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○○寿命…と食事と運動。
寿命とは…命がある期間を寿命って言う…って誰かが言ってたっけな…。
先日、読んだ本には、「幸せ」は「死」からの距離が保たれている状態で定義される…って書いてあったっけ…。
寿命って、平均寿命と健康寿命があって、平均寿命は死ぬ平均というか、余命というか…、たしか日本の平均寿命は男性が81歳で、女性が87歳だったと思うんです。
健康寿命って、いつから言い出したのかな?…僕が子供の頃には「健康寿命」って言葉は存在していなかったと思いますが、多分、20~30年前くらいからですかね…。健康上、問題無く生活が出来る年齢を健康寿命って言うみたいです。
でもって…、日本の健康寿命は男性が72歳で、女性が75歳。
…って事は、81-72=9 87-75=12
平均して、男性は72歳から81歳の間の9年間…、女性は75歳から87歳の間の12年間…、健康に問題が起きて、病院に通ったり、薬を飲んだり、…介護のお世話になったりする可能性が高くなる…。
…という事になるんですよねぇ~。
まぁ~…いくら、医学が進歩しても、現段階では老いを止める事は出来ないと思うんです。
これから、僕が書こうとしている事は、平凡な…、いち…鍼灸師の僕なんかが言うより、……権威ある学者さんとか、著名なお医者さんが、言う方が、説得力はあると思うんですけどね…(^^;)
人って、老け具合にも個人差がありますよね!
遺伝的なものもあるんでしょうが、病気などの遺伝は50%と言われているので、半分は遺伝的な事だとしても、残り半分の要因って何だろう?…って考えてみたんです。
多分ね…、内臓が弱ると老けるのも早くなると思うんですよねぇ~。あと…筋力の衰えも老けを促進させると思うんです。
「遺伝的な…」という枕詞が入ると、生まれ持った宿命的なものを感じるし、もうどうしようも無い事…。全てを受け入れなくてはいけない事柄で、如何ともしがたいモノだという認識が生まれると思うんです。
でも…残りの50%に関しては、自分の思考や行動で決まる事柄ではあるので、生活改善や食生活の改善で対処できる事だと思うんですよね。
ただ…、昨日や今日、○○を改善したとて、すぐに体が変化する訳ではありませんし、生きている時間や…寿命に関しての事ですから、1年間の時間を費やして食生活や生活改善したとて、すぐには結果が出るモノでは無いと思うんですよねぇ~。食生活や生活改善の結果が寿命に反映されるのって、10年…20年のタームで行動しないと、結果としては表れないと思うんです。
だから…分かっていても、生活改善や食生活の改善は、面倒くさくて長続きしないんでしょうねぇ~。
でも、老化や体調の不具合の原因を突き詰めて考えると、食事ってとても大事だし、普段の運動も、とても大事だと思うんです。
食事に使う食材に関しても、旬や季節感を感じない、保存料や調味料が大量に入っている食品を、日常の食事として常用している人や、運動をせずに、どんどん筋力や体力が落ちてる人が、健康でいられる訳は無いと思うんですよねぇ~。
若い人には「何のことやら?」っいう感じでしょうが、50歳代から60歳代になり「老い」というものを実感すると、如実に感じる事柄だと思います。
今の段階で、健康寿命と平均寿命の差が、男性は9年。女性は12年ですけど…、今の日本人の食生活を考えると、景気が悪いから、旬な素材は値段が高くて買えないので、できるだけ安いスーパーマーケットで買い物をする。そうなると…、必ず保存料や調味料がたっぷりな食材ばかりになってしまうわけで…。「腹一杯になれば良い!」「食材の事など気にかけてる余裕はない…」…と、食事に関して、お座なりな感じで過ごしていると、必ず内蔵は弱ると思うんですよねぇ~。
そうなると老けるのが早くなる。…って事は健康寿命も短くなる。
運動に関しても同じですねぇ~。「面倒くさい…」とか「昔はやってたんだけどね…」とか言って、運動量が減っていく…。
