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小学生の子供に「薬って…なんで効くの?」と質問された時、なんて答えますか?

「薬って、なんで効くのかな?」…って考えた事、ありますか?

薬剤師でも医者でもない、鍼灸師の僕が、薬に関して、もの申しても「お門違いじゃん!」…と一蹴されるのは、容易に想像できますが、薬の成分や薬効など専門的な狭義の話しではなく、体の不調や、体調の事に関しての広義な知識として、薬と身体の関係は、一般の人でも知っておくべきだと思うんですよねぇ~。

実は、先日、知り合いの、お医者さんと話しをしている時に…

「最近、患者さんに食事の大切さや、咀嚼…、食事をする時の噛む大切さや、時間をかけて、ゆっくり食事を摂る大切さを伝えるんだけども、理解してもらえず、この症状に効く薬はないか?…と薬に頼っている人が多すぎるんだよね…」

…という話しをされていたんです。

その話しを聞いていて、僕が…ふと思った事は…

小学生の子供から「先生!薬ってなんで効くの?」って質問されたとして、その子供が納得出来る答えを患者さんに説明できたら、ある程度の患者さんは「食事や咀嚼が…大事」と理解してくれるんじゃないかな?…って思ったんです。

小学生の子供から「薬ってなんで効くの?」っていう質問に対しての、僕の答えは…

病気は身体が治しているんだよぉ~!

皆の体には、自分の身体を治す力が備わっていて、何か不具合があった時は、いつも身体が治そうとしてるんだけども、自分の力で病気を治せない時に、薬が治そうとしている身体の手助けをしてくれるんだよぉ~。

身体を治す力っていうのは、身体が健康じゃないと働いてくれないので、健康でいるためには、食事って、とても大事なんだよぉ~。

それと、免疫って言って、身体を守ってくれている細胞がいるんだけど、それが腸に沢山いるので、よく噛んで物を食べる事で、腸にいる身体を守ってくれている細胞が、働いてくれるようになるんだよねぇ~。

だから、よく噛んで食べる事は大切なんだよ!

…まぁ~これって、このHPで、毎度、毎度、書いてる事なんですけどねぇ~(^o^)

薬は身体をサポートしてくれる物なんですよねぇ~。鍼灸も同じで、身体をサポートするものなんです。

なので…患者さんの身体が強いか?弱いか?で、サポート側の効き目も変わってきます。もともと身体が強い人だと薬も効くし、鍼灸も効果が早い。身体が弱い人は、いくら強力なサポートを付けても限界がある。

だから身体作りが重要なんですよねぇ~。

ただ…

薬を飲むと、その薬が武器に変化して、身体の中で病原菌やウイルスを、ミサイルで標的を破壊するようなイメージで病気を退治する…というイメージを持ってる人は、薬至上主義とでも言いますか…、薬に頼る事に固執するでしょうねぇ~。

あと、漢方薬と現代医学の薬との違いですが…

基本的に漢方薬も現代医学の薬も、身体のサポートをするって事に於いては変わりないんです。

ただ、漢方薬は沢山ある鍵の中から、一つの鍵穴に合った鍵を見つけ出し、扉を開けるようなイメージに対して、現代医学の薬のイメージは切れ味の良い刃物のようなもので、鍵を鍵穴にさして扉を開けるのではなく、切れ味の良い刃物で、鍵穴とかドアをぶった切って扉を開ける…(漫画のルパン三世の、五右衛門が使っている斬鉄剣のようなイメージかな…(^^;))

そんな感じなんですよねぇ~…。

だから、現代医学の薬は、効きは良いんだけど、薬を止める時期を間違えたり、間違った使い方をすると、自分の身体を、切れ味の良い刃物で切ってしまう…。そんな感じです。

漢方薬でも副作用はありますし、現代医学の薬でも副作用はあります。

ただ、刃物の切れ味が違う。…そんな感じなかな。

それでも「早く効く方がいいじゃない!」と、薬至上主義の人達は言うかも知れませんが、切れ味の良い刃物で、ぶった切った扉や鍵穴は、そのままにはしておけないので、元に修復しないとだめなんですよね!

その修復は誰がするのか?

それは患者さんの身体が修復してるんですよぉ~。

もともと身体が強い人は、身体の修復力も早いけど、弱い人は修復力も遅くなる。

若い人は修復力は早いけど、歳を取れば修復力は遅くなる。

だから…病気が治るのには、時間がかかる人もいるし…、すぐ治る人もいるし…、治らない人もいる。

身体が弱い人に、切れ味の良い刃物のような薬を使うと、どうなるか…。想像できますよね。

なので、出来れば、薬を使う前段階として「食事や咀嚼…ゆっくりご飯を食べる」…コレが重要なんですよねぇ~。

鍛えるより、どう可動域を維持するか!?

