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鍛えるより、どう可動域を維持するか!?

2年ほど前かな…

当時…、コロナ禍で気持が鬱々していたので、身体を鍛えようと思いたち、患者さんが来ない時間帯に自分でトレーニングのスケジュールを組んで腹筋をしたり、腕立て伏せしたり、スクワットをしたりしてたんです。

今にして思えば、その頃、年齢も50代後半にさしかかり、少し自分の身体の老いを感じ始めていたのかもしれません。

そこで、やっちまったんですよねぇ~…、必要以上にトレーニングをしてしまい、筋肉を痛めてしまい五十肩のように、右肩が上がらなくなってしまったんですゎ!…それが2年前の出来事。

思い起こせば、膝を付いてですが…毎日、腹筋ローラーを100回くらいやっていたんです。…最初は胸筋の筋肉痛を体感し「お!胸の筋肉に効いてるねぇ~」なんて悠長な事を思っていたんですが、腹筋ローラー100回を何週間か続けているうちに、次第に肩が上がらなくなり、天秤棒すら担げない状態になってしまい…

「あぁ~…やらかしちまったぁ~」…となったわけです。

あの頃、散歩で立ち寄る近所の公園にある、遊具にぶら下がる事すら出来なくなっていたから、多分、痛めていたのは、小胸筋・大胸筋・三角筋…その辺りの筋肉を痛めてしまったんですよねぇ~。

右肩だったので自分で鍼をする事も出来ず、ストレッチで筋肉を伸ばしながら温めていくという方法で、日にち薬も相まって1年くらいで腕は元通りになりましたが、少し握力は落ちたような気がします。

そうしたところ…1ヶ月前かな…、久しぶりに酷い腰痛になりまして…、腕は上がるようにはなったけど、元々、身体は硬い方なので、自分の腰に自分で鍼をするのは、ちと無理がある。…(^^;)

1ヶ月前の腰痛の時は、股関節が凄く詰まっている感じで硬くなっていたので、股関節なら自分で鍼が出来る!…と、自分自身で股関節に鍼をして、緩めていったら3週間ほどで日常生活は送れるようにはなりました。…まだ,朝の起き抜けにシャキッ!とは動けませんし、仙腸関節や腸骨稜の辺りに違和感はありますけどね…(-_-;)

少しずつ、股関節のストレッチをして可動域を広めていこうと思います。

今年で、僕は59歳…。同級生は60歳になり始めている年代なんですが、もうこの歳になると、身体を鍛えるというより、ストレッチで関節の可動域をいかに維持するか…の方が重要になってきますねぇ~(^o^)

そう言えば去年だったかな…

『まつもtoなかい』という番組に布袋寅泰 さんと、ユーチューバーの HIKAKINさんが出ていて、ロックのミュージシャンは、ローリングストーンズや、色々な先輩方が道を作ってくれてるから、歳を取ってもやれてる部分はある…。でもユーチューバーの先人って今までいないからHIKAKINは大変だよなぁ~…という話しから…

HIKAKINさんが「じゃぁ~目指せ60歳で…」と言った時に、

松ちゃんと布袋さんが…

「常に、どこか痛いからね!…60歳になると…」

「そう!大変よ!膝が痛いとか…、首が痛いとか…、肩が痛いとか…調子が良い日なんて一年に一日も無いかも…コンディションの良い日は、1年に1~2日しかないかも…」

「いや…常に痛いわけではないけど、今日はこっちが、ちょっと痛いとか、2~3時間痛いとか…」

「朝のウォーキング何て言うと、聞こえが良いけど、あれは動作確認ですよ!」

…って言ってたなぁ~って思い出しました。(-_-;)…そうかぁ~60歳が近くなると、こうなるのね!近頃、コレを体感しています…(^^;)

日頃からの身体のケアって、重要だなぁ~って思いますねぇ~。

あぁ~…それと…話しは変わるんですが…

今朝、『X』を見ていたら、ある写真に目が止まったんです。

ワンピースの文庫本のカバーの折れ曲がっている所に、ワンピースの作者、尾田栄一郎さんの言葉が載っている写真でした。そこには…

この世は、思った通りになるのだそうで。
思った通りにならないよと思っている人が、思った通りにならなかった場合、思った通りになっているので、
やっぱりそれは,思った通りになっているのだそうで。

…って書いてありました。

悟ったようにマイナス思考になる人も多いけど、この発想は大事だよなぁ~

思った通りになってるもんなぁ~

若い頃とは違うという身体のギャップはありますが、考え方は常にポジティブでいたいもんだなぁ~って思います。

景気と色彩

服を作ってる知人と話しをしていて…「へぇ~…そういう事なのかぁ~」って事を知ったんです。

なんでも…「服の色合いと景気の動向に関して法則がある…」という話しでした。

知人曰く…、景気が良い時は、モノトーンの生地を使った服が流行るのだそうな…

まだ日本の景気が良かった頃…、バブルや、バブルの余韻が残っていた頃は、Yohji Yamamoto や、COMME CAや、無印良品のような、モノトーンを基調とした色合いの商品が流通するんですって!

