ブログ

サイト管理人のブログです。

ブログ一覧

名護屋と名古屋…♪

先日、唐津のちょっと先…、呼子のもうちょっと先にある、名護屋城跡で行われた『名護屋城大茶会』に行ってきました。

目的は…「人気歴史学者3人による名護屋城トーク会」と「神田伯山独演会」

人気歴史学者3人とは、NHKの『英雄たちの選択』でおなじみの磯田さんと、千田さんと、平山さん…。生で、この神メンツとも言える先生方の話が聞けるなんて!

しかも、午後からは神田伯山さんの講談も聴けるなんて!…伯山さんの講談を聞くのは2回目だけど、福岡での独演会はあっと言う間に完売するから、なかなか行けないんですよねぇ~。

ラッキーにも、抽選の応募に当たったのと、伯山さんのチケットも買えたので、こんな機会は二度と無いかも!…って思い、迷う事なく「いざ!唐津は鎮西へ!」と馳せ参じましたよ!

人気歴史学者による名護屋城トーク会…いい話が聞けて面白かったです。

トーク会が終わって、名護屋城跡をプラプラと散策してたら、裏千家の方達が野点をやっていたので、抹茶を頂きました。

抹茶は子供の頃から飲んでるので、今でも自分で抹茶を点てて飲むんですが、なにぶん我流で、今までプロ…というか、表千家とか裏千家とか…、所謂、お手前って言うんですかねぇ~…お茶をたしなんでらっしゃる人が点てる抹茶を飲んだことが無かったので、野外だし…もしかしたら、戦国の武将達もこの場所で野点したかもしれない場所で、ホンマモンの抹茶を飲むのもいいかなって…♪

いやぁ~クリーミーで美味しかったですぅ~。

僕が茶を点てると、抹茶の粉がダマになっちゃう事が多いから…こんなクリーミーに仕上げるには、茶こしで細かくこせば、こうなるかもなぁ~。…なんて思いながら頂きました。いやぁ~…勉強になりましたゎ!

その後、名護屋城博物館に金の茶室があるという話しだったので、見に行ったら、なんと…金の茶室が展示されている横に、磯田さんと平山さんが座ってらっしゃったので、チャンスとばかりに、名護屋と名古屋の違いについて質問してみたら、凄く丁寧に説明してくれましたよ!

※愛知県名古屋市より、こっちの名護屋の方が古いって事と…

※名護屋って昔から地名があり、室町時代の頃には朝鮮との貿易がこの地で行われていたとか…

※名護屋という一族がこの辺りをおさめていた…とか

※磯田さん曰く、諸説あるんだけど、名護屋には「波を越える」っていう意味があるみたいですよ!って言われてました。

※愛知県の名護屋は…コレも諸説あるんだけど、昔は那古野っていう字が使われていたとか、気候が和やかだから「ナゴヤ」になったとか…

この話し…しようかと思ったんだけど、ちょっと長くなるし、話しがズレるから、どうしようかと思っていたんだよねぇ~…って仰ってたんですよねぇ~。

ただの通りすがりの一般人からの質問だったんですけど、凄く丁寧に説明してくれました。

直接、話ができたなんて…なんて良い日だぁ~~♪ ラッキー♪

今度、NHKの『英雄たちの選択』で名護屋城を特集してくれないかなぁ~。

テレビで見ている磯田さん、平山さん…は、あのキャラのまんまでした。…千田さんは、その時はいらっしゃいませんでしたが、博物館の展示物を見た後、チラッと磯田さんと平山さんがいた場所を覗いてみたら、千田さんも座ってらっしゃって、雑談されてましたよ。

その後、神田伯山さんの講談を聴いたんだけど、三席目の仇を恩で返すという人情話…『無筆の出世』という講談…。良かったなぁ〰︎。

伯山さんの講談を聴くのは、今回で2回目ですが、機会があれば、また聴きたいなぁ〰︎♪😊

いやぁ〰︎本当に…夢のような1日でした♪

早起きは三文の徳

先日、いつもより1時間ほど早く起きなければ、いけない日があって…

自分自身に「早起きは三文の徳!」と言い聞かせて、布団から起き上がったんですが「そう言えば…三文っていくらなんだろうか?」…って思ったんです。

確か…、昔のお金は…「両」とか「銭」とか「文」っていう単位だったよなぁ~。

「文」って安いイメージだけど…三文って…現代の貨幣価値でいくらなんだろうか?

