何が言いたいのかというと…
間違っている事を「それは間違ってますよぉ~」と相手に伝えるために、どう伝えればいいのか?
時々、悩んじゃうんですよねぇ~。
これって…、とても難しいなぁ~って思う事が多いんです。
まぁ~…、本音を言えば、本当に自分が言ってる事が正しいのか?どうなのか?…なんて、医学の世界でも20~30年前の常識が、今では非常識…って事もあったりしますからねぇ~、ホントのところは分からないんですけどね…(^_^;)
まっ…それはさておき…
正論だからといって、上から目線でガンガンと正論を言ったとしても…
聞く側の人の、心の持ちようで、時と場合によっては…「そんな事、分かってるんだよ!うるせぇ~なぁ~!」って思われたとしたら、意味なくなりますしねぇ~。
…かと言って…、やはり…、仕事上…、ちゃんと正しい事は伝えなければいけないしなぁ~……って感じる事が多いんですよねぇ~。
相手に、やる気を起こさせる。…というか、気が付いてもらう…というか…、丁度いい塩梅で相手に物事を伝えないといけないのだけれども…
治療者として体を治す事に関しては、「…こうしないとダメですよ!」…と、ついつい言い過ぎてしまった後で…「あぁ~…あの時は…言い過ぎたかなぁ~」…って思う事があるんですよぉ~…(^_^;)
御存知の通り…、僕らの仕事は、患者さんの訴える症状を、治す方向にもっていく事なんです…。
毎度、毎度の話になりますが、鍼灸治療って、鍼や灸が病気を治すわけではないんですよね!…もっと大きなくくりで話せば、医療って…手術や薬が体を治すのではなく、自己治癒力で体が治ろうとしているのを医療は手助けをしているだけなんですよね!
だから、体が衰えてしまうと、いくら高価な薬を使おうが…、神の手を持つ名医に手術してもらおうが…、何代も続く家柄の名人と言われる鍼灸師に鍼や灸をされようが…、体がダメになってしまうと、どうしようもなくなる訳で…
やはり、患者さん御自身が、自分の体を、どう把握しているか…?
体が発する声というか…警告に耳を傾けているのか?
…という事が重要なポイントなんですよねぇ~。
この考え方は、「薬さえ飲めば治る…」とか「手術でダメな所を取ってしまえば治る…」というような、思考の人は、全く受け入れられないとは思うんですが…(^_^;)
東洋医学的思考とでも言いますか、病気は体が治しているという事を理解されている人は、うなずいていただけるかなぁ~…。
腰痛や肩こりって、基本的に姿勢が原因なので「姿勢を正しましょう!」とか、「背筋を伸ばして…」とかを、治療しながら患者さんに伝えた方が良いと思うんですけど、患者さんからすれば「そんな事は分かってますよ!」っていうのが本音だと思うんですよねぇ~。
患者さん的には。基本的に「姿勢を直すとかは分かっているから…、早く、この痛みを取って欲しい!」っていうのが本音だと思うんです。
でもねぇ~
正論としては、「姿勢を直さないと…、これから先…、何度も肩こりや、腰痛に悩まされる事になるんですよぉ~~~~!」…って、口酸っぱくなるほど言いたいんだけども、それをやっちゃうと「うるせぇ~なぁ~!」ってなっちゃうから、やっちゃダメ!
じゃぁ~…どうするか?
