過度な…ストレス

鍼灸院に初めて治療を受けに来られる人は、最初は「肩が痛い…」「腰が痛い…」「背中が…」「首が…」という、いわゆる…鍼灸院にありがちな症状を訴えて来院されるのですが、通院する回数が増えると、最初の愁訴とは違う、「眠れない」だとか、「喘息が…」とか、「胃腸の具合が…」などなど、色々な症状を訴える人が多いんですよねぇ~。

これも、最近、よく言われているので、御存知の方も多いと思うのですが…、人間って、今、一番痛い痛みや、辛さを感じるようになっていて、2番目、3番目の痛みや辛さは、体に備わっている、痛みを抑制する機能が働いて、2番目、3番目の痛みや、辛さを感じないようにしているから、1番目の痛みが治ると、「次の方!!どうぞぉ~~!」と、順番を待っていた2番目の痛みを感じるようになるので、患者さん的には「痛む場所が変わった!」とか「今までは痛くなかったのに、今度はココが!!」と、体の変化を不思議に思う人も多いかと思います。

体に無理を強いていなくても、日常生活の中で、老化や疲れで、体の不具合は起こりやすいものです。身体が健康体に近い人でしたら、1つの症状が治ると、健康体に戻れるのですが…、体に無理を強いて体調が悪くなった人は、玉葱の皮をむくように、2番目、3番目の痛みが、症状として次から次に出てくるという感じになるんですよぉ~。

ちなみに…

痛みを抑制する機能で働いているのが、ノルアドレナリンとかセロトニンという神経伝達物質なんですけど、慢性的なストレスに晒されると、セロトニンの神経の働きが阻害されるので、痛みに敏感になるんですよねぇ~。鬱病の人って脳内のセロトニンの分泌が少なくなるので、痛みを抑制する働きが機能しなくなり、色々な体調不良を訴える特徴があるんですよぉ~。

余談ですが…

先日、ラジオを聴いていたら「鬱は大人の嗜み…」っていう言葉を聴いて、「あぁ~…なるほどぉ~!」って思ったんです。…今は30年~40年前に比べて、景気も悪いし…、こんなにも混沌とした世の中で…、夢も持てなくなってしまっている今日この頃…、敏感な心を持ち合わせていたら、鬱病になるのも当然だと思うんですよねぇ~。

…鬱も、重症から軽症…と色々な症状がありますが、鬱を一度も経験した事がない人は、精神的にタフなのかもしれませんけど、裏を返せば、何かが麻痺している状態なのかも…とも思えます。

「鬱は大人の嗜み…」かぁ~~~。…この言葉、誰が言い出したんでしょうねぇ? なんか…人の心を感じとれる素敵な言葉だなぁ~って感じたんですよねぇ~。

話が脱線しましたね…(^_^;)

鍼灸院に治療を受けに来られる患者さんに対して、初診を含め、数回の治療だと、その都度、患者さんが訴えている痛みを取る治療をして対応しますが、定期的に体調管理も兼ねて、数年のお付き合いになっている患者さんだと、治療者として、だんだん、その患者さんの体質だとか、性格だとかを、ある程度把握できてくるんですね!

そんななか、先日、数年のお付き合いになっている患者さんから「なんか…最近、色々と体調の不具合が出るんだよねぇ~…なんでかな?」…という言葉を聞いた時に、僕の頭の中に浮かんだ原因は…

『過度なストレス』

そう言えば…以前、森高千里が、ストレス♪ という歌を歌ってましたねぇ~♪(^^♪

ストレスが地球をダメにする♪ ストレスが女をダメにする♪ ストレスが男をダメにする♪

…って歌詞だったと思います。この曲って、何年前の曲でしたっけ? 確か…作詞は森高さん本人じゃなかったけ?…多分、80年代後半の曲だったように記憶してますが、歌になるくらい、ストレスは色々なモノにダメージを与えるという事は、誰もが理解している事ではあるのだけれど、今日…明日、体に大きな異変が起こる代物ではないし、慣れてくれば、やり過ごせる事でもある。…と思っている節もある…。

このくらいのストレスで、ダメージを受けているようでは、精神的に弱い人間だというレッテルを貼られてしまうかも知れない…という意識から、ストレスを跳ね返そうと頑張るんだけど、ストレスが蓄積すればするほど、身体が言う事を聞かなくなっていく…。

…これが、鬱の始まりだと思うんですよねぇ~。

ただ、人の成長過程において、逆境に立ち向かう気力を養うには、ある程度のストレスが必要になりますし、そのストレスに打ち勝つ事で、自分の…今の限界点を超えられたりもしますから、一概にストレスを悪者扱いするのも考えものですけど…

過剰なストレスは、色々な症状を引き起こすと考えていいと思うんです。

やはり…『過剰』というのがキーワードなんでしょうねぇ~。

例えば…

過剰なストレスで起こる体の反応として、筋肉的には、ストレスにより血行不良が起こるので、体のあちらこちらの筋肉が縮み、固くこわばる事で、筋肉痛を感じるようになる。…頭痛だったり、肩こりなどはコレですよねぇ~。

自律神経的には、自律神経は内臓を支配しているので、ストレスにより内臓の働きに不具合が生まれる。心臓に影響が出れば動悸が起こるでしょうし…、胃腸に影響が出れば、消化不良や、吐き気や下痢…、膀胱だと頻尿…。血管系だと血圧…。肺だと喘息…。などなど。

ストレスにより、ホルモンに異常が出た場合は、女性だと、生理不順や、肌荒れや、情緒不安定になったり、睡眠トラブルだったりしますし…、男性だと、イライラして怒りっぽくなったり、疲れやすくなったり、EDになったり、動悸やのぼせとか、不眠とか、多汗とか…

ストレスにより抵抗力も落ちますし、免疫にも影響が出るので、蕁麻疹などのアレルギー反応や…、風邪を引きやすくなったり、風邪が治るのが遅くなったり…

例えを列挙すれば、…正直言って、キリがないんですねぇ~。

探偵ドラマや、探偵漫画のように、原因を突き止めて「真実はいつも1つ!」と犯人捜しをしたら、原因は「ストレス」という回答で、全てが終わりそうですが、このストレスを無くす薬は、ありませんしねぇ~。人それぞれ、何がストレスになっているのかは、千差万別で、掴みどころが無い、定義しにくいものがストレスだと思うんですよねぇ~。

ストレスの原因は、日常生活の中で起こる出来事だったり、家庭の問題だったり、仕事の問題だったり、色々な事がストレスの原因だったりするもので…、各々が自分で解決していくしかないのが、ストレスなんですよねぇ~。

お腹が痛くなったり、喘息が出たり、頭痛がしたり、…何かしらの症状が出ると、モグラ叩きのように薬で症状をやっつけるように対処して、誰しもが健康を取り戻そうとするものです。

薬を飲んで症状が改善して、健康体として日常生活が送れるのであれば、それはそれでOK!…何も問題ないと思います。

ただ…、定期的に色々な症状に悩まされる。…もしくは同じ症状に悩まされたりして、「なんか…最近、色々と体調の不具合が出るんだよねぇ~…なんでかな?」…って感じるようになってきて…、薬の量が増えたり、今まで効いていた薬が効かなくなったり…、体が健康体に戻らない時は、ストレスが原因かも…と考え、御自身の生活を見直して、出来る限りストレスを遠ざけるようにしてみて下さい。

まだ症状が軽度の症状であれば、ストレスを遠ざける事で体調が改善すると思います。

ただ…、無理が祟ってしまって、症状が重症な場合は、現代医学・近代医学の力を借りないといけない場合もあるかもしれません。

でも、そうなる前に、身体は、色々な痛みや症状を発する事で、心や体の異常を教えてくれようとしています。そういう時は、体の声に耳を傾けて体質改善・生活改善をして下さいね!

鍼灸治療は、そういった体質改善をサポートして手助けしていきます。

懐古主義というわけではないんだけど…

時々…、人の話を聞いていて…「そりゃぁ~言い過ぎじゃない? 当時はそれで精一杯だったんだろうからさ…」って思う事があるんです。

鍼灸を生業にしていると、鍼灸って、事あるごとに現代医学と比較されて「科学的ではない!」とか「エビデンスに乏しい!」とか「古臭い!」とか「怪しい!」とか「熱いの嫌い!」「痛いの嫌!」…(^_^;) などなど…、色々な事を言われるか…、もしくは言葉に発せられなくても、相手の表情が物語るというか…、話し相手の表情の片隅に怪訝さを感じる事があったりするんです…。

鍼灸院に鍼灸治療を受けに来られる人達は、そんな事はありませんけどね…

現代医学の信奉者というか、東洋医学や鍼灸医学に理解がなく、現代医学の治療しか受けた事がない人と話をしていて、話の流れから「今、どんな仕事をしてるの?」って質問に「鍼灸師です!」って答えると、時々ですが…怪訝な表情をされる事があります。まぁ~…僕が相手の表情から読み取って察知してしまうんでしょうねぇ~…(^_^;) 

過去の経験から言えば…

好奇心旺盛な人だったら、怖いもの見たさで、「効くの?」と聞いてくる人もいたり…

「このバネ指!治して!」と挑戦的な態度で接する知人もいましたし…(^_^;) 

時々…「興味あるんだけど!」と、色々な質問をする人もいたりと…

その都度、反応は人それぞれではあるのですが…

過去を振り返ると、鍼灸師になりたての頃は、訝しげな感じをあらわにする人は、鍼灸に対しての訝しさなのか?…それとも僕、個人に対する不信感なのか?…それとも僕の人徳の無さが原因か?…(^_^;)…などと、色々と勘ぐってしまいがちになり、自己嫌悪とはいかないまでも、「何でなんだよぉ~!」と、軽く憤りを感じる事も多々ありましたねぇ~…(^_^;) 

…でも、もう鍼灸師を23年以上やっていると、心臓にも毛が生えたのか…「理解しようとしない人には、何を言っても理解しないだろうなぁ~」…って達観視するようになりましたけどね…(^_^;)

