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トリガーを引いただけ…
時々、患者さんが…「3日前に重い物を持った時に、腰をグキッってやってしまって…」とか、「昨日、ちょっと無理な動きをしちゃって腰痛が…」と、腰痛が起こった時の状況を説明して「あれが原因で腰痛を起こしてしまった…」と言われたりするんですが…
全てではないけれども、8割方…、それが原因という訳ではなく、原因は…重い物を持ったり、無理な動きをしたり…する以前の姿勢や食生活、生活パターンが原因で、腰や、背中や、肩や、首にダメージが蓄積されて、重い物を持ったり、無理な動きをした事が、ピストルの引き金を引いたタイミングだった…って言う事なんですよね!
確かに、その時、重い物を持たなければ…、あの時、無理な動きをしなければ…、腰痛にはならなかったかも知れませんが、そのまま、姿勢の改善や、食生活の改善や、生活パターンの改善をしなければ、身体へのダメージは、もっと蓄積され続けるので、いずれは、その時以上に体調を壊してしまう事になるんですよねぇ~。
だから、ホントに…日頃から、食事や姿勢や睡眠…ストレスの有無…などなど、姿勢や食生活、生活パターンって大切だから、改善すべき所は、改善しないといけないんですよぉ~。
でもね…
人って、自分の事になると、後回しというか、面倒くさくなるというか、…結局、分かっているけど、姿勢や食生活、生活パターンの改善って,なかなか出来なくて、出来るだけ楽をして改善しよう…(^^;) …と、サプリに頼ったり、通販番組で紹介されている商品を買いあさったり…(^^;) …と、色々とチャレンジはすんだけど、良かれと思ってやっていた事が裏目に出たりする事も多々あったりと、改善が上手くいかず、腰や、背中や、肩や、首が痛くなったり、内臓系が病んだり、精神的に病んだり…と、体調が優れなくなるというパターンが多いかな…。
そういう時は、自分で改善ができない分、誰かに委ねるっていう方法が一番良いと思うんです。
運動が不足していればジムに通うのも良いですし、トレーナーにアドバイスを求めるのも良いでしょう。姿勢や食生活、生活パターンなどの改善に鍼灸治療という選択肢も有りだと思うんですね!
…でも、ジムに通う事も…、パーソナルトレーナーに依頼する事も…、鍼灸院に通う事も…身体にとっては、ただの健康への道案内…。まぁ~…カーナビみたいなモノなんですよねぇ~。
カーナビって、目的地周辺で案内が終了しますよね!」…案内が終了した後は自力で辿り着かないといけない。健康でいるための改善って、やはり最終的には自分自身の力で辿り着かないといけないんです。
毎日、スポーツジムに通って1時間トレーニングしたとして、1日24時間の内の、たった1時間。…残りの23時間をどう過ごすのかは、自分次第だんですよねぇ~。
鍼灸治療も、1時間の鍼灸の治療を週に1回受けたとて、1週間…168時間の内の、たった1時間なわけです。
やはり、姿勢や食生活、生活パターンなどの改善は、患者さん自身が行動して改善しないとダメなんですよねぇ~。
迷った時…、一度、大雑把に考えてみる…というのはどうだろうか?
細かい事を突き詰めると、自分のダメな所や、いけない事がハッキリして、原因を突き詰めることで、全てが解決できると思ってる人って多いんじゃないでしょうかねぇ~?
原因を追及することで、そこを改善すれば、めでたし!めでたし!…(^o^) 簡単なん事だったら、それで物事が解決されると思うんです。
でもね…、複雑な事柄に関しては、細かい事を突き詰めれば、突き詰めるほど、身動きが取れなくなり、結果的に自分を追い込んでしまい、出口が見つからなくなってしまう事って、往々にしてあると思うんです。
今はネット社会だから、分からない事があれば、すぐにスマホで調べる事が出来るので「あぁ~そういう事かぁ~」と、一時的に理解や知識が深まった気分は味わえるのだけれども、時間が経つにつれ、調べた事すら忘れてしまう。
…こういうタイプの人も多いとは思いますが、意外とコレを繰り返すと、知らず知らずの間に、脳疲労として疲れが蓄積され、思考が停止しがちになり、精神的な不調により体調を崩してしまう人も多いんじゃないでしょうか?
