過度な…ストレス

鍼灸院に初めて治療を受けに来られる人は、最初は「肩が痛い…」「腰が痛い…」「背中が…」「首が…」という、いわゆる…鍼灸院にありがちな症状を訴えて来院されるのですが、通院する回数が増えると、最初の愁訴とは違う、「眠れない」だとか、「喘息が…」とか、「胃腸の具合が…」などなど、色々な症状を訴える人が多いんですよねぇ~。

これも、最近、よく言われているので、御存知の方も多いと思うのですが…、人間って、今、一番痛い痛みや、辛さを感じるようになっていて、2番目、3番目の痛みや辛さは、体に備わっている、痛みを抑制する機能が働いて、2番目、3番目の痛みや、辛さを感じないようにしているから、1番目の痛みが治ると、「次の方!!どうぞぉ~~!」と、順番を待っていた2番目の痛みを感じるようになるので、患者さん的には「痛む場所が変わった!」とか「今までは痛くなかったのに、今度はココが!!」と、体の変化を不思議に思う人も多いかと思います。

体に無理を強いていなくても、日常生活の中で、老化や疲れで、体の不具合は起こりやすいものです。身体が健康体に近い人でしたら、1つの症状が治ると、健康体に戻れるのですが…、体に無理を強いて体調が悪くなった人は、玉葱の皮をむくように、2番目、3番目の痛みが、症状として次から次に出てくるという感じになるんですよぉ~。

ちなみに…

痛みを抑制する機能で働いているのが、ノルアドレナリンとかセロトニンという神経伝達物質なんですけど、慢性的なストレスに晒されると、セロトニンの神経の働きが阻害されるので、痛みに敏感になるんですよねぇ~。鬱病の人って脳内のセロトニンの分泌が少なくなるので、痛みを抑制する働きが機能しなくなり、色々な体調不良を訴える特徴があるんですよぉ~。

余談ですが…

先日、ラジオを聴いていたら「鬱は大人の嗜み…」っていう言葉を聴いて、「あぁ~…なるほどぉ~!」って思ったんです。…今は30年~40年前に比べて、景気も悪いし…、こんなにも混沌とした世の中で…、夢も持てなくなってしまっている今日この頃…、敏感な心を持ち合わせていたら、鬱病になるのも当然だと思うんですよねぇ~。

…鬱も、重症から軽症…と色々な症状がありますが、鬱を一度も経験した事がない人は、精神的にタフなのかもしれませんけど、裏を返せば、何かが麻痺している状態なのかも…とも思えます。

「鬱は大人の嗜み…」かぁ~~~。…この言葉、誰が言い出したんでしょうねぇ? なんか…人の心を感じとれる素敵な言葉だなぁ~って感じたんですよねぇ~。

話が脱線しましたね…(^_^;)

鍼灸院に治療を受けに来られる患者さんに対して、初診を含め、数回の治療だと、その都度、患者さんが訴えている痛みを取る治療をして対応しますが、定期的に体調管理も兼ねて、数年のお付き合いになっている患者さんだと、治療者として、だんだん、その患者さんの体質だとか、性格だとかを、ある程度把握できてくるんですね!

そんななか、先日、数年のお付き合いになっている患者さんから「なんか…最近、色々と体調の不具合が出るんだよねぇ~…なんでかな?」…という言葉を聞いた時に、僕の頭の中に浮かんだ原因は…

『過度なストレス』

そう言えば…以前、森高千里が、ストレス♪ という歌を歌ってましたねぇ~♪(^^♪

ストレスが地球をダメにする♪ ストレスが女をダメにする♪ ストレスが男をダメにする♪

…って歌詞だったと思います。この曲って、何年前の曲でしたっけ? 確か…作詞は森高さん本人じゃなかったけ?…多分、80年代後半の曲だったように記憶してますが、歌になるくらい、ストレスは色々なモノにダメージを与えるという事は、誰もが理解している事ではあるのだけれど、今日…明日、体に大きな異変が起こる代物ではないし、慣れてくれば、やり過ごせる事でもある。…と思っている節もある…。