話は変わって…

僕は子供の頃から歴史が好きだったんです。

ここ数年前から、ハマってるのが、ポッドキャストで聴いているCOTEN RADIOという番組なんですけど…、3人の福岡の若者が…、…確か僕より年下だと思うので「若者」という表記にしておきますが、この人達が、多くの歴史資料や本を読み漁って、詳しく話してくれる歴史解説が、とても面白いんですよぉ~♪

初回の吉田松陰編から聴いてるので、もう…随分、楽しませてもらってますねぇ~。

そんな中、今年の5月頃だったかな? アメリカで初めて女性の西洋医学の医師として活躍した、Dr.エリザベス・ブラックウェルの話を紹介してくれたんです。…面白かったですよぉ~。

ただね…ちょっとだけ…「確かに…それは…そうだけどもさぁ~」って思った場面があったんですよねぇ~。それは…11話中の5話目だったと思うんですが…、解説者のヤンヤンさんが、Dr.エリザベス・ブラックウェルが医学を学んでいた頃の、その時代の医学の現状を話されていたんですよねぇ~。

エリザベス・ブラックウェルって1810年生まれの人ですから、ちょうど、その頃は、細菌が発見されたり、X線が発見されたり、麻酔や消毒の知識が高まったりしていた頃ですから、まぁ~当時の医学レベルは、今の医学から比べると初期も初期で、今の常識から考えれば「マジで!?」って思うような事が、まかり通っていた時代だったと思うんですねぇ~。

その事を、ヤンヤンさんは、色々な本に書いてあった事案を紹介しながら、説明されていたんですけど、「当時は痛ければ、痛いほど効いている…」とかね…、「具体的な処置法として有名なのが、体を切って血をドバドバ体外に出す。瀉血ですね!…体に溜まった不要物とか有害物を血液と共に外部に排出させる…。だいたい、当時の医者は、これをやるんです。」という解説に、「わぁ~血を出せばいいと思っているんですね!」…と仰る、聞き手の樋口さん。

まぁ~ねぇ~…確かに、アメリカに限らず、200年前の日本でも…、時代的に言うと、江戸時代の後期…、漢方を薬として使っていたけど、当時、漢方薬も高価でしたから、薬を買えるのは裕福な人しか薬剤療法は行われていなかったわけで、当時の日本で、一般庶民に行われる治療は、鍼・灸・もしくは瀉血の治療が頻繁に行われていたという記録が残ってますし、梅毒の治療に水銀が使われていたという記録も残っています。…皆さんが歴史の授業などで『解体新書』の杉田玄白って名前を一度は聞いた事があると思いますが、あの時代の話です。

それと、瀉血ではなく刺絡もこの頃に行われていました。…瀉血と刺絡の違いに関しては、後で解説しますね!

当時はヨーロッパやアメリカより、日本は少し現代医学のスタートは遅れてはいるものの、今みたいにインターネットの時代では、ありませんしねぇ~。江戸末期に蘭学の導入が始まった事を考えると、世界中の色々な所で、多少の時差はあるにせよ、同時多発的に現代医学が芽吹き始めたって事だと思うんですよねぇ~。

COTEN RADIOのエリザベス・ブラックウェル編で、ヤンヤンさんと樋口さんは、試行錯誤していたであろう頃の医学の事を、説明されていたと思うんですが、「当時は痛ければ、痛いほど効いている…」とか「血を出せばいいと思っている…」って言葉を聞いた時に、鍼灸師である僕としては…

「そうじゃないんだよなぁ~」

…って感じたんですよぉ~。別に、ヤンヤンさんと樋口さんが悪いって言っているのではなくて、一般の人の考えって、こういう感じなんだろうなぁ~って思ったんです。

僕が思うに…

現在の医学レベルと、過去の医学レベルを比較して、現代医学の優位性を高める事は避けるべきだと思うんですよねぇ~。

なぜかと言うと、それをしちゃうと、医学に関わった先人に対して失礼だと思うから…。

なんとなく…、現在の医学レベルと、過去の医学レベルを比較すると、誰もが過去の医学のレベルの低さを感じると思うので、個人的に、とても好きな COTEN RADIO ではあるんですが、ちょっと違和感を感じたというか、「意義あり!」って思ったんですよねぇ~…(^_^;)

誰しも最初は、試行錯誤はするものですし、現代医学であろうが、昔からある医学であろうが、医学って、色々な犠牲の上に成り立っていると思うんです。

今の時代だと、医学というものは、科学的根拠(エビデンス)があって、薬や手術で治す事が医学である。…って考えている人が多いと思うんですよねぇ~。

よく、薬効成分のない偽薬を、本物の薬と信じさせて服用させ、症状が改善する現象と言われる、プラセボ効果…別名、プラシーボ効果を取り上げて「これって偽薬効果ですよ!」と、メディアが偽物扱いするものだから、医療は効果のある薬を飲むことで成立する。効果の無い薬を飲むなんてナンセンスだ!…もしくは、悪い部分を手術で切除する事で成り立つ事が医療だと、一般の人は勘違いしてると思うんです。

例えば…、不安な気持ちが原因で体調を崩してしまった人の話を聞いてあげて、少しでも不安な気持ちを解消してあげるカウンセリングのような事も、立派な医療だと思いますし…。

麻痺してしまった部分の機能回復をはかるためのリハビリも立派な医療ですし…。

身体が冷えている事で体調を崩していれば、身体を温めれば、身体は回復するでしょうし…、その逆もありですしね!

鍼やお灸を使って体のコリを取ってバランスを整えるのも、立派な医療だと思うんですよね!

薬を使わなくても…、手術をしなくても…、医療というものは成り立つと思うんです。

ただ、症状や病気には程度があります。…重症だったり、軽傷だったりで、その都度、どの医療が適しているかは症状や病状によって変わります。…適材適所ってやつですよね!

人の身体って、凄く複雑でもあるのですが、単純な側面も持ち合わせてるんですよねぇ~。

悪い部分を手術で切除したり、薬を使わないと治らないような複雑な場合もあれば、食中毒のような場合は、早く体から悪い物を出す。…出す場合は、上から出すか!下から出すか!…嘔吐か下痢で、悪い物を体外に排出する事で体調は回復に向かうでしょうし、瀉血の場合も、基本は血液の循環が悪くなっている事が原因で起こる病気の場合、血流を良くしてやる事で、体調の回復を図る治療法なんですね! 昔は今みたいに居住環境が良くないので、寒くなると血行不良を起こしやすくなっていたんだと思うんです。

当時、瀉血は静脈をターゲットにして、出血を促すようにやっていたみたいです。度が過ぎると貧血を起こしていたという記録も残っていますが、今、現在、瀉血はやってはいけない行為になってます。…その代わりと言ってはなんですが、江戸時代の中期から、刺絡という毛細血管を対象とした治療法は、現在でも広く行われています。

刺絡と瀉血の違いは、ターゲットが違うという大きな違いがある事と、刺絡の場合は出血させる事が目的ではなく、体にかかる負担を最小限に抑えながら、血行を良くするという治療法で、平成17年に、首相だった小泉さんの国会答弁で「…三稜鍼などを用いての井穴刺絡などの刺絡は、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律に規定する、はり業に含まれると認識してよいか?」という質問に、首相の小泉さんが「…三稜鍼を用いた手技は、瀉血を目的とするものではなく、一般的には、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律(昭和二十二年法律第二百十七号)第一条に規定する「はり」に含まれるものと考えている。」…と答弁された記録が残っています。…この一文が国会の公式的な文章として残っているという事は、法的にも刺絡は鍼灸師が行う事が出来る医療行為の1つだという証明でもあると思うんですよねぇ~。

あと…、歴史好きの鍼灸師・漢方医・薬剤師なら『金元の四大家』の事は御存知だと思うんです。

今だと、ネットで『金元の四大家』と検索すると、AI君が答えてくれると思いますが…

中国の『金』という時代や、『元』という時代の、有名な4人のお医者さんの話です。

ある、お医者さんは、病気は熱によって起こると考えて、身体を冷やす事で病気を治そうとしていたり…。

また、ある、お医者さんは、悪い物が体の中にあるから病気になると考えて、吐かせたり、下痢させたり、汗をかかせたりして病気を治そうとしました。

また、ある、お医者さんは、胃腸を整える事で健康が維持できると考えて、胃腸を整える事に重きをおいた治療を得意としていましたし…。

また、ある、お医者さんは、陰陽で考えれば、人間の体は、陰が不足しがちだから、陰を補う事が、病気を治す最善の方法だ!…と、陰を補う治療をしていた4人の有名な、お医者さんを『金元の四大家』と言います。

今にして、この金元の四大家の考え方を見れば、どれも間違えではなく、昔から言われている、お婆ちゃんの知恵袋的な養生を基礎として、日常生活の中で、自分の体の変化に自分自身が気が付いて、その都度、対処する事で、健康は維持できる。…という事だと思うんですねぇ~。

現代は情報過多で忙し過ぎて、自分の体調の変化に気が付く余裕も、調整する余裕も無い!…そんな暇はないから、何か病気の症状が出たら薬を飲んでやり過ごす…。そんな生活が日常になってる人って多いと思うんですよねぇ~。

それと…

現代人の医療に対する要求って、なんとなく、無理難題を解決してくれる魔法の杖や呪文みたいなモノを求めているような…そんな感じがするんですよぉ~。本来ならば、人間の体は、複雑であるけど、単純でもあるから。単純な行為で治せるうちに治しておいた方が良いって事を、もう一度、認識しなおした方が良いと思うんですよねぇ~。

懐古主義では無いんだけど、古いものや、古いと思われている思考や、先人達の知恵を、利用するというか…、今一度、見直す事が必要だと思うんですよねぇ~。

丁寧な治療を心がけているもので…

まぁ~…どこの鍼灸院も、丁寧な治療を心がけているとは思うんです…(^_^;)

ただ…治療にかける時間とか料金は、治療院によって千差万別で異なるのも事実ですよね…。

「あそこの鍼灸院は20分くらいで鍼と灸をしてくれる…」という鍼灸院もあれば、「この鍼灸院の治療時間は1時間くらいだよ!」…とか、「あそこは保険がきくよ!」…とか、「あの鍼灸院はマッサージもしてくれるし、だいたい2時間くらいで、治療費は〇〇〇〇円だよ!」…などなど、地域差もあれば、鍼灸の施術方法の違いや、治療家の治療に対する考え方の違いや治療費の違いがあります。

なぜこうなるのか?…というと、

鍼灸師が100人いれば、100通りのやり方があるから。…とでも申しますか…、鍼灸師は国家資格なので、一定水準の医学知識と、基本的な鍼灸の治療技術を学んだ人が、国家試験を通過して、鍼灸師となるわけですが、鍼灸の歴史って、東洋医学・鍼灸の最古のバイブルと言われいてる『黄帝内経』という本は、紀元前2世紀頃の本ですし…、本になるという事は、それ以前から行われていた医学という事になるので、ハッキリとした年数は分かりませんが、『黄帝内経』という本を基準に歴史の年数を数えると、2200年前から受け継がれ、紆余曲折ありながらも、生活に密着した医学として、現在でも活用されているわけです。

鍼灸に関しても、2200年間のあいだに、色々な方法が生まれては消えたり…、受け継がれたり…、を繰り返して、今に至っているわけなので、今、現在、残っている鍼灸の施術方法も色々あるんですよね!