そう言えば…三途の川の渡し船の、渡し賃は六文銭だと、誰かが言ってたし…

三途の川の川幅がどれくらいの距離なのかは分からないけれど、福岡で身近な渡し船と言えば、姪浜~能古島へ行くフェリーだよねぇ~。片道、およそ10分で、確か…230円だったよな…。博多港から志賀島は片道30分くらいで、料金は500円くらいだったっけ?

渡し賃だけで考えると六文が200円~500円くらいかな…(^^;) 

だとすると、早起きは三文の徳の三文は、現代のお金では、およそ100円~250円って事か?

「…ん?でも…三途の川の渡し船の、渡し賃は六文銭…。文銭?…文と銭が一緒になってるぞ!?」

どういう事だ?

チョイと調べてみたら、鎌倉時代~江戸時代にかけて、呼び名が少しずつ変化してるみたいですねぇ~。それと、真田の家紋の六文銭も、なにやら…六文銭ではなく、六道がどうのこうの…と言うのが本当らしい…。ややこしいなぁ~(^^;)

調べてみても、時代の違いで価値も変わってきますし、色々な説があるので、どれが正しいのか分かりませんが、江戸後期の職人さんと、米の値段で比較して算出すると、職人さんの現代の賃金での算出は一文、47.6円なんだそうな…。

で…、お米では一文8.8円なんですって!でも今、お米は値上がりしてるから8.8円じゃないでしょうねぇ~。

なんいせよ…早起きすると、焦ったり、急いだりしなくていいから、少しだけお得感を味わえる…。そんな感じなんでしょうねぇ~。

便利さを求めたら、必ずどこかにシワ寄せがくる…

よく「便利は不便…」という言葉を耳にしますが、便利さを追及すると、必ずどこかに不便が生まれる…。

便利さも、ちょうど良い塩梅で止めときゃいいのに、ドが過ぎた便利さを求めると、必ずどこかにシワ寄せがくるって、リアルに感じるようになりました。

今朝、NHKの『あさイチ』を見ていたら、テフロン加工のフライパンの話しをしていたんですが、テフロン加工のフライパンの買い換え時って2~3年らしいんですね!?焦げ付かないので便利なんだけれども、結局、ゴミが増えるって事だよねぇ~。再利用とかリサイクルとか言ってるけど、全てが再利用・リサイクル出来てる訳ではないと思うんです。

そう言えば、先日…「今後、AIの普及で電力不足となり、原発が必要…」ってニュースで言ってたなぁ~…。AIってそんなに必要ですか?今後、AIに仕事を奪われる人が大勢出てくるんでしょ!?…何だかんだ言いながら、原発を再開したいんだろうなぁ~って図式が思い浮かびます。結局、原発の再処理問題って何も解決してないよね!

あっ!そうそう!

先日、運転免許の更新の為に講習受けたんですが、その中で電動キックボードの説明を受けたんです。「環境への優しさとコストパフォーマンスの高さだとか…手軽な乗りやすさが…とか、世界中で急速に普及してるから…」という理由で普及してるみたいですが、そんなのに乗るくらいだったら「歩けよ!」って言いたくなるんですよ!

僕は鍼灸師だから「人が健康でいるためには…」っていつも考えてるんです。人が健康でいるためには動かないとダメなんですよね!人って歩かないと健康を害するんですよぉ~!…少し楽して移動したいのであれば自転車でいいじゃない!

