ブログ

サイト管理人のブログです。

ブログ一覧

お役所仕事だなぁ~…と思う事。

去年の春先あたりからか…、福岡県から『医療機関等物価高騰対策支援金』というものを給付します。…という封書が届くんです。

最初に届いたのは去年の1月頃か?…一昨年の年末か?…

「へぇ~給付金が出るんだ~」…と思い、届いた書類に必要事項を記入し、郵送で提出したら、後日、事務局から電話があり「保健コードが記入されていませんよ!」と言われるので「ウチの治療院は、保険治療する場合、委任払いではなく、償還払いで保険治療をやっているので、保険コードは持ち合わせていません。」と返答すると、事務局の人は「保険コードが無いと給付金を給付することは出来ません。」の一点張り。

「保険治療していないというのではなく、委任払いではなく、償還払いで…」と言っても聞く耳を持ってくれませんでした。

一般の方は御存知ないと思いますが、通常、病院で保険証を提示して、3割負担の金額を支払う。…で、病院は月末に医師会などの団体を通して保険事務所に保険請求を行う。…これが委任払い。

で…、償還払いというのは、通常の実費治療の金額を治療院でお支払い頂いて、患者さん自身が保険組合に請求をしてもらうという方法です。

ここで、一般の人も、役所の職員さんも理解していないだろうと思われる事としては、各保健組合って、一事業主というか、…一施術所というか…、個人の鍼灸師や医者からの請求は受け付けてくれないんです。医師会とか鍼灸師会とかの団体からじゃないと、委任払いの請求を受け付けてくれないんですよね!

…と言う事は、鍼灸師会とか医師会に入っていないと、委任払いが出来ない。…しいては「保健コードを持っていない」という事になります。

鍼灸師会とか医師会に入る事が義務化されているのであれば、納得いくんですが、鍼灸師会とか医師会って、そういう団体ではないはずです。

鍼灸師会も医師会も、公益社団法人ですよね!公益社団法人って、一定の目的をもとに集まった人と組織から成り立ち、営利目的ではない活動を行う団体です…。この団体に参加する or 参加しない…の判断は自由なはずなんですよね。

意見の相違などで、鍼灸師会とか医師会などの団体に所属しなくても、医師や鍼灸師は業として行える職業です。

僕の場合、鍼灸師ですから、鍼灸師会に入っていないと委任払いで保険請求できないのが現状なんですよね…。

「鍼灸師会に入っていないとダメ…。何かの団体に所属していないと…公的な税金でまかなわれている給付金がもらえないって、矛盾してませんか?」

…と、事務局の担当者さんに話しても

「保険コードが無いと給付金を給付することは出来ません。」の一点張り。

なぜですか?

…と、しつこく問うと…

「実費治療で、高い治療費を取っている治療院でしょ!?今回は保険治療している所が対象です!」…と仰る。

医師会や鍼灸師会に入っていなくても、真っ当な技術にみあった金額で治療を行っている鍼灸師や医師もいるはずですよね!…でも、事務局の人の言い分は…

「○○師会に入らずに治療を行っている=高額な治療費を取っている悪徳な業者…」

…そう言う認識のようなんですよねぇ~。

「ウチの鍼灸治療院は、初診は、問診も含めて1時間強、時間をかけて治療するので¥5400頂いてます。2回目からは半年以内でしたら、40~50分くらいの治療時間で¥3900頂いてます。保険治療を希望される方は償還払いという方法で治療します。…それでも駄目ですか?」

…と言うと、

「保険コードが無いと給付金を給付することは出来ません。」と、オウム返し…。

あ~…もうこりゃぁ~駄目だ!話にならん!…と、「もう結構です!そんな偏った考えでしか給付されない給付金なんていりません!」…と電話を切ったんですよねぇ~。…正直いって、腹が立ちました。

…そしたら…何週間か経ったある日、急に「医療機関等物価高騰対策支援金事務局ですが…」と電話がかかり、「先日の電話の件ですが、今回だけに限り、特別に給付致します。」…と仰る。