このくらいのストレスで、ダメージを受けているようでは、精神的に弱い人間だというレッテルを貼られてしまうかも知れない…という意識から、ストレスを跳ね返そうと頑張るんだけど、ストレスが蓄積すればするほど、身体が言う事を聞かなくなっていく…。

…これが、鬱の始まりだと思うんですよねぇ~。

ただ、人の成長過程において、逆境に立ち向かう気力を養うには、ある程度のストレスが必要になりますし、そのストレスに打ち勝つ事で、自分の…今の限界点を超えられたりもしますから、一概にストレスを悪者扱いするのも考えものですけど…

過剰なストレスは、色々な症状を引き起こすと考えていいと思うんです。

やはり…『過剰』というのがキーワードなんでしょうねぇ~。

例えば…

過剰なストレスで起こる体の反応として、筋肉的には、ストレスにより血行不良が起こるので、体のあちらこちらの筋肉が縮み、固くこわばる事で、筋肉痛を感じるようになる。…頭痛だったり、肩こりなどはコレですよねぇ~。

自律神経的には、自律神経は内臓を支配しているので、ストレスにより内臓の働きに不具合が生まれる。心臓に影響が出れば動悸が起こるでしょうし…、胃腸に影響が出れば、消化不良や、吐き気や下痢…、膀胱だと頻尿…。血管系だと血圧…。肺だと喘息…。などなど。

ストレスにより、ホルモンに異常が出た場合は、女性だと、生理不順や、肌荒れや、情緒不安定になったり、睡眠トラブルだったりしますし…、男性だと、イライラして怒りっぽくなったり、疲れやすくなったり、EDになったり、動悸やのぼせとか、不眠とか、多汗とか…

ストレスにより抵抗力も落ちますし、免疫にも影響が出るので、蕁麻疹などのアレルギー反応や…、風邪を引きやすくなったり、風邪が治るのが遅くなったり…

例えを列挙すれば、…正直言って、キリがないんですねぇ~。

探偵ドラマや、探偵漫画のように、原因を突き止めて「真実はいつも1つ!」と犯人捜しをしたら、原因は「ストレス」という回答で、全てが終わりそうですが、このストレスを無くす薬は、ありませんしねぇ~。人それぞれ、何がストレスになっているのかは、千差万別で、掴みどころが無い、定義しにくいものがストレスだと思うんですよねぇ~。

ストレスの原因は、日常生活の中で起こる出来事だったり、家庭の問題だったり、仕事の問題だったり、色々な事がストレスの原因だったりするもので…、各々が自分で解決していくしかないのが、ストレスなんですよねぇ~。

お腹が痛くなったり、喘息が出たり、頭痛がしたり、…何かしらの症状が出ると、モグラ叩きのように薬で症状をやっつけるように対処して、誰しもが健康を取り戻そうとするものです。

薬を飲んで症状が改善して、健康体として日常生活が送れるのであれば、それはそれでOK!…何も問題ないと思います。

ただ…、定期的に色々な症状に悩まされる。…もしくは同じ症状に悩まされたりして、「なんか…最近、色々と体調の不具合が出るんだよねぇ~…なんでかな?」…って感じるようになってきて…、薬の量が増えたり、今まで効いていた薬が効かなくなったり…、体が健康体に戻らない時は、ストレスが原因かも…と考え、御自身の生活を見直して、出来る限りストレスを遠ざけるようにしてみて下さい。

まだ症状が軽度の症状であれば、ストレスを遠ざける事で体調が改善すると思います。

ただ…、無理が祟ってしまって、症状が重症な場合は、現代医学・近代医学の力を借りないといけない場合もあるかもしれません。

でも、そうなる前に、身体は、色々な痛みや症状を発する事で、心や体の異常を教えてくれようとしています。そういう時は、体の声に耳を傾けて体質改善・生活改善をして下さいね!