若い頃は感じないと思うけど、徐々に歳を取り、老化を感じ始めても、…偏った食生活や、運動不足で、どんどん体調が悪くなると思うと、ゾッとしませんか?(>_<)
このままいくと…、老化を防いだり、不老不死は無理だとしても…、医学は進歩し続けるでしょうから、人間の体が弱くなっても、あの手この手で…チューブに繋がれたり、胃瘻したり、新薬を開発したりして平均寿命は現状維持できるのかもしれない。…もしくは少し伸びたりするかもしれないけれど、何にでも限界というモノはありますしね!今の世の中の流れが変わらないのだとすれば、健康寿命は絶対、今より低くなると思うんですよねぇ~。
あぁ~…なんか、こんな事を書いていて、怖くなっちゃった…(^^;)
今の健康寿命は男性が72歳で、女性が75歳なんだけども、コレが65歳とか60歳に下がったら…って考えると、腹を満たすだけの食事は、極力避けないと…って思うんです。
仕事が忙しいから…、時間が無いから…、パッパと食事を済まして…という思考は、後々の事を考えれば避けるべきですよねぇ~。
寿命とか、死ぬか生きるかの局面になると、正直言って、鍼灸という医療は蚊帳の外で、そんなに役に立てるモノではないと思うんですよね…。
なので今回は「鍼灸…良いですよ!」という事ではなく、その前段階として、健康を維持するには、健康でいられる為にはどうしたらいいか?…を考えた時に、やはり食事と運動が本当に重要だなぁ~って、鍼灸治療に興味を持ったり、鍼灸治療に通われてる方々に伝えたくなったんですよねぇ~。
今朝、早朝のラジオを寝ぼけながら聴いていたら、リスナーからのメールに対して、パーソナリティの上柳さんが「病気になった時の気持ちの5段階」について話しをされていたんです。
大病を患った時の、気持の第一段階として、病気の事実を認めようとせずに、現実から目を背けようとする【否認】という気持になり…、その次に「なぜ自分がこんな状態になってしまったのか?…」と不満や怒りが湧き上がって、周囲に八つ当たりしてしまったりする【怒り】という気持になる…。その次は、病気を治す為に神頼みしたり、状況を好転させようと色々な治療を試みる【取引】という段階に入り…、その次に、病気を受け入れざるを得ない状況になり、絶望感や喪失感を強く感じる【抑うつ】という段階に入る…。そして、病気を現実として受け入れて、それまでの感情を整理したり、残された時間をどのように過ごすかを考える【容認】という段階に移行する…。
…というような事を話されていたんです。
これって、死を間近にした患者さんを観察した精神科のお医者さんが提唱した気持の5段階らしいんですが、パーソナリティの上柳さんが「これって病気になった当事者以外の…その家族とか、近しい友人も感じる事なんでしょうねぇ~」って言われていたのを聞いていて…
「もう命も、この段階に入ると医療が出来る事も限られてくるんだよなぁ~」って、ふと…思ったんです。
そうなる前に出来る事と言えば…
やはり…
生き物には寿命というモノがあるわけだし…、健康寿命と平均寿命の差を少なくしたいモノだよなぁ~…って、そう考えると…、やはり、重要なのは、食事と運動だよなぁ~って思うんです。
食事が大事と言う事から、考えを広げてみると…
今、農業に従事している人の高齢化や、日本の食料自給率の問題や、米不足…、高温による作物の不作など…、僕らの口に入るべき食料を生産する段階で、色々と改善しなくてはいけない事が山のようにあるわけで…。
日本の政治家さん達って、この事を、どう考えてるんだろうか?…って思うんですよねぇ~。
誰がリーダーになってもかまわないけどさ…、ちゃんとやるべき事をやってくれよ!って思うんですよねぇ~。…政権を取る事ばかり考えてる集団に見えちゃうんだなぁ~…(-_-;)
話しが脱線しちゃいましたね…(^^;)
安かろう…悪かろう…というような食事を摂っていても、満腹にはなるでしょうけど、体調は悪くなるし、老化は早まる。
体調が悪くなる人が増えれば、健康保険が逼迫するだろうし、若者であろうが、歳を取っていようが、体調が悪くなると、働く意欲も削がれるので、景気が回らなくなるでしょうし、少子化なんだから、働き手も減っちゃいますよね!
