所変われば品変わる…だなぁ~♪

昨日、岡山から新幹線に乗り、自分の予約席に座ろうとすると、その席には若い外国の兄さんが座っていて、テーブルを出して色々なモノを既にセッティング済みな状態…

「その窓側の席は僕の予約席なんだけど…」と拙い英語で話しかけると、「あっ!」って顔をしてパソコンやら色々なモノを移動させようとしたので、僕も手荷物が多かったし…通路側の席でもよかったから、「どの駅でおりるの?」って、またしても拙い英語で尋ねたら「Hakata…」って言うから、降りる駅も同じだし、そのままで良いよ!って言って、僕は通路側の席に座ったんです。

その若い外国の兄さんも、手を合わせて「Thank you♪」って言うもんだから、僕も「OK!」って言って、何も問題無く座って本を読み始めたんです。

そしたら…

僕の前の席の窓側に日本人の若い男性が座っていたんですけど、僕の隣に座っている兄さんとは別の、団体で、外国から来た年配の旅行客の夫婦が「自分達は通路を挟んでの隣同士の席だから替わってくれないか?」…というような感じで「change!…change!」と連呼していました。

その光景を見ていて「あ~…なんか…外国旅行してたら、こういう事は日常茶飯事だよなぁ~」って思ったんです。

僕の前の席に窓側に座っていた、若い日本人の兄さんは、快く席を替わってあげて、その外国から来た老夫婦は隣り同士で座れたんですが、替わってあげた日本人の兄さんは広島で降りたんですよね…。

そうしたら…広島から乗ってきた、サラリーマン風の男性が、予約していた席に座ろうとしても、外国人が座っているもので、その夫婦に「この席は僕が予約している席だけど…」自分のチケットを見せると、そのお爺さんは「change!…change!」と連呼するのみ…。

サラリーマンの人は「あぁ~そういう事ね…」と、隣の通路側の席に座って、何も問題にはならなかったんですが、その一部始終をみていた僕が思った事は…

「change!…change!」じゃなくてさぁ~「Can I …」とか、つけてさぁ~…「Can I switch seats?」とか言えばいいのに…って思ったんですよねぇ~。「change!…change!」って連呼されると、言わんとしてることは分かるけど、なんか…上から目線というか、命令口調に聞こえて、嫌な感じだなぁ~って思ったんです。

僕は中学校の時に英語が苦手で、英語の授業が始まると、お腹が痛くなって保健室に駆け込んでたタイプだったし、英語の能力も、大人になってアメリカに旅行に行く事が決まった3ヶ月前から、みっちりNOVAに通って、英語の恐怖心を少しだけ取っ払ったくらいの英語力しか持ち合わせてないので、英語が堪能な人から言わせると「change!…change!」でも良いのかも知れないけど…

なんとなく、…もっと言いようがあるだろう…って思ったんです。

博多に近づき、その老夫婦の友人が別の席から近づき、老夫婦との会話が聞こえたので、耳をかたむけてみると英語じゃなかったから、この爺ちゃんも、僕と同じで、そんなに英語が話せる訳ではなかったのかもね…って思えて、「なるほど…」って、自分で勝手に納得したんです。

…で、そんな事があった翌朝、…radikoのタイムフリーで先日、日曜日に放送された、安住さんの『日曜天国』を聴いてたら、メッセージテーマが「もう諦めた事…」というテーマでメールを募集してたんです。

そのテーマで投稿されたメールに、インドに住んでるリスナーからの「もう諦めた事…」というメールで、インドで生活していて「なぜ?と思う事を諦めた…」というメールが読まれたんです。

インドでは「ジュガール」という考え方があり、「なんとかなる」という、工夫と楽観がミックスした考えがあるそうなんです。沖縄の「なんくるないさぁ~」と似てるのかな?…メールでは「店で支払いをした時に、店にお釣りが足りない時には、キャンディーで支払われたりするそうな…(^^;)」

ネットで調べてみると、「ジュガール」とは、「限られた資源や環境の中で、創意工夫を凝らして問題を解決する能力や精神」なんだそうなんですねぇ~。

だから、大阪の万博でインドのパビリオンの建設が間に合っていないけど、インド人スタッフは「あと数日あるから大丈夫!」と笑顔で余裕を見せてるってニュースになってたらしんですが、これこそ…「ジュガール」…らしんですよねぇ~。

この話しを聴きながら「所変われば品変わる…」だよなぁ~って、昨日の新幹線での出来事を思い出しました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です