゃいけなくて、鍼灸師になろうとしている学生さんにとっても、難しい分野に思えるかも知れませんが、理解するのではなく、理解しようとする姿勢で学ぶ…。どうせ分からないんだけども、これを反復する事で、何かが生まれる…。何か自分なりの理屈や方法が出来上がるんでしょうねぇ~。


・健康を脅かす悪者とされているモノ

僕らは、とかく…良い?悪い?…で物事を判断しがちになりますが、情報過多な、この社会情勢では「本当に良い?悪い?の2つに分けるだけで解決するのか?…本当にそうなのか?」と思うんです。一度、第三者的な立場で考えてみる思考が必要な時代だと思うんですよねぇ~。

情報の発信源が偉い先生や、お医者さんなど…学歴が高そうな人が言う事は無条件に「正しい!」と思ってしまうのは、僕が学歴社会の構図の底辺にいるからなのかも知れませんが… (^-^;)…学歴コンプレックスなのかもしれない…(苦笑)

学歴が高い人が言おうが、学歴が低い人が言おうが、これだけ情報が多いと、一度疑ってかかる必要があると思うのと同時に、自由な発言が許されている社会において、情報発信している側が悪いわけではなく、受け取る側が二分法で物事を捉えてしまう所に問題があると思うんです。



「健康」というお題目で、いつも悪者にされるのは「タバコ」「酒」「ストレス」

タバコは「百害あって一利なし」と言われ続けて久しいですが、そんなに体に悪いのならば、麻薬のように禁止してしまえばいいのに…と思うのだけれども、税収が無くなるのが嫌なのか?…それとも、そこまでは害はないけど、いつの世も悪者は必要だから、悪者として存在させておくことに意味があるんだ…という考えなのか?

外国での喫煙自粛のブームが日本に入り、右にならえしている所が日本らしいなぁ~って感じますが、副流煙の問題や肺疾患の原因としてタバコがやり玉に挙げられるのも、納得がいく部分もあるのだけれども、本当にタバコだけが悪者なのか?って思うんですよねぇ~。

煙自体が肺疾患の原因であるならば、タバコだけではなく、焼き肉屋や焼き鳥屋の煙も原因になりうるだろうし、鍼灸院で言えば、お灸の煙も無害とはいえません。通常のお灸なら、そこまで煙は出ませんが、棒灸や灸頭鍼を使う場合は換気をしっかりしないと、治療院が霧の摩周湖状態になってしまいます。

「いやいや…煙草の煙にはニコチン、タール、一酸化炭素の他にも70種類以上の発がん性物質が含まれていて…焼き肉屋・焼き鳥屋・鍼灸院の煙とは訳が違うんじゃない?」と仰る方がいらっしゃるかもしれませんが、まぁ~煙草の煙だけではなく、排気ガスや工場の空気汚染も同じようなモノだと思うんですよねぇ~。まぁ~好んで汚染された空気を吸わなくてもいいじゃないか!…という意見には、僕も「だよね!」と思いますが、煙草を吸う…吸わないは、趣味嗜好の部分ではあると思うので、「まぁ~体に気をつけてねぇ~」くらいな事しか言いません。

まぁ~…「8割以上の肺がんの誘因はタバコだ!」という研究結果があるようですが、大気汚染も原因の一端を担っているという研究結果もあるようです。

そこで、ひとつ疑問に思うんですが、8割以上、タバコが原因で肺がんになるのであれば、昔の方が喫煙する人が多くて、今は喫煙する人が少なくなっているのに、昔より、今の方が肺がんの罹患数が多いのはどういう事なんでしょうか?

成人喫煙率 全年齢の平均は 平成元年の記録では男性の喫煙率が 61.1%、女性が12.7% だったのに対して、平成30年の記録では男性の喫煙率が 27.8%、女性 8.7%になってます。やはり、昔の方が喫煙率が高いんですよねぇ~

で…肺がんの近年の罹患数が高い。

成人喫煙率の変動と肺がん罹患数の年次推移を見ると「8割以上の肺がんの誘因はタバコだ!」って言われても「おやぁ~???」って思いませんか?