…確かになぁ~振り返ると、そうだったよなぁ~

…で、経済的に余裕が無い、アフリカや東南アジア諸国の人達のファッションは、カラフルな色合いを使った生地で、オシャレを演出する特徴があるんですって!

「じゃあ…今の日本は?」…って質問したら…

今の日本は、景気が悪いので、安売りの服…、代表的なモノと言えば、ユニクロなどのファスト・ファッション・ブランドが幅を効かせてるので、原色を使ったカラフルな服が市場に出回っているものの、生地の素材は良いとは言えず、数年しか保たないモノばかり…。今まで、オシャレだと思っていたワンランク上のブランドでも、白・黒・グレー…だけしか、色の種類が無く…、落ち着いた感じの色合いで「欲しいな!」と思う色彩いの服は、なかなか見つからない…。

これが日本のアパレルの現状なんだそうな…。

じゃぁ~…、大手ではない、個人でやってるベンチャー的なアパレル・ブランドが、白・黒・グレーじゃない生地で服を作ろうとすると、日本の生地メーカーは、色々な色の生地を作ってはいるんだけれども、日本は景気が悪くて、良い色合いの生地は、日本で売るより、外国で売った方が高値で売れるので、日本に残っている生地は白・黒・グレーしか残っていないそうなんです。

じゃぁ~…外国から質や柄や、色が良い生地を買い付けようとすると、この円高で、到底採算が合わなくなる。

だからファスト・ファッション・ブランドよりワンランク上の大手のアパレル・ブランドが作る服は、白・黒・グレーの服やズボンが多いんだそうな…。

確かに…駅ビルや、百貨店に入ってる服屋さんを覗くと、メンズの服は白・黒・グレー…、あってネイビーくらいしか無いもんなぁ~。

ユニクロなどのファスト・ファッション・ブランドは外国から安い生地を買うか、日本の生地メーカーに、価格を下げるように圧力をかけて、安く生地を手に入れて安く売るので、ユニクロは儲かるかも知れないけど、生地メーカーや縫製工場は潤わないらしんですよねぇ~。

…なるほどなぁ~。

今の日本って、モノトーンとカラフルがゴチャゴチャになっている感じで、現実は、景気が悪く、お金が無いから、カラフルな服になるんだけれども、ニュースや報道では「景気は上向き…」と嘘情報に踊らされているので、頭の中は、中流意識が働き、ファスト・ファッションではない服を選ぼうとしても、白・黒・グレーしか選べない…。

今の日本って、思考と身体が分離してしまっていて、日本という国が自律神経失調状態なのかもしれないなぁ~…って感じますねぇ~。

オスギとピーコの、ピーコさんじゃないけど、ファッション・チェックで、景気って分かるものなんですよねぇ~。

鍼を刺したくらいで病気が治るわけないじゃん!

先週だったか…先々週だったか…、日曜日の夜の9時にNHKスペシャル…だったかな???東洋医学や漢方、鍼灸の特集番組をやっていたみたいで、今週、ウチに来られる患者さんが口々に「NHKでやってましたね!」…と言われてました。

僕は見てなかったんですが、患者さんの話を聴く限りでは、以前、何度か同じような番組をNHKが放送していて、その映像の使い回しでNHKスペシャルを、ひと番組作った…そんな感じみたいですねぇ~。

東洋医学は、30~40年前に比べると認知度も高くなり、漢方薬に対する認識も以前に比べると信頼度も高くなっていると思います。…まぁ~未だに漢方薬は緩やかに効く薬だと誤解してる人も多いのは確かですけどね…(^^;)

鍼灸はどうなんだろうか???