2年ほど前かな…

当時…、コロナ禍で気持が鬱々していたので、身体を鍛えようと思いたち、患者さんが来ない時間帯に自分でトレーニングのスケジュールを組んで腹筋をしたり、腕立て伏せしたり、スクワットをしたりしてたんです。

今にして思えば、その頃、年齢も50代後半にさしかかり、少し自分の身体の老いを感じ始めていたのかもしれません。

そこで、やっちまったんですよねぇ~…、必要以上にトレーニングをしてしまい、筋肉を痛めてしまい五十肩のように、右肩が上がらなくなってしまったんですゎ!…それが2年前の出来事。

思い起こせば、膝を付いてですが…毎日、腹筋ローラーを100回くらいやっていたんです。…最初は胸筋の筋肉痛を体感し「お!胸の筋肉に効いてるねぇ~」なんて悠長な事を思っていたんですが、腹筋ローラー100回を何週間か続けているうちに、次第に肩が上がらなくなり、天秤棒すら担げない状態になってしまい…

「あぁ~…やらかしちまったぁ~」…となったわけです。

あの頃、散歩で立ち寄る近所の公園にある、遊具にぶら下がる事すら出来なくなっていたから、多分、痛めていたのは、小胸筋・大胸筋・三角筋…その辺りの筋肉を痛めてしまったんですよねぇ~。

右肩だったので自分で鍼をする事も出来ず、ストレッチで筋肉を伸ばしながら温めていくという方法で、日にち薬も相まって1年くらいで腕は元通りになりましたが、少し握力は落ちたような気がします。

そうしたところ…1ヶ月前かな…、久しぶりに酷い腰痛になりまして…、腕は上がるようにはなったけど、元々、身体は硬い方なので、自分の腰に自分で鍼をするのは、ちと無理がある。…(^^;)

1ヶ月前の腰痛の時は、股関節が凄く詰まっている感じで硬くなっていたので、股関節なら自分で鍼が出来る!…と、自分自身で股関節に鍼をして、緩めていったら3週間ほどで日常生活は送れるようにはなりました。…まだ,朝の起き抜けにシャキッ!とは動けませんし、仙腸関節や腸骨稜の辺りに違和感はありますけどね…(-_-;)

少しずつ、股関節のストレッチをして可動域を広めていこうと思います。

今年で、僕は59歳…。同級生は60歳になり始めている年代なんですが、もうこの歳になると、身体を鍛えるというより、ストレッチで関節の可動域をいかに維持するか…の方が重要になってきますねぇ~(^o^)

そう言えば去年だったかな…

『まつもtoなかい』という番組に布袋寅泰 さんと、ユーチューバーの HIKAKINさんが出ていて、ロックのミュージシャンは、ローリングストーンズや、色々な先輩方が道を作ってくれてるから、歳を取ってもやれてる部分はある…。でもユーチューバーの先人って今までいないからHIKAKINは大変だよなぁ~…という話しから…

HIKAKINさんが「じゃぁ~目指せ60歳で…」と言った時に、

松ちゃんと布袋さんが…

「常に、どこか痛いからね!…60歳になると…」

「そう!大変よ!膝が痛いとか…、首が痛いとか…、肩が痛いとか…調子が良い日なんて一年に一日も無いかも…コンディションの良い日は、1年に1~2日しかないかも…」

「いや…常に痛いわけではないけど、今日はこっちが、ちょっと痛いとか、2~3時間痛いとか…」

「朝のウォーキング何て言うと、聞こえが良いけど、あれは動作確認ですよ!」

…って言ってたなぁ~って思い出しました。(-_-;)…そうかぁ~60歳が近くなると、こうなるのね!近頃、コレを体感しています…(^^;)

日頃からの身体のケアって、重要だなぁ~って思いますねぇ~。

あぁ~…それと…話しは変わるんですが…

今朝、『X』を見ていたら、ある写真に目が止まったんです。

ワンピースの文庫本のカバーの折れ曲がっている所に、ワンピースの作者、尾田栄一郎さんの言葉が載っている写真でした。そこには…

この世は、思った通りになるのだそうで。
思った通りにならないよと思っている人が、思った通りにならなかった場合、思った通りになっているので、
やっぱりそれは,思った通りになっているのだそうで。