僕はタバコは吸いませんが、火を付ける前のタバコの葉っぱの匂いは好きなんですよねぇ~。

嗜好品として喫煙者がマナーを守ってタバコを吸うのであれば、問題はないんじゃないかな?って思うんですよ…。病気と一緒で、物事には程度というモノがありますから、「過ぎたるは及ばざるがごとし…」という、ことわざがあるように、やり過ぎると体に悪いよ!という範疇のもので、目くじら立てて喫煙を根絶させる事が良い事だ!という思考は、なんだか肩身が狭い、嫌な世の中だなぁ~って感じます。

…えっと…何ていう本だったかな? 以前、内田百閒さんの本に書いてあったんですが、「煙草も吸わず、酒も飲まない生活をしていて、体調が悪くなって病院でお医者にかかった時に「原因が分からない…」と言われると途方にくれてしまうので、私は酒も煙草もやめない…。」っていう内田百閒さんらしい屁理屈…(苦笑)

こういう発想…いいなぁ~って思うんですよ…(^-^;)

お酒も「酒は百薬の長…」ということわざがあり、何となく適度なら体に良いんでしょ!という感じですが、研究者が解剖学的な視点のみで、飲酒を語れば、アルコールは肝臓に負担をかけるものでしかなく、「酒は百薬の長…」ではなく、「百害あって一利なし」となるわけなので、TVなどで「お酒は体に悪いです!」と話題として取り上げると、何人かの人は、その情報を鵜呑みにするわけですよねぇ~。

確かに解剖学的に言えばアルコールは肝臓に負担をかけるものですが、お酒の味を楽しんだり、開放感を味わったり出来る、精神衛生面での利点は全く除外されている訳なんですよねぇ~。

お酒も煙草…同様、嗜好品なので「過ぎたるは及ばざるがごとし…」。適度に楽しむのであれば、何ら健康に問題は無いはずです。

お医者さんの常套句として使われる言葉…のNO.1が「ストレス」ですよねぇ~。

ストレスは酒や煙草のようにモノとして見えませんから、ストレスが原因と言われると、患者さんも、ぐうの音も出ないわけで「そうですか…ストレスですか…」としか言いようがない。

確かに精神的な要因が強い疾患はストレスが原因となるモノが多いんですが、健康的な人にとっては、ある程度のストレスは必要とされていて、本当にストレスが全く無い生活って、無音な部屋に入っている感じで、ストレスが無い生活って、最初は良いかもしれないけれど、長くは続かないと思うんですよねぇ~。

煙草を吸い過ぎて健康を害している人にとっては、煙草は健康にとっては悪者でしょうし、お酒を飲み過ぎて健康を害している人にとってはお酒は悪者でしょう。…ストレスも同じ。

適度に楽しむ…。という事さえ守れば、「タバコ」「酒」「ストレス」を悪者扱いするのは、いかがなモノか?っておもうんですよねぇ~。悪者を作り出さないとダメな社会って、あまり誇れる社会ではないと思うんですよねぇ~。

そうそう!話しは変わるんですが…

新型コロナのワクチンですが、モデルナとファイザーって、mRNAのワクチンですよね!?これって、抗体を作る設計図を体に入れる事で、抗原が体に入ったら設計図をもとに抗体を作る…という説明だったと思うのですが、2回接種…3回接種ってブースターをかけないと、体の中の抗体が「接種から3カ月後「抗体」4分の1に…」とか「接種約3ヶ月後に抗体価が低下する…」ってニュースやTVで抗体が少なくなるという説明が頻繁に行われてるけど、この抗体が少なくなるのって、不活化ワクチンや弱毒化されたワクチンなら理解できるんだけれども…、mRNAのワクチンって抗原が体に入る事でmRNAによって持ち込まれた設計図から抗体を作るんじゃなかったっけ?「抗体」4分の1に…っていう説明はmRNAワクチンでは通用しないんじゃないかな? それとも抗原が体に入らなくてもmRNAのワクチンが体に入った時点で、抗体って作られてるのかな?

うぅ~~~ん…謎だらけですなぁ~…。


・哲学と宗教と鍼灸

NHKの『最後の講義』って番組だったかな? …大分は別府の立命館アジア太平洋大学の学長さんの出口さんが講義されていて、番組を見ていて「この人の話、面白いなぁ~」と思い「この人の本を読んでみたいな…」と思ったもので、本屋さんで手に取ったのが『哲学と宗教 全史』

哲学?…宗教?…何で初っぱなから、こんな難しそうな本を選ぶの?