だから、鍼灸師が100人いれば、100通りのやり方がある。…なので、統一できるものでは無いんですよぉ~。

現代医学の歴史と言えば、19世紀に、細菌が発見されたり、X線が発見されたり、麻酔や消毒の知識が高まったり…。20世紀に入ってペニシリンが発見されたり、ステロイドが治療に使われ始めたり、人工透析や臓器移植が行われたりするようになっています。

なので現代医学の歴史は200年とチョット…。ですから、治療に統一感を出しやすい。…でもって、日本では昭和に入ってから、1961年に国民皆保険が機能し始めたので、保険を使って負担が少なく医療を受けれるようになったんですね!

その国民皆保険の中に鍼灸は入れてもらえなかったんですよぉ~!なぜかというと、「医療保険は病院以外では使えない。」というのが大原則になっているからです。

病院以外で保険を使う場合、『お医者さんによる適当な治療手段がない場合。』 『現代医学では、今以上に効果を期待できない場合。』…に限る。とされているために、鍼灸は保険を気軽に使えないんですよね!

分かりやすく説明すれば、お医者さんがサジを投げた状態じゃないと鍼灸で保険は使えない。…という事です。

お医者さんにもプライドがあるでしょうから、治療でサジを投げるなんて事はないでしょうねぇ~…(^_^;)

なので、保険が使えている鍼灸院は、鍼灸に理解がある、お医者さんに同意書を書いてもらっている。…という事でしょう。同意書を書いてくれるお医者さんが身近にいるか?いないか?で保険が使えるか、どうかが決まるって事になります。

料金の違いは、こういった事項が影響していると考えられます。

地域でも料金は違います。

聞いた話によると、例えば東京だと、店舗の家賃も高いでしょうし、4000円から10000円程度が相場だそうです。福岡だと2000円から6000円が相場なんですって!

時々…「病院だと保険証を提示して保険を使えば、治療費が1000円くらいで済むのに、鍼灸院の治療費は高すぎる!」言う人がいらっしゃいますが、健康保険って年齢や所得によって1割負担だったり、2割負担だったり、3割負担だったりしますよね!

保険料も収入や地域によって、月々の支払いが変わりますが、国民健康保険料の場合、おおよそ月収20万の場合、月々の支払いは1万~2万を超えるくらいじゃなかったかな?

鍼灸院の治療費が高すぎると言われる人は、御自身が先に支払われている保険料の事を考えずに、手出しの金額だけで比較されているから「鍼灸院の治療費は高すぎる!」…という思考になるんだと思うんですねぇ~。

なので…

現代医学と鍼灸を比べると、条件的には鍼灸の方が不利だと思われるのですが、多くの方は「対応する病気の範囲とか、現代医学の方が科学的だし、信頼できるから。」と、鍼灸を敬遠される気持ちも理解できますけど…

大切なのは病気を治す事よりも、病気にならない事だと思うんですよねぇ~。

鍼灸って、病気にならない体作りが、最終目標なので、現代医学とはスタンスが違うと思うんです。

以前にも、ブログで何度も書いてますが、同じような道着を着ているからって、空手と柔道はルールが違うでしょ!? 空手も柔道も相手を倒して勝利する事を目標としますが、ルールが違う。

現代医学と鍼灸医学も、患者さんの病気を治し、健康を取り戻す…という事を目標に治療しますが、ルールが違うんですよねぇ~。

鍼灸という治療法は、患者さんの身体に備わっている自己治癒力ありきの治療法であり、刺激療法と言うと「痛い!」とか「熱い!」という刺激のイメージばかりが先行してしまいますが、体に負担が、かからないように刺激を与えて、体を鼓舞する…。「体に、頑張れ!と伝えながら健康へのルートを伝えて、健康へ導くという刺激療法なので、患者さん御自身の努力も必要になってきますし、体に無理をしてきて状態が、こじれている人には、どうしても、強い刺激が副作用として付いてくる場合もあります。…だから、そうならないように、患者さんには、日頃から健康に気を使ってもらいたいんですよねぇ~。

話はだいぶ横道にそれましたが…

はりきゅうふくた では、丁寧な治療を心がけて鍼灸治療をしています。

なので、どうしても、ある程度の時間が必要になるんです。

例えば…

「肩が痛い…」という患者さんが来られたとします。

僕の治療の考え方として、肩が痛いから肩に鍼を1本刺せば治るというものでは無いんですね!

鍼灸師の先生の中には、…時々、一つのツボに鍼や灸をで刺激して治すという鍼灸の先生がいたり…、痛いという場所に100本の鍼を刺す先生がいたりと、鍼灸師によって、治療のやり方は千差万別なので、何が正しいのかは、分かりません。

…分かりませんが…、患者さんが治れば、その治療法は正解なんでしょう。

ただ、患者さんの体質も千差万別ですし、ハンコで押したように、全てが同じ治療法で、病気が治るものではない。

病気の程度…、いわゆる…軽傷なのか重症なのかでも、鍼灸の刺激も弱い刺激の方が良いのか?強い刺激の方がいいのか?などなど、変わってきますし、正解は1つではないと思うんですよねぇ~。

ただ、僕は一つのツボにアプローチすれば全てが治るとは思ってませんし、100本も鍼を刺す事などせずに治しますけどね!

またまた…、話が横道にそれてしまいましたが…

僕の治療は、肩が痛いからと、肩に鍼を1本刺して終わりというのではなく、肩が痛い場合は首も関係してくるし、背中も関係してくる。そして腕の付け根の辺りも関係しています。

もっと掘り下げると、肩が痛くて、腰は痛くないのかも知れないけど、腰骨の不安定さが猫背を生み、そのせいで肩の痛みが出ているという場合もあります。

なので、肩の治療に来られても、背中や首へのアプローチが必須だと考えるんですね!時間があれば腰への治療も行った方が良い。…所謂、バランスを整えなければいけないわけです。

で…、痛みがある場所に関係している、筋肉のコリが酷い場合や、患者さんの疲れがピークに達している場合、もしくは、老化なので回復力が低下している場合は…、筋肉を緩めて血行を良くするのに時間がかかるので、ツボへの刺激する時間が長くなるんですよねぇ~。

肩と言っても、左右ありますし、治療時間が10分や20分で終われるものではないと思うんです。

まぁ~これは僕の私見ですけどね!

だから…、ウチの治療院の基本的な治療時間は…

着替え(5分)治療(40~50分)着替え・清算(5分)

…これを、基本としています。

でも、時々、「肩も痛くて…首も痛くて…、背中も…腰も、膝や足首も…」と痛い所を全て訴えてくる患者さんがいらっしゃったりするんですよ!

そうなると…治療時間40~50分では網羅できません。…鍼とか灸で刺激して、早く筋肉が緩めば、ここまで時間をかけずに治療できるのですが、例えとして…、右の肩への治療で10分…。左の肩への治療で10分。首も右で10分…左で10分。これだけで、もう40分は使ってます。あとは背中の左右5分づつで10分。合計で50分になるわけですよぉ~。

なので基本の治療では、これくらいが精一杯です。

ただ…、もし、次の時間の予約が入っていない場合、15分延長すると+1000円。30分延長で+2000円。45分延長で+3000円。…60分延長の場合は+3900円。…で延長治療して出来る限りの治療は行いますが、2時間以上の治療は、身体への負担が大きいと考えるので2時間以上の治療はしない。

延長治療が出来ない場合は、別な日に改めて予約していただき、残りの個所を治療します。

…こんな感じで、治療しています。

ちょっと話は変わりますが…

病気が遺伝する確率は優性遺伝、劣性遺伝などなど、色々なパターンがありますが、だいたい25%~50%だと言われてます。…という事は、遺伝以外で病気になる確率は、残りの50%~75%。

その…残りの50%~75%は、食事や運動などの生活パターンが原因で発症する病気だと考えていいわけなんですよ!

病気とは言わないまでも、肩や首や背中や腰の痛みも、食事や運動や姿勢などの生活パターンが原因なので、患者さんが生活パターンや姿勢を直す努力をされないと、身体の調子は良くなりません。

でも、幾人かの患者さんは「病気は薬を飲めば治る!」というような他力思考で「薬も効かなくなったし、病院に行っても治らないから、鍼灸でなんとかならないか!?」…というような感じで来院される事がありますが、1日24時間のうちの1時間、鍼灸の治療しても、残りの23時間、体に良くない姿勢や、生活パターンで過ごしていて、体調が良くなると思いますか?