やはり、「食」というものを、軽く考えると、人も…、国も…、ダメになるんでしょうねぇ~。
ジャーナリング…。 ~徒然なるままに、蝉の鳴く夏…「お試し…」について考えてみた~
暑いですねぇ~…。曇ったりはするんですが、雨が降りませんねぇ~。夕立でも降ってくれると少しは涼しさも感じられるんですけど、無い物ねだりなんですかねぇ~。
何となく「ジャーナリング」というワードが頭に浮かんだので、感じた事を、そのまま書いてみましたよ♪
先日の話しです…
2ヶ月前から耳鳴りの治療で来られている、ある患者さん…。
「体調はどうですか?」と治療前に尋ねてみると、「最近は、家の近所に大きな木があるんだけど、蝉の鳴き声が凄くて、耳鳴りなのか?蝉の鳴き声なのか?…が分からなくなる…(^^;)」…とのこと。
付け加えて…
前回の治療の時に、両肩に皮内鍼を入れておいたんですが「左の肩が凄く柔らかくなった感じがするせいか、左側で感じる耳鳴りも、軽くなってきた…」…とも仰ってました。
治療する側の僕も、少しずつ患者さんの体が変化しているのが分かりますし、…あとは、患者さん御自身が体を動かす…所謂、運動をされるようになると、もっと体の変化を感じられると思うんですよねぇ~。
まぁ~これだけ、気温も高いですし、御本人も「分かってるんですけどねぇ~」と、運動をしなくてはいけない事は理解されているので、治療する側の僕としては…、
あとは…「時を待つ…」…って感じですねぇ~。
そんな、暑い日が続く昨今…、
また別な日に…
新患の患者さんから「お試しで治療を受けたいので、福岡市の鍼灸費助成を使いたい」と、電話で問い合わせがあったので、ウチの治療院の料金体系と、治療にかかる時間の話を説明したんです。
ウチの治療院では通常、初診の場合、問診の時間を含め、約90分くらいの時間をかけて治療しています。これは患者さんの体質や病気の具合、痛みの原因を探るためには、丁寧に問診する事が必要だと考えますし、治療も、弱い刺激の方がいいのか?強めの刺激の方がいいのか?…を、探り探り治療するもので、初診の場合は、これくらいの時間は必要になるんですよねぇ~。
2回目からは約40~50分くらいを目安に治療しますが、なぜ、そこまで時間をかけるのかというと、例えば…患者さんが「痛い」という所に鍼を刺して「はい!終了!」ってな感じでは終われないんですよぉ~。
中には…
「なんで?痛い所に鍼を打ってくれるだけでいいのに!」
…って思われる人がいるかも知れませんが…
例えとして、基本的に肩が痛い人は、背中や腰や首など、色々な要因が重なり、体を酷使したり、姿勢の悪さが原因で、肩が痛くなっている事が多いので、肩だけに鍼を刺したら「はい!おしまい!」という訳にはいかないんですよねぇ~。
なので、ウチの治療では、ある程度の治療時間が必要ですし、その時間に見合った金額を頂いています。
通常、初診の場合は¥5400。2回目からは半年以内ならば¥3900で治療しているのですが、それを「福岡市の鍼灸費助成制度を使ってお試しで…」と言われると、鍼灸費助成制度の場合、ウチの治療院には¥2000しか入らなくなるので、どうしても治療時間を短くしなければいけなくなります。
なので…
鍼灸費助成制度のみで治療を希望される場合は、約15分くらいの治療になってしまうんですね。それを初診で…となると、問診もしっかり出来ない上に、治療時間が短くなる。…正直言って、100%のパフォーマンスを患者さんに提供出来ない状況が生まれるわけです。
それは、治療する側からすると、いくら患者さんが「お試しで…」と言われていても、治療効果を感じてもらえる確率が低い上に「あぁ~鍼灸って、この程度のものなのか…」という判断を下されやすくなる事に、ちょっと…躊躇というか、初診で鍼灸費助成制度を使われるのは、どうかな?…って思うんですよねぇ~。