「鍼は痛い!」「お灸は熱い!」という恐怖感も相まって、やはりどこかに「鍼を刺したくらいで病気が治るわけないじゃん!」って思っている人も少なくないんじゃないかな?…って思うんですよねぇ~。

僕も患者さんや、色々な人に話す機会があれば「病気を治してるのは薬や医者ではなく、患者さんの身体自身が免疫力や修復力を使って病気を治してるんですよ!」…「身体は不具合を起こすと、筋肉のコリや痛みなどで不調を訴えてくるので、鍼灸でコリを取ったり、痛みを無くす事で、身体が病気を治そうとしているのをサポートしてるんですよ!」…と、お伝えしてますが、疑念を持ってる人が、たかだか…いち鍼灸師の言葉を、どこまで信じてくれてるものやら…(-_-;)

鍼灸や健康相談に限らず、プライベートとかで知人や友人から相談事を受けて、アドバイスしても聞く耳を持ってくれないと、何ともしがたい感じで、なす術無しとなってしまいますよねぇ~。

まぁ~…よく,女性からの相談事は、解決策を求めていなくて、ただ…話しを聞いて欲しいだけ…、逆にアドバイスをされるとウザい!…という話しも聞きますから、アドバイスをすること自体が野暮なのかも知れませんね…(^^;)

「鍼を刺したくらいで病気が治るわけないじゃん!」…と思っている人達に対しては「鍼灸を試したくなったら、いつでもいらして下さい。」…て感じで待つしかないと思うんですよねぇ~。

いくら、鍼や灸の良さを伝えようとしても、馬耳東風では、どうしようもありませんもんねぇ~(^^;)

まぁ~…人からの受け売りだけど…「去る者、追わず…、来る者、拒まず…。去る者には幸せを…、来る者には安らぎを…。」こんな感じで、鍼灸院の門を開いておくしかないんだろうなぁ~。…って最近、つくづく思う、今日この頃でございます…(^^;)

世の中には治る病気もあれば、治らない病気もある。…それは皆さん御存知だと思います。治る病気の中には、鍼やお灸で治る病気も多いんですよ!でも鍼やお灸や、お薬の前に重要なのは、睡眠であったり食事であったり,運動であったり…日頃の日常生活をいかに過ごすか?…ここが重要なポイントなんですよねぇ~。

車やスマホやパソコンは、新しい機種が発売されたら、買い換える事はできますが、身体は買い換える事はできませんもんねぇ~。

ストーリーって必要ですか?…(^^;)

僕は美術館で絵を見る時、とりあえず展示場の中央から展示されている絵を見渡して、気になった絵を近くで見たり…、遠くから眺めて見たりした上で、絵の横に書いてある題名だとか、書かれた年代などを見る事にしてるんです。

そんでもって,ある程度、気になった絵をいくつか見たら、他の展示してある絵を見ていく…。

何となくですが…、美術館に絵を見に行くと、まず入り口に書いてある作者の半生や年表などを読み、その後、列をなして展示されている絵を順に見る。多くの人は…絵を見る前に題名を見てから絵を見てる…っていうのが定番というか、それが当たり前になってるようなんですが、…いつも僕は思うんですよ…。「あなた達…絵を見に来てるんじゃないの?…絵より、作者の人生というか半生や蘊蓄が絵より優先ですか?」…って。

ストーリーがあっての絵なんだろうか?…有名な人が書くから素敵な絵なんだろうか?無名な人が書いても素敵な絵は…素敵な絵なんじゃないかな?…って思うんですよぉ~。

まぁ~…素敵かどうかを判断するのは観客だと思うので、ある人にとっては心を打つ素敵な絵かもしれないし、またある人にとっては駄作に見えるかもしれないし…。

でも、画廊ならいざ知らず、美術館で見るような絵は、著名な画家の絵で…しかも歴史がある物ばかりなので、その歴史やストーリーも知りたいという気持ちも分からなくはないけど、なんのフィルターも通さず、今の自分が感じる「良い・悪い」の判断を、物語で邪魔されたくない。

…そう思うんです。

ストーリーより、その時の自分の感覚を大事にしたいんですよね~。若い頃に見た時は何とも思わなかったものが、歳を取るにつれて気になり始める…。その時は「悪い」と思っていても、後々、嗜好が変わり「良いね~」となる事も、当然ありますよね!