初診で来られる患者さんには「日常の生活が出来ないような、寝違いやギックリ腰のような時は、出来るだけ日数をつめて、治療を受けて下さい。それ以外の症状の場合は、最初は週1…もしくは週2ペースで治療を受けて、体調が良くなってきたら、治療間隔を広げていき、2週に1回とか、3週に1回とか…、患者さんが自分の体の状態を把握して、調子が悪くなる前に、鍼灸治療を利用する。

要は、患者さんに、自分の健康状態や体の状態を意識してもらい、疲れなどで体が発している痛みという警告に耳を傾けてもらい、すぐに手当てをしてもらいたいんですねぇ~。

なので、多くの患者さんは週1くらいのペースで治療を受けられる人が多いんです。

で…、週1回…鍼灸院で1時間の治療をしたとしても、1日24時間ですから、患者さんが過ごす1週間の時間は鍼灸治療を1時間受けている時間を差し引くと167時間ですよね!…その167時間を患者さんが、どう過ごすかで、身体って確実に変わると思うんですよね!

ただ病気を発症したり、慢性的な症状を長年抱え込んでいたりすると、ちょっとや、そっとの生活改善では、身体も変化を起こせなくなっているので、僕らの鍼灸治療は、体が変化を起こせるように手助けする。…これが基本的な鍼灸治療の考えだと思っています。

先日も、夕方、玄関先に水を撒いていたら、道を歩いてウチの看板を見た年配の男性が、「おたくの治療費はおいくらですか?」と言われたので、料金を説明したら「高いですねぇ~…私は腰が痛くて、結構、長い間、別の鍼灸院に通ってるけど、そこの鍼灸院は2000円でしてくれるが、一向に良くならない。…確実に治るのなら、ここで治療を受けてもいいが…」…と仰る。

僕は営業トークは苦手なので、正直に…

「患者さんの痛い状態を、楽な状態に戻す努力は惜しみませんが、治療後の患者さんの生活や姿勢改善が重要なポイントになります!「…確実に治る…」なんて「私は何歳まで生きれますか?」って質問されているのと同じですよ!」って言ったんですが、その方は「あぁ~治せないんだ!」って顔をして去って行かれました。

多分、あの人は、病気は自分の身体が治しているという思考ではなく、薬や医療に頼る他力的な思考の人なんだろうなぁ~…。多分、鍼灸治療には不向きのタイプの人だと思います。

でも…もしも、数日後に来院される事があれば、ある程度の痛みは取って楽な状態にしてあげますが、僕がお伝えする、生活改善や姿勢の改善の血行の改善の話は、右から左に聞き流されるだろうなぁ~…(^_^;)

まぁ~…聞き流される前提で…少しずつでも意識改革してもらえればと思いながら、毎日、鍼灸治療をしるんですけどね!

そう言えば…

4月頃だったかな?…僕は以前から講談師の神田伯山さんが好きで、伯山さんのラジオ番組『問わず語りの神田伯山』を毎回、欠かさず聴いているんですが、伯山さんが腰痛になったみたいで、笑い屋の重藤くんに「腰痛がなかなか治らないから、どうしたらいいかな?」と重藤くんに尋ねたという話から、重藤くんが「大丈夫ですよ!押上に、とんでもなく良い鍼医がいるので、今度紹介します!」って、先週言っていたのに、番組収録日に重藤君はお休みで…、

後日、重藤くんから伯山さんにメールで、押上の鍼医の連絡先が送られてきたらしく、メッセージで「押上の鍼医ですが…即効性の無い鍼です。」って書いてあったらしいんですね!…それに伯山さんがブチ切れて「そんなの駄目じゃねぇ~かよ!即効性があれよ!…鍼は!即効性しか、むしろ魅力が無いだろ!鍼には!…持続性よりも即効性だろ!…と思って…」って伯山さんが言ってたのを聴いて、…まぁ~これが、一般人の鍼に対する認識なんだろうなぁ~って、鍼灸師として聴いてました。

腰痛には色々な原因があるんですが、即効性があるか?ないか?で言えば、…時と場合による。って言うのが答えですかねぇ~。…(^_^;)

例えば、切り傷は、傷が塞がって元に戻るまでに時間がかかりますよね!鍼をしたからって、出血がすぐに止まって、あっという間に傷口が塞がって、すぐに元通りになる事なんてあり得ないじゃないですか!…それと同じで腰痛にも色々な原因があるわけだから、そこを解決していかないと治らないのが、腰痛の厄介な所なんですよねぇ~。

まぁ~…、一般の人が鍼灸の治療に対して、どういうイメージを持っているか?…それによって、怪しい物にも見えたり、救世主のようにも見えたりするんでしょうねぇ~。

気付き…♪(~趣味の話から鍼灸技術の伝承まで~)

今回は、趣味の話から始まり…鍼灸の話しというか、技の伝承の事を書こうと思います。

SNS…って、便利な面もあれば、面倒くさい側面も持ち合わせてますが、便利な側面で話せば、色々な情報が載っているので「へぇ~!」とか「ほぉ~!」とか、SNSを見なければ知り得なかった情報を知る事が出来たりするのは、ありがたいなぁ~って思います。

先月、SNSを見ていたら、関西地区で放送されている、FM CoCoLo の「THE MUSIC OF NOTE」は毎月、パーソナリテイーが変わる番組らしいんですが、先月はCharさんがDJだったんです…♪

今、福岡に住んでいるから、通常は関西地方のラジオは聴けないんだけど、radiko会員になれば全国のラジオが聴けるしね!近頃は便利だなぁ~って思います。

趣味の話ですが…

僕は下手の横好きで、いまだにギターを弾いてるんです。…ギターを弾き始めたのは中学一年生の頃からだから、かれこれ…47~48年…(^_^;) ギターを弾いているわけですが、腕前は上がらず…、アマチュアの域を脱せれない、よくその辺にいる、楽器好き…ギター好きのオヤジと化しているわけです。

そんな、ギター好きのオジサンが、数年前に、ようやく気が付いた事があるんですよぉ~。でもね…、多分、聡明な人は、もっと早く、若い頃に気が付いていると思んですけどねぇ~。

何に気が付いたかというと…、YouTubeを見ていた時、ある動画に目が止まったんですよ!それは、横浜の球場だったか?スタジアムだったか?野球かサッカーの試合前のイベントで、Charさんのバンドが演奏するというドキュメンタリー映像だったんですよねぇ~。

その映像は、最初にバンドのセッティング・シーンが映っていて、Charさんのギターテクニシャンの人が、ギターアンプやエフェクターのセッティングをして、ギターの音を鳴らして、音の調整をしているシーンから始まり、Charさんの曲を、ギターテクニシャンの人が弾き、PAの人と音の確認をしている…。

そんな映像を見て、ギターの音を聞いた時に「…おや?」って思ったんですよね…。

Charさんのギター…勿論、本物。エフェクターやアンプも本物…(^_^;) …で…キターテクニシャンの人が弾いてる曲もCharさんの曲…。…なんだけども、何かが違うんですよねぇ~。

僕もファン歴は長いので、耳だけは肥えているというか…もう何年も前から、CDで聴いたり、ライヴで聴いたりして、肌感覚で聴きなれている曲なのに…

何だろう?…この違和感は?…って少し考えて…

思いついた事と言えば…

当たり前なんですが…、ギターを弾いてる人がCharさんではないという事。

その時に、…これも…以前、YouTubeで見た映像でしたが、ある若いギタリストがCharさんと対談しているシーンで…、若手のギタリストが「Charさんって、どのギターを持ってもCharさんの音がしますね!」って言ってたのを思い出したんですよぉ~。

同じ機材を使っても、弾く人が変われば音が変わる。…Charさんが他人のギターを弾いてもCharさんの音がする。…という事は、弾き方の違いなのか?

ギターの弾き方って…、右利きの人で例えるならば、ギターは左手の指で弦を押さえて、右手の指で弦を弾いて音を出す楽器なので、左手の指で弦を押さえる力加減から、押さえた弦を離すタイミング…。右手の指、もしくはピックで弦を弾くタイミング…。

この…右手と左手のバランスが生み出す音に、違いが出るんだろうな~って思うし、これが個性なんだろうなぁ~って思うんですねぇ~。

…という事は、これって個性なので、なかなか真似ようにも、真似できるものではないと思うんです。

ましてや、同じ機材を揃えれたとして…、似たような音は出せても、同じ弾き方は無理なので、100%同じ音を出す事は難しい。

あぁ~…そういう事だよなぁ~。…って気が付いたんですよねぇ。

近頃は、エフェクターとか、ギターなどのシグネイチャーモデルが、たくさん販売されてるので、ファン心理としては、心の片隅で「欲しい!」…って思うのだけれども、それ以来、「同じ音が出る訳ではないんだ!」…という、限界が見えたというか…なにか…腑に落ちた感じになったんですよねぇ~…(^_^;)

なので、最近は、ギターやエフェクターのシグネイチャーモデルやヴィンテージには見向きもしなくなりました…(-。-)y-゜゜゜

まぁ~…お金持ちだったら、シグネイチャーモデルやヴィンテージを揃えて、自己満足に浸れるんでしょうけど、無い袖を振れないのが、今の僕の現状ですしねぇ~。

僕のスタンスとしては、真似はするけど、その真似の中に自分の個性を、いかに注入するか!?

そこがポイントになるのではないか?

そこから自分なりの個性を作り上げていけば良い。…って思うんですよねぇ!

で…、鍼灸の技術の話ですけど…

これまた、ギターの話と同じで、技術の伝承って、どこまでを伝承とするのか?…っていうところが曖昧になっているというか、まぁ~曖昧で済ましている部分ではあると思うのですよ!

50%くらいの伝承で良いんじゃない?っていう人もいれば、80%で…、とか。ウチは親子代々、一子相伝の…と、北斗神拳ばりの厳密さをもって伝承とする…とかね!…色々あると思うんです。

しかし…「伝承」と「真似」の違いってあるのかな?