鍼灸治療は、そういった体質改善をサポートして手助けしていきます。

『怒り』について考えみました…

人が怒る時…

冷静に考えてみると、人って…、自分が思っていた事と違う事を、他人から言われると…

「なんで?」…って思って、討論というか…、自分の正当性を相手に理解してもらおうと、自己主張に出るパターンと…、「自分の意見とは違うけど、何故、この人は自分の意見と違う事を言っているのだろうか?」…と、冷静に分析し始めるパターンの、どちらかの行動に出ると思うんですよねぇ~。

まぁ~…だいたい、人が怒りを感じたり、怒り始める時って…

その前段階として、怒るキッカケより以前に、何かしら仕事や、人間関係などで頭が、パンク寸前だったり…、ストレスを溜め込んでしまい、自分の処理能力では解決できなくなると…、相手の意見を受け入れたり、妥協案を探ったりする行為、…いわゆる、問題解決につながるディスカッションが、出来ない状態になった時、日常の会話の中で、「この人だったら、この話に対して、こう言ってくれるだろう!」とか「こういう行動を取って同調してくれるはず…」というような、自分勝手な思い込みの予想に反した答えが、相手の口から発せられた時…

そんな時に、人って怒るんだろうなぁ~。

…って思うんですよねぇ~。

ストレスを抱えていない状態だったら、予想に反した答えが、相手の口から発せられても、受け流せれると思うんですけどね…(^_^;)

まぁ~…生きていれば、こんな事って日常茶飯事だと思うんです。

でも、いちいち、自分の意見とは相反する対応に「怒り」で反応していたら「あの人は怒りっぽい人」というレッテルを貼られるかも知れませんし、社会生活の中で阻害されちゃう可能性が高くなるでしょう。

もしも、あなたの近くに怒りやすい人がいたら、多分、その人は、自分の処理能力では解決できない事に振り回されていたり、常日頃からイライラな日常を送ってしまう自分に対しての嫌悪感などを払拭する為に、ガス抜きのごとく、事あるごとに、自分の意見と違う、他人の言動に対して怒りをあらわにする事で、正常を保とうとしているのかも知れません。

まぁ~…良いように解釈すると…、という話ですが…(^_^;)

昔…子供の頃に、年長者の前で溜息をつくと、「溜息や 心を削る 鉋かな…」という俳句と同時に「溜息をついてると心が荒むから、溜息はつてはいけません。」と説教をされたものですが、東洋医学的な解釈では、溜息は停滞気味の気を巡らそうとしている行動なので、体にとっての溜息は悪い事では無いと言われます。

なので、怒る事って、考え方によっては溜息と同じだと思うんです。

でも、溜息は人間関係を悪くはしませんが、怒りは、相手を傷つけたり、人間関係を悪化させる要素を持ち合わせているので、怒らないに越したことはない…。

まぁ~これに関して、一番の解決方法としては…

自分の処理能力では解決できない事から離れる。…いわゆる、環境を変える事が手っ取り早いと解決策ではあると思うんですが、なかなかそうもいかないのが、今の世の中ですから、このような状態が続くと、確実に体調を崩すと思うんです。

体調を崩す…と一言で言っても、すぐに病気になるわけではなく…

明らかに病名が付くような病気を発症する場合もあれば、内臓や、その他、器質的な異常が見つからない体調不良もあるので、その場合は、メンタルの異常という疑いをもたれ「精神安定剤を処方しておきましょう…」と、鬱病という病名で診断されると思うんですねぇ~。

こういう体調不良って…、時間をかけて体調を崩していくと思うので、体調を崩し気味の初期症状の場合、そんなに危機感を感じないとは思うんですが、ボクシングのジャブとかボディーブローのように、時間の経過と共に、ジワジワとストレスが体を蝕んでいきます。