…って思われるかも知れないけど、NHKの『最後の講義』で出口さんの話しを聞いていたら、とても話しが分かりやすかったんですよぉ~!

なので、この人が哲学とか宗教の事を解説してくれるなら、僕でも少しくらい理解できるかも…って思ったんですよね!

僕自身、宗教に関して、そんなに詳しくなくて…、実家の宗教は…、たしか…「喝~~~!」ってお坊さんが言うから、禅宗だよなぁ~…。くらいの認識ですし、十数年前だったかな?ちょっと宗教に興味が沸いた時期があったので、井沢元彦さんの『ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座 』『仏教・神道・儒教集中講座』という本を読んで「ほほぉ~…なるほどな!」と、大まかに世界の主な宗教の概要を理解したくらいなもので、哲学に関しては、孔子…孫子…ソクラテス…プラトン…という哲学者の名前は聞いた事があるけれど、具体的に何をした人かは知らないなぁ~って感じです。

で…、この『哲学と宗教 全史』を読んでみたんですが、面白かったですねぇ~!

哲学とか宗教って、字面を目にするだけで、身構えてしまったり、人と話をしていても話題から外そうとしてしまいがちになるんですが、本の冒頭で、哲学って「何でかな?どうしてかな?」と疑問に思って追及する事ですよ!宗教も神様との対話なんですよ!と書かれていて、これまた「なるほどなぁ~」と、心の垣根を低くする事ができ、ページをめくりやすく読み進めることが出来ました。

実は…

鍼灸を学び始めて以来、常々、感じていたんですが、「鍼灸と宗教」「鍼灸と哲学」って、なんとなく似てる所が多いように思えていたんですよねぇ~。

宗教という言葉でひとまとめにされていますが、色々な神様がいて宗教も色々分類され、同じ宗教でも宗派が違ったりしますでしょ!?鍼灸も古典的な鍼灸もあれば、現代医学的な鍼灸もあり、中国の伝統的な鍼灸もあれば、中医学のような近年、色々な流派や考えをまとめたような鍼灸もある。

鍼灸(東洋医学)もそれぞれに開祖のような人がいて弟子達に技術や考えが受け継がれている。

まぁ~日本に鍼灸が伝わったのは、仏教伝来とともに伝わったわけですが、日本に限らず、鍼灸を世界的…歴史的にみると、何となく宗教と鍼灸って似てるような気がするんです。

1つ違う所と言えば、宗教に携わる人は、どこかに属さないといけないけど、鍼灸は、どこかの流派に属さなくても鍼灸師として患者さんを治療できるって事ですかねぇ~。

どこの宗教にも属していない、坊さんや、牧師さんや、神父さん…なんて、いるわけはないけど、いたとしたら、それは新たな宗教を作り出そうとしている人か?…もしくは、まがいもの?…やはり宗教家は、どこかに属していないと「ありがたみ」がないですよねぇ~(苦笑)

この『哲学と宗教 全史』にも書いてあったんですが、基本的に宗教って、開祖がいて、数人の弟子達が開祖の死後、開祖の言葉を思い出し、文字化して後世に伝えるんだけれども、段々、時代が経過するにつれ孫弟子…ひ孫弟子…玄孫弟子?と伝言ゲームを続けていくと「こう書いてあるけど、この解釈は実はこうなんじゃないか?」と、マイナーチェンジし始めて、どんどん変化していく。…なんて事はざらにあるんですよねぇ~。そういう事が繰り返されて分派するわけですよね…。

そんでもって、結局、教えを広めたい!=檀家を増やしたい!…となり、人々に分かりやすく、簡単な教えを!という感じで、時代の流れとともに原型とは、どんどんかけ離れた形に変わっていき、変化による矛盾を問われると「解釈や受け取り方の違いはそれぞれあるわけだから…」という感じで、いつしか別物が出来上がる。

…そういう事が数千年の間に起こってる訳ですよねぇ~。

鍼灸も同じような感じで、中国発祥ではあるんだけど、時代の流れとともに、色々な土地や国にインフルエンサーのような人が現れ、論文やマニュアル本をまとめたりして。弟子達が離合集散を繰り返し、流派を作り上げていったわけです。