何となく「伝承」は、うやうやしい感じがするけど、「真似」は軽い感じがするし…(^_^;)

でも、全ては真似から始まると言いますしね…。事実…、真似する事から基本は始まると思うんです。

何%までが『伝承』の範疇なのか?…などと考えてしまうと、三球照代さんの漫才じゃないけど、考えると夜も眠れなくなってしまいそうです…(^_^;)

一子相伝の場合は、受け継いだ事柄を、変えては駄目でしょうから、これまた別な意味で大変ですね~。…個性を出してダメという事になるので、個性を消さなければいけない。

技や形を覚える事を伝承というのであれば「伝承」は可能だと思うのですが、鍼灸の場合は数値化が出来ない、刺激量の問題があるので、所作や動きや、考え方の真似が出来ても、刺激量までは真似できない。

だから、鍼灸の伝承は「鍼を浅く刺す」…とか、「鍼を深く刺す」…とか、「鍼を皮膚にあてるだけの鍉鍼を使う」…というような、大まかな分類での伝承で、次世代に繋げていくという流れになっているのかな?

まぁ~…流派に限らず、人それぞれだと思うんです。

何となくですが…、形と所作と理屈(考え方)がマネできていれば50%の伝承は出来ているのかもしれませんしね…。弟子入りしたり、勉強会に参加したりして、自分が理想としている先生の考え方や、所作や、先生の間の取り方などを会得できたとしたら、その時点で50%の伝承は出来ている。…とすれば、あとの50%は本人の努力でしょうねぇ~。

僕は、人ぞれぞれで良いと思うから、極めたければ、極めればいいし…、ある程度の理屈や所作を会得した上で、自分なりに技術を練り上げるも良し…。考え方は人ぞれぞれだと思うんです。

僕は、どちらかというと、後者の考え方であり、あまり群れるのが好きではないですしね…。

あっ!そう言えば、今日は7月7日…。23年前の今日、鍼灸院をオープンさせたんですよぉ~♪

…って事は、臨床に入り、明日から24年目ですから、もう、真似をする段階ではなく、自分で構築するフェーズに入っているように思うんですよねぇ~。なので、最近は、毎日、何となく自分で、あ~でもない…こ~でもない…と、試行錯誤しながら、技術を練り上げてます。…多分、今後は、こうやって歳を重ねていく人生だと思うんですよねぇ~。

先ほど、ギターの話を書きましたが、僕も鍼灸師になりたての頃は、色々な勉強会に行き、色々な本を読んでました。…まぁ~僕以上に、もっと色々な勉強会に行ったり、僕以上に多くの本を読まれている人は、大勢いらっしゃると思いますけどね…

ある時、気が付いたんですよ!…ギターの音って、弾く人によって音が違うんだ!…と感じたのと同じように…「勉強会で教わった治療を再現しても…、講師の先生と同じような治療をしても…、先生が使ってる同じ鍼を使っているのに…、何で、こうも治療結果が違うのか?」…ってね…。

最初は、自分に技術が身についていないからだと、諦めてましたが、ある時から…

「この技術は、真似しよとしても、真似できるものではないな!」

…と思うようになったんです。

理屈や所作…は、会得する必要があるので、ある程度の事は、弟子入りしたり、勉強会や学会で学ぶ必要があるのだけれども、理屈や所作が身に付けば、あとは自分で技術を構築するべきなのではないだろうか…って思い始めたもので、それ以来、学会や勉強会が、縁遠くなりましたねぇ~。

それが、ここ最近???…10年前くらいからの「気付き…」かな…。

戦術重視な生き方♪

今、サッカーのワールドカップが盛り上がってますねぇ~。

僕は小・中・高とサッカーをやっていたものだから、もちろん、日本の試合は見てますが、とりあえず全試合を録画して、昼休憩や、寝る前にちょっとづつ見てますけど…なかなかワールドカップ開催中に全部見きれるものではありませんねぇ~…(^_^;)

先日、休日に録画していた、フランスvsセネガルを見終えました…。偶然なんだけど、昨日は午前中に予約されていた患者さんの予約キャンセルがあったものだから、午前中に地上波のNHKで放送していた、ノルウエーvsセネガルも観ました。

ノルウェー代表が勝った後にやっていた、バイキング・ロウ…。初めて見たけど、楽しそうだったなぁ~♪

試合を見ていて「セネガルも強いなぁ~」…って思ったんだけど、やはりスター選手がいるチームは、それに輪をかけて強いなぁ~…って思いましたねぇ~。

まぁ~…いつ、いかなる時でも、パスがつながる戦術が機能すれば、相手方のスター選手の良さを半減させたり、無くしたりする事は可能だとは思いますが、正直言って前・後半の90分間、ず~と戦略が機能し続ける事なんてありませんしねぇ~。

戦略とスター選手の破壊力が備わっているチームが最強だとは思いますが、スターも人の子…、彼も人なり…我も人なり…(^_^;)…(時々人間離れしたスター選手っていますけどねぇ~)。何があるか分からないのがサッカーのワールドカップですから、見ていて色々と楽しめるんですよねぇ~♪

そんななか…

今朝、7時台のTVニュースを見ていたら、サッカーのワールドカップの話題から、子供向けサッカー教室の話題になり「近頃の子供達は、いつでもスマホで映像が見れるし、戦術を個々で理解していて、試合に活かしている…」という話をしていたんです。

確かに、日本代表の試合を見てると、ハイプレスとか、ボランチが最終ラインに下がったり…と、変幻自在な戦術を取ったりするので、子供達も映像で観れたり、それを解説者が解説してくれたりすると、戦術を理解しやすいから、真似をして自分のモノにしやすいんでしょうねぇ~。

僕らが子供の頃は、戦術と言っても、サイドからセンターリングでボールを上げる精度を上げる…とか、ポジショニングも、FWが3人、MFが3人、DFが3人、あと…キーパーの前にスイーパーという配置や、WMのフォーメーションを真似る程度だったと思うんですよねぇ~。

まぁ~…僕が子供の頃でも、強かったチームは色々な戦術を持っていたとは思いますが…、僕の個人的な感覚としては、あの頃は戦術というより、個々の技術を重視する風潮だったような気がするんですよぉ~。

昔も個人技の南米サッカー…、戦術のヨーロッパサッカー…って言われていたけど、僕が子供の頃は、自分に課せられた役割というより、憧れの選手の真似をするよな感じで、ペレみたいに…とか、ベッケンバウワーみたいに…とか、ヨハン・クライフみたいに…とかね!

戦術というより練習中に繰り返しで覚えた動きしか出来ず、個々で考えて動くという事は無かったように思うんですねぇ~。

実際に映像で、動くペレや、ベッケンバウワーのプレーを見たのは、ニューヨーク・コスモスと日本代表の試合が放送された中学の時ですし、ヨハン・クライフの動画を見たのが高校生の頃、引退宣言して、日本に来日した際に、どこかのチームと試合をしているニュース映像だけでしたもんねぇ~。

実際にプロ級のというか…、世界レベルのプレーを目の前で観たのは、高校生の時に、セルジオ越後さんのサッカー教室に行った時かなぁ~…(^_^;)

あとは…、唯一、世界のサッカーに触れるというか、見れるのがワールドカップだったんですよねぇ~。

当時は今みたいに色々な試合映像なんか、気軽に見れないものだから、雑誌で得た知識や、人から教えてもらったフェイントなどを、子供の頃に必死でやってた記憶があるんですけど、今の子供達は、映像を見て、戦術を理解し、チームの中での自分の役割を、自ら考えるようになっているんですって!…(゜o゜)

それがホントなら、今後の日本のサッカーは、今の強さを維持できるでしょうねぇ~。

それと…今朝のサッカー教室のニュースを見ていて、別な事を思いついたんですよ…

「戦術を練る」という事で、想像を膨らませば…

若い頃から、健康に対する戦術を実行できれば、病気になる確率は低くなると思ったんですよねぇ~。

ただ…、若い頃って、健康とかは二の次で…、無理や無茶を繰り返す。そんな時期だとは思うんだけど、いま時の子供達がサッカーの戦術を理解して、それを実行し、試合に臨むことが、当たり前になると、日本のサッカー界の地盤が盤石なものになるのと同じで、子供の頃から健康に対しての意識改革をしていれば、病気になる確率は減るはずなんですよねぇ~。

まぁ~…昔から「早く寝なさい!」「御飯は、よく噛んで、ゆっくり食べなさい!」とか、お風呂で湯船に浸かって「100まで数える」とかね…、色々と言われてたけど、いつのまにか、そんな事はやらなくなっていませんか?…年中、睡眠不足だし、早食いだったり…、湯船には浸からずシャワーで済ましているし…

サッカー選手に例えると、僕ら一般人は、クリスティアーノ・ロナウドとか、ハーランドとか、メッシとか、エムバペとか、ネイマールのようなスター選手では無いわけなので、戦術重視な試合というか…戦術重視な生き方をしていかなければいけないと思うんですよぉ~。

「じゃぁ~…戦術って何すればいいの?」

…って言われそうですが、それは、日常生活の食事だったり、睡眠だったっり、運動だったりが戦術に繋がる、大事な事だと思うんですよねぇ~。

西川きよしさんではないけど「小さなことからコツコツと」が、生きていく戦術としては、一番大事だと思うんですよねぇ~。

なので、僕らは、戦術重視な生き方で健康な生活を送りましょうよ…♪



し・ま・え・た

僕も九州で生活し始めて43年目なので、ある程度の九州弁は理解しているつもりですし、時々、九州弁で話したりもしますが、どうしても、自分は九州生まれではない…、というよそ者意識が働いて、九州弁で話している時に、相手が「ん?」と疑問に思った顔をすると、すぐ標準語に直したりもします…(^_^;)

そんな…九州弁がネイティブではない…僕が、最近、ある環境下で、よく頭の中で浮かぶ言葉があるんです。

それは…「しまえた」という言葉。

これは、「終わりだな…」とか、「絶望した…」とか、そんな時に使う言葉が、「しまえたな…」なんですが…

「あぁ~あ…日本もしまえたな…」と毎回、思う場所があるんです。

それは、地下鉄の車内。

毎日ではないけど、よく地下鉄を利用します。

僕はスマホは持ってますが、地下鉄に乗っている時はスマホを見ないようにしているんです。

見たとしても時間の確認くらいですかねぇ…

地下鉄に乗って周りを見渡すと、みんな…スマホと睨めっこ…

まぁ~古い例えになりますが…、受験勉強で暗記カードを片手に、必死に何かを記憶しようとしている受験生の如く…、もしくは、お守りを握りしめて、必死に何かを祈っている参拝者のような…、

