いまさらですが…

THE BLUE HEARTSの “情熱の薔薇” の歌詞にやられちゃいました…。

先週、エスパー伊東さんが亡くなったのはネットニュースで見て知っていたんですよ…。でも週末、パソコンやスマホを見ずに過ごしていたので、電撃ネットワークの南部さんが亡くなっていたのは知りませんでした。

月曜日の朝、起きて朝ご飯を食べ終わり、何の気なくスマホでXを眺めていたら、電撃ネットワークの南部さんが亡くなったっていうツイートと、以前、1年前くらいに「自分が棺桶に持って行くとしたら…この曲です。」と南部さんがアカペラでブルーハーツの♪情熱の薔薇♪を歌っている動画がUPされてたんです。

ブルーハーツの♪情熱の薔薇♪という曲は、もちろん知ってました。…知ってましたが、歌詞をそんなに深く味わって聴いていなかったんですよねぇ~。

この曲の印象でパッと思い浮かぶ歌詞が「花瓶に水をあげましょう…♪」…かな…、初めてこの曲を聴いた時には「花瓶に水をあげましょう…」かぁ~…ロックバンドの曲の歌詞にしては優しい言葉を使うんだなぁ~…程度のイメージでラジオから流れる 情熱の薔薇 ♪を聴いていたように思います。

電撃ネットワークに関しては…初めてTVで見たのは…僕が25~6才の頃…90年か91年の頃だと思うんですが、深夜にやってたTV番組…EXテレビだったかな?日本テレビ系列の番組に電撃ネットワークが出て、例の…あの芸を見た時の衝撃たるや…!!次の日に会う人、会う人に「…ね!?昨日、見た?凄かったねぇ~!」と電撃ネットワークの話題で持ちきりでした。

その電撃ネットワークの南部さんが「自分が棺桶に持って行くとしたら…この曲です。」とアカペラで歌っている “情熱の薔薇” を改めて聴いてみたんです。

僕は、もうすぐ59歳になるんですが、この年齢だから、この歌詞が心に響くのか?この曲を初めて聴いた25歳の頃は、鈍感でまったく何も感じなかっただけなのか?

…今、聴いて、この歌詞は凄いなぁ~って思ったんです。

『永遠なのか?本当か?時の流れは続くのか?いつまで経っても変わらない…そんなものあるだろうか?』

近頃、歳のせいか、結婚式より葬式に行くことの方が多かったりするもので、”死”という事をおぼろげながら考えたりするんですよねぇ~。葬式には行けてないけど…鍼灸の勉強会を主宰していた先生が亡くなったり…、同い年の鍼灸師の先生が突然亡くなったり…、そういう事を考えると、この「永遠なのか?本当か?時の流れは続くのか?いつまで経っても変わらない…そんなものあるだろうか?」っていう言葉が、たまらなく心に響くんですよぉ~。

『見てきたものや聞いた事、いままで覚えた全部、でたらめだったら面白い そんな気持わかるでしょ』

鍼灸師になって今年で21年目ですが、学生時代を含めて24年間、学んできた事がデタラメだったら…(^^;) もしも…そういう事があったら…、まぁ~…正直言って笑うしかないな…という感じですが…(^^;) ある脳科学者の先生曰く「認知症は「自分は正しい」と思う事から始まるというか、全てにおいて自分が正しいと思っているとしたら、それは既に認知症が始まってると考えていい…」という話しを聞いた事があります。

「見てきたものや聞いた事、いままで覚えた全部、でたらめだったら…」どうする?…また一から学び治せばいい、という事なのかもしれませんし、常に何事に対しても「本当にそれでいいのか?」という疑問を抱きながら、色々な知識や情報を取り入れた方がいいという提示なのかもしれませんねぇ~。

『答えはきっと奥の方 心のずっと奥の方 涙はそこからやってくる 心のずっと奥の方』

心の奥の…そのまた奥に答えはあるのであれば、全ての事が、そんなにたやすく答えが分かるはずはない…。分かりやすいという事は、それは答えではなく、考えるヒントなのかも知れないなぁ~って思うんですよねぇ~。人って、何でも、分かりやすい説明に飛びついてしまいがちですが、分かりやすい事も大事なんだけれども、答えは奥の方にあるわけだから、ヒントを答えと勘違いしてしまうと、もうそこで思考が停止してしまうので、駄目なんでしょうねぇ~。

『なるべく小さな幸せと なるべく小さな不幸せ なるべくいっぱい集めよう そんな気持わかるでしょ』

この歌詞を読んだときに頭に浮かんだのは、よく美輪明宏さんが言う「正負の法則」ってヤツが頭に浮かんだんです。人生において良い事と、悪い事は同じ分だけ起こる…という考え方なんですが、この考え方で言えば、大きな幸せをつかむと、その分、大きな不幸も、漏れなく付いてくるので…、その事を考えれば、小さな幸せと、小さな不幸せを集めれば、ダメージが少なく、プラマイゼロでいけるんじゃない?…っていう事なのかな?って思うんです。

人間ってそんなに強い生き物じゃないと思うんですよねぇ~。体力的にも…メンタル的にも…。だからプラマイゼロで生きていくって大事な事だと思うんですよね…。

…確か、甲本ヒロトさんって僕より2歳くらい年上だったと思います。この曲が発売されたのは1993年リリースらしいので、詳しくはしらないけど、甲本さんが20代後半の頃に書いた詞なんでしょうねぇ~。

いやぁ~凄い詞だなぁ~って思います。

余談ですが…ブルーハーツのレアな思い出としては…1987年…大学を卒業してすぐに、短い期間でしたが熊本の、とあるレコード屋さんで働いた事があったんです。その時にキャンペーンだったかライヴだったかで、3Fのイエロースタジオにブルーハーツが来たんですよねぇ~。…あの時はKUSUミュージックの人がいたと思うから、ライヴだったかな?…あっ!そうそう!…あの時は、熊本のロッビング・クレードルというバンドの前座でブルーハーツが演奏したんじゃなかったっけか?…当時のブルーハーツってデビューしたてだったと思います。あの時、閉店時間がきたので、後かたずけをして店のシャッターを下ろして、レコード店のスタッフで定例の報告会をしていたら「お疲れ様でした~♪」ってブルーハーツのメンバーが帰って行ったっけな…(^^;)

いやぁ~懐かし思い出のワンシーンですゎ~(^o^)

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