近所のお寺の入り口に標語というか…『お寺の掲示板』的な、仏教の教えや、見る人が「だよねぇ~」と思う言葉が数ヶ月おきに張り出されているんですよぉ~。
先日、お寺の前を通りがかると「人の正義は誰かを傷つける」って書いてあったんですよねぇ~。
ほほぉ~…なるほどねぇ~…(゜_゜)
確かに…。今、世界中で起こっている紛争や戦争もさる事ながら…、身近で起こる、仕事上や友人同士のトラブル…、はたまた…御近所トラブルに至るまで…、トラブルの当事者達は「自分が正しい!」「正義は我にあり!」って思ってるはずなんですよねぇ~。
そう言えば…、映画監督の是枝さんも「正義というものは、悪意よりも人を傷つける事がある…」って何かのインタビューで言ってたっけな…。
僕も気をつけないとなぁ~…って思います。
話しは…少しだけ変わりますが…
先日、実家に帰省した時に感じた事なんですけど…
僕の実家の街には、ロータリーと呼ばれる6本の道がつながっている交差点が、昔からあるんです。その交差点には信号機は無く、必ずロータリーに入る時には一旦停止をして、左右確認した後、左側にしか曲がれません。右の道路に入りたい時は、ロータリを時計回りに周り、目的の道に入る。
確か、有名なロータリー交差点は、パリの凱旋門がロータリー状になっていたと思います。
このロータリーの交差点を上手く走るコツは、譲り合いなんですよねぇ~。ロータリーに入っている車が多い場合は、ドライバー同士の判断での譲り合いになります。
このロータリーを走る時に、いつも思うんですが…「譲り合っていれば事故なんて起こるはずはない…」って思うんですよねぇ~。
更に言えば…、車も法定速度を守って、イライラせず、スマホを見たりせず、急いでいたり…考え事をしながら運転したりしなかったら,事故が起こる確率って、凄く低いと思うんですよねぇ~。
先日、この事を友人に話したら「そんな事、言うけど、誰かにぶつけられたらどうするの?…もらい事故っていうのもあるだろ!?」って言われましたが、皆が譲り合う気持で運転していたら、もらい事故すら起こる確率は低くなるとは思うんです。
でも、確かに…理想と現実は違いますよねぇ…。
人って、いつ何どきも「自分は正しい!」「正義は我にあり!」と、心のどこかで思っているものですし、「誰も見てないから、これくらいは、いいかぁ~」…とも思っているでしょうしね…。
車に乗ればイライラしたり、スマホが気になったり…。自然と、自己中心的な行動を取ってしまいがちになる生き物だとは思いますが、「人の正義は誰かを傷つける」という言葉を、心の片隅のどこかで記憶しておけば、もしかしたら、いざという時に、間違った行動ではなく、正解の行動が取れるやもしれませんね…。