地下鉄の中でスマホと睨めっこしている人達って、まったく周りとの関係を断ち切って、無関心領域に入り込んでいる感じがして、なんか…気持ち悪いというか、居心地の悪さを感じるんですよねぇ~。

で…、スマホを持っている人が何をしているかと言うと…

別に覗いているわけではないけど、大勢乗っている地下鉄に乗って、座れずに立っていると、目のやり場に困るほど、周りの人たちがスマホと睨めっこしているので、チラッと見えちゃうんですよねぇ~。

そうすると…、ゲームをやっていたり、lineやSNSの画像を見ていたり…

別に地下鉄の車内で何しようが、個人の自由と言えば、自由なんですけど、例えば、優先席…、まぁ~基本的に優先席でなくても、立ってるのが辛そうな人がいたら、席を譲るべきだとは思うんですが…、時々、優先席に、どう見ても体に障害があるわけでもなく、見た目は20代から50代くらいの、健康な人が座って、スマホでゲームをしている所に、杖を使った老人が乗ってきても、スマホでゲームをしている若者は、無関心領域に入ってますから、席を譲ろうともしない…。

こういう光景をよく見るんですよね…。

そんな時に思うんですよ…

「あぁ~日本…しまえたな…」って。

身体の声を聞く…♪

長年、…と言っても、鍼灸師歴は23年ほどしかないんですけどね…(^_^;)

日々、鍼灸師として色々な患者さんと向かい合っていて、感じる事の1つに…

鍼灸治療に「向き・不向き」の患者さんっているよなぁ~って思う事があるんです。

「鍼灸治療に不向きな患者さんとは?…どんな人なの?」…と問われると…

えぇ~っとねぇ~…。

※身体の発する声に耳を傾けない人…。

※身体に無関心な人…。

※薬で、すぐ治そうとする人…。

※手術すれば、すぐ治る。…薬を飲めば、すぐ治る。…と思っている人。

…という思考の人は、鍼灸治療に向いてないと思うんですよねぇ~。

でも…、時々、そういう思考の患者さんも、鍼灸院に来られたりするんです。

多分、そういう人達が鍼灸治療を受ける理由として…「薬を飲んでも改善しないし、病院に通院しても治らない。…なんとなく…東洋医学って神秘的な感じがするし…、もしかしたら…鍼でも刺してツボを刺激したら治るんじゃないかな?」…というような発想で来院されると思うんですけど、そういう患者さんは、得てして鍼灸治療に対して即時効果を期待して来られるので、すぐに効果を感じなければ「あっ!この鍼灸師はダメだ!」と、自己判断で治療に来られなくなる。…そんなパターンが多いかな…(^_^;)

僕が事あるごとに言っている話で、何度も、このブログにも書いていますが、病気や体調不良は薬や鍼や灸の刺激が治すのではなく、体に備わっている修復能力が働く事で、正常な状態に戻るわけで、薬や鍼灸治療の鍼や灸の刺激は、体に備わっている修復能力を後押しというか、助けているだけなんですよね!

植物を育てるにしても、種を蒔いて水をやったら、すぐに花が咲いて実が出来るわけではないし、人に何かを教えようとしても、教えたらすぐに出来る人も、なかにはいるんだろうけど…、人って、何かを学んで技術を会得しようとするには、ある程度の時間を要するものですよね!

植物の花や実がなるのに時間を必要とするのと同じで、体も、体調を整えたりするのには、ある程度の時間を必要としますし、ましてや病気を治すとなると、体調を整えるのとは桁違いな時間が必要になる場合もあります。

この…『人間の体の仕組み』が理解できていない人は、多忙な日常生活を優先する傾向にあるので、薬で痛みを取り除く事で、日々をやり過ごすようになるんですよねぇ~。

で、…長期間、薬を服用して、薬が効かなくなった段階で東洋医学や鍼灸治療を試してみようかな…。

…という感じになる。

基本的な考えとして、人間も自然の中の一部であるから、自然の流れに逆らうと、体調って崩しやすくなると思うんですよね!

ちなみに…、痛み止めにも色々な種類がありますが、処方箋でも、ドラッグストアーでも買える痛み止めを常用している人で、ロキソニンやイブプロフェインやアスピリンなどの非ステロイド性の抗炎症薬は、長期服用すると腎臓がダメージを受けやすいっていう事を知ってる人って少ないんじゃないかな?

知っていたら、気軽に痛み止めを飲もうとは思わないだろうしね…

多分、処方箋として、お医者さんが、非ステロイド性の抗炎症薬を出す場合「使い過ぎるとダメだよ!」的なアドバイスはあると思うんですが、患者さんに「腎臓がダメージを受けやすい」…という知識が無ければ、お医者さんからの注意事項は、右から左に聞き流されるでしょうしねぇ~。

患者さんの中には、腎臓がダメージを受けやすい事を認識していたとしても…「痛み止めは飲まない方がいいって言うけど!痛いからしょうがないじゃん!…薬を飲んだからって、今日や明日に腎臓にダメージが出るわけではないんだろ!」…って感じで、痛み止めを常用している人もいるでしょう…。

そんな人に「鍼灸治療や東洋医学は体に備わっている修復能力を手助けして…」なんて言っても、聞く耳をもってくれないと思うんですよねぇ~。

なので、長年、鍼灸治療をやっていて、問診で常用している薬とか、患者さんの生活パターンを聞いていると「あぁ~…この患者さんは、鍼灸治療は向いてないかなぁ~」って感じる事があるんですよぉ~。

でも…、毎回、治療しながら思う事として…

どんな患者さんであれ、鍼灸治療に「向いていない・向いている」…は関係なく、鍼灸治療に助けを求めて来られているのだから、何か一つでも効果を感じてもらう事が出来たなら、患者さん自身が体質改善をしようという気になってもらえるかも知れないし…、それが病気を治す第一歩になるわけですしね。少しでも効果を感じてくれたなら、即時効果を求めていたとしても、いつの日か「あの鍼灸師の言ってた事は間違いじゃなかったかもなぁ~…」と、僕の言葉を思い出してくれたら、御自身で体質改善を心がけられるかも知れない…。

100%の違和感が、鍼灸治療を受けた後に、25%くらい下がって、感じる違和感が75%くらいに下がってくれたなら…、それでいいかな…って思うんです。

若い頃は、あまり感じなかった事ですが、僕も50歳代後半から「人って病気をしたり、体にメスを入れる手術をした場合、100%だったパフォーマンスが、100%に戻るって事は無い…」と思うようになったんですよねぇ~。

老化というものもあるんでしょうが、病気と言っても、大病であればあるほど、その傾向にあると思うし、手術で体にメスを入れると、日常生活には支障がなくとも、運動や持久力などのパフォーマンスは確実に低下すると思うんです。

まぁ~…治療する側の希望としては100%の違和感が半分以下の45%くらいまで違和感が無くなるようにしたいんですけどね…。コレばかりは患者さんの体次第なので…。

いくら神の手を持つ名医が手術しようが…、ノーベル賞を受賞した学者さんが考案した高価な薬を飲んだとしても、患者さんの体に『生きる力』が無ければ、何の効果も生まれませんしね…。

基本は、患者さんの身体次第なんですよねぇ~。

だから、食事・排泄・睡眠・運動・姿勢が重要ですし、体に異常が起きた時、もしくは、異常が起きそうな時に、身体が発する声というか、身体が発する痛みや不調という警報に耳を傾けて、身体の声を聞くようにする。

身体の発する声を無視するなんて、火災報知器が鳴っているのに、それを無視しているようなものです。

医療は日々、確実に進歩していますが、現在、テレビやメディアで紹介されている、夢のような医療の発展の恩恵にあずかれるのは、多分、僕らの子供世代…もしくは孫世代だと思うんですよねぇ~。

なので…、今現在、大病と言われる病気が、いつに日か、薬だけで治す事が出来たとしても、今すぐには無理だという事を自覚して、医療というのは体の修復力を手助けするものだという認識を持って、自己管理で病気にならないようにする。

最高の医療っていうのは、優れた手術技術や高価な薬ではなく…、病気にならない体作りこそが最高の医療だと思うし、一番重要な事だと思うんですよねぇ~。

『不便益のススメ』を読んでみた…♪

なんか…「不便益」って…聞いた事ない言葉だけど、不便と利益を掛け合わせた造語なんだろうなぁ~。

確かに…最近、スマホとか電子マネーとか…、やたらと便利を追求する事に力を注いでいる感じがして、「便利は不便…」というような言葉を耳にする事が多いしね…。 

『不便益のススメ』…面白そうな本だなぁ~…って思ったので、読んでみました。

本の最初の方に…

※『無駄な無駄と、無駄でない無駄』という項目があり…

なぁ~んか…この「無駄な無駄と、無駄でない無駄」って、今年の年明けにNHKの『テミスの不思議な法則』っていうドラマの中で、主役の松山ケンイチさん言ってた「分からない事が分からないと、分からない事は分からない…」というセリフを思い出させる言葉だなぁ~…って思いましたねぇ~…(^_^;)

確かに、現代人は「無駄と手間」を同じように捉える節があるし、何となくだけど「手間をかける」事を、良くない事と考えている人が増えているような気がするんですよねぇ~。