答えは一つだと思うんです。それは…、少しでも患者さんの症状を軽くしてあげる事。
痛みは、すぐに取れるモノと、すぐには取れないモノがあるので、すぐ取れる痛みは、すぐに取ってあげて…。すぐに取れない痛みは、できる限り今の状態より、少しでもいから、症状を軽くしてあげる事で、少しづつでも、患者さんからの信頼を得れれば、患者さんも治療者の言葉に、聞く耳を持ってくれると思うんですよねぇ~。
まぁ~…要は…、同じ事でも、誰が言うか?…って事なんでしょう。
正論なんだけど、信頼を得ていない人が言うと、自然と「うるせぇ~なぁ~」…となり。信頼を得ている人が正論を言うと「あぁ~…なるほどね!」となる。
器質的な事が原因というか、筋肉の不具合が原因な場合は、痛めている症状や状態にもよりますが…、たしか…人の体って細胞が入れ替わるのに、胃や腸など早く細胞が分化する部位は1週間くらいで入れ替わりますし、皮膚は1か月くらい…。筋肉は6か月くらい…。だったと思うんですよね!…なので、自己治癒力で修復が可能な状態の場合、治るのに、それくらいの時間がかかるって事なんですよね!
体自身が、体の不具合を治すためにかかる時間を、少しでも早める為に、僕らが行う鍼灸などの医学的な治療は、自己治癒力をフル稼働できるように、体をサポートするんですよぉ~。
「えぇ~~~!そんなに時間がかかるのか!?(゜o゜)…そんなに待ってられないよぉ!」…っていう人は、薬で痛みを遮断して、いつも通りの生活パターンで生活をするので、体の自己治癒能力の効果を得る事なく、同じ事を繰り返して、症状が酷くなり、長期間使う鎮痛薬も効かなくなるので、色々な病院や治療院を彷徨う事になる。…いわゆる、負のループに陥っちゃうわけなんですよねぇ~。
できれば、それは避けて頂きたいんですけどね…。
早く治したいという気持ちも分からなくはないんですが、その人の性格も関係してきますし…(-_-;)
まぁ~…、器質的な原因だと、そんな感じなんですが…
精神的な事が原因で体調を崩している場合は、器質的原因とは違って、やはり少し時間がかかりますねぇ~。原因がストレスや精神的な事の場合は、細胞の分化とは別に…記憶とか…生活環境が関係している事が多いので、環境を変える事が出来たり、記憶を別な記憶で塗り替えるとか…忘れる…とか、そういう事って、時間がかかる事だと思うんですよねぇ~。
なので…、焦りは禁物になります。
人の体って、単純なようで複雑で…、複雑なようで単純だったりするものなので、ホントによく分からないんですけど、自分の体が発する警告に気が付くか?警告を無視するか?って、とても大事な事だと思うんですよねぇ~。
これまた、毎度、毎度…ブログに書いてますが…
体を治すって、どういう事なんだろう?…って考えた時に、人の体って、ある程度の事には耐えれるように出来ているんだけれど、人それぞれにボーダーラインがあって、ボーダーラインの範疇だと、自己治癒力で修復可能で、ボーダーラインを越えてしまうと、…いわゆる、薬だとか手術…など…現代医学のお世話にならないといけない、『病気』と言われる状態になってしまう。…ボーダーラインを越えて現代医学の治療で、ある程度の生活には戻れたとしても、色々な制約がかかったり、不定愁訴に悩まされたりする事が増えてきます。
誰でも、出来る限り、病気とか不定愁訴とは無縁でいたいものですが、生き物は老いていくものなので、自然と…、気が付けば足元に、病気と不定愁訴がゴロゴロ転がってるって感じになりがちなんだけども、、歳を取っても健康でいたい場合の三種の神器的な事と言えば、睡眠・食事・運動…これに尽きるんでしょうねぇ~。
とりとめのない事を、ダラダラと書きましたけど…
結局のところ…僕は、しゃべりたがり…なのかも知れません…(^_^;)
でも…、どうでもいいって思ってる人には、そんなに言わないけど…
ホントに、うちの治療院に来られた患者さんには、健康で過ごして欲しいから…伝えたくなっちゃうんでしょうねぇ~。
まぁ~…僕自身もボーダーラインを越えない程度で頑張って、健康でいるための三種の神器的である、睡眠・食事・運動を怠らず、いい歳の取り方をしたいなぁ~って思っています~♪