こうならないように、日常生活で対応して解決するならば…

「なんか最近、怒りやすくなったなぁ~…」とか

「ストレスが溜まってるなぁ~…」とか

「自分の処理能力では解決できない事案を抱え込んでしまった…」

…と、自覚的に感じた時点で、無理をせずに「早く治そう!」「投薬で直ぐに治そう!」…と焦らない事が重要なポイントになります。

ストレスを抱え始めると、人の体は筋肉が硬直して硬くなりますし、思考も一方的な解釈しか出来なくなるので、それを解きほぐす事が大切なんですよねぇ~。

でも…ストレス発散って気軽に言うけど…

ストレスって、そう簡単に発散できるものでもありませんし、趣味でストレスを発散できるのなら、ストレスで体調不良なんかにはなってませんしねぇ~。

まぁ~、千差万別…、人には色々な趣味嗜好がありますから、人それぞれ、ストレスの発散方法を模索する必要があると思うんです。

それでも、ストレスにさらされ、自分では、どうしようもない時は、鍼灸で強制的に、凝った体を緩めてやるという方法もあります。

体のコリが取れて、体が緩めば、思考も柔軟な考え方に変わっていきます。

ただ、こういう状態になる人は、結果を早く求めがちだし、意外と「まだまだ、自分は頑張れる!」とか「自分はそんなに弱くない!」と、自己評価が高い人ほど、無理をしがちで、人からの助けを拒む傾向にあり、ストレスを抱え込んでしまい、負のスパイラルに陥る可能性が高いと思うんですよねぇ~。

何かに助けられる事って、悪い事ではないし、弱い事でもないんですけどね…

プライドが邪魔するのかもしれませんし、このタイプの人は「薬を飲めば治る!」「手術をすれば元通りになる!」というような、現代医学崇拝&エビデンス至上主義的な人が多いので「鍼灸なんて鍼を刺したり、皮膚を灸で焼いたりする事で治るわけないでしょ!」…て思ってる人が多いだろうから、鍼灸治療には助けを求めないでしょうねぇ~。…(^_^;)

でも、早めに対処しておいた方が良いに越した事はありません。

今朝、TVのニュースでトランプさんを見ていて、この人は昔からストレスを抱えすぎていて、自分の処理能力では解決できない事を山のように抱えるから、嘘をついて乗り切ろうとしてるんだろうなぁ~…。だからディスカッションも出来ないし、「イエス」と言う人しか周りに置かない事で、正常性を保とうとしているんだろうねぇ~…。

…って思ったら、トランプに「肩の力を抜いてごらん!」って言ってやりたいけど…(^_^;) あそこまでになっちゃうと、もう全てが手遅れのように感じるなぁ~…

それと、もしかしたら…

「そんなこと言うけどさぁ~…トランプがストレスを抱えていたとしてだよ!トランプは体調を崩してもいないし、病気にもなっていないじゃないか!」って言われるかもしれないけど…

彼の場合、よほど心臓に毛が生えているか…、人の事を全く気にしないタイプなのか…、ただ…目立ちたいという事しか考えていない自己中心的なタイプなのか…、失敗を認めると心が不安定になるから、自分を正当化して認知的不協和を解消しようとする他責思考なタイプなのか…。

まぁ~…今まで、勝つか負けるか…、白か黒か…で、生きてきた人なんでしょうねぇ~。だから柔軟な対応も取れないし、嘘をついて自己防衛しながら暴走しちゃう…そんなタイプなんでしょうねぇ~。

そんな人が国のトップなのかぁ~…凄いぇ~なぁ~…(^_^;)

ストレスを回避するには…

先日、Yahooニュースを見ていたら、共同通信のニュースで『市販薬、コンビニで購入可能に 改正法成立、乱用対策で制限も…』と言うのがUPされてたんです。

このニュースを見て思ったんですけど…

これだけ大手のドラッグストアが乱立してるのに、コンビニで薬を売る必要があるんでしょうかね?