…って書いてありました。

悟ったようにマイナス思考になる人も多いけど、この発想は大事だよなぁ~

思った通りになってるもんなぁ~

若い頃とは違うという身体のギャップはありますが、考え方は常にポジティブでいたいもんだなぁ~って思います。

景気と色彩

服を作ってる知人と話しをしていて…「へぇ~…そういう事なのかぁ~」って事を知ったんです。

なんでも…「服の色合いと景気の動向に関して法則がある…」という話しでした。

知人曰く…、景気が良い時は、モノトーンの生地を使った服が流行るのだそうな…

まだ日本の景気が良かった頃…、バブルや、バブルの余韻が残っていた頃は、Yohji Yamamoto や、COMME CAや、無印良品のような、モノトーンを基調とした色合いの商品が流通するんですって!

…確かになぁ~振り返ると、そうだったよなぁ~

…で、経済的に余裕が無い、アフリカや東南アジア諸国の人達のファッションは、カラフルな色合いを使った生地で、オシャレを演出する特徴があるんですって!

「じゃあ…今の日本は?」…って質問したら…

今の日本は、景気が悪いので、安売りの服…、代表的なモノと言えば、ユニクロなどのファスト・ファッション・ブランドが幅を効かせてるので、原色を使ったカラフルな服が市場に出回っているものの、生地の素材は良いとは言えず、数年しか保たないモノばかり…。今まで、オシャレだと思っていたワンランク上のブランドでも、白・黒・グレー…だけしか、色の種類が無く…、落ち着いた感じの色合いで「欲しいな!」と思う色彩いの服は、なかなか見つからない…。

これが日本のアパレルの現状なんだそうな…。

じゃぁ~…、大手ではない、個人でやってるベンチャー的なアパレル・ブランドが、白・黒・グレーじゃない生地で服を作ろうとすると、日本の生地メーカーは、色々な色の生地を作ってはいるんだけれども、日本は景気が悪くて、良い色合いの生地は、日本で売るより、外国で売った方が高値で売れるので、日本に残っている生地は白・黒・グレーしか残っていないそうなんです。

じゃぁ~…外国から質や柄や、色が良い生地を買い付けようとすると、この円高で、到底採算が合わなくなる。

だからファスト・ファッション・ブランドよりワンランク上の大手のアパレル・ブランドが作る服は、白・黒・グレーの服やズボンが多いんだそうな…。

確かに…駅ビルや、百貨店に入ってる服屋さんを覗くと、メンズの服は白・黒・グレー…、あってネイビーくらいしか無いもんなぁ~。

ユニクロなどのファスト・ファッション・ブランドは外国から安い生地を買うか、日本の生地メーカーに、価格を下げるように圧力をかけて、安く生地を手に入れて安く売るので、ユニクロは儲かるかも知れないけど、生地メーカーや縫製工場は潤わないらしんですよねぇ~。

…なるほどなぁ~。

今の日本って、モノトーンとカラフルがゴチャゴチャになっている感じで、現実は、景気が悪く、お金が無いから、カラフルな服になるんだけれども、ニュースや報道では「景気は上向き…」と嘘情報に踊らされているので、頭の中は、中流意識が働き、ファスト・ファッションではない服を選ぼうとしても、白・黒・グレーしか選べない…。

今の日本って、思考と身体が分離してしまっていて、日本という国が自律神経失調状態なのかもしれないなぁ~…って感じますねぇ~。

オスギとピーコの、ピーコさんじゃないけど、ファッション・チェックで、景気って分かるものなんですよねぇ~。

鍼を刺したくらいで病気が治るわけないじゃん!

先週だったか…先々週だったか…、日曜日の夜の9時にNHKスペシャル…だったかな???東洋医学や漢方、鍼灸の特集番組をやっていたみたいで、今週、ウチに来られる患者さんが口々に「NHKでやってましたね!」…と言われてました。

僕は見てなかったんですが、患者さんの話を聴く限りでは、以前、何度か同じような番組をNHKが放送していて、その映像の使い回しでNHKスペシャルを、ひと番組作った…そんな感じみたいですねぇ~。

東洋医学は、30~40年前に比べると認知度も高くなり、漢方薬に対する認識も以前に比べると信頼度も高くなっていると思います。…まぁ~未だに漢方薬は緩やかに効く薬だと誤解してる人も多いのは確かですけどね…(^^;)

鍼灸はどうなんだろうか???