たしか…その時の給付金って5万円だったと思うんですが、電話で言い合いして腹は立っていたけど、もらえるモノはもらっとこ!…と「あっ!そうですか!」と返答して電話を切ったんですよねぇ~。

…もしかしたら、予算が余ったのかな?…(^^;) 

まぁ~福岡県の考え方、お役人さんの考え方って矛盾していても「決まりは決まりですから!」っていう感じだし…、もう、こういう理解力が無い人と不毛な議論を繰り返しても、こっちのメンタルが磨り減るだけだしね…、福岡県の医療機関等物価高騰対策支援金という給付金は、今後、もらう事は無いかな…って思ってたんです。

そしたら、去年の7月と11月だったかな…?2回に分けて、また『福岡県医療機関等物価高騰対策支援金』から封書が届き、書いてある書面をみると「平素から、本県の保健医療介護行政の推進につきまして…云々、…国の「電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金」を活用し、医療機関等へ支援金を給付することにしました。…云々。」と書いてあり、電気やガス代の援助に重きをおく給付金で、上半期と下半期に分けて、給付するという事が書いてありました。

ウチの鍼灸院を、この条件に照らし合わせてみると、たしか給付を受けれる金額は5千円くらいだったかな…。でもね…留意事項という所を読んでみると…

『施術所は、受領委任取り扱いの登録記号番号、または医療保険(療養費)の対象となる施術を行っている事が確認できる書類が必要です。』

…と書いてある。

あぁ~…前回の苦情に対応するために文章を変えてきたな…。 …(^^;)

受領委任取り扱いの登録記号番号…いわゆる「保険コード」が必要、または、医療保険(療養費)をしている証拠の書類を見せろ!…って事か。

僕は鍼灸師会には入っていないので、受領委任取り扱いの登録記号番号は無いし、償還払いで治療した患者さんは10年くらい前に数人いらっしゃったけど、書類保存の期間が切れているので、もう書類は廃棄しちゃったもんな…。今は償還払いの患者さんは、いらっしゃらないしな…。

…と言う事は「意地でも、お前の治療院には給付しないぞ!」って事かぁ~…(^^;)

まぁ~もう貰う気はないから、それは、それでいいんだけどさ…

入る事が義務化されていない、鍼灸師会や医師会に入っていないと、税金でまかなわれている給付金を受け取る事が出来ないって…、

お役人さん!! …何か間違ってませんか?…矛盾してるよなぁ~。

もしかして、今回の、この給付金って医師会や鍼灸師会…○○師会が県に働きかけて、給付が決まったモノなのかな?…だから、○○師会に入っていない業者は蚊帳の外…。そんな図式が頭に浮かぶな…。

鍼灸師会や医師会って、入るか?入らないかは、自由なはずですよ!?

今、償還払いで保険治療をしている患者さんがいなくても、保険治療を希望される方がいれば償還払いで治療します。

今回の書類の留意事項を読むに…「師会に入らないと委任払いが出来ない…=委任払い出来ない施術所には給付しない。医療保険(療養費)の対象となる施術を行っている事が確認できる書類が無い場合、今、現在、償還払いの患者さんがいない場合は、給付しない。」

ウチ鍼灸院は、真っ当な技術で、真っ当な治療をして、技術に見合った金額を頂いている鍼灸院なんだけどなぁ~。福岡県からは、真っ当ではない鍼灸院で、高額な治療費を取る、悪徳業者のように思われているって事が腹立たしいなぁ~。

一年前の話なんですが、書類の整理をしていたら、去年の書類が出てきて、書類を見たら、なんか…腹が立ってきたので、ブログに、思った事を書いてみました。

やっぱ!腸って大事ですよねぇ~!

