先日…、休日に、とても蒸し暑く…「エアコンの除湿で暑さをしのごう…」とエアコンの除湿のスイッチを押して過ごしていたんですが、あまり除湿効果を感じなかったんです…
「あれ?…エアコン…なんか効きが悪いなぁ~…エアコンの掃除はしてるのになぁ~…」…と思いつつ、所用で数分、外に出て、また部屋に戻ると「涼しいなぁ~」って感じるんですよ…。
結局、エアコンの効きが悪くなってるのではなく、人って、ずつと同じ場所にいると、その効果を感じなくなるって事は、よくある事だと思うんです。そんな感じでエアコンが効いてる事に鈍感になってしまうでしょうねぇ~。まぁ~歳を取り、肌の温度感覚が鈍くなっているせいもあるんでしょうが…(^^;)
まぁ~…エアコンの設定温度を下げてガンガンに冷房を効かせれば、エアコンの効果を感じる事はできますけど、それじゃぁ~寒いしねぇ~。
そんな蒸し暑い日のエアコンの効き具合を感じつつ…
「やっぱ…一度、別な環境に身を置いてみるって、必要な事なのかも知れないなぁ~…」って思ったんですよねぇ~
で…なんとなく、こんな事を考えてみたんです。
よく「外国に行くと、日本の良さが分かる…」と言われます。
治安の良さだったり…、電車が時間通りに来たり…、チップを渡さなくてよかったり…ね。
まぁ~確かに、言語の問題や慣れない環境で、緊張しながらの海外旅行や、海外生活をすると、帰国した時に「日本って良いなぁ~」って思うんでしょうねぇ~。
でも、最近は海外旅行をしない若者が多いと聞きますし…、「海外旅行をしない…」というか、景気の悪さで、海外旅行する事ができないんでしょうしね…。
今はスマホで全てが完結してしまうからか…「海外に行くなんて面倒くせぇ~」…って、ネットの世界で満足してしまっているのかもしれません…。
今の日本って「米が高い!」…とか、「景気が悪い」…とか、「物価が上昇しすぎ」…とか、「労働賃金が低すぎる…」とか、色々な不満が溜まって爆発寸前…って感じですが、もしも、日本人がどんどん海外に行って戻ってきたら「日本って良いなぁ~」って思って、景気の悪さも…、労働賃金の低さも…米の値段の高騰も…、全てを受け入れるのかも知れませんねぇ~。……まぁ~そんな事は無いか…(^^;)
でも…外国って言っても色んな国がありますから…、物価が高くても、経済的に安定している国に行ったとしたら、「なんで、この国は物価は高いけど、皆が潤った生活をしていて、庭が広い良い家に住んでるんだろう?…あぁ~給料も日本に比べると高いし、この国の政治がちゃんとしてるんだ!」って分かって、日本に帰国したとしたら…
「日本って変な国だな?…なんだよ!この国…、ふざけんなよ!」…って気持が、いっそう高まって「政治がダメなんじゃない!?」って、今以上に不満が爆発するかもしれないなぁ~。…とも思いますね。
ずっと同じ環境で過ごしていて、外の世界を知らずに生活していると、今の状態が良い状態なのか?悪い状態なのか?…それすら判断出来なくなってしまうんでしょう。そういう状態が、今よく言われている「日本の失われた30年…」ってヤツなんでしょうねぇ~。
先日、HDに録りだめてた映画で、マイケル・ムーア監督の『華氏119』という映画を見たんですが、その中で、ある女性が「選挙の狂人の定義とは、同じ候補を何度も当選させて、国が変わると期待する事…」って言ってたのを聞いた時に、日本の政治家の顔が、いくつも頭に浮かびました…(^^;)
まぁ~…外国と言っても、色々な国がありますから、行く国によって、どう感じるかがポイントなんでしょうけど、スマホやネットで全てが完結している世界で生きてると、今の現状が良いのか?悪いのか?すら判断できずに、選挙に行ったとしても、美醜で判断するか…、嘘つきにすぐ騙される…。そんな世の中になっちゃうんでしょうねぇ~。