そんでもって…、鍼灸も宗教と同じで「教えを広めたい!=檀家(鍼灸の場合は同じ流派の鍼灸師かな…)を増やしたい!…となり、人々に分かりやすく、初心者にも分かりやすい簡単な教えを!」という感じで、マニュアル化した治療法が幅をきかし、何となく鍼灸自体が薄っぺらい感じになりつつある現状を、現代医学的な知識を取り入れ、現代医学に寄りそう事で、存在意義を保とうとしている。…今の鍼灸業界って、そんな感じに思えるんですよね!(個人的な見解ではありますが…)

この『哲学と宗教 全史』にも、色々な哲学者が分かりやすく解説されてましたが、哲学者の考えって、時代背景とリンクしてる感じなんですね!その時代だから、そういう考え方になる…。

この本の墨子の所に書かれていましたが、スジが通っている事を主張し過ぎても煙たがられて、後世に伝わらなくなっちゃうんですよねぇ~。哲学って生き抜く術が詰まっているのかもね!

鍼灸や東洋医学の偉人も数多いるわけですが、古典を勉強して臨床に活かすなら、やはり時代背景や土地柄を考慮しながら古典を学ぶ必要があると思いますし、歴史を学ぶ基本の考えとして「その人が考えている事など基本的に理解できない。」「人が考えている事など、所詮、他人なんだから真意は永遠に分からない。」「…永遠に分からないんだけど、理解しようとする姿勢で古典を学ぶ。」…これって、ある人から聞いた受け売りなんですけどね…。こういう姿勢で学ぶ事が必要だと思うんです。

なんだか、ダラダラと書きましたけど、出口治昭さんの『哲学と宗教 全史』を読み終わっての感想は…「哲学と宗教と鍼灸って似てるな!」…でした。


・鍼とか灸のことわざ
2022年2月16日

鍼灸に関する諺って、どんなのがあるんだろう?…って思ったもので、ちょっと検索してみたんです。

『鍼灸 ことわざ』と検索しても、コレと言って出てこないので、まずは『鍼 ことわざ』で検索してみました。

そうすると、いくつか鍼という文字を使った諺が紹介されているのですが、何とも内容が…いかんともしがたい…というか、決して「鍼って良いよ!よく効くよ!」というモノではないんですよねぇ~。

『死に馬に鍼を刺す』なんの効果もないことのたとえ。また、絶望的な状況でも、万が一の期待をこめて最終手段をとってみる事のたとえ。

『頂門の一針』人の急所を突いた厳しい戒めのこと。

『棒ほど願って針ほど叶う』望みは大きくても、実際はほんのわずかしか叶わないものだということ。

『真綿に針を包む』表面はやさしく親切な態度だが、心の中には底意地の悪さを持っていることのたとえ。

鍼灸師としては「おい!おい!おい!」って感じの、諺しか無いという事に少しショックです。

…ならば、灸はどうだ!?
…と、『灸 ことわざ』で検索をかけてみたところ…

『石に灸…土に灸』いくらやっても効き目のないこと、無駄なことのたとえ。

『灸を据える』懲らしめるために、強く叱ったり罰を与えたりすること。

『皮切りの一灸』なんでも最初は苦しいものだというたとえ。一番初めにすえる灸が、ひどく熱いと感じられることから。…因みに「一灸」は「ひとひ」と読むそうな…。

『雪駄の裏に灸』長居の客を早く帰らせるおまじないの一つ。「草履に灸」ともいう。同様のものに「ほうきを逆さに立てる」などもある。

『遠くの火事、背中の灸』遠くの大事件より自分に関係する小事のほうが気にかかるというたとえ。

『飛脚に三里の灸』勢いのあるものにさらに勢いをつけるたとえ。「三里」は、膝頭の下の灸点で、ここに灸をすえると足を丈夫にするといわれている。足の速い飛脚が三里に灸をすえれば、さらに足が強くなる。

…ですって!鍼同様、灸も「灸って良いよ!よく効くよ!」と言うモノでは無く、石に灸…とか、土に灸とか、雪駄に灸…、「おい!おい!」って感じなモノばかり。

まぁ~『飛脚に三里の灸』という諺が、前向きな感じなのが救いかな…。

諺っていつの時代からあるのかな?って検索してみると、平安時代の初期に、ことわざ辞典っぽい書物が出版されていて、今、出版されている、ことわざ辞典のおおもとは、明治時代に出版された諺語大辞典というものらしい…。

当時から鍼灸っていうのは、世間的には、当たるも八卦、当たらぬも八卦的な感じで捉えられていた節が、諺から垣間見えますね!