確か…世界的にみて、薬を大量に消費している国って、OECD(経済協力開発機構…先進国が加盟する国際機関)の中で、アメリカが1位で、日本は2位なんだそうな…

日本の薬市場は約10兆円市場といわれているらしいから…。薬の販売は儲かる商売なんでしょうねぇ~。

世界の人口の1.6%の日本人が、世界の薬の40%を消費しているって話しも聞きますしね…

日本人は薬が好きで、何か身体の不調を感じると薬に頼る癖がある。…とも言えますよねぇ~。

話しを少し変えて…

病気の原因って色々ありますが、遺伝的な病気や、突然変異のような突発的な病気以外の原因って何?って考えると、最終的に『ストレス』と言う言葉が頭に浮かんできます。

…そこで、思うんですが…

ストレスを無くす薬ってありますかね?

痛みを取る為に神経をブロックする薬はありますし、睡眠を誘発する薬もあります。癌細胞を攻撃する薬もあれば、血行を良くする薬もあります。

…でも、病気の最終的な原因であるストレスを無くす薬は無いんですよねぇ~。

ここで言いたいのは、原因から派生する症状を和らげ、身体に備わっている免疫力と修復能力で、回復する事は出来るんだけれども、根本的な原因であるストレスを無くす事は、薬では出来ない。…っていう事を理解しているか?理解していないか?…っていう事なんですよねぇ~。

頭では理解出来ていたとしても、行動に移せるか?…どうか?がポイントになります。

ストレスを無くす方法は、薬ではなくて、日頃の生活に関わる、食事だったり、運動だったり…、仕事の内容だったり…と、所謂、『生活改善・生活パターンの改善』をする事でしかストレスを回避する事は出来ないんですよぉ~。

色々な人の治療をしていて感じる事なんですけど…、特に鬱の人に多いかなぁ~…まぁ~…でも、鬱を患っている人だけではなく、何か身体の不調を感じた時に、薬に頼る癖が付いている人の特徴として…

「自分の生活パターンを変えずに病気を治そう!」

…としている人…。「自分の生活パターンは変えれない…、でも病気は治したい!」…という思考で病気と対峙している人は「この薬は、最初は効いていたけど、今は効かなくなった…」と、病院を変えたり、治療法を変えたり、薬を変えたり…と、負のループに陥るパターンが多いです。

根本的な原因であるストレスを取り除く『生活改善・生活パターンの改善』をしない限りは無理なんですよぉ~。

これは鍼灸に関しても言える事で、毎回、ブログに書いてますが、鍼灸治療も投薬治療も病気を治すサポートでしかなく、本当に病気を治す為には、患者さん自身の生活改善が必須となります。

多分、この事を理解して、生活改善という行動に移せている人は、御自身が大病をして、抗癌剤のような強い薬を体内に入れると身体がどうなるか?という事を体感した人、もしくは御家族や身近に、そんな経験をした人がいる人じゃないと、本当の薬の怖さって分からないと思うんですねぇ~。

なので、そういう経験をした人は、普段の生活の中で、出来るだけ食事や運動する事、仕事のペース配分に気を使ったりしているはずです。

ただ…時々、「親戚の叔父さん…癌だったけど飲み薬を飲んだら治ったよ!」というような話しをする人もいたりするので、その話しを鵜呑みで聞き入れる人は「あぁ~…そんなに心配するほどの事じゃない…。医学も進歩しているし、良い新薬も開発されているしね…。じゃぁ~生活改善なんて面倒くさいことはしなくていいや!」…と安心仕切って、投薬治療に頼ってる人もいらっしゃいますが、現状はそんな簡単なものではなく、個人の体質や症状は人それぞれ違うので、全ての癌が飲み薬の抗癌剤で治るとは言えないのが病気の実情なんすよね…。

昔から言われている事ですが「よく効く薬は諸刃の剣…」と言われます。良く切れる刃物のように、切れ味は良いんだけど、使い方を間違えると自分の身体を傷つける事になる。

例え話とし…

日常の生活で、台所の布巾って醤油のシミやら、色々と汚れやすいですよねぇ~。マメに、汚れたらすぐに水で流せば、そこまで汚れは目立たないんですが、汚れを拭き取って、そのままにしていたら汚れが定着してしまいますよね!…そうなると塩素系のハイターを使えば、汚れは落ちて一件落着…ですけど、毎回、塩素系のハイターを使っていたら布巾の生地がすぐにボロボロになっちゃいますよねぇ~。