先日、『カズレーザーと学ぶ』という番組で「若い人に増える「なんかダルい」は脳の炎症!? 脳&ツボ疲労回復法」というのをやってたんですよぉ~。

番組冒頭、脳が炎症を起こす原因物質として活性酸素が紹介されてました。

御存知の通り、活性酸素は免疫として働く一方、活性酸素が蓄積すると体に悪さをするんですよねぇ~。

活性酸素が蓄積する原因として、ストレスや食品添加物の摂取…、喫煙、激しい運動、多量飲酒、紫外線、放射線、大気汚染に薬物摂取…などなど、体に悪いといわれている、いつもの悪役メンバーをツラツラとリストアップした感じですが、これらの悪役が活性酸素の蓄積に関与するらしいんですよぉ~。

脳で神経細胞が活発に働く時に、酸素を使ってブドウ糖をエネルギーに変換するんですが、その時に活性酸素が発生するんだそうです。

で…、疲労状態の人の脳は、活性酸素を消去する酵素が減ってるんですって!!

あぁ~…なるほどな!フルに頭を使って、疲労がピークに達している人は、脳内で発生した活性酸素によって神経細胞がダメージを受けるって事なんですねぇ~。

脳の脳幹あたりが活性酸素によってダメージを受けやすいそうなんです。

その脳幹の辺りでセロトニンが合成されているんですって!…なのでセロトニンの合成に支障がでる。…だから、疲れている脳はセロトニン不足になるそうな…!!

セロトニンが合成される脳幹辺りが活性酸素によってダメージを受けるわけだから、然もありなんって感じですよねぇ~。

皆様、御存知の通り、セロトニンは ”幸せホルモン” とも呼ばれていて、気分を安定させる脳内の神経伝達物質の一つなんですが、セロトニンって脳では2~5%くらい作られていて、90%は腸で作られているんですね!

脳で作られているセロトニンは気分の安定や睡眠に関与していて、腸で作られるセロトニンは腸を動かす指令を出す時に使われるんですって!

なので、セロトニンが不足すると…

体の症状としては、便秘になったり、消化障害を起こしたり、光や痛みに過敏になったり、不眠…片頭痛が起きたりする。

精神的な症状としては、鬱や認知機能の低下、意欲の減退、自己肯定感の低下…などが現れるそうなんです。

脳で作られるセロトニンが2~5%で、腸で作られるセロトニンが90%と言われると、腸で作られたセロトニンが、そのまま脳にいくの?…って思うかも知れませんが…、「然に非ず!」…実はそうではなく、脳のセロトニンは、腸で吸収されたセロトニンの前駆体が脳に届いて、脳でセロトニンが作られるんだそうです。

そうなんだぁ~!…じゃぁ~…セロトニンの前駆体ってなに?

…って思って、調べてみたら、トリプトファンという物質だそうな…

…ん?…トリプトファン?…なんか聞いた事あるぞ!?

あぁ~!…必須アミノ酸の一つだ!

御存知の通り、アミノ酸って人の体を構成しているタンパク質で、たしか…20種類のアミノ酸から出来てるんでしたよね!これも…うろ覚えですが、体の20%くらいはアミノ酸で占められてるって聞いた事があります。そんでもって、必須アミノ酸って体内で合成されないアミノ酸なので、必ず摂取しないと不足してしまうものなんですよねぇ~。

そんなトリプトファン…。日中はセロトニンに変化するし、夜はメラトニンに変化して睡眠に関与するし、筋肉や臓器を作ったりもします。

なるほどな…、…と言う事は…例として、ある患者さんの症状が「お腹の具合が悪く、やる気が起こらない…。そんでもって、いつも肩や背中など、どこかが痛い!」という、つかみ所が無い症状だとしたら…

問診をして、仕事が忙しい…、便秘気味だったり、下痢気味だったり…、偏食傾向だったり…、食べ物の好き嫌いが激しかったり…、メンタルが弱かったり…、色々な事で最近無理してると自覚していたり…、良く噛まずに食事をする癖があり胃腸に負担をかけていたり…、加齢による腸の機能低下があったり…、過度の飲酒で腸の機能が低下していたり…、などなど、どれかに心当たりがあり…つかみ所が無い症状に悩まされている場合…、