…じゃぁ~、やはり鍼灸は効かないのかな?…と思う人もいらっしゃるとは思いますが、鍼灸師として、この諺を解釈すると、世間的に100%の信頼感で頼られているわけで無い感じで諺が作られているのは確かなんだけれども、昔から世間の人達は身体が治る理屈を理解していなかったんだな…。と思うんです。

例えば、「病気になった…」「体調が悪くなった…」そんな時に薬で治す。鍼で治す。灸で治す。と、何かに身を委ねる感じで…、はたまは、まるで機械の部品を交換すれば元通りに戻れるような感じで…、医療に頼ると思うんですが、病の程度によって治る場合もあれば、治らない場合もあるわけです。

僕がいつも患者さんに話す事ですが、身体を治しているのは薬でも鍼でも灸でもなく、患者さんの身体に備わった治癒力で治っているんですよね!

薬や鍼や灸は、その治癒力を手助けするものなんですよぉ~。

そこを理解していないと、治療の効果が薄かったり効かなかった場合「鍼や灸!?効きぁや~しねぇ~じゃん!」という感じで、こういう諺が作られたのではないか!?って思うんですよねぇ~。


・初学者へのアドバイス~東洋医学の学び方~

よく、鍼灸学校に通い始めの頃の学生さんや、3年間、鍼灸の基礎を学び、鍼灸学校を卒業しようとする学生さん…、はたまた国家試験に合格して鍼灸師になった人の中にも「東洋医学ってよく分からん…」と言う人がいたりします。

初学者へのアドバイスとしては、陰陽だの…五行だの…経絡だの…ツボだの…気だのと、今まで関わった事がない理屈や言葉の世界に、どっぷり浸かるわけですから、呪いや呪文を聞いてるようで、理解に苦しんでいる人も多いと思うんですよねぇ~。

これから鍼灸を学ぼうという学生さんや、「東洋医学…わからん!」とサジを投げている初学の鍼灸師さんにアドバイスを送るなら…

「いきなり東洋医学を理解しようとしない事…」…かな。

なんとなく 「東洋医学…わからん!」とサジを投げている 人は、魔法でも使おうかとしているような、東洋医学=不思議な世界…という思考から抜けられない人達のような気がします。

すぐに理解しようとしないで「こんな考え方もあるんだなぁ~」くらいな感じで、少しずつ東洋医学の考え方を身体に滲み込ますのがいいと思うんですねぇ~。ただ滲み込むには時間がかかります。

正直言って、東洋医学って鍼灸の学校に通ってる3年間で理解できるような代物ではないし、少しずつ身体に滲み込ませるような学問だと思うので「いきなり理解しようとしない事」が東洋医学を学ぶポイントかなぁ~。

僕らは、鍼灸師の国家試験を受ける前の3年間、ある程度の現代医学の解剖や生理学や病理学を学んでます。…なので、一般の人より、ある程度の基礎医学の知識は持ち合わせていますが、医者と比べると断然、医者の方が知識量は多いはずなので、現代医学の土俵に立てば医者にはかないません。

人の生死に関わる病気以外で、僕ら鍼灸師が、現代医学以外の治療を求める患者さんに対して何が提供出来るのか?…と考えるに…

やはり東洋医学的な思考…で、体質改善や病気との付き合い方をレクチャーする事が重要だと思うんですよねぇ~。まぁ~プラスアルファとして、遠隔のツボで肩こりや腰痛を治したりして、患者さんがビックリする…w(゜o゜)w

でも患者さんに東洋医学の理屈を説明する際、 陰陽だの…五行だの…経絡だの…ツボだの…気だのと 言おうものなら、患者さんも 「東洋医学…わからん!」 となり、「なんか…この人、私を騙そうとしてるのではないだろうか?」と、信頼関係の構築すら無理になったりするので、こういう時は、たとえ話に置き換えて東洋医学を患者さんに説明する必要がありますねぇ~。