※本にも書いてありましたが…、「手間はいつでもネガティブなもので、出来るだけ避ける方が良いと無意識に考えてます」って書いてありました。

僕らは、もう一度「無駄と手間」について考え直す時期に来ているのかも知れないなぁ~って、この本を読んでいて感じましたねぇ~。

本を読み進めていると…

※『数式化できないものにある価値』という章に目が止まったんです。

僕は日頃から、鍼灸の鍼や灸の刺激量は数値化出来るものではないので、鍼灸の技術は伝承しづらく、現代医学のようなエビデンス(科学的根拠)を、数値として表しにくものでもあり、現代医学と鍼灸医学・東洋医学は、例えて言えば、同じような道着を着ていても、ルールが違う空手と柔道のようなものなので、現代医学の土俵で、鍼灸や東洋医学の理屈や治療方針を論じても理解されにくいという事を、常々、思っているんですよねぇ~。

なので、鍼灸治療って『数式化できないものにある価値』の枠組みに入ると思うんです。

この本によると…

※通常、試験の問題は、正確な計算で点数が取れる問題や、講義の内容を記憶している事で点数が取れる、…というような事で評価されるわけだけど、人格の良し悪しは数値化できない…というような事が書いてありました。

で…

例えとして、看護師さんの事が書いてあったんですが…

※看護の世界も数値では測れない事が多く、例えば…、静脈注射が上手な看護師さんは、朝から晩まで静脈注射をしていれば、技術は向上して静脈注射のエキスパートになるし、患者さんとしても、静脈注射が上手な人に注射をしてもらう方が安全だし、病院としても効率的なんだけれども、その看護師さんは、一人一人の患者さんとコミュニケーションを取れる時間が少なくなり、看護がベルトコンベアーのような工場での流れ作業になってしまう。…これでいいのか?…というような事も書かれていました。

やはり、数値に落とせる事が全てではないという事なんでしょうねぇ~。

それと…

※『便利な社会=やらせてもらえない社会』という項目にも目が止まりました。

※もし、日本で車が完全自動運転のレベル5が日常になったとすると、道路を効率よく使う為に、高速道路などで、手動運転と自動運転が混在すると事故の原因になるから、手動運転が禁止になるかもしれない。…って書いてありました。いわゆる…「運転しなくていいよ!」が「運転してはいけない!」になる…。

車の自動運転って技術促進や便利な側面のみがニュースで伝えられてますが、その裏側の事など、誰も教えてくれませんよねぇ~…(^_^;)

あぁ~…それと、こんな事も書いてありました…。

※主体性・自由について…

ご存知の通り、主体性って「自分の意志や判断により、自己責任で行動する事」なので、主体性の逆は「やらされる事」となるわけですよね!

自由は「強制や拘束や支配を受けずに、自らの意志や判断で行動できる状態」で…「義務から解放」「何もやらなくてもいい」も、自由のカテゴリーの中に入る訳なんだけど、「やらなくて済む」が「やらせてもらえない」に変わった時に自由が欲しくなる。

これは僕だけの意見ではないと思うんですが、世の中…長い事、生きてると、自由って、自己責任という名の、大きな責任を背負う事が多いので、案外、何かの傘下というか、会社組織や何かに帰属する事で行動の制限や、軽い拘束や支配下に身を置くことにはなるんだけど、責任を分散できて、気軽な気持ちを味わえたりするものではあるのだけれど、やっぱり、心のどこかで強制や拘束や支配というものに反発心を持ちがちになる…。

これって、無い物ねだりなんだろうなぁ~…と思う事もしばしば…あります。

あとねぇ~…書いてあった事に「だよねぇ~」って思ったのが…

※不便な物事は、主体的に何かをする事を許してくれるものが多く、便利な物ほど「やらせてもらえない」事が増えてくる…。…というような事が書かれていました。

近頃、よく「便利なのか?不便なのか?よく分からない!」「便利は不便」って言われているのは、こういう事なんでしょうねぇ~。

それと、この本の最後の方に書いてあったんですが…

※「効率的な…」を考えるのではなく、「いかに快適に…」を考える。

たしかに…、最近の世の中は効率ばかりを求めているような気がするもんなぁ~。

あとねぇ~…

※「常識を疑う」って事が書いてあったんです。でも…疑うべき常識って、何を疑えばいいのか分からない人は、一つ一つ疑っていけば、いつか疑うべき物が見つかるかも知れないけど、疑り深い人間になってしまいそうで、楽しくなさそうだから…(^_^;)「なんでも便利な方が良いに決まっている」という時の「…決まっている」を疑うと、考え方も広がるのでは?…というような事が書いてあり…

なるほどなぁ~と思った次第です。

私事ですが、つい最近、スマホを買い換えて…

スマホって使わない?使えない?機能がいっぱいあって…

料金ばかり高くて…

選ぶ選択肢が限られていて…

なんかモヤモヤするなぁ~、このままだと、年齢を重ねて、いつか「スマホ断ち」宣言をするようになるのかも…って感じる昨今…

この本を読んで「やっぱ、僕らは、もう一度『無駄』と『手間』を考え直す時期に来てるんだろうなぁ~って思いましたよ!

ラジオ体操…♪

日本人でラジオ体操をした事がない人っているのかな?

僕ら世代だと、小学生の頃の夏休みは、朝の6時25分くらいに、町内の集合場所に集まって、6時30分から放送されるラジオ体操をして、ラジオ体操の出欠の用紙にハンコをを押してもらう…。

それが、子供の頃の夏休みの風景の一部だったんですが、今はもう、そんな感じではないのかも知れませんねぇ~。

聞いた話によると、ウチの治療院の近所では、坂を登った、見晴らしの良い公園で、お年寄りが集まって、毎日、朝の6時30分から、NHKのラジオから流れるラジオ体操にあわせて、みんながラジオ体操をしているそうですが…

我が家では、嫁さんが6年前に、ちょっと…大病したもので、その頃から、今まで以上に体に気を遣うようになり、毎朝…起きてから、録音されたラジオ体操を流して、部屋の中でラジオ体操をするのが日課になっています。

ラジオ体操を毎朝やり始めて、今年で6年目ですけど、最近、歳を取ったせいか…、ラジオ体操の大切さをヒシヒシと感じるんですよねぇ~。

僕は、もともと体は硬い方なんですけどね…(^_^;) ラジオ体操をやっていなかったら、多分…、今の関節の可動域は維持できていないだろうなぁ~って思うんです。

まぁ~…、休みの日は近所の低山に登ったり、天神に行く時は天神から博多駅まで歩いて万歩計が1万5千くらいになったり…と、体を極力、動かしているつもりでは、いるのだけれども、普段…1日中、治療院で患者さんに鍼灸治療をして、一歩も家から出ず、家の中だけの移動での万歩計の表示は2700歩くらいですし…、やはり60歳を超えた頃から、体の硬さというか…関節の可動域が狭くなっている感覚はあるんですよねぇ~。

去年の年末…、『究極の医学について考えてみた…』というブログを書いたんですが、おおまかな内容としては、AIに「医学って何?」と質問したら…

『医学とは、人体や病気の仕組みを科学的に研究し、病気の予防・診断・治療・回復を通じて、人々の健康維持と生活の質(QOL)向上を目指す学問…』という答えが返ってきて…

もう一度AIに「究極の医学とは…」と質問したら…

『「究極の医学」は一つの定義はなく、人間全体を看るホリスティック医学、生命の科学としてのアーユルヴェーダ、断食やヨガを取り入れた自然療法、チベット医学、宇宙医学など、多様なアプローチを指し、真の健康は心身の調和、予防、生活習慣全体から目指す考え方が主流です。特に現代医学が部分に偏りがちな反省から、全体性や精神性、根源的な生命力を重視する方向性が「究極」として注目されています。』…という答えが返ってきたんです。

今現在、現代医学界が「科学的根拠が無い!…エビデンスが無い!」と流布して、現代医学との差別化をはかり、蹴落とそうとしている…と言えば、言い過ぎかもしれないけれど…(^_^;)

科学的根拠を盾にしている医者や研究者達が、確実に、現代医学より下に見ているであろうと思われる医学や治療法を、AIは「究極の医学」と位置付けている。

…実に興味深い…(^_^;)

という内容のブログだったんです。

…でね!

今回、もう一度…、僕が考える、究極の医学について考えてみたんです。

僕の持論を唱えるとするならば、究極の医学って『自分で自分の体を管理する事』…だと思うんですよねぇ~。

セルフ・メディケーションという言葉があるけど、あれって…WHOの定義によると「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」…ってなってるけど、メディケーションって「薬物治療」「投薬」「薬剤」を意味する言葉だし、メディカルって「医学」「医療」「内科」という感じで「軽微な症状だったら市販薬を適切に活用し…」というようなニュアンスも含まれているから、薬に頼りがちになるような言葉だと思うんですけど…

僕が考える、『究極の医学』とは…

『自分で自分の体を管理する』…いわゆる、薬に頼らず、適切な睡眠時間・バランスの良い食事・適度な運動を行う事で健康を維持する事が、一番の『究極の医学』だと思うんですよねぇ~。

そう考えると、ラジオ体操って究極の医学の一部なんですよぉ~。

先日、年配の女性の患者さんに「ラジオ体操をした方が良いですよ!」と伝えたら、「やってます!」と返事が返ってきて、僕の目の前で、軽く腕を回されていたので、「あ!…肘は曲げずに…!」とアドバイスしたら「先生!…言うのは簡単だけど、歳を取ったら、なかなか難しいのよぉ~」と仰るもので、「そうかもしれないけど、そこは気を付けた方がいいですよぉ~」とお伝えしたら、「NHKのテレビでやっているラジオ体操は、若い人がシャキシャキと体操してるでしょ!我々は、あそこまで機敏に動けないもの…」とも言われてました。

確かに…テレビでラジオ体操をしている、お兄さんやお姉さん達は、たしか…日体大の人達だと聞いた事がありますし、日体大では無いにしても、体操部経験者だろうなぁ~って感じのアシスタントが、模範体操を見せてくれてますが、体の動きがキレッキレですもんねぇ~…(^_^;)

あんなキレッキレな動きは年配の人には無理だよなぁ~。

NHKさん…提案なんですが…

よかったら、テレビのラジオ体操の出演アシスタントって、各年齢層の人達を入れて、5人のアシスタントを入れるとするなら、30代・40代・50代・60代・70代の元気そうな人が、ラジオ体操をしてくれると、親近感がわくのではないかと思うんですよねぇ~。

編成会議にかけてもらえませんか?…(^_^;)

「どうしたものかなぁ~」案件

鍼灸の治療を求めて来られる患者さんの中に…、一定数…、色々な病院や鍼灸院を渡り歩て、治療を受けたんだけれども「症状がなかなか治らない…」「長期間、体調不良に悩まされている…」という患者さんがいらっしゃるんですよねぇ~。

そんな患者さんの特徴としては、治療が続かないというか…、数回の治療で値踏みされるというか…、患者さん側から「あぁ~…この治療院に通っても治らないな…」という感じで見切られて、来院されなくなるパターンが多いかな…。

まぁ~…トータル的に、結果を早く求めがちな人…、せっかちな人も、このパターンで来院されなくなりますねぇ~。

でも、なかには…根気よく来院され、毎回「ココが痛い…」「あそこがキツイ…」「体調がすぐれない…」と、来られるたびに色々な症状を訴えて、ウチの鍼灸院に通われている患者さんも数人いらっしゃいます。

単発ではなく、ある程度の期間、そういう患者さんを治療していると、治療に通われる回数が多ければ多いほど、治療しながらの会話の中で、初診の時に問診で聞いていなかった、色々な話が多く聞けるので、患者さんの情報を多く知る事ができるんですよね!