『ストレスによる腸の不具合、もしくは偏った食事の摂取により…⇒トリプトファンを吸収出来ない⇒トリプトファン不足なのでセロトニンが合成できない⇒セロトニン不足になるので、痛みに敏感・消化器障害・便秘・頭痛・不眠・鬱・認知機能低下・意欲減退・自己肯定感の低下が起こる。』

この弁証があてはまりますよねぇ~。

昔の日本の医学は腹診を重要視しますし、鍼灸でも治療の原則として「まずは、お腹を調えろ!」と言い、お腹を触って状態を確認して、お腹を調えるツボを使ったりします。

「鬱とか不眠で腸って関係あるの?」…って思ってたでしょ!?

今まで「鬱とか不眠とは脳の病気でしょ!?…お腹は消化器官なんだから、お腹なんて関係ないでしょ!?」…って思われていたかも知れませんが、腸の状態が、良い具合にちゃんと働いていないと、セロトニンの原料のトリプトファンは吸収できないので、腸の状態が悪い事で不眠や鬱や痛みに敏感になるって理解出来ますよねぇ~!

しかも、腸って免疫の総本山で、免疫細胞の50%が小腸に存在するし、20%が大腸に存在しますよね!そんでもって、セロトニンも腸と密接な関係がある。…「やっぱ!腸って大事ですよねぇ~!」と思うのと同時に、食事って大事だなぁ~って思います。

因みに…

セロトニンを増やすには、トリプトファンやビタミンB6を含んだ食物摂取。

いわゆる…バナナとか、乳製品、大豆製品、赤身の魚…、それと、海藻や繊維物の野菜を摂取して、腸内環境を整え、運動や日光浴や生活環境に気を配る。…やはり、基本は生活習慣の改善なんですねぇ~。

それと、抗活性酸素ではビタミンC・E・Aが挙げられていて、緑黄色野菜や果実、海藻類、甲殻類…の摂取が欠かせない。

結局の所、好き嫌い無く、よく噛んで、ゆっくり食事をする事が重要なんですよね!

番組では…

疲労学会の先生が慢性疲労の対処法として、最先端の治療で、抗炎症薬やミクログリアの話しをされてますが、一番大事なのは、慢性疲労にならないような日々の生活を送る事だと思うんですよねぇ~。

番組内で2人目の講師として、鍼灸の先生がツボのことを話されてましたが、首が痛いから…肩が痛いから鍼灸院に行くというのではなく、慢性疲労の事を考えると日頃から鍼や灸をして体をリセットする事で慢性疲労にならない体を作る事が重要ですし、なんいせよ、患者さん自身の生活改善が一番重要なんですよねぇ~♪

ただ、人って、そんなに意志も強くないし…、特に自分の体の事になると「まっ!いいか!」と、甘々な感じで、いつの間にか不健康な食生活に逆戻りしていたりするものなので、定期的に鍼灸治療を受けて、自分の体の不具合を見つけて治しておいた方が良いと思います。


なんだか…わざと面倒くさい方向へ…

なんか最近、人って、わざと面倒くさい方向へ自ら向かって行ってるような気がするんです。

先日…何の番組だったかなぁ?禅宗の僧侶が修行の一環として、毎日、お寺の拭き掃除をしている映像を見たんです。その姿を見ていて…「結構な運動量だなぁ~」って思ったんですよねぇ~。

そう思ったと同時に、何かの大会に出たり、スポーツチームに入ってレベルを上げたいというのならスポーツジムに通うのも理解出来ますが、そうじゃなければ、わざわざスポーツジムに行かなくても、毎日、家の掃除を、お寺のお坊さんのように、シッカリ掃除をしておけば、十分、運動量は足りるだろうし、スポーツジムに行く必要は無いんじゃない?…って思ったんです…(^^;)

