政見放送を見ていて…「木を見て森を見ず…」だなって思った。

7月20日が参議院選挙でしたよね?

選挙期間中になると、TVやラジオで、政治的な私的発言がパタッと無くなる違和感…。

発端は安倍さんらしいけど、自由に発言が出来ないのって変だな?って思うんですよねぇ~。なんか…柔~い…ソフトな言論の弾圧って感じが否めないなぁ~って、ちょっと気持ち悪さを感じるんですが、なんとかならないかねぇ~…って思います。

まぁ~そんな中、NHKでは定期的に、政見放送なるモノが放送されてるわけですが…

各党首の政見放送を聞いていて思ったんです…

政治家の公約って、患者さんの訴えというか…、健康や病気に関する悩みに対して、「じゃぁ~痛み止めの薬でも出しておきましょうか…」というような、その場しのぎの言葉に聞こえるよなぁ~…って思ったんです。

やれ…「2万円給付…」とか、「食料品消費税を1年間ゼロ…」とか、「所得税・住民税を減税…」とか、「子育て支援…」とか、「子育て対策…」とか…、中には「日本人ファースト…」と言い出す人もいますが、この各党の党首の公約を聞いてると、病院で「アコソが痛い!…ココが痛い!」と症状を訴える患者さんに対して…「根本的な治療にはならないけど、とりあえず痛み止めの薬を出しておきますから、それで我慢して下さい…」的な…、そんな感じに聞こえてくるんですよね…。

…結局の所、何の根本的な解決になっていない事を連呼している。

御存知の方も多いと思うんですけど…

「木を見て森を見ず…」という言葉があります。

この言葉の意味は、物事の細かい部分や目先の事に気を取られてしまい、全体像や本質を見失ってしまう事を意味する言葉なんですよねぇ~。

政治家が言ってるマニフェストって、景気さえ良くなれば問題視しなくても良い事ばかりな事柄だと思うし、全てではありませんが、病気に関しても「アソコが痛い…ココが痛い…」というくらいの初期症状なら、基本的に、体質改善や生活習慣の改善でクリアする事が多いんですよね!…言う必要はないとは思いますが、手術が必要な大病の場合とか難病の場合は、話しは別ですよ!…(^^;)

今の日本の景気の悪さは、30年くらい前から、徐々に景気が悪くなっているのに対して、政策・対策が全て裏目に出てしまった結果が、今の現状なので、そう容易く景気は回復しないとは思いますが、今、変えないと、もう現状維持は無理だって、皆が気が付き始めたんだと思うんですよねぇ~。

なんとなくですが…、日本人は2020年にコロナ渦になり、外出制限や経済がコロナにより停滞したことで、ジワジワと景気が悪くなっている事に、やっと気が付いたような気がするんですよねぇ~。

昔のドラマで『振り返れば奴がいる』ってドラマがありましたが、コロナが終息して、ふと振り返ったら、不況が真後ろに立っていた…。そんな感じのような気がするんです。

もしも、コロナが流行ってなかったら、日本人って、この景気の悪さにも気が付かず、10年~20年後に、沼地で身動きが取れなくなっている状態になっていたかも知れませんねぇ~。

例えば、これを人の体に当てはめて考えてみると…、人間が色々な症状を訴える時って、昨日や今日の行動が、すぐに反映する事で病気が発症している訳ではないんですよねぇ~。疲れの蓄積や、色々な軽い症状を無視したり、薬で誤魔化して過ごしたりする事で、大きな不具合が生まれる。

でも…人の体って回復力もありますし、自己治癒力もありますから、体力がある人でしたら、乗り切る事は出来るでしょう。

もしも、昨日や今日の行動が、すぐに病気として現れるような体調だったとしたら、その人は、回復する余白も無く、相当ヤバイ状態の体だという事になりますね…。

こういう事を踏まえて…、どうすれば良いのかを考えると、結局のところ、体質改善や生活習慣の改善という考えに落ち着きます。

でも、中には「何を改善すればいいの?」っていう人もいるかも知れない…。

体質改善や生活習慣の改善って「よく噛んで食べる」とか…「睡眠不足の解消」とか…「定期的な運動」とか…、一番地味で、頭では理解出来るけど、面倒くさくて…、どこか心の片隅では「そんな事で病気が治るわけないじゃん!…薬の方が早く治るよ!」って思ってしまっているアレです!

でも…結局…、行き着くところ、それしか方法はないんですよね!

じゃあ、今の日本の経済状況を、人の体と照らし合わせて考えると、今の日本って、疲弊しきっていて、検査すれば、するだけ「再検査!」の通知が来るような、そんな状態だと思うんですよねぇ~。

景気を回復するには、どうすればいいんでしょうかねぇ?

一気に変わる事は、絶対無いと思うんだけど…

先日、誰かが言ってたんですよねぇ~「誰かの消費は、誰かの所得に変わる。」…って。結局、景気を回すって事は、そういう事なんでしょうねぇ~。

「じゃぁ~消費税を無くして、消費を高めれば…」って言うと、「じゃぁ~今の消費税で得られている財源をどこに求めるんだ!」…って、絶対に誰かが言うんです。そうなるとタラレバの話になり、全く着地点が見つからなくなるんですが、一つだけ言えてる事は「現状維持はもう無理だ…」って事でしょうねぇ~。

最近の風潮というわけでは無いんですけど、人の考え方とか、モノの見方が「木を見て森を見ず…」になっているなぁ~…って感じる事が多くなってきたように思えるんですよぉ~。

今度の選挙の結果はどうなるんでしょうかねぇ?

政治の世界も、少し前から新しく色々な党が生まれて、色々な意見が飛び交ってますけど、若い政治家の主張を聞いていると「言うは易く行うは難し…」という言葉が頭に浮かびます。

正論は誰でも言えると思うんですよねぇ~。でも政治の世界って、魑魅魍魎と化した…、権力の甘い蜜に執着する爺さん達が仕切っているわけなので、その人達をいかに動かすか?…または黙らせるか?(黙らせる方法は選挙に行って、黙らせたい政治家以外に投票する事しか、僕らには出来ない訳ですが…)また、その後ろ盾の財界の魑魅魍魎を、どう動かすか?…新しい党の人達や、若い政治家は、そこをどう考えてるのかな?って思っちゃうんですよねぇ~。

最初の頃は、志高かった人も、権力の甘い蜜の味を覚え、長年、権力を振るっていると、いつの間にか魑魅魍魎化してしまうんでしょう。

歴史的に…、世界的に見ても、正論が社会を変えた回数より、正論が魑魅魍魎化した政治家や権力者にひねり潰された回数の方が多いように思えるんですよね…。

今後、どうなるんでしょうかね?

まずは「現状維持は、もう無理だ…」という意識を持って、100%とはいかないまでも、投票率が70%くらいはいかないと、何も変わらないような気がするんですよねぇ~。

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