前脛骨筋

あぁ~…なるほど!って思った事がありました。

先日…何のTV番組だったかな?…ホンマでっかTVだったかな?タレントの出川さんが還暦で、出川さんに対して『若々しい60歳になれる秘訣を評論家達が解説する…』っていうのをやってたんです。

その中で出川さんが「最近、ちょっとした段差でつまずくようになった…」って言われていて、それに対して、鍼灸師?柔道整復師?なのかな?…俳優の佐々木蔵之介さんのジェネリック…(^^;)…みたいな先生が「足を上げる筋肉の低下が原因」って言ってたんですよね。

実際にやってみると、出川さんは、踵を軸にして、つま先を上げる動作が出来ない事はないんですが、つま先を少ししか上げれなかったんですよね!

この…踵を軸にして、つま先を上げる動作に作用する筋肉は、前脛骨筋なんですが、出川さんは、この前脛骨筋が筋力低下を起こしていたんですね…。

その時に、さんまさんだったかな?誰かが「車の運転する時はどうするの?アクセルとブレーキを踏む時はどうするの?」って言ったのに対して、出川さんは「つま先は上がらないから、腿から動かし、膝を持ち上げてブレーキを踏んだり、アクセルを踏んだりする…」って言ってるのを聞いて…

あっ!なるほどな!…って思ったんです。

高齢者の運転のアクセルとブレーキの踏み間違えって、コレが原因の割合って多いんじゃないかな?

高齢者には認知的な判断ミスという側面もあるでしょうが、動作的なミスとして、つま先を上げる筋肉が衰えていて、つま先を上げる事が出来ず、右足で踵を軸にアクセルとブレーキを交互に踏むことが出来ないので、腿や膝を上に一端上げてアクセルとブレーキの踏み替えをする。

そうすると、踵を軸に、つま先を上げてアクセルとブレーキを踏み替えるより、腿や膝を上に上げ、一端足を上げる動作は、ブレーキを踏む動作も少し遅れるし、アクセルとブレーキの踏み間違えも起こりやすいと思うんですよねぇ~。

ある本に『成人における筋肉の重量は、体重のおよそ40%で、20歳の頃の筋肉量を基準に考えると、70歳くらいでは、男女ともに30%の低下がみられる為、20歳の頃から10年間でおよそ6%ずつ、低下している事になる…』って書いてありましたし、足を前に出す動作や、足を上げる動作、階段や坂道を歩く時によく使う筋肉で、骨盤の裏側に付いている腸骨筋という筋肉があるんですが、この腸骨筋が弱くなると歩いている時に、つまずきやすくなるんですよね!その腸骨筋は、70歳では20歳の頃に比べて筋肉量が50%減ると教わった事があります。

前脛骨筋の筋力低下は、トレーニングとして、踵を軸に、つま先を上げる動作を繰り返し行えば筋力をつける事が出来るので、TVを見ている時とか、何をするでもなく、ただ座っていて手持ちぶさたな時に、つま先を上げるトレーニングをする事で、この筋力低下を回避できるので、年齢問わず、暇な時に是非やって欲しいですね!


そういえば…いないなぁ~

よくTV番組の『情熱大陸』や『プロフェッショナル 仕事の流儀』などで、名医!!!…神の手を持つ医者!!…ゴッドハンド○○医師!!…というような代名詞付きで、お医者さんが紹介されてたりしますが、鬱病に関しては「あそこに行ったら治るよ!」とか「あのお医者さんは鬱病に関して名医だよ!」と言われる、お医者さんって…そう言えば…いないよなぁ~って思ったんです。

得てして「神の手」とか「名医」と代名詞が付く、お医者さんは外科医が多いようにも思いますが…

たしか…河合隼雄さんだったかな?鬱は「心のエネルギーが行き場を失った状態」とか、「心の風邪」って言われてましたよね…。

まぁ~病気には必ず程度というものがあり、症状が重い人がいれば、症状が軽い人もいる。また…治る人もいれば、治らない人もいるのは常ですよねぇ~。

鬱病に関して名医という代名詞が付く治療家がいないと言う事は、この鬱病って病は、それだけ振れ幅が広いという事なんでしょう。

鬱病治療の「神の手」とか「名医」と代名詞が付く、お医者さんがいたとするなら、日本中の鬱病の人がその、お医者さんの所に集まるでしょうし、その名医が治すはずだから、こんなに鬱病の人が多くはないはずなんですよぉ~。

…と言う事は、鬱病に関しての「神の手」とか「名医」と呼ばれる治療家はいない言う事か…。

先日、久しぶりに会った友人は、もう鬱病と診断されて30年以上、投薬治療を続けながら社会人を続けていますが、本人曰く「もう鬱の薬は止めようかなって思うんだけど、奥さんが病院に行けって言うものだからさぁ~…定期的に通院してるんだよね…、でも最近、健康診断で肝臓の数値が上がってきてさぁ~…」って言ってました。

まぁ~血液検査での肝臓の数値が上がる原因は、色々な要因があるとは思いますが、友人は下戸で酒は飲めないんですよねぇ~。

肝臓の数値が上がるのは、ストレスなのか?薬なのか?老化なのか?…また別な要因なのか?…ハッキリは分かりませんねぇ~。

随分前に『抗うつ薬の功罪』と言う本を読んだことがありますが、僕の考えは基本的に鬱病は投薬より環境を変える事が一番だと思うんですよねぇ~。

「じゃぁ~鍼灸はどうなの?…鬱病に効くの?」

…って質問されると「僕の考えは基本的に、鬱病は鍼灸や投薬より環境を変える事が一番だと思うんですよ」って答えると思います。

でも、現実的に考えて、そんなに急に環境を変えれる人っていないのも事実なので、今の環境を変えずに、なんとか治したいという、鬱病の人が大半なんじゃないかな?…って思うんです。

…でもって、僕自身は薬で自分の感情をコントロールされるのは嫌だなって思うので、鬱病の患者さんが鍼灸に救いを求めて来られた時は「環境を変えた方が良い…」と、アドバイスをしつつ、ガチガチに固まっている身体を鍼と灸でほぐしていきます。

僕の経験上、鬱病の人って、コリが酷いんですよ!…多分、心の葛藤が凄いので、いつも身体が臨戦態勢なんでしょうねぇ~。なので身体の色々な所が凝ってます。

僕が思うに、鬱病って心と体の乖離だと思うので、まずは身体を緩めてリラックスできる状態を作ってあげる。…それが鍼灸に出来る鬱治療だと思うんですよね!

…その後は…

やはり環境を変える事かなぁ~。…心の葛藤を無くすには薬ではなく、環境を変える事だと思うんですよねぇ~。症状が軽く、マインドを変えれる人なら、そこまでしなくてもいいんでしょうけどね…。

先日、鬱病の薬を飲んでる友人に会って、話しを聞いて、後日、思った事を書いてみました。