自分自身で解決しなければいけない事って、細かい事を、どんどん突き詰めたとて…、解決できない事の方が多かったりするんですよねぇ~。
病気に関しても、ある程度、ネットで何でも調べる事が出来るから、以前より患者さんの病気に対する知識が高まっているのも事実です。
近頃…聞いた話しでは、病院で処方された薬に対して、お医者さんに「もっとこんな薬や、あんな薬があるのに、なぜ?この薬を処方したのか説明してください。」と詰め寄る患者さんもいると聞きますし、患者さんの中にはネット情報で薬の事を調べ上げ、お医者さんより自分の方が薬の知識があると思い込み、お医者さんに「あの薬を処方して下さい!」と薬の銘柄を指定してくる強者もいるとか?…いないとか?…(^^;)
鍼灸院でも、…時々「ココに鍼を打って下さい!」と、鍼を刺す場所を指定してくる患者さんがいたりしますねぇ~…(^^;)
昔とは違い、今の御時世は情報公開の世の中なので、説明義務という事で、医療従事者には診療契約上の説明義務が課されているから、患者さんが適切な判断を下せるよう、十分な情報を説明することが必要とされているため、説明を求められれば、ちゃんと説明しなきゃいけないんですよねぇ~。
「この薬は○○○に効いて…」「この薬は、血液の○○数値を下げる…」というような、薬のラベルに書いてある説明書きのような説明なら、いくらでも出来るとは思うんですが、その先生の経験的な感覚で処方しているものに関しては、患者さんに説明したとて、患者さんが理解出来るとは思えないんですよねぇ~。
医療って…科学的根拠や統計的な数値で判断する場面もあれば、医療従事者の経験に基づく感覚で判断する場合もあるので、全てを説明するのは無理な場合もあるはずなんです。
「餅は餅屋」という諺がありますが、専門的な事柄に関しては、ある程度の領域以降は専門家にまかせた方が良いはずなんですよね!
では素人はどうすればいいか?
ネットや本などで情報を収集して、病気に関してある程度の知識を得る必要はあるんですが、細かく突き詰めるのではなく、一度、大雑把に考えてみる事も大切なのではないだろうか?…って思うんです。
例えば、健康に関してですが、何かあるとすぐに薬に頼る人がいたとします。多分、そういう人は症状が変わる度に色々な薬を使い続けているので、薬による弊害が起きる可能性が高いと思うんですよね!…多分ですが、そう言う人って、薬による弊害も薬で治そうとする…と思うんですよ。
そういう場合、大雑把に考えてみれば…「一度、薬を止めるという選択肢もありなんじゃない?」って思うんです。
ホントに大雑把な考えですよ!
そんな感じで考えれば、食事の内容が偏っている事で病気になっている場合、食事の内容を変えれば体調は良くなるはずですしねぇ~。洋食のシェフが病気になった時に、日常の食事を日本食に変えたら、病気が治った…って話しを聞いた事があります。
食事って言うのは、身体を構成・維持する材料を身体に入れる行為ですから、偏った食事は健康を害する可能性が高いので、食事の内容を変えれば、健康に近づけるはずなんです。
あとは…
基本的にリハビリは、動くことが不自由な人、脳梗塞などでの片麻痺や、事故による損傷などで身体の動きがうまくいかない人、高齢により日常生活がままならない人達の機能回復…、という形で行われる行為ではあるんですが、日常生活が可能な人でも、腰痛や、背中の痛み、肩の痛みで整形外科に行くと、診察を受けた後、10分~15分くらいPTの人からリハを受けると思うんです。
大雑把に考えると…
日頃、日常生活が可能な人で…、リハを受けて、気持ち良かったり、腰や肩や背中の痛みが和らぐ…という事であれば、運動すれば良くなるって事ですよねぇ~。平たく言えば「運動不足…」なわけです。
大雑把に考えて…「じゃぁ~…運動しましょうよ!」って提案したくなっちゃうんです…(^^;)
あっ!…毎度、毎度,ブログやHPに書いてますが、病気や症状には程度があります。
病気が重度な症状であれば、なかなか治らないものでも、軽度の状態ならば、同じ病名でも、治る確率が高かったりします。なので、ココで言う「大雑把な考え…」というのは、まだ身体に治る余地がある人へのアプローチとして提案しています。
基本、人の身体って、食事で構成され、運動することで血液が身体を廻り、排泄されるべき尿や便が排泄され、夜は眠ることで脳が洗浄され身体をリセットして、朝…起きて…また食事を摂り…運動する。
健康って、こうやって維持されてるんでしょうねぇ~。
この…「食べる+運動する+排泄する+睡眠」というサイクルの中の,どれかが「面倒くさい…」とか「忙しい…」とか、「だるい…」とか、「無駄を省きたい…」などの気持から、疎かになり、このサイクルに関わる臓器の機能が低下すると、体調不良となり、病気が発症するんでしょう。
まだ身体に治る余地があるのであれば…、体調不良を感じた時に、薬や医療に頼るのではなく、一度、大雑把に考えて「寝れているか?…食べれているか?…便や尿は出ているか?…日頃、運動しているか?」を、自分自身に問いかけて、改善箇所が見つかれば、自分でアプローチしてみてはいかがですか?
