『からだとこころの健康学』という本を読んでみた♪

先日…ぷらぁ~っと本屋さんに立ち寄った時に平置きされていた本に目が止まったんです。

『からだとこころの健康学』NHK出版の「学びのきほん」というシリーズの本で…

帯には「2時間で読める…」とあり「医学知識ゼロでも分かる…。自分の仕組みとは?注目の医師が教える、身体を大切にし続ける術」と書いてありました。

¥670かぁ~…

面白そうだなぁ~と思い、このシリーズの別な本と合わせて購入して読んでみました。

この著者の稲葉さんって、東大の循環器内科の先生で、以前、NHKのEテレの「SWITCHインタビュー」と言う番組で、
連続テレビ小説『あまちゃん』の曲を手がけてた、音楽家の大友さんと話しをされてた人でした。

読んでいて…「だよねぇ~」…と頷く事が多く、あっと言う間に読めましたが、気づかせてくれる事も多かったです。

この著者の先生は現代医学の最前線の、お医者さんですが、書かれている内容は、東洋医学的というか、自分の身体との対話の話しなど、色々と気付かされる、誰にでも理解出来る内容でした。

誰目線で言っているんだ?って思われるかも知れませんが…、鍼灸師は、この本を読んだ方がいいような気がしますねぇ~。鍼灸の学生さんや、鍼灸師に成り立ての新米鍼灸師は勿論の事、臨床経験が長い鍼灸師さんも、忘れていた事を
思い出させてくれる…そんな内容だと思います。

本の帯びにも書いてるんですが…

「あたま」「からだ」「こころ」…3つのつながりで健康を理解すると、自分だけの生きる基盤が出来る!古今東西の医学を駆使した目からウロコのレッスン!

…と書いてありました。

最初の方に書いてあった事を要約すると…

「あたま」は「~すべきだ」とか「…しないといけない」と、過去を振り返り、効率化を重視して思考するんだそうな…。

それに反して…

「からだ・こころ」は「したい…」「やりたい…」というようなシンプルで、「気持いい事…」「心地良い事…」を重視するんですって!

恋は、多分「からだ・こころ」が優先的に動くんでしょうねぇ~。だから「アバタもエクボ…」というような諺もあったり、「恋は盲目…」と言ったりするんでしょうねぇ~。

なので、「あたま」が支配しているような生活パターンを送っていると、「からだ・こころ」は、「あたま」の思考に押さえ込まれて身動きが取れなくなり、鬱の状態にはいってしまうという仮説も、疑いようのない事実だと思うんですよねぇ~。

ここで、大事な事…として書かれていたのが、「快・不快」のセンサーを働かせるという事でした。

「なんか変だな?」「なんかおかしいぞ?」と思った時は、直感に頼るって事なんでしょう。

でも、注意点として書いてあった事なんですが、「あたま」って嘘をつくらしいんですよ!「なんか変だな?」「なんかおかしいぞ?」と感じても、あたまは「偽りのこころ」「偽りの感情」を作り出して、自分にそう思い込ませるらしいんですよねぇ~。
メッチャ…怖くないですか!?(-_-;)

考え過ぎると「あたま」に主導権が移ってしまうので、迷った時には、悩まず、まず身体を動かす。

なんでも…

呼吸が浅い時は頭が主導権を握っていて、深い呼吸が出来ている時は、体と心が主導権を握っているそうな…。

「あたま」が主導権を握っている時は「からだ・こころ」を無理矢理、引っ張っている状態で、自分本来の自然なリズムを無視して、人工的なリズムと、集団的なリズムに合わせようとするので、どこかでシワ寄せが生まれて、それが不整脈だったり、鬱状態になったりするそうなんですよねぇ~。

ここで言う『自然のリズム』っていうのは、太陽の動きに合わせるリズムで、「あたま」は、効率化や利便性を優先するので、わざわざ太陽の動きに合わせたリズムで生活するのは、「あたま」にとっては不快なんだけど「からだ・こころ」にとっては、自然のリズムって欲しているリズムなんですよねぇ~。

それと…、書いてあった事で…「そうだよねぇ~」って思えた事の一つに…、対応策として、

目先の事では無く、長期的な展望で「からだ・こころ」へ判断を委ねるって書いてありました。

委ねてみて、もし「からだ・こころ」が拒否したら、それは無理して続ける必要はない。

…まぁ~…これが、「快・不快」のセンサーを働かすという事なんでしょうねぇ~。

仕事でも食事でも、自分の欲求が分からない…、考えがまとまらない時は「からだ・こころ」が求めているか?どうか?…がポイントなんですよねぇ~。

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