これを、人間に例えるなら布巾が人間の身体で、強い薬がハイター…なわけですよぉ~。

やはり…人って、体験しないと言葉では理解して、頭では分かっていても、本当の怖さは分からないって事なんでしょう…。

話しが脱線しちゃいましたが…

ストレスを回避するには、薬ではなく、生活改善でしかストレスを回避することは出来ないって事です。

やっぱ!腸って大事ですよねぇ~!

先日、『カズレーザーと学ぶ』という番組で「若い人に増える「なんかダルい」は脳の炎症!? 脳&ツボ疲労回復法」というのをやってたんですよぉ~。

番組冒頭、脳が炎症を起こす原因物質として活性酸素が紹介されてました。

御存知の通り、活性酸素は免疫として働く一方、活性酸素が蓄積すると体に悪さをするんですよねぇ~。

活性酸素が蓄積する原因として、ストレスや食品添加物の摂取…、喫煙、激しい運動、多量飲酒、紫外線、放射線、大気汚染に薬物摂取…などなど、体に悪いといわれている、いつもの悪役メンバーをツラツラとリストアップした感じですが、これらの悪役が活性酸素の蓄積に関与するらしいんですよぉ~。

脳で神経細胞が活発に働く時に、酸素を使ってブドウ糖をエネルギーに変換するんですが、その時に活性酸素が発生するんだそうです。

で…、疲労状態の人の脳は、活性酸素を消去する酵素が減ってるんですって!!

あぁ~…なるほどな!フルに頭を使って、疲労がピークに達している人は、脳内で発生した活性酸素によって神経細胞がダメージを受けるって事なんですねぇ~。

脳の脳幹あたりが活性酸素によってダメージを受けやすいそうなんです。

その脳幹の辺りでセロトニンが合成されているんですって!…なのでセロトニンの合成に支障がでる。…だから、疲れている脳はセロトニン不足になるそうな…!!

セロトニンが合成される脳幹辺りが活性酸素によってダメージを受けるわけだから、然もありなんって感じですよねぇ~。

皆様、御存知の通り、セロトニンは ”幸せホルモン” とも呼ばれていて、気分を安定させる脳内の神経伝達物質の一つなんですが、セロトニンって脳では2~5%くらい作られていて、90%は腸で作られているんですね!

脳で作られているセロトニンは気分の安定や睡眠に関与していて、腸で作られるセロトニンは腸を動かす指令を出す時に使われるんですって!

なので、セロトニンが不足すると…

体の症状としては、便秘になったり、消化障害を起こしたり、光や痛みに過敏になったり、不眠…片頭痛が起きたりする。

精神的な症状としては、鬱や認知機能の低下、意欲の減退、自己肯定感の低下…などが現れるそうなんです。

脳で作られるセロトニンが2~5%で、腸で作られるセロトニンが90%と言われると、腸で作られたセロトニンが、そのまま脳にいくの?…って思うかも知れませんが…、「然に非ず!」…実はそうではなく、脳のセロトニンは、腸で吸収されたセロトニンの前駆体が脳に届いて、脳でセロトニンが作られるんだそうです。

そうなんだぁ~!…じゃぁ~…セロトニンの前駆体ってなに?

…って思って、調べてみたら、トリプトファンという物質だそうな…

…ん?…トリプトファン?…なんか聞いた事あるぞ!?

あぁ~!…必須アミノ酸の一つだ!