やはり、便利さを求めると絶対と言っていいほど、シワ寄せがくるんですよねぇ~。

ただ、そのシワ寄せは、今ではなくて十数年後…数十年後…もしくは未来の人達に先送りされるから「今は便利さだけ享受出来ればいいや!」的な自己中な考え方で便利さを追及してるから、「喉もと過ぎれば熱さ忘れる…」というような感じで、いつしか慣らされている。

…そんな感じがするなぁ~。

憂うのは、ホントに面倒くさいけど…、最近、憂いたくなるような事ばかりで、「はぁ~」(-_-;)…って溜息が出ちゃいますねぇ~。

景気も良くならないし、政治家も自分が目立つ事しか考えず、目先の手柄ばかり追及しようとするし…。あっ!これ…前原さんの事ね!(^^;)

森卓さんの『ザイム真理教』を読んでると、この先、この国は、お先真っ暗って感じがするなぁ~。もう落ちるところまで落ちて、一揆でも起きない限り、何も変わらないんじゃないかな?…って思える今日この頃ですよ。

深谷伊三郎さんの『お灸で病気を治した話』

いつも腰痛の治療で来られている患者さんが「年末から鼻炎が続いて、耳鼻科に行ったら手術した方がいいと言う事になって、先日、副鼻腔炎の手術をしたら『好酸球性副鼻腔炎』という難病指定の病気らしいんですよねぇ!だから定期的にステロイドの薬を飲まなきゃいけないらしいんです。」…と仰ったんです。

好酸球性副鼻腔炎?????

漢字だけで判断すると、好酸球が原因で副鼻腔が炎症を起こすって事なのか??

好酸球って…たしか、白血球の分類だったよなぁ~…寄生虫やアレルギーの抑制に働くって授業で習った覚えがあるけど、その…免疫システムの一部である好酸球が副鼻腔炎を起こす…。…って事は免疫システムの異常って事か…。だから難病指定なのね…。

…って色々と調べていたら「好酸球性副鼻腔炎は、両側の鼻にポリープ(鼻茸)が多発する慢性副鼻腔炎で、難治性の病気です。」と表記されてる文章にでくわし、「あぁ~…好酸球性副鼻腔炎って鼻茸の事なのね!」って認識出来ました。

鼻茸かぁ~…

そう言えば、僕が鍼灸の専門学校に通っていた時の担任の先生が話しの中で、自分が鍼灸師になろうとしたキッカケとして、御自身が鼻茸に悩まされ鍼灸院でお灸をしてもらったら改善した事がキッカケで…鍼灸師になったって話されてなぁ~って事を思い出したんです。

ただ、どこにお灸をしたのか?…話されていたとは思うんですが、話しを聞いたのは22年以上前の事なので覚えてないなぁ~。

鼻茸の治療に関して書いてある本…

あったっけなぁ~??

…と、本棚から本を引っ張り出して見ていたんですが、鼻茸について書いてある本を持ち合わせていないんですねぇ~。

じゃぁ~鼻茸というワードに囚われず、鼻の不具合としてのアプローチではどうだろうか?…と、深谷伊三郎さんの『お灸で病気を治した話』を手にとって、パラパラとページをめくっていると第2集の『蓄膿症』に目がとまったんです。

『上星』というツボを使うんですが、上星の場所の周りを押してズーンとくる所がポイントらしいんですよねぇ~。

なので、先日、その患者さんが、腰痛治療で来られた際に、鼻の状態を尋ねたら「鼻の詰まりが取れない…」との事だったので、頭のお灸の話しをして、頭皮へのお灸だから多少…1~2本、髪の毛が焦げる事があるかも知れないし、お灸をした場所に一箇所だけ瘡蓋が出来るかも知れませんが、やってみますか?…と尋ねると「やってみたい!」と仰るので、上星へのお灸をしたんです。

深谷先生が書かれている通り、患者さん曰く、教科書通りの上星の位置を押しても、ズン!という感じは無いそうなんですが、上星の右側を押してみるとズンと響く場所があり、そこにお灸を据えると、患者さん曰く「熱さがツーンと詰まっている鼻にきて、ス~と鼻が通るようになった。」…との事。

