なぜ?…選択肢が、ワクチン一択なのだろうか?

先日、NHKの『あさイチ』を見ていたら、冒頭の話題が「帯状泡疹」でした。

なんでも…「20歳~40歳代の若い世代で帯状泡疹の発症が増加している。」…との事。

番組で紹介されていたデータによると、1997年のデータと2022年のデータを比較して、帯状泡疹の発症数は、近年、60歳以上では1997年に比べて2022年では1.5倍~1.8倍。20歳~50歳代では、1.6倍~2.7倍に増加しているという事が紹介されてましたが…

これって…、単純に考えて1997年から2022年の間に、日本人の免疫力が低下しているって事ですよね。

御存知の方も多いと思いますが…

水疱瘡になった事がある人なら、誰でも帯状泡疹になる可能性があるわけです。

その理由は…、水疱瘡が治っても水疱瘡のウイルスは完全に体の中から消滅するわけではなく、感覚に関係する神経節という場所でウイルスは休眠状態で存在してるんですよぉ~。

身体の免疫機能が正常に働いている限りは、この水疱瘡のウイルスは悪さを起こしませんが…。ただ、身体の免疫力が低下し始めると、胸椎などの神経節で悪さを起こして帯状泡疹になったり、顔面神経で悪さを起こすと顔面神経麻痺になったりします。

年齢と免疫力の関係を調べてみると…

年齢とともに免疫力は低下していき…、免疫力は20歳前後でピークに達し、40歳代でピーク時の50%に低下して、70歳代ではピーク時の10%くらいまで低下すると言われています。

免疫力が低下する原因としては、加齢による免疫細胞の老化…。もしくは免疫細胞の活性が低下する事で免疫力が低下すると言われていますが、ストレスや生活習慣の乱れなどでも免疫力は低下するので、年齢に関係なく、若い人でも帯状泡疹になったりします。

また…病気などで免疫力が落ちた場合や…、病気の治療…。例えて言えば…抗がん剤治療などで免疫力が低下した事が、帯状泡疹を患う要因となったりするわけなんですよねぇ~。でも、抗がん剤治療をしている人が全員、帯状泡疹になるというわけではなく、副作用として免疫力が低下しがちなので、帯状泡疹になる確立が上がる…という事なんです。

ですから…免疫力が40歳代でピーク時の50%に低下しようが、70歳代ではピーク時の10%くらいまで低下しようが、帯状泡疹を患う人もいれば、患わない人もいる。

タバコを吸ってる人が全員、肺癌になるのか?…というと、そういうわけでもないので、それに似た感じで、そこまでハッキリとした事は言えないのだけども「確率は上がりますよ!」…と、少し脅しにも似た言い方しか出来ないのも事実なんでしょうねぇ~。

なので…、誰でも基本的に、免疫力が低下すると、水疱瘡になった人は帯状泡疹になる可能性があるって事なんですよねぇ~。

普段から、ちゃんとした生活を心がけていれば、そんなにビビる必要はないと思うんです。

ただ、ここ数年、帯状泡疹を患う人が増えているのは事実ですし、何か原因があるはずなんですよねぇ~。

帯状泡疹の症状が身体に現れた場合、はりきゅうふくた のHPの、顔面神経麻痺のページにも書いてますが、顔面神経麻痺と同じく、3日以内(72時間以内)に抗ウイルス薬を投与した方が、予後が良いんですよ!

NHKの『あさイチ』では、「帯状泡疹の症状説明」や「帯状泡疹が現れやすい部分の説明」がなされた後、「予防方法としてワクチン接種があります。」…という流れで帯状泡疹の話題は終わったんですが…

疑問に感じた事がありまして…

「なんで?予防法はワクチン接種の一択だけなんだろうか?」…って思ったんです。

最近、帯状泡疹ワクチンに関するテレビCMや、帯状泡疹ワクチンの啓発ポスターをよく見かけます。

帯状泡疹って免疫力が低下する事で発症する症状なのに…なんで?「免疫力が低下しない生活習慣を心がけましょう!」って言わないんだろうか?…予防法はワクチン一択って…薬に頼り過ぎじゃない!?…って思うんですよねぇ~。

帯状泡疹は50歳代から発症率が増加して…、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症すると言われています。

歳を取ると免疫力が低下するからワクチン接種で予防するという考えは、な~んとなく…理解は出来るんですが、ワクチンの効果は5~10年なんだそうです。

でも…、今回、帯状泡疹の発症が増加しているという1997年のデータと2022年のデータでは、20歳~40歳代で、1.6倍~2.7倍に増加してるわけですよね!

