松・竹・梅…どれにしますか?

まず…今回、言いたい事は『病気にならない事が一番、大事だ!』という事を伝えたいんです。

例えば…

池から女神が現れ「あなたが落としたものは、金の斧ですか?銀の斧ですか?鉄の斧ですか?」…って童話がありましたよね!…あなただったら、何て答えますか?…(^^;)

斧としては、素材が金や銀だと、全く斧としては使えないけれども、物の価値としては、鉄より銀、銀より金ですよねぇ~。近頃は金が高騰していて、1gが13,000円って、先日「マツコの知らない世界」というTV番組で言ってましたねぇ~(^^;) 20年前は1g1,300円だったらしんですけどね…。凄え~なぁ~。20年前だったら、ちょっと頑張れば買えただろうに…。買っとけばよかったなぁ~…後悔先に立たずですね…(^^;)

金の価格高騰…という話しは別として、「金、銀、鉄…どれかプレゼントするよ!どれがいい?」…と言われたら、誰しもが「金を下さい!」って言うでしょうねぇ~。

松竹梅…っていうのもありますよね!

モノの値段に松:10,000円、竹:8,000円、梅:5,000円と、3つのコースがあったとすると、人って真ん中の「竹」を選ぶ傾向にあるみたいなんです。お金持ちだったら、何も考えず「松」を注文するんでしょうが…(^^;)、これって、人の心理で…、人間って一番高いものや一番安い物を避ける傾向にあるらしいんです。

これって「松竹梅の法則」って言って、一番高い値段のモノは贅沢に感じるし、もしも値段に見合わないモノだった時の事を考えて、後悔しないための回避行動…。一番値段が安いモノを選ぶと「貧乏に思われるから…」という見栄が関係しているそうなんです。

もしも…医療で「この治療には、松・竹・梅と3パターンのコースがございますが…どれにしますか?」って聞かれたら、どうするでしょうか?…経済的に余裕があれば、迷う事なく「松で、お願いします!」って言うでしょうねぇ~。

「高度な医療」と「普通の医療」…どちらを選びますか?…って聞かれると、気持としては、100%の人が「高度な医療」を受けたいと思うでしょう。

いつ…いかなる時も「高度な医療を受けたい」「名医の治療を受けた方が安心できる」「神の手と言われる先生の治療を受けたい」…と思う気持も分からなくはないけれども、裏を返せば、「高度な医療」「名医」「神の手」を必要とする病気や症状って、相当、身体が悪い状態になっているって事なんですよねぇ~。

高度な医療があるから…。名医がいるから…。神の手を持っている医者がいるから大丈夫!…ではなく、出来れば、名医や、神の手を持つ医者や、高度な医療と関わらない生活を送らなきゃいけないんですよねぇ~。

ただ、世の中には、生活習慣が原因で起こる病気とは別に、生まれ持って…とか、遺伝的な…とか、原因不明の病も多くあり、そういった病の患者さんは、選択の余地無く、高度な医療や名医や神の手が必要な場合もあるでしょう。

今、ここで書いている内容は、生活習慣が原因で起こる病に関しての提案ですので、御了承下さいね!

…「出来れば、名医や、神の手を持つ医者や、高度な医療と関わらない生活を送らなきゃいけない…」って事に対して…

「じゃあ…どうすればいいのか?」…って、よく聞かれますが…

やはり、大事な事は、若かろうが、歳を取っていようが…、年齢に関係なく、睡眠と食事と運動。この3つが大事なんですよねぇ~。

寝てる時に睡眠中の脳では、老廃物の掃除が行われていると言われていますし、近頃の認知症やら脳障害に関する病気の事を考えると、睡眠ってホントに重要ですよねぇ~。

食事も、よく噛んで、ゆっくり食べると腸が活性化して免疫も上がると言いますしね!食事を摂る事って行為は、身体を構成する細胞を維持する為の材料を、身体に取り込む行為ですよね!適当な食事…もしくは、あまり身体にはよくない食事を食べていると、身体を良い状態には保てなくなる事くらい、誰でも理解出来るはずです。。例えて言えば、ガソリン車にハイオクのガソリンを入れるのは燃費が良くなって良い事ですが、値段が安いから…と、ガソリン車に軽油を入れたら、エンジンが焼き付いちゃって壊れちゃいますよね!

それと…、現代人の体調不良って必ずと言っていいほど、血行不良が関わっていると思うんです。ストレスを感じるだけで、血の流れって悪くなりますし、疲れるだけでも血流は悪くなります。…そこで大事なのが運動なんですよねぇ~。動くと必ず血の流れは良くなります。

松竹梅でいう「松」。金の斧・銀の斧・鉄の斧でいう「金」。…所謂、高度な医療を受けたければ、受ければいいと思うんですが、同じ事を何度も言いますけど、高度な医療を受けなければいけない状態は,病が進んでいる状態です。…そうなる前にやるべき事は?

正直言って、高度な医療を受けなければいけない状態の病気になってしまうと,鍼灸や東洋医学では限界があります。

でも、そうなる前の、睡眠や食事や運動を見直す事で病気を回避出来る段階では、鍼灸や東洋医学は大いに役立つことが出来ます。

日本は国民皆保険で、ある程度の高度な医療でも高額医療費控除が利用でき、自己負担が少なく高度な医療を受けれるシステムになってますが、新薬などを使う場合や、より高度な医療を受ける場合、明らかに経済的な理由で「松・竹・梅…どれにしますか?」というような選択を迫られる瞬間に出くわすやも知れません…

医療を受けなければいけない時に「松・竹・梅…と、ございますが…どれになさいますか?」なんて言われるのは嫌でしょ!?…(^^;)

じゃぁ~どうするか?

「睡眠と食事と運動などの生活改善に取り組み、疲れを感じたら、鍼灸治療を受ける。」

体調に異変を感じたら…ではなく「疲れを感じたら!」…ですからね!「異変を感じる」って事は、病の前兆や、既に病が進行してる可能性が高いと考えていいと思います。

そうなる前に…

何事も「備えよ常に!」という考えで、健康と向き合うならば、…睡眠と食事と運動などの生活改善に取り組み、疲れを感じたら、鍼灸治療を受ける。…ですよ!

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