先日、北九州の美術館で見た横山大観も、絵を見終わった後に、読んだ説明書きによると…、横山大観の特徴って輪郭をハッキリ描かずに色の濃淡で表現しているって言うのは、なんとなく知ってたんですが、若い頃、その技法は、日本の画壇から全く相手にされず、30代後半くらいに世界各国への歴訪に同行した際、大観の絵が世界から称賛されたのを機に、彼の技法は日本でも認められるようになったそうなんです。

本当に…、日本っていう国は世界からの評価とか、良さを逆輸入で再確認しないと、目の前のモノの良さに気が付かない人種なんだなぁ~って思います…~(^^;)

出来れば、僕自身、逆輸入で外国からの評価が無いと、自国の良さに気が付かないような…、そんな判断しか出来ない人にはなりたくないなぁ~って思うんですよねぇ~。

そう言えば…、僕の知り合いで服を作ってる人がいるんです。

その人は以前、長い間、洋服のメーカーに勤めていて、パターンやデザインを自ら手がけていたんですが、独立を機に自分のブランドをいくつか立ち上げ、商品サンプルを数社のバイヤーに送ったそうなんです。

バイヤーの反応は「この服にはストーリーがないので、売り方が分からない…」という返事ばかりだったんですって!

商品自体は、どこに出しても恥ずかしくない,デザインや縫製もしっかりしているものなのに…「ストーリーが無い…」という一言で相手にされなかったそうなんです。

…そのストーリーって何?…って言う話しですが、アパレルでのストーリーって、所謂、デザイナーが10年間ニューヨークで活躍し…とか、素材に珍しい綿を使い…とか、アフリカの部族の人が書いた絵がプリントされている…とか、有名人の○○○も認める…とか、そういう物語が必要で、生地や素材の良さや、縫製の細かさや、デザインの良さなどは二の次なんだそうな…。

裏を返せば…、バイヤー自らが「私には商品の善し悪しの判断が出来ないんです」…って言っているのと同じで、”ストーリー”というパワーワードに頼らざる終えない…っていう感じなんじゃないかな?って思うんです。それって…、商品が粗悪でもストーリーがあれば流通される…という事なんですよねぇ~。

どうりでね!…最近、服屋さんに行っても、全く…興味をそそるというか、魅力的というか、「あ!コレ…欲しい!」って思う服に出会わないんですよねぇ~。素材とか着心地より、ストーリー重視の服が大量に流通しているから、服屋さんに行っても買いたくなるような服に出会わないんだろうなぁ~。

鍼灸も似たような側面も…あるには…あるか…。(^^;) 何代も続く家系というストーリーを売りにしていたり、流派というストーリーを看板に掲げたり…、治す・治さない…より、鍼を痛くなく刺す事を売りにしていたり…(^^;) 

「そんな肩書きやストーリーより、治す事が第一義なんじゃないの?」…って、僕は思うんですよねぇ~。

不安だからストーリーに左右されるという人間の心情は理解出来るけど、良い物と悪いモノの判断を、物語で曖昧にされてしまうのは、勘弁して欲しいなぁ~って思うんです。

料理ならば、ストーリーより…美味いか?不味いか?

服ならば、ストーリーより…着心地が良いか?着心地が悪いか?、似合うか?似合わないか?

鍼灸ならば、ストーリーより…治せるか?治せないか?

ストーリー…って基本は付属品というか、アクセサリーのようなもので、引き立て役のはずなんですよねぇ~。主役あってのストーリーのはずなのに、いつの間にか、その引き立て役に重きを置きすぎ、全ての事柄に、ストーリーがないと成立しないという図式を構築してしまったが為に、ストーリーが主役を凌駕してしまう存在になってしまっている。

それが、今の流通というか、世の中の流れになってしまっているように思えます。

裏を返せば…「ストーリーに騙されるヤツが悪い」…という言い方も成立しますねぇ~(^^;)

今の日本は景気が悪いので、安売りの店…、服ならユニクロ、家具ならニトリ、生活小物ならダイソーで、なんとかなる世の中になってしまいましたが、ユニクロが幅を効かせはじめて、日本のアパレル業界がおかしくなり、縫製技術が低下しましたし、ニトリが幅を効かせはじめたから、家具屋さんの廃業が目立ち、ダイソーが幅を効かせはじめてから、街の文具屋さんが壊滅状態になりました。

弱肉強食は世の常ですが、今の日本の景気の状態が、このままで良いわけないよな!…って思うんです。

少しでも今の状況を変えたいのであれば、まずはストーリーに頼る事をやめた方がいいんじゃないかな?日本の景気を良くしたいなら、良い物と悪いモノの判断ができる目というか、思考を持つべきだと思うんですよねぇ~。

そんなにストーリーって必要ですかねぇ?

そんなにストーリーが必要ならば語って聴かせてあげましょう!