だって家の…拭き掃除、掃き掃除をシッカリしていれば、運動にもなるし、部屋も綺麗になるのに、部屋の掃除はルンバにまかせて、わざわざお金を払ってスポーツジムに足繁く通う。(…まぁ~それが金持ちのステータスなのかもしれないけど…(^^;))…なんか余計な事が増えてるような気がするんですよねぇ~…(^^;)

あぁ~そうそう、そう言えば、ホンマでっかTVだったかな?先日『体のたるみを取る方法』っていうのをやってたんです。なんか…脂肪吸引の話しだったかな?「何も運動しないで、この施術をして…今はこの通り…」とbefore…afterとの映像をみせて、料金は○○万円…(゜_゜)

う~~ん!「何も運動しないでタルみを取る?」…運動すればいいじゃん!低山でいいので、山に登ったら、体のたるみは取れるし、体力も付くし、体も健康になるって!…って思うんです。

人って、なんか…動かず、楽しよう!楽しよう!って方向に向かって行って、結局、面倒くさい事に巻き込まれ、身動きが取れなくなる。…現代って、そんな図式が展開されているように思えるんですよね…。

電子マネーにしても、ネット社会にしても、便利そうだけど、以外と面倒くさい入力作業が多くあり、結局、スマホを持っていないと駄目だし、これをする場合は、コノ作業をしないといけないから、このアプリを入れないと…、と…色々な業者が「ひとくちかませろ!」と参入してきて、それぞれパスワードを決めなきゃいけないし、どのパスワードがどのサイトのだったか?…もうゴチャゴチャ…。

近頃はAIが画像や動画を生成できて、何が本物で何が偽物か人間が判断できなくなってきているしねぇ~。

これってホントに便利な世の中なんでしょうかねぇ?

人って、わざと面倒くさい方向へ自ら向かって行ってるような気がするし、自ら病気を作り出しているようにも思えるんですよねぇ~。

じゃぁ~…どうすればいいか?

やはり、便利だと言われているモノから、ある程度、距離をとり、体を動かす事に重きを置く生活をすべきだと思うんですよねぇ~。多分…どこか頭の中で、そういう生活の方が良いのかも?…って思う所があるから、『ポツンと一軒家』みたいなTV番組が人気なんじゃないでしょうかねぇ?

前脛骨筋

あぁ~…なるほど!って思った事がありました。

先日…何のTV番組だったかな?…ホンマでっかTVだったかな?タレントの出川さんが還暦で、出川さんに対して『若々しい60歳になれる秘訣を評論家達が解説する…』っていうのをやってたんです。

その中で出川さんが「最近、ちょっとした段差でつまずくようになった…」って言われていて、それに対して、鍼灸師?柔道整復師?なのかな?…俳優の佐々木蔵之介さんのジェネリック…(^^;)…みたいな先生が「足を上げる筋肉の低下が原因」って言ってたんですよね。

実際にやってみると、出川さんは、踵を軸にして、つま先を上げる動作が出来ない事はないんですが、つま先を少ししか上げれなかったんですよね!

この…踵を軸にして、つま先を上げる動作に作用する筋肉は、前脛骨筋なんですが、出川さんは、この前脛骨筋が筋力低下を起こしていたんですね…。

その時に、さんまさんだったかな?誰かが「車の運転する時はどうするの?アクセルとブレーキを踏む時はどうするの?」って言ったのに対して、出川さんは「つま先は上がらないから、腿から動かし、膝を持ち上げてブレーキを踏んだり、アクセルを踏んだりする…」って言ってるのを聞いて…

あっ!なるほどな!…って思ったんです。

高齢者の運転のアクセルとブレーキの踏み間違えって、コレが原因の割合って多いんじゃないかな?