これって…おかしいと思いませんか?

年配の人が、加齢により免疫力が低下して、帯状泡疹の患者さんが増えるのは、自然の流れとして理解出来ますが「若い人の免疫力が、なぜ?低下しているんだ?」…って思うんです。

この1997年~2022年の25年間で、20歳~50歳の人の生活習慣が極端に悪くなり、ストレスフルな環境だから、若い人達の免疫力が低下して、若い人達の帯状泡疹が増えたのか?

でも、20歳から90歳代にかけて、トータル的に免疫力が低下しているという事だから…

世代は関係なく、全体的に免疫力が低下していると考えた方がいい…。

じゃぁ~…なにか、別な原因があるはずなんじゃないかな?

…と考えた時、僕の頭の中に浮かぶ、別な原因は…、やはり…一斉に行ったコロナのワクチン接種かなぁ~…。

ワクチンの反復接種で免疫系が抑制されるっていう話しは、ここ数年、よく聞く話ですし、ウイルス学の専門家も声を上げている事案ですよねぇ~。

若い人に限らず、まんべんなく、老いも若きも免疫力が低下してるんですもんねぇ~。近年、皆が一斉に経験した事と言えば…、コロナのワクチン接種しか頭に浮かばないんですよぉ~。

…あと、コロナのワクチン接種以外で、皆が一斉に経験した事と言えば…「景気の悪さ…」「夏の暑さ…」かなぁ…。

でも…歳を取った人が、景気の悪さに憂いて、生活習慣が乱れるかな?…(゜_゜) 歳を取れば眠くて夜更かしなんて出来ないし…、ただでさえ歳を取って、体力が落ち、免疫力も落ちているわけだから、生活習慣が乱れるような事はしないし、生活習慣を乱すほどの体力は無いと思うんですよねぇ~…(^^;)

夏の暑さ…。確かにここ数年、酷暑が続いてますが、日本より暑い国は沢山あるし…、それらの国で暑さにより、免疫力が低下して、帯状泡疹の患者さんが増えてるのだろうか?

景気の悪さが原因説と、夏の暑さが原因説と、コロナのワクチン接種が原因説…。…さぁ~皆さんはどれが原因だと思いますか?…それとも、もっと別な原因説…思い浮かびますか?…(^^;)

無理矢理ですが…、当たり障り無い答えを捻り出すとすれば…

景気の悪さを薄らと感じ始めた25年前くらいから、若い人達の生活習慣が乱れ始め…、20歳の人は45歳になり、30歳の人は55歳になる…。そんなストレスフルな社会状況が持続する事により、徐々に免疫力が落ちていき…、ここ近年、数回にわたる、ほぼ強制的なコロナのワクチン接種で、一気にダァ~ン!と、全世代の免疫力が低下し、追い打ちを掛けるように、ここ数年の酷暑で体力を奪われ、帯状泡疹になる人が増えた…。

…こういう事なのかなぁ~。(^^;) でも、若い人達の生活習慣が乱れって今に始まった事では無いはずですしねぇ~。…日本より暑い国は数多くありますし…。

そう言えば…海外では、どうなんでしょうねぇ~?…世界各国で、帯状泡疹が大流行しているんでしょうか?

…確か、世界的にみて、新型コロナワクチンで、必要な接種を完了した人の割合って、日本は80%くらいだったと思いますが、もっと多いパーセンテージの国も、いくつかあるので、その国で帯状泡疹が増えているか調べて欲しいものですね!

まぁ~…帯状泡疹に限らず、免疫力が低下しない生活習慣を心がける事は、帯状泡疹以外の、他の病気…。癌や生活習慣病などにならない基本的な予防策でもあるので、食事・睡眠・運動に関わる生活習慣は大切なんですよねぇ~。

食事・睡眠・運動を怠ると、身体が思い通りに動かなくなりはじめます。そうなるとイライラしがちになり、心の許容量が狭くなる。…しだいにストレスを抱え始め、ストレスをノラリクラリとかわす事が出来なくなり、持続的に正面からストレス事案とぶつかり始め、イライラが蓄積されると身体の血行が悪くなり免疫力が低下して病気を発症する。

…この流れは、いつの世も変わらないと思うんですよねぇ~。

なので、食事・睡眠・運動って大事なんですよねぇ~。

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