…Once upon a time, there lived an old man and an old woman…(^^;)

『サーノ博士のヒーリング・バックペイン 腰痛・肩こりの原因と治療』を読んで…思った事…

本の帯には「アンドルー・ワイル博士推薦 腰痛、肩こり、関節痛患者が最後に読む本。 投薬、手術、物理療法によらない画期的治療プログラム!」…と書いてあります。

アンドルー・ワイル博士って…誰???(^^;)…ネットで調べてみると…

アメリカ合衆国の健康医学研究者、医学博士。伝統中国医学など代替医療の伝統も取り入れ、人間に本来備わっている自然治癒力を引き出すヘルスケア・システムである統合医療を提唱している人…

…とあり、現在、81歳なんだそうな。

この本はジョン・サーノという博士の訳本なんですが、この本によると緊張性頭痛、片頭痛、胸やけ、食道裂孔ヘルニア、胃潰瘍、大腸炎、痙攣性大腸、過敏性大腸症候群、花粉症、喘息、湿疹など…様々な症状は、TMS(緊張性筋炎症候群)と呼ばれる現象で起こり、TMSは心の緊張が原因で起こると定義しているようなんですね!

因みに…○○症候群と、「…症候群」が付く病名は原因がハッキリとは分かっていないんだけれど、お医者さんが診断する時に、カルテに病名を記載しなければいけないので、…○○症候群と、仮の病名というか、病名に準じて使う医学用語として、色々な症状で使われている言葉なんですよねぇ~。

この本の、サーノ博士によれば、TMSを治すには、患者さんが自分の抱えている問題を自覚する事が必要だとしていて、心の現象が身体の症状として現れているのがTMS…なんだそうな。

また…こんな事も書かれていました。

現代医学は、身体はきわめて精巧にできた機械とみなされ、病気は感染や外傷、遺伝的欠損、老化、癌などにより生じた機械の故障とみなされる。

心に関しては数値測定したりできないので、現代医学は無視を決め込み、健康や病気には、どうも、あまり関係がないようだと信じる事になってしまった。

…との事。

あぁ~なるほどなぁ~…そう言えば、いつだったか、ある人から聞いた話しでは、医学の世界で科学的に解明できない事は「遺伝的な事…」というパワーワードで納得する傾向にある。…って聞いた事があるけど、これと同じように、宗教的には、理解不能な物事に対して、原因は「カルマ(所謂…業です)」というパワーワードで全てを治めるのと似てるよなぁ~…(^^;)

この本によると、1982年に背腰痛の患者さん177人を対象に,どの世代に背腰痛が多いかを追跡調査をしたところ…

(77%:30歳~50歳)(9%:20歳代)(2%:10歳代)(7%:60歳代)(4%:70歳代)…という結果になったらしいんです。

博士曰く…、

もし脊椎の退行変化(変形性脊椎症や椎間板変性が背腰痛の主因なら、ヘルニアや椎間関節症候群や脊柱管狭窄など…)は60歳~70歳代の人が多いはず…。

…この統計の数値から、背腰痛は器質的・構造的なものが原因ではなく「責任を負う世代(30歳~50歳)」に多く発症するという事は、心が原因の場合が多いのではないか…、と論じてます。いわゆる…不安や怒り…、個々の考え…,性格…、生活環境…、受け入れがたい感情…が原因だという事なんですねぇ~。

なるほどなぁ~…統計の数値だけで考えると、然もありなん…って感じですねぇ~。

本の後半で『監訳者のあとがき』で…

現代医学による診断が役にたたなくなると、人は非主流医学の代替医療に目を向けたがる。カイロプラクティック、オステオパシーなどがそうである。こうした方法においては骨盤に歪みがある証拠として下肢長差を問題にする事が多い。

…人間には利き腕もあれば、利き脚もある。人体は本来、左右対称には出来ていない。

…と書かれてあったんです。

たしかに!…ごもっとも…。

なんでも…、人が直立姿勢で立つ場合の重心点は、歩き始めは正中よりやや右側にあり、5歳頃になると、一度、正中に移動して、その後、徐々に左側に移っていくらしい。

これは右側にある肝臓が重いためなんですって!