そうなると、色々な知識を持っておかないと、物事をたとえ話として、人に説明するのは難しい。

東洋医学って概念的な事が多い
…ので、答えは一つではなく、色々な考え方が成立する学問だと思うんです。山登りと一緒で目指す山頂は同じなんだけれども、ルートはいくつあってもいい。

…そんな感じですかねぇ~。


・最近、感じる事…

体調を崩す理由は数多くありますが、原因がハッキリしない体調不良…、病院に行っても、お医者さんからは「異常ありませんが…お薬を出しておきましょう。」…的な感じで対応されるんだけれども、血圧が高かったり…、頭痛がしたり…、目眩がしたり…、体調不良が治ったり、治らなかったり…。

そういった症状の方が、よく鍼灸院に来られて「鍼灸でなんとかなりませんか?」と言われるんです。

ウチの鍼灸院では、最初に問診をするんですけど、だいたい…こういうような症状の人って、無理な生活をしていた人達が多いんですよねぇ~。でも、もれなくと言っていいほど、…患者さん本人は無理な生活をしていたという自覚はないんですよねぇ~。

例えば…日勤と夜勤を交互にやらなければいけない仕事を10年以上続けていた人とか…、回遊魚のように泳いでいないと死んでしまうような感じで、仕事に没頭していた方が、定年後、仕事をパッタリしなくなった人…。などなど…

疲労により自律神経がやられてるんじゃないかな?って思うんですよね…。

病院である程度の検査・診察を受けて、お医者さんから「異常なしです…」と言われてる時点で、とりあえずは、命に関わる状態…、緊急を要する状態ではないと考えていいわけなんですよね。

でも、

体調不良…は確実にあり、様々な症状が出る。

そういった場合、生活習慣や食生活…、所謂、規則正しい生活習慣が処方箋になると思うんです。そういう症状の患者さんは、もれなく肩や首や背中がガチガチに凝ってますので、鍼灸で身体のコリをほぐし、生活習慣の改善で、健康を取り戻す。

時間は少しかかりますが、これが一番、身体に優しい治し方だと思います。

脅かす訳ではありませんが…
疲れが蓄積すれば、免疫力も落ちますし、免疫力が落ちれば色々な症状が現れます。

帯状泡疹だったり顔面神経麻痺だったり…。

癌を発症したり…。

自律神経に不調をきたし血圧が高くなったり目眩がしたり、吐き気をもよおしたり…。

原因がハッキリしている症状に対しては投薬だったり手術だったりという対処法がありますが、原因が分からないけど症状があるという場合は、まずは生活習慣と食生活を改善して 鍼灸で身体のコリ を取る。これしかないでしょうねぇ~。







《鍼灸師が分かりやすく解説します》
色々な症状を分かりやすく説明してます。以下のリンクをクリックしてみて下さい
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院長

福田 徹  1965年生まれ 
2003年 国家資格 鍼師灸師免許取得


             福岡市 早良区 鍼灸院



多くの方が鍼灸の施術を望まれる場合、肩が痛い…背中が痛い…腰が…首が…という症状を訴えて来院されます。


鍼灸では手・足・背中・お腹・頭など、身体のあらゆるツボを使って症状を改善していきます。

初めて鍼灸療法を受けられる方は「肩が痛いのに何で足に鍼をしているんだろう?」と不思議に思われるかもしれません。

これは、肩こりや腰痛に効くツボ(特効穴)が、足や手にある場合もありますが、伝統的な鍼灸療法の場合「なぜ肩や腰が痛くなったのか?」「なぜ頭や首が痛くなったのか?」という
根本的な原因を探り、その原因を改善する為に、体全体のツボを使って施術してきます。



初めて来院される方へ

はりきゅうふくた では、予約優先で施術しておりますので、来院される前には必ず電話で予約を入れてください。

施術中の場合、電話を取りづらい事がありますので
6~7回コールしてみて下さい。

☎ 092-407-7746
福岡市早良区野芥6丁目1-4


営業時間
午前の部 8:30~13:00
午後の部 15:00~19:00
(休診:日曜日・月曜日・祝日)

福岡市 早良区 鍼灸院
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