「鍼は痛い!」「お灸は熱い!」という恐怖感も相まって、やはりどこかに「鍼を刺したくらいで病気が治るわけないじゃん!」って思っている人も少なくないんじゃないかな?…って思うんですよねぇ~。

僕も患者さんや、色々な人に話す機会があれば「病気を治してるのは薬や医者ではなく、患者さんの身体自身が免疫力や修復力を使って病気を治してるんですよ!」…「身体は不具合を起こすと、筋肉のコリや痛みなどで不調を訴えてくるので、鍼灸でコリを取ったり、痛みを無くす事で、身体が病気を治そうとしているのをサポートしてるんですよ!」…と、お伝えしてますが、疑念を持ってる人が、たかだか…いち鍼灸師の言葉を、どこまで信じてくれてるものやら…(-_-;)

鍼灸や健康相談に限らず、プライベートとかで知人や友人から相談事を受けて、アドバイスしても聞く耳を持ってくれないと、何ともしがたい感じで、なす術無しとなってしまいますよねぇ~。

まぁ~…よく,女性からの相談事は、解決策を求めていなくて、ただ…話しを聞いて欲しいだけ…、逆にアドバイスをされるとウザい!…という話しも聞きますから、アドバイスをすること自体が野暮なのかも知れませんね…(^^;)

「鍼を刺したくらいで病気が治るわけないじゃん!」…と思っている人達に対しては「鍼灸を試したくなったら、いつでもいらして下さい。」…て感じで待つしかないと思うんですよねぇ~。

いくら、鍼や灸の良さを伝えようとしても、馬耳東風では、どうしようもありませんもんねぇ~(^^;)

まぁ~…人からの受け売りだけど…「去る者、追わず…、来る者、拒まず…。去る者には幸せを…、来る者には安らぎを…。」こんな感じで、鍼灸院の門を開いておくしかないんだろうなぁ~。…って最近、つくづく思う、今日この頃でございます…(^^;)

世の中には治る病気もあれば、治らない病気もある。…それは皆さん御存知だと思います。治る病気の中には、鍼やお灸で治る病気も多いんですよ!でも鍼やお灸や、お薬の前に重要なのは、睡眠であったり食事であったり,運動であったり…日頃の日常生活をいかに過ごすか?…ここが重要なポイントなんですよねぇ~。

車やスマホやパソコンは、新しい機種が発売されたら、買い換える事はできますが、身体は買い換える事はできませんもんねぇ~。

ストーリーって必要ですか?…(^^;)

僕は美術館で絵を見る時、とりあえず展示場の中央から展示されている絵を見渡して、気になった絵を近くで見たり…、遠くから眺めて見たりした上で、絵の横に書いてある題名だとか、書かれた年代などを見る事にしてるんです。

そんでもって,ある程度、気になった絵をいくつか見たら、他の展示してある絵を見ていく…。

何となくですが…、美術館に絵を見に行くと、まず入り口に書いてある作者の半生や年表などを読み、その後、列をなして展示されている絵を順に見る。多くの人は…絵を見る前に題名を見てから絵を見てる…っていうのが定番というか、それが当たり前になってるようなんですが、…いつも僕は思うんですよ…。「あなた達…絵を見に来てるんじゃないの?…絵より、作者の人生というか半生や蘊蓄が絵より優先ですか?」…って。

ストーリーがあっての絵なんだろうか?…有名な人が書くから素敵な絵なんだろうか?無名な人が書いても素敵な絵は…素敵な絵なんじゃないかな?…って思うんですよぉ~。

まぁ~…素敵かどうかを判断するのは観客だと思うので、ある人にとっては心を打つ素敵な絵かもしれないし、またある人にとっては駄作に見えるかもしれないし…。

でも、画廊ならいざ知らず、美術館で見るような絵は、著名な画家の絵で…しかも歴史がある物ばかりなので、その歴史やストーリーも知りたいという気持ちも分からなくはないけど、なんのフィルターも通さず、今の自分が感じる「良い・悪い」の判断を、物語で邪魔されたくない。

…そう思うんです。

ストーリーより、その時の自分の感覚を大事にしたいんですよね~。若い頃に見た時は何とも思わなかったものが、歳を取るにつれて気になり始める…。その時は「悪い」と思っていても、後々、嗜好が変わり「良いね~」となる事も、当然ありますよね!