歩き始めの時期は肝臓の重さを補正できないけど、徐々に重心を左に移すことで補正して、大部分の人は自然に左足が軸足になるんだそうな…。

本の後半に書かれていたんですが…

アメリカやカナダで発表されたガイドラインでも指摘されているが、慢性の痛みを身体的アプローチだけで解決するのは不可能である。治療に対する受動的な姿勢は、かえって慢性化を助長するという見方まである。

…とありました。

たしかになぁ~。…これは頷けるなぁ~。

…とはいえ、私は何もTMS理論が唯一絶対の治療法だなどと言うつもりはない。一つの理論に固執するあまり、その他の可能性に対して扉を閉ざすのは人間の性といえ愚かな事である。

…と、監訳者の人が、あとがきに書いてありました。

本の前半では、なぜTMSが原因で病気になるのか?という感じで解説されていたんだけども、本編の真ん中辺りから「こんな症状も…あんな症状も心が原因です!…今の医学は間違っている!!!」…と連呼している感じになり、読んでいて、「おいおい!ちょっと言い過ぎじゃない!?」…って思いながら読んでいたんですが、想像するに、監訳者の人も「誤解をまねきそうだから、ちょっと修正いれておこうかな…」と、「…とはいえ、私は何もTMS理論が唯一絶対の治療法だなどと言うつもりはない。」という一文を入れたのかな?…(^^;)…と思ったと同時に、この監訳者の人…何て名前なんだろう?と思い『著者、訳者、紹介』を見てみたら、長谷川淳史さんという人で『腰痛は〈怒り〉である』という本の著者だった。

そう言えば…14~15年前に腰痛治療で、ウチの治療院に通われていた患者さんが「先生!この本…知ってる?私…読んでみたんだけど、もう読まないからあげる!」と言って、本をくれたんですよねぇ~。そう言えば、『腰痛は〈怒り〉である』というあの本…どこに行ったんだっけ?…と本棚を見回したら、赤い表紙の本が僕の本棚で鎮座しておりました。…あぁ~…あの本を書いた人なのね!

この長谷川さん…曰く、

TMS理論は性格の問題点を指摘して改善しようというものではない。発症について自分に責任を感じる必要はまったくない。ただ抑圧されている不快な感情に気づく事が背腰痛の特効薬になると主張しているだけである。

…とTMS理論を説明していた。

確かに…、患者さんは背中や腰が痛くて通院しているのに、性格の問題点などを指摘されたら苛つく人も多いだろうし、治療者と患者の信頼関係が低下してしまう可能性もあるし「お前なんかに、そんな事言われたくないわ!!」…となる事は目に見えてるしねぇ~。

いかに患者さんに、自分自身の心の不安定さを気づかせるか…というのがポイントなんでしょう。

鍼灸というか東洋医学では「心身一如」という言葉を重視するんですよねぇ!

この言葉は東洋医学の言葉なのか?仏教の禅宗の言葉なのかは知らないんですが、「心と身体、肉体と精神は一つであり、切り離すことはできない…」という意味なんですよ…。

この「心身一如」という言葉を僕ら鍼灸師は、鍼灸の勉強をする時に教わるので、このTMS理論で言う「痛みの原因は心」という理屈は無理なく受け入れる事ができるんです。

ただね…

この本を読み進めていると、背腰痛などの痛みの原因は心以外に有り得ないと言わんばかりの内容になっているので「おやぁぁぁぁ~~~????」と思ったりもしました。

文部科学省のHPによると、科学は自然の事物・事象について観察・実験等によって原理や法則を見いだす。…とか、科学は完璧な間違いを見つけるのが得意…と思われていたり、言われていたりしてますが、過去の歴史を振り返ると、科学を万能だと思うと、しっぺ返しのように、結構、危ない事になる場合も少なくないので、科学は常に仮説と思って対応した方が良いって…、誰かが言ってたなぁ~。

臨床を長年やってると、TMS理論が言う「心が原因」かも…と思う患者さんを治療する事は、鍼灸師なら誰でもあると思います。

でも…心だけが原因だと決めつけてしまうと、視野を狭くしてしまい、治療が上手くいかなくなると思うんですよねぇ~。

鍼灸は基本的な治療として、鍼や灸を使い身体のコリを取る。そうすると身体が緩めば心も緩む。

身体が緩めば器質的・構造的な不具合も改善できますし、身体が緩んで心も緩めばTMS理論がいう「心が原因」という理屈にも対応できます。

やっぱ…鍼灸って理にかなっている治療法だなぁ~って思うんですよねぇ~

この本の前半は…「ふ~ん」っていう感じで読めましたが、後半はちょっと…「…ん?」って思いながら読みました。まぁ~『あとがき』でプラマイゼロって感じかな…(^^;) 全てを鵜呑みで信じる事は出来ませんが、こういう事もあると認識する事は必要だと思いますねぇ~。