高齢者には認知的な判断ミスという側面もあるでしょうが、動作的なミスとして、つま先を上げる筋肉が衰えていて、つま先を上げる事が出来ず、右足で踵を軸にアクセルとブレーキを交互に踏むことが出来ないので、腿や膝を上に一端上げてアクセルとブレーキの踏み替えをする。

そうすると、踵を軸に、つま先を上げてアクセルとブレーキを踏み替えるより、腿や膝を上に上げ、一端足を上げる動作は、ブレーキを踏む動作も少し遅れるし、アクセルとブレーキの踏み間違えも起こりやすいと思うんですよねぇ~。

ある本に『成人における筋肉の重量は、体重のおよそ40%で、20歳の頃の筋肉量を基準に考えると、70歳くらいでは、男女ともに30%の低下がみられる為、20歳の頃から10年間でおよそ6%ずつ、低下している事になる…』って書いてありましたし、足を前に出す動作や、足を上げる動作、階段や坂道を歩く時によく使う筋肉で、骨盤の裏側に付いている腸骨筋という筋肉があるんですが、この腸骨筋が弱くなると歩いている時に、つまずきやすくなるんですよね!その腸骨筋は、70歳では20歳の頃に比べて筋肉量が50%減ると教わった事があります。

前脛骨筋の筋力低下は、トレーニングとして、踵を軸に、つま先を上げる動作を繰り返し行えば筋力をつける事が出来るので、TVを見ている時とか、何をするでもなく、ただ座っていて手持ちぶさたな時に、つま先を上げるトレーニングをする事で、この筋力低下を回避できるので、年齢問わず、暇な時に是非やって欲しいですね!


いまさらですが…

THE BLUE HEARTSの “情熱の薔薇” の歌詞にやられちゃいました…。

先週、エスパー伊東さんが亡くなったのはネットニュースで見て知っていたんですよ…。でも週末、パソコンやスマホを見ずに過ごしていたので、電撃ネットワークの南部さんが亡くなっていたのは知りませんでした。

月曜日の朝、起きて朝ご飯を食べ終わり、何の気なくスマホでXを眺めていたら、電撃ネットワークの南部さんが亡くなったっていうツイートと、以前、1年前くらいに「自分が棺桶に持って行くとしたら…この曲です。」と南部さんがアカペラでブルーハーツの♪情熱の薔薇♪を歌っている動画がUPされてたんです。

ブルーハーツの♪情熱の薔薇♪という曲は、もちろん知ってました。…知ってましたが、歌詞をそんなに深く味わって聴いていなかったんですよねぇ~。

この曲の印象でパッと思い浮かぶ歌詞が「花瓶に水をあげましょう…♪」…かな…、初めてこの曲を聴いた時には「花瓶に水をあげましょう…」かぁ~…ロックバンドの曲の歌詞にしては優しい言葉を使うんだなぁ~…程度のイメージでラジオから流れる 情熱の薔薇 ♪を聴いていたように思います。

電撃ネットワークに関しては…初めてTVで見たのは…僕が25~6才の頃…90年か91年の頃だと思うんですが、深夜にやってたTV番組…EXテレビだったかな?日本テレビ系列の番組に電撃ネットワークが出て、例の…あの芸を見た時の衝撃たるや…!!次の日に会う人、会う人に「…ね!?昨日、見た?凄かったねぇ~!」と電撃ネットワークの話題で持ちきりでした。

その電撃ネットワークの南部さんが「自分が棺桶に持って行くとしたら…この曲です。」とアカペラで歌っている “情熱の薔薇” を改めて聴いてみたんです。

僕は、もうすぐ59歳になるんですが、この年齢だから、この歌詞が心に響くのか?この曲を初めて聴いた25歳の頃は、鈍感でまったく何も感じなかっただけなのか?