御存知の通り、アミノ酸って人の体を構成しているタンパク質で、たしか…20種類のアミノ酸から出来てるんでしたよね!これも…うろ覚えですが、体の20%くらいはアミノ酸で占められてるって聞いた事があります。そんでもって、必須アミノ酸って体内で合成されないアミノ酸なので、必ず摂取しないと不足してしまうものなんですよねぇ~。

そんなトリプトファン…。日中はセロトニンに変化するし、夜はメラトニンに変化して睡眠に関与するし、筋肉や臓器を作ったりもします。

なるほどな…、…と言う事は…例として、ある患者さんの症状が「お腹の具合が悪く、やる気が起こらない…。そんでもって、いつも肩や背中など、どこかが痛い!」という、つかみ所が無い症状だとしたら…

問診をして、仕事が忙しい…、便秘気味だったり、下痢気味だったり…、偏食傾向だったり…、食べ物の好き嫌いが激しかったり…、メンタルが弱かったり…、色々な事で最近無理してると自覚していたり…、良く噛まずに食事をする癖があり胃腸に負担をかけていたり…、加齢による腸の機能低下があったり…、過度の飲酒で腸の機能が低下していたり…、などなど、どれかに心当たりがあり…つかみ所が無い症状に悩まされている場合…、

『ストレスによる腸の不具合、もしくは偏った食事の摂取により…⇒トリプトファンを吸収出来ない⇒トリプトファン不足なのでセロトニンが合成できない⇒セロトニン不足になるので、痛みに敏感・消化器障害・便秘・頭痛・不眠・鬱・認知機能低下・意欲減退・自己肯定感の低下が起こる。』

この弁証があてはまりますよねぇ~。

昔の日本の医学は腹診を重要視しますし、鍼灸でも治療の原則として「まずは、お腹を調えろ!」と言い、お腹を触って状態を確認して、お腹を調えるツボを使ったりします。

「鬱とか不眠で腸って関係あるの?」…って思ってたでしょ!?

今まで「鬱とか不眠とは脳の病気でしょ!?…お腹は消化器官なんだから、お腹なんて関係ないでしょ!?」…って思われていたかも知れませんが、腸の状態が、良い具合にちゃんと働いていないと、セロトニンの原料のトリプトファンは吸収できないので、腸の状態が悪い事で不眠や鬱や痛みに敏感になるって理解出来ますよねぇ~!

しかも、腸って免疫の総本山で、免疫細胞の50%が小腸に存在するし、20%が大腸に存在しますよね!そんでもって、セロトニンも腸と密接な関係がある。…「やっぱ!腸って大事ですよねぇ~!」と思うのと同時に、食事って大事だなぁ~って思います。

因みに…

セロトニンを増やすには、トリプトファンやビタミンB6を含んだ食物摂取。

いわゆる…バナナとか、乳製品、大豆製品、赤身の魚…、それと、海藻や繊維物の野菜を摂取して、腸内環境を整え、運動や日光浴や生活環境に気を配る。…やはり、基本は生活習慣の改善なんですねぇ~。

それと、抗活性酸素ではビタミンC・E・Aが挙げられていて、緑黄色野菜や果実、海藻類、甲殻類…の摂取が欠かせない。

結局の所、好き嫌い無く、よく噛んで、ゆっくり食事をする事が重要なんですよね!

番組では…

疲労学会の先生が慢性疲労の対処法として、最先端の治療で、抗炎症薬やミクログリアの話しをされてますが、一番大事なのは、慢性疲労にならないような日々の生活を送る事だと思うんですよねぇ~。

番組内で2人目の講師として、鍼灸の先生がツボのことを話されてましたが、首が痛いから…肩が痛いから鍼灸院に行くというのではなく、慢性疲労の事を考えると日頃から鍼や灸をして体をリセットする事で慢性疲労にならない体を作る事が重要ですし、なんいせよ、患者さん自身の生活改善が一番重要なんですよねぇ~♪

ただ、人って、そんなに意志も強くないし…、特に自分の体の事になると「まっ!いいか!」と、甘々な感じで、いつの間にか不健康な食生活に逆戻りしていたりするものなので、定期的に鍼灸治療を受けて、自分の体の不具合を見つけて治しておいた方が良いと思います。