同じ患者さんが1週間後に来院された時に「先日の頭のお灸…どうでしたか?」と聞いてみると、「あっ!あれから鼻の通りがイイ感じですよ!」と言われてました。

おぉ~~~!深谷灸法…凄ぇ~~~~♪(^^;)

深谷さんが「蓄膿症は体全体を整えないといけない」って書かれてましたが、好酸球性副鼻腔炎は免疫システムの異常であるならば、鼻の異常と捉えるのはなく、体全体を整える事が重要なんでしょうねぇ~。

この、深谷伊三郎さんの『お灸で病気を治した話』は、僕が鍼灸の専門学校に通ってた時に、バイト代をつぎ込み、通販で買った本で、結構…今でも、この本に助けられている事って多いんですよねぇ~。鍼灸学校に通っている学生さんには必修アイテムと言っても過言ではないと思いますよぉ~。

因みに…御存知の方も多いと思いますが、この深谷伊三郎さんって、落語家の立川志らくさんのお祖父さんです。

不自由を常とおもへば不足なし…

先日、友人と近所の居酒屋さんに行った時に、居酒屋さんのトイレの壁に、ある文章が貼られていたんです。

なんでも…徳川家康の遺訓だとか…

まぁ~居酒屋とかに行くと、よくトイレの壁に「人間だもの…」的な文章が貼られていたりするんですが、ついつい…読んでしまうんですよねぇ~(^^;)

こういうのに目が行くって事は歳を取ったという事なのかもしれません。

でもね…

こう言うのって、良い言葉が書いてあるんですよね。

歴史上の人物の遺訓だとか…、辞世の句だとかは、本当に本人が書いたのか?…本人が詠んだのかは定かではないと思うんです。でも…、たとえ別な人が歴史上の人物の名をかたって書いたとしても、時代を超えて読んでみると「あぁ~あの人だったら、こんな事を言い残すかもね…」と納得出来たりするものが多いし、とても良い文章だったりするので、心打たれたりもするんですよねぇ~。

以前、鍼灸師になる前の話しなんですが、仕事を辞めて鍼灸師になろうと決めた時…、鍼灸の学校に入学する前の数ヶ月間…、収入がなくなる不安と、未知なるモノへの挑戦からくる武者震いからか…、ちょっと不安になった時があったんです。その時に行きつけのBarの常連さんが「坂本龍馬がこんな言葉を残してるよ!」と教えてくれたのが…

世の人は 我を何とも言わば言え 我なす事は我のみぞ知る

この言葉は、当時の僕を勇気づけてくれましたねぇ~。今でも好きな言葉の一つです。

今回、良いな~って思ったのが、この…『徳川家康の遺訓』

東照公御遺訓

人の一生は重荷を負て遠き
道をゆくが如し いそぐべからず
不自由を常とおもへば不足なし
こころに望おこらば困窮したる
時を思ひ出すべし 堪忍は無事
長久の基 いかりは敵とおもへ
勝事ばかり知て まくる事をしらざれば
害其身みにいたる 
おのれを責て人をせむるな 
及ばざるは過たるよりまされり

現代の言葉に直す必要はないと思うんですが…、今風な言葉に意訳すれば、こんな感じです。

人の一生は重荷を背負って遠い道を行くようなものだ。
だから急ぐべきではない。
不自由を普通なのだと思えば、不満に思わずにすむ。
自分の心の中に欲が湧いてきたら
貧しさに苦しんでいた頃を思い出せ。
我慢する事は、無事に長く安らかに生きるための基本である。
怒りは敵と思え。
勝つ事しか知らずに、負ける事を知らない奴は、大事な時に失敗する。
物事の原因や責任は、自分を責めて他人を責めるな。
能力や財力など何事も、有り余るよりも足りないくらいの方が良い。

僕が目にとまった部分は…

「不自由を常とおもへば不足なし…」

…ですかねぇ~。

確かに…、語り継がれている徳川家康の一生を顧みると、この遺訓に書かれている文章に重みを感じますねぇ~。

皆さんは、この文章を読んで、気になる一文がありましたか?