先日、北九州の美術館で見た横山大観も、絵を見終わった後に、読んだ説明書きによると…、横山大観の特徴って輪郭をハッキリ描かずに色の濃淡で表現しているって言うのは、なんとなく知ってたんですが、若い頃、その技法は、日本の画壇から全く相手にされず、30代後半くらいに世界各国への歴訪に同行した際、大観の絵が世界から称賛されたのを機に、彼の技法は日本でも認められるようになったそうなんです。

本当に…、日本っていう国は世界からの評価とか、良さを逆輸入で再確認しないと、目の前のモノの良さに気が付かない人種なんだなぁ~って思います…~(^^;)

出来れば、僕自身、逆輸入で外国からの評価が無いと、自国の良さに気が付かないような…、そんな判断しか出来ない人にはなりたくないなぁ~って思うんですよねぇ~。

そう言えば…、僕の知り合いで服を作ってる人がいるんです。

その人は以前、長い間、洋服のメーカーに勤めていて、パターンやデザインを自ら手がけていたんですが、独立を機に自分のブランドをいくつか立ち上げ、商品サンプルを数社のバイヤーに送ったそうなんです。

バイヤーの反応は「この服にはストーリーがないので、売り方が分からない…」という返事ばかりだったんですって!

商品自体は、どこに出しても恥ずかしくない,デザインや縫製もしっかりしているものなのに…「ストーリーが無い…」という一言で相手にされなかったそうなんです。

…そのストーリーって何?…って言う話しですが、アパレルでのストーリーって、所謂、デザイナーが10年間ニューヨークで活躍し…とか、素材に珍しい綿を使い…とか、アフリカの部族の人が書いた絵がプリントされている…とか、有名人の○○○も認める…とか、そういう物語が必要で、生地や素材の良さや、縫製の細かさや、デザインの良さなどは二の次なんだそうな…。

裏を返せば…、バイヤー自らが「私には商品の善し悪しの判断が出来ないんです」…って言っているのと同じで、”ストーリー”というパワーワードに頼らざる終えない…っていう感じなんじゃないかな?って思うんです。それって…、商品が粗悪でもストーリーがあれば流通される…という事なんですよねぇ~。

どうりでね!…最近、服屋さんに行っても、全く…興味をそそるというか、魅力的というか、「あ!コレ…欲しい!」って思う服に出会わないんですよねぇ~。素材とか着心地より、ストーリー重視の服が大量に流通しているから、服屋さんに行っても買いたくなるような服に出会わないんだろうなぁ~。

鍼灸も似たような側面も…あるには…あるか…。(^^;) 何代も続く家系というストーリーを売りにしていたり、流派というストーリーを看板に掲げたり…、治す・治さない…より、鍼を痛くなく刺す事を売りにしていたり…(^^;) 

「そんな肩書きやストーリーより、治す事が第一義なんじゃないの?」…って、僕は思うんですよねぇ~。

不安だからストーリーに左右されるという人間の心情は理解出来るけど、良い物と悪いモノの判断を、物語で曖昧にされてしまうのは、勘弁して欲しいなぁ~って思うんです。

料理ならば、ストーリーより…美味いか?不味いか?

服ならば、ストーリーより…着心地が良いか?着心地が悪いか?、似合うか?似合わないか?

鍼灸ならば、ストーリーより…治せるか?治せないか?

ストーリー…って基本は付属品というか、アクセサリーのようなもので、引き立て役のはずなんですよねぇ~。主役あってのストーリーのはずなのに、いつの間にか、その引き立て役に重きを置きすぎ、全ての事柄に、ストーリーがないと成立しないという図式を構築してしまったが為に、ストーリーが主役を凌駕してしまう存在になってしまっている。

それが、今の流通というか、世の中の流れになってしまっているように思えます。

裏を返せば…「ストーリーに騙されるヤツが悪い」…という言い方も成立しますねぇ~(^^;)

今の日本は景気が悪いので、安売りの店…、服ならユニクロ、家具ならニトリ、生活小物ならダイソーで、なんとかなる世の中になってしまいましたが、ユニクロが幅を効かせはじめて、日本のアパレル業界がおかしくなり、縫製技術が低下しましたし、ニトリが幅を効かせはじめたから、家具屋さんの廃業が目立ち、ダイソーが幅を効かせはじめてから、街の文具屋さんが壊滅状態になりました。

弱肉強食は世の常ですが、今の日本の景気の状態が、このままで良いわけないよな!…って思うんです。

少しでも今の状況を変えたいのであれば、まずはストーリーに頼る事をやめた方がいいんじゃないかな?日本の景気を良くしたいなら、良い物と悪いモノの判断ができる目というか、思考を持つべきだと思うんですよねぇ~。

そんなにストーリーって必要ですかねぇ?

そんなにストーリーが必要ならば語って聴かせてあげましょう!

…Once upon a time, there lived an old man and an old woman…(^^;)