この時に、一番大事なのは、体調不良を感じれる感覚を、持ち合わせているか?いないか?…なんですよねぇ~。
日頃から、無理せず、自分の体調に気を配る必要性があるんですが、このコンビニエンスな…便利な事が優先される世の中で…、面倒くさい事から目を背け…。忙しさや、怠さから怠惰な生活を送り、便利さだけを追及する…。というような生活をしていると、もともと備わっているはずの、自分の体調不良を感じとれる感覚を、自ら手放してしまっている。そんな気がするんですよねぇ~。
北山修さんの『「むなしさ」の味わい方』を読んでみた♪
気が付けば…7月7日を過ぎてましたねぇ~。2003年の7月7日に『はりきゅうふくた』を開院したので,今年で21年目に突入…なんですね。
皆さんのおかげで、なんとかここまでやってこれました。ありがとうございます。
話しは変わって…
何年前だっかな?…NHKで九州大学を退官される北山修さんの『最後の授業』という番組を見たのは…。
フォーク・クルセイダーズの「帰って来たヨッパライ」を初めて聴いた記憶があるのは、たしか…、僕が幼稚園児の頃だったと思うんですよねぇ~。
ネットで「帰って来たヨッパライ」を調べてみると、1967年にリリースされているので、僕が2歳の頃に発売されていた曲を、発売されてから数年後、多分…、幼稚園児の頃、商店街のスピーカーから流れていたのを聴いて「面白いなぁ~」って思ってた記憶はあるんですよねぇ~。
北山修さんの『最後の授業』をTVで見て、「へぇ~…北山さんって九大にいたのね!…福岡に住んでらっしゃったんだぁ~へぇ~…」と思った後は、コレと言って情報も耳にせず、数年前からradikoで東京の番組を聴くようになり、早朝の『あさぼらけ』という番組のパーソナリティーの上柳さんが、時々、北山修さんの話しをされるので、…「あぁ~お元気にされているのね!」って思っていたんですよね。
先月から『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』という映画が映画館で上映されていたんですが、観たいなぁ~と思いつつも,スケジュールが合わず、結局、見損ねちゃったんですよねぇ~。
つい最近、ニッポン放送の『あさぼらけ』に北山修さんがゲスト出演されていて、この『「むなしさ」の味わい方』の本の事や、精神科医である北山さんが、友人であり、音楽のパートナーでもあった加藤和彦さんの自死を止める事が出来なかったのか?…という話しをされいたので、読んでみたんです。
本の冒頭で、現代人は「間(ま)」…、間合い…とか、AとBの間の「間(ま)」ですね、…その「間」という時間を無駄な時間と捉えるようになっていて、出来るだけ、その「間」を何かで埋めようとしている節がある…というような事が書かれていましたねぇ~
確かに、地下鉄とか電車に乗ると99%の人はスマホを見て、スマホで「間」を埋めようとしてますもんねぇ~。
人は白か黒かハッキリしない場合、気持ちがモヤモヤして、早くどちらかに決めたくなるらしいんですよぉ〰︎
でも、白か黒の間…いわゆる「間(ま)」…という時間に、「むなしさ」を感じるものらしいんですが、この「間(ま)」のグラデーションの部分は、「むなしさ」という感覚と引き換えに、人との関係性や、自分自身の奥行きや…人としての器の幅を与えてくれるらしいんですわぁ〜
芸術的思考も、この「間」にいる時間に発揮される事が多いんだそうな…。
人は清濁合わせ持つ生き物ですが、「間」は時々「魔」に変わり、良からぬ事を思いついたりもするそうなんです。
過去を振り返ったり、世間を見渡して見ると、白黒つけない方が良かったりする方が良い場合も多々あるわけで…
「むなしさ」を悪い物と捉えず、その時を味わう事で人間的に成長する…って言う事が書いてありました。
