粋について…

先日、ラジオを聴いていたら『日本人の粋について』話しをされてたんですよねぇ~!

よく学会や講演会などに行くと、本題の最初のつかみで「ありがとうの反対語を御存知ですか?」(^^;)…と、演者が反対語の事を話される場面に出くわす事があります。「有り難し ⇒ めったに無い事が起こる事 ⇒ 有りがたい ⇒ ありがとう」となる。…これが語源らしいんですよね!なので、ありがとうの反対語は『あたりまえ』となるそうなんですよ…。

この反対語を『粋』で考えると…

…えぇ~…粋の反対語って何なんだろう?

粋って何?…って話しですが、広辞苑で調べてみると「意気から転じた言葉。気持や身なりの、さっぱりとあかぬけしていて、しかも、色気を持っていること。人情の表裏に通じ、特に遊里、遊興に関して精通していること。反対語は『野暮』」…とあります。

そうかぁ~…粋の反対語は『野暮』なんだぁ~…

ちなみに…『意気』とは、きだて。心ばえ。気前。心持ち。心意気。

…なるほどな。

ラジオでは、寿司屋さんを例として、粋について話しをされてたんです。

例えば…にぎり寿司ってネタとシャリで構成されますよね!

その寿司を食べた、お客さんが「大将!この寿司、美味いねぇ~!」と言ったとすると、腕の良い料理人なら、自分の料理の腕を自慢したりはしない。…料理人が何を言うかというと、ネタの魚の良さや、その魚が捕れる海の良さ…、その魚を捕る漁師の腕の良さを自慢するんだそうです。

お客さんがシャリを褒めたら、地域の田んぼの土の良さ…、水の良さ…、米を作る人の腕を自慢する。

結局の所、自分の腕を自慢せず、優劣の判断は寿司を食べる第三者に委ね、生産者や自然の恵みを自慢する。

…これが、粋っていうものなんでしょうねぇ~。

その粋の意味を知った上で、現代社会を見回すに…、なんとコマーシャリズムが溢れている事か…。

しかも、現代人は、判断を第三者(寿司を食べる本人)ではなく、誰が書いたとも知れない、ブログの評価や、自己主張だらけのHPを判断基準にしている感じがします。

情報過多の現代社会って…『野暮』…の一言につきるんだろうなぁ~。

ちなみに…コマーシャリズムとは「商業における利潤(利益)を最大化しようとする傾向。 金銭的利益を得ることを第一とする考え方。 他のあらゆる価値よりも営利(利益額)を最優先させる考え。 営利主義」…と辞書に書いてあります。

この野暮な感覚って、ネットの波及にともなって、飲食業界だけではなく、全てに蔓延してますよねぇ~。

医療業界もネットのHPを見ると、自己主張が強すぎるHPが多いこと!多いこと!…(^^;)

手前味噌ではありますが『はりきゅうふくた』のHPは、自己主張は抑え気味にして、身体の不調は、なぜ起こるのか?…鍼や薬が身体を治すのではなく、身体に備わった自己治癒力が身体を治しているのであって、鍼灸や薬は身体の自己治癒力を手助けしているだけですよ!…という事を説明しているつもりなんですが…(^^;)

この『粋』って、なにも日本の専売特許ではなく、世界の一流どころの職人さんって、心意気が高い人だらけだと思うので、世界中に『粋』…もしくは『小粋な人』…って多いと思うんですね…。

そんな事を言ってると、営利主義の人から「『粋』で飯が食えるのか!?…武士は食わねど高楊枝なんて、この時代に流行らないよ!」…なんて言われるかもしれませんし…「それってあなたの感想ですよね!?」…って言われたりして…(-_-;) そう言われたら…「感想?…そうですけど、何か問題でも?」って答えると思いますが…(^^;)

でもね…一流な人は『粋』で飯は食えてると思うんですよぉ~!飯が食えないから…、もしくは、一流じゃないから…、コマーシャリズムに頼っちゃうんじゃないかな?

なので…「営利主義 ⇒ 一流ではない ⇒ 一流ではないから飯が食えない ⇒ だから営利主義に走るしかない。」という図式になりますよね!…そう考えると、はりきゅうふくた もHPを作っているわけだから、その時点で、一流ではない…、という事かもしれませんねぇ~…(^^;)

HPは作ってますが、でも…粋っていうモノには憧れるんです。

流行廃りは、時代の流れの中に、必ずあるものなんだけれども、流行廃りを度外視した所に『粋』というモノは存在するんだろうなぁ~って思うんです。

逆に…「流行廃りを追いかけてるだけでは、一流にはなれない。」とも言えます。

あぁ~…早く、一流になって、粋になりたいなぁ~…(^^;)

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