…今、聴いて、この歌詞は凄いなぁ~って思ったんです。

『永遠なのか?本当か?時の流れは続くのか?いつまで経っても変わらない…そんなものあるだろうか?』

近頃、歳のせいか、結婚式より葬式に行くことの方が多かったりするもので、”死”という事をおぼろげながら考えたりするんですよねぇ~。葬式には行けてないけど…鍼灸の勉強会を主宰していた先生が亡くなったり…、同い年の鍼灸師の先生が突然亡くなったり…、そういう事を考えると、この「永遠なのか?本当か?時の流れは続くのか?いつまで経っても変わらない…そんなものあるだろうか?」っていう言葉が、たまらなく心に響くんですよぉ~。

『見てきたものや聞いた事、いままで覚えた全部、でたらめだったら面白い そんな気持わかるでしょ』

鍼灸師になって今年で21年目ですが、学生時代を含めて24年間、学んできた事がデタラメだったら…(^^;) もしも…そういう事があったら…、まぁ~…正直言って笑うしかないな…という感じですが…(^^;) ある脳科学者の先生曰く「認知症は「自分は正しい」と思う事から始まるというか、全てにおいて自分が正しいと思っているとしたら、それは既に認知症が始まってると考えていい…」という話しを聞いた事があります。

「見てきたものや聞いた事、いままで覚えた全部、でたらめだったら…」どうする?…また一から学び治せばいい、という事なのかもしれませんし、常に何事に対しても「本当にそれでいいのか?」という疑問を抱きながら、色々な知識や情報を取り入れた方がいいという提示なのかもしれませんねぇ~。

『答えはきっと奥の方 心のずっと奥の方 涙はそこからやってくる 心のずっと奥の方』

心の奥の…そのまた奥に答えはあるのであれば、全ての事が、そんなにたやすく答えが分かるはずはない…。分かりやすいという事は、それは答えではなく、考えるヒントなのかも知れないなぁ~って思うんですよねぇ~。人って、何でも、分かりやすい説明に飛びついてしまいがちですが、分かりやすい事も大事なんだけれども、答えは奥の方にあるわけだから、ヒントを答えと勘違いしてしまうと、もうそこで思考が停止してしまうので、駄目なんでしょうねぇ~。

『なるべく小さな幸せと なるべく小さな不幸せ なるべくいっぱい集めよう そんな気持わかるでしょ』

この歌詞を読んだときに頭に浮かんだのは、よく美輪明宏さんが言う「正負の法則」ってヤツが頭に浮かんだんです。人生において良い事と、悪い事は同じ分だけ起こる…という考え方なんですが、この考え方で言えば、大きな幸せをつかむと、その分、大きな不幸も、漏れなく付いてくるので…、その事を考えれば、小さな幸せと、小さな不幸せを集めれば、ダメージが少なく、プラマイゼロでいけるんじゃない?…っていう事なのかな?って思うんです。

人間ってそんなに強い生き物じゃないと思うんですよねぇ~。体力的にも…メンタル的にも…。だからプラマイゼロで生きていくって大事な事だと思うんですよね…。

…確か、甲本ヒロトさんって僕より2歳くらい年上だったと思います。この曲が発売されたのは1993年リリースらしいので、詳しくはしらないけど、甲本さんが20代後半の頃に書いた詞なんでしょうねぇ~。

いやぁ~凄い詞だなぁ~って思います。

余談ですが…ブルーハーツのレアな思い出としては…1987年…大学を卒業してすぐに、短い期間でしたが熊本の、とあるレコード屋さんで働いた事があったんです。その時にキャンペーンだったかライヴだったかで、3Fのイエロースタジオにブルーハーツが来たんですよねぇ~。…あの時はKUSUミュージックの人がいたと思うから、ライヴだったかな?…あっ!そうそう!…あの時は、熊本のロッビング・クレードルというバンドの前座でブルーハーツが演奏したんじゃなかったっけか?…当時のブルーハーツってデビューしたてだったと思います。あの時、閉店時間がきたので、後かたずけをして店のシャッターを下ろして、レコード店のスタッフで定例の報告会をしていたら「お疲れ様でした~♪」ってブルーハーツのメンバーが帰って行ったっけな…(^^;)

いやぁ~懐かし思い出のワンシーンですゎ~(^o^)