あぁ~それと、北山さんは精神科医ですから、精神的な病を治す時には、薬を使う場合もあるにはあるんだけれども、一番大事なのは「間(ま)」…時間が必要だと書かれていました。時間をかけて徐々に治っていくという「間」を経験しなければ治らないって書かれてましたね…。すぐに治らないと,絶望してしまったり、怪しい特効薬に手を出してしまうのは危険だとも書かれてました。
勉強が出来ない子に「なんで100点取れないだ!」怒鳴りつけても100点なんて取れるものでもないのは、誰でも理解出来ると思うんですが…、焦っちゃうと、ついつい怒鳴っちゃうのかもしれませんが、やはり結果がでるまで待つ…という「間(ま)」が必要なんですよねぇ~。
これは鍼灸でも言える事で、早く治りたいという気持は分からないではないけど、身体にも「間(ま)」という治る時間というモノが必要なんですよぉ~。
トノバンの映画は、7月中旬から佐賀の小さな映画館で上映されるようなので、佐賀に観に行こうかと思っています…♪
老人に優しくない国だなぁ~…って思ったのと、他に誰かいないのか?…って思った。
先週末だったかな…
アメリカ大統領選挙に向けたバイデン大統領と、トランプ前大統領によるテレビ討論会がニュースで報じられて、バイデンさんが、擦れ声だ…とか、咳き込んだ…とかでバイデンの健康不安が取りざたされてましたが…、そりゃぁ~81歳の爺ちゃんが大声出して叫べば、声も擦れるし、咳もでるわな!…って思うんですよねぇ~。
声が擦れて、咳き込んでるから、健康不安…って、アメリカって老人に優しくない国なのね…って思っちゃいましたね。
トランプさんは「私は78歳でバイデンよりも若い!」と、若さをアピールしていたようですが、3歳違いでしょ!?…誰か彼に言ってやってよ!「トランプさん…3年後には、あなたも、ああなるんだよ!」…って…。
なんか…爺ちゃん同士が、若さアピールしたり、相手を罵り合っている姿を見て、アメリカ国民って、どう思ってるんだろう?…って思うんですよねぇ~
若手の政治家で「あんた達には委せておけない!」っていう政治家はいないのかな?…と思って、日本の事を振り返ると、日本も同じような感じで、麻生さんは83歳で、二階さんは85歳…。日本の定年って60歳~65歳でしょ!
政治の世界だけ、一般の世界と比べて、時空に歪みが入っているためか、間違った事が、まかり通っている事じたいが、おかしな話しだよなぁ~。
時空の歪みのせいなのか…(^^;)「俺達、政治家は、あなた達、一般国民とは違う!」という意識が、政治家の人達の心のどこかにあるんでしょうねぇ~。
今回の裏金問題やら政治資金問題に関しての自民党の上層部の対応をみても、一般市民として考えても、全く納得いかない対応だと思うんですが、自民党の上層部以外の、自民・公明・維新の政治家…及び、若手政治家…、全国の自民党員の人達は、岸田さんのあの対応で、本当に良いと思っているだろうか?
もし、僕がどこかの団体に所属していて、その団体の上層部が、全く的を射てない対応しか、しない場合、その団体に所属してる事が恥ずかしくて、しかたが無いんだけどなぁ~…
政治家さんって、一般の人が会社で働いている感覚で、会社に所属している意識のもと、政党に入っていて、政党から離脱すると、何も出来なくなるから、とりあえず、上層部の言いなり…
そんな感じなんでしょうねぇ~
…話しを元に戻しますが、
バイデンさんも、今回、自分が大統領選挙に出るんじゃなくて「私ではなく別な候補を!私はサポートにまわるから…!」と最初から、ハリスさんを推しておけばよかったのにね…
それだけ「権力」ってモノを一度、手に入れると、手放したくなくなるものなんでしょうねぇ~。
小学生の子供に「薬って…なんで効くの?」と質問された時、なんて答えますか?
「薬って、なんで効くのかな?」…って考えた事、ありますか?