そういう患者さんを、長く治療していると、鍼灸師として、ある疑問が頭に浮かぶんです。

「定期的に治療を受けに来られるけど…、この患者さんは、ある程度の改善はみられても、なぜ、もっと良くならないのだろうか? …最初の見立てではココが原因だと思ったのだけども、…鍼灸の治療を受けられた後は、楽になって帰られるのに、次に来られる時は、また振り出しに戻って、色々な症状を抱えて来院される…。それの繰り返しになるのは、なぜだろう?」

…そういう場合は、もう一度、患者さんから聞いた情報をまとめて、原因を探るのですが、ある一つの疑念が浮かび上がる事が多いんですよねぇ~。

その疑念というのは…

患者さんが、長期間服用している『薬』…。

※初めに言っておきますけど、薬を悪者扱いするつもりは、毛頭ありませんので、御理解くださいね!

病気の種類や症状によっては、薬でコントロールしないといけない症状もあるので、そういった場合は、用法容量を守って薬を飲むべきだと思うんです。

なので、むやみに「薬は飲まない方が良い…」なんて言っちゃ駄目です。

ただ…薬を飲まなくてもいいような症状ならば、薬に頼るのは良くない。…まぁ~これも一般常識ではあると思うんですよね!

僕は東洋医学や現代医学の知識を、ある程度持っていて、薬の良さも認識してるし、薬は諸刃の剣になりかねない、危うさも持ち合わせているモノだという認識も持っているので、極力…薬に頼らない生活を心がけていますが、一般の人は「薬は病気を治してくれる良い物だ!」という考え方が定着していると思うんです。

なので、一般の人が薬を飲み始める理由として…

・「体調不良だから、薬を飲んで治そう!」と薬を飲み始める…。

・何か少しでも体調に関して不安を感じたら、予防的な感じで薬を飲んで不調を改善して、体調を安定させようと試みる…。

・仕事や人間関係で、頭の中がいっぱいいっぱいになり、睡眠不足から不眠っぽくなったので、睡眠導入剤を飲み始めた…。

などなど…

普段の生活をしていて、体調不良を感じたりした時に、ドラッグストアーは、あちらこちらに乱立してますから、薬の入手は容易いでしょうし…、病院に行って、患者さんが感じる、いくつもの症状を、お医者さんに訴えれば、お医者さんによっては、患者さんが言った症状の数に対するお薬を処方してくれるでしょうから、薬を飲むキッカケは数多あると思うんです。

もしも受診した病院の先生が、心あるお医者さんで「医は仁術なり」というような先生でしたら、できるだけ、お薬の数を減らして、最小限の薬で対応しようとしますが、「医は算術なり」というような、お医者さんに出くわすと、患者さんが訴えた数の症状に対して、大量の薬を処方するでしょうねぇ~。

不定愁訴を訴え、体調が不安定な患者さんで、色々なお薬を飲まれている人って、時間経過とともに、初期の症状とは別の症状に悩まされている人が多いように感じるんです。

例えば、眠れないという訴えに対して、眠剤を処方され、長期服用しているんだけど、胃や腸の不調を感じる…とかね…。

でも…「この、胃や腸の症状は眠剤の副作用なのかな?」…と、お医者さんに、その事を伝えても「お薬との関連性は無いですよ!」と、一言で済まされてしまう。

…じゃぁ~、この胃や腸の不調は何が原因だろう?と、病院で胃カメラや、腸にカメラを入れて検査してもらっても、血液検査をしても数値は正常で異常は見つからいない。

そのような場合、器質的要因が無いと、今度はメンタルの不安定さが原因なのでは?と疑われて、精神安定剤を処方される…。

「あぁ~…また、飲まなきゃいけない薬が増えた…」

そんな人、多いんですよねぇ~。

そういう患者さんの話を聞いていると、その患者さんの性格というのもあるのでしょうが…「長期間、飲んでる薬…、痛み止めなどが原因ではないのかな?」って感じる事があるんです。

ただ…、僕は、医学の知識や薬に関しての知識は、一般人より、ある程度の知識を持ち合わせてますが、医者や薬剤師では無いので、断言できませんし、僕からが患者さんにアドバイスするとしたら「一度、通院している、お医者さんに症状を伝えて、この薬を続けるべきかどうか、問い合わせてみてはいかがですか?」と言うくらいしか出来ないんですよねぇ~。

断言は出来ませんが、そういう患者さんって、俯瞰的に見て「あぁ~薬に依存してるなぁ~」って感じる事が多いんですよぉ~。

でもって、…そういう患者さんって「薬を止めると、症状が悪化するかも…」という恐怖心を抱いているのも特徴的だと思うんですね…。

それと…患者さんに「その薬を飲んでいて、症状が良くなっていますか?」と尋ねた場合、「あまり変わらないんですよねぇ~」と言う人もいたりして…。(゜o゜) 「それって、その薬が効いてないんじゃないですか?」…って言うと、…患者さんも「そうかも…」って言ったりしてね…。患者さんと2人で苦笑い…(^_^;)

まぁ~…色々な人がいらっしゃいます。

そう言えば…、最近、巷で時々言われているみたいですが…

日本人は元来、セロトニン・トランスポーターのS型でしたっけ?

幸せを感じるホルモンのセロトニンという物質を、再吸収するタンパク質がセロトニン・トランスポーターというタンパク質なんですけど、これにはL型とS型があり、L型はセロトニンの再吸収の効果が高く、S型はセロトニンの再吸収率が低いらしいんですよねぇ~。

なんでも…、日本人の8割はS型らしいので、日本人って、幸せを感じにくいらしいんですよねぇ~。

なので、日本人って、いつも不安になり、何かに依存する体質なのかもしれない。

だから、日本人って薬に依存しやすい人が多いのかも…。…と、想像できますし、日本は世界人口の約2%の人口でありながら、世界の医薬品の約7%~40%を消費する、世界有数の薬消費国だという話も、よく聞きます。

確かに人類は、医学が進歩して、寒暖差にも対応しうる充実した居住空間で生活できたり、高カロリー・高蛋白質などの栄養価が高い食べ物を摂取できるようになり、寿命は延びているのだけれども…

薬に頼りすぎるのは、どうかな?…って思うんですよねぇ~。

まぁ~江戸時代までは、薬は高価なもので、当時の一般人は薬を買う事すら出来なかったらしいのですが、今は、その薬を容易に手に入れれるようになりましたしねぇ~

昔の人と比べると…「ありがたやぁ~!」

…という感じで、現代は薬に頼る事ができる。

なので…「これは、ビジネスチャンス!」…とばかりに、あちらこちらにドラックストアが乱立しているのかも知れませんねぇ~。

まぁ~それはいいとして…。

ホント…、こういう患者さんを治療する時…、「どうしたものものかなぁ~」って思うんです。

そう言えば…鍼灸の専門学校に通っていた24~5年前…、授業の一環で、世界の鍼灸治療について調べた事があったんですが、確か…アメリカで耳ツボを使って薬物依存を治療しているって、何かに書いてあったよなぁ~…と思い出し、AI君に質問してみたんです。

AI君によると…

アメリカでは1970年代初期に、薬物依存症の治療やリハビリテーションの補助手段として耳ツボなどの(耳介療法)が広く活用されていたらしいのですが…、あれって、どこまで成果が出てるんでしょうねぇ?

70年代初期って事は、もう50年以上前って事になりますから、効果が高ければ、もっと薬物依存症の耳介療法が世界中で広まっていると思うんですよねぇ~。

市販されている薬であろうが、処方されている薬であろうが、違法薬物であろうが、薬に依存している段階で、軽い・重いの程度はあるにせよ、依存としては同じだと思うんですよ…。

じゃあ…こういう不安から薬剤に依存してしまう患者さんには、耳鍼が有効なのかな?

耳鍼は、当院でも、顔面神経麻痺の時に自律神経へのアプローチで使ったりしてますけど…

多分、薬物依存の耳鍼治療も、自律神経へのアプローチだと思うんですよねぇ~。副交感神経を優位にさせる事でリラックスさせて、ストレスでダメージを受けた自律神経を整える事が目的だと思うんですけど…

投薬治療に依存しがちな人は、『食事の改善』や『生活改善』で体質を変えて体調不良を治そう!…なんて、煩わしいと感じて、薬で早く治す!…というような…早く結果を出したいという人が多いから、耳ツボを使って自律神経のバランスを整えて薬への依存からの離脱という、結果が出るには時間を要するであろう治療法を受け入れてくれるとは思えないんですよねぇ~。

薬物依存の治療はやった事がないもんなぁ~…。

ホントに…どうしたものかなぁ~…って思うんです。