薬剤師でも医者でもない、鍼灸師の僕が、薬に関して、もの申しても「お門違いじゃん!」…と一蹴されるのは、容易に想像できますが、薬の成分や薬効など専門的な狭義の話しではなく、体の不調や、体調の事に関しての広義な知識として、薬と身体の関係は、一般の人でも知っておくべきだと思うんですよねぇ~。
実は、先日、知り合いの、お医者さんと話しをしている時に…
「最近、患者さんに食事の大切さや、咀嚼…、食事をする時の噛む大切さや、時間をかけて、ゆっくり食事を摂る大切さを伝えるんだけども、理解してもらえず、この症状に効く薬はないか?…と薬に頼っている人が多すぎるんだよね…」
…という話しをされていたんです。
その話しを聞いていて、僕が…ふと思った事は…
小学生の子供から「先生!薬ってなんで効くの?」って質問されたとして、その子供が納得出来る答えを患者さんに説明できたら、ある程度の患者さんは「食事や咀嚼が…大事」と理解してくれるんじゃないかな?…って思ったんです。
小学生の子供から「薬ってなんで効くの?」っていう質問に対しての、僕の答えは…
病気は身体が治しているんだよぉ~!
皆の体には、自分の身体を治す力が備わっていて、何か不具合があった時は、いつも身体が治そうとしてるんだけども、自分の力で病気を治せない時に、薬が治そうとしている身体の手助けをしてくれるんだよぉ~。
身体を治す力っていうのは、身体が健康じゃないと働いてくれないので、健康でいるためには、食事って、とても大事なんだよぉ~。
それと、免疫って言って、身体を守ってくれている細胞がいるんだけど、それが腸に沢山いるので、よく噛んで物を食べる事で、腸にいる身体を守ってくれている細胞が、働いてくれるようになるんだよねぇ~。
だから、よく噛んで食べる事は大切なんだよ!
…まぁ~これって、このHPで、毎度、毎度、書いてる事なんですけどねぇ~(^o^)
薬は身体をサポートしてくれる物なんですよねぇ~。鍼灸も同じで、身体をサポートするものなんです。
なので…患者さんの身体が強いか?弱いか?で、サポート側の効き目も変わってきます。もともと身体が強い人だと薬も効くし、鍼灸も効果が早い。身体が弱い人は、いくら強力なサポートを付けても限界がある。
だから身体作りが重要なんですよねぇ~。
ただ…
薬を飲むと、その薬が武器に変化して、身体の中で病原菌やウイルスを、ミサイルで標的を破壊するようなイメージで病気を退治する…というイメージを持ってる人は、薬至上主義とでも言いますか…、薬に頼る事に固執するでしょうねぇ~。
あと、漢方薬と現代医学の薬との違いですが…
基本的に漢方薬も現代医学の薬も、身体のサポートをするって事に於いては変わりないんです。
ただ、漢方薬は沢山ある鍵の中から、一つの鍵穴に合った鍵を見つけ出し、扉を開けるようなイメージに対して、現代医学の薬のイメージは切れ味の良い刃物のようなもので、鍵を鍵穴にさして扉を開けるのではなく、切れ味の良い刃物で、鍵穴とかドアをぶった切って扉を開ける…(漫画のルパン三世の、五右衛門が使っている斬鉄剣のようなイメージかな…(^^;))
そんな感じなんですよねぇ~…。
だから、現代医学の薬は、効きは良いんだけど、薬を止める時期を間違えたり、間違った使い方をすると、自分の身体を、切れ味の良い刃物で切ってしまう…。そんな感じです。
漢方薬でも副作用はありますし、現代医学の薬でも副作用はあります。
ただ、刃物の切れ味が違う。…そんな感じなかな。
それでも「早く効く方がいいじゃない!」と、薬至上主義の人達は言うかも知れませんが、切れ味の良い刃物で、ぶった切った扉や鍵穴は、そのままにはしておけないので、元に修復しないとだめなんですよね!
その修復は誰がするのか?
それは患者さんの身体が修復してるんですよぉ~。
もともと身体が強い人は、身体の修復力も早いけど、弱い人は修復力も遅くなる。
若い人は修復力は早いけど、歳を取れば修復力は遅くなる。
だから…病気が治るのには、時間がかかる人もいるし…、すぐ治る人もいるし…、治らない人もいる。
身体が弱い人に、切れ味の良い刃物のような薬を使うと、どうなるか…。想像できますよね。
なので、出来れば、薬を使う前段階として「食事や咀嚼…ゆっくりご飯を食べる」…コレが重要なんですよねぇ~。