治療を受けるか?受けないか?は患者さんに決定権があるわけなので「鍼灸費助成を使って、お試しで!」と、ゴリ押しされると、こちら側としては、やるしか無いわけなんですけどね…。
僕が、この『福岡市の鍼灸費助成制度』を上手に使う、使い方を患者さんに提案するのなら…、治療者側の鍼灸師が、患者さんの体質や病状を十分、把握している条件のもとで、使うのが良いと思うんです。
鍼灸費助成制度は月に8回使えるわけですから、例えとして…、
ちょっと専門的な話になりますが、「気」が不足して病気を起こしている場合があるんですね…。
所謂、「真気不足」という状態なんですが、この場合は補法という治療方法を用います。足り無いものを補うという治療です。こういう場合は1回の治療で「ド~ン!」と一気に治療するのではなくて、1回で行う治療を2回、もしくは3回に分けて治療する必要性が生まれてくるんです。
例えとしては、1回の治療で、お灸を何壮もすえるのではなく、1回の量を減らして、週に2回とか3回にわけてお灸をすえる…。
イメージ的には、植物を育てるのに、水や肥料を大量に与えると、根腐れを起こしたり、肥料焼けを起こしたりして枯れてしまいますよね!…そういう事を防ぐ為に適度な水やり、適度な肥料の散布が必要になるのと同じで、治療も一気に行うのでは無く、回数を分けて適度な治療を行う。
こういう治療なら1回15分の治療で十分だと思うんです。鍼灸費助成制度は月に8回使えるわけですから、平均して週2回の治療が受けられます。
なので、こういう治療の場合に鍼灸費助成制度を使うのが良いと思うんですよねぇ~。
「お試し…」についてですが…
近頃は服を買うにも、実物に袖も通さず、ネットで買って、届いた実物が思っていたのと違うと、返品可能だったり、メルカリで売ったりするのが、常識になっている昨今…、「お試し…」は消費者の権利の一つかのように横行しているのが実情だと思いますが、治療で「お試し…」って、なんだか、鍼灸治療、そのものを軽く見られている感じがして、ちょっと閉口してしまいます。
近頃は恋愛に於いても、お試し期間があるとか…、無いとか…、(^^;)
これも時代の流れだと言われれば、それまでなんですが…
何でもかんでも、同じ定規で全ての物事の善し悪しを測るのは、良くないと思うなぁ~。
お土産を選んだり、惣菜を選んだりする時の試食と同じように、鍼灸治療を「お試しで…」って感覚って、どういう感覚なんだろうか?って思うんです。病院に行って、お医者さんに「ネットで、こんな症状には、この薬が良いって書いてあったんですけど、この薬…お試しで使いたいので、処方してもらえません?」…って言うのかね?…(^^;)
あっ!その…、問い合わせの「お試しで…」の患者さんが治療を受けに来られたか?どうか?…ですって?
勿論、来られませんでしたよ!
以前、鍼灸院を開業した当初、鍼灸師の先輩が「電話で施術料を最初に聞く人は、まず来ないと考えていい…」って言ってたのを思い出しますが…、ホントにその通りですわぁ~…(^^;)
「あっ!歯が痛い!」…それって虫歯かもしれないけど…もしかしたら三叉神経痛かもよ!
「歯が痛い!」って時…
「あぁ~…!!歯医者に行かないといけないかなぁ~」…って思いますよね。
でも…
毎回、食後の歯磨きはしてるし、マウスウオッシュも使ってる。一日に1回、歯間ブラシやフロスも使ってるし…、口腔に関しては、出来る限りのケアをしてるし…。鏡で自分の口の中を見ても虫歯っぽい感じの歯はないしなぁ~。この数日、食事中に歯がグラつくなんて事は無かったしなぁ~…。という人の中で、肩や首のコリが酷い人…。
もしかしたら、その…歯が痛いのは…虫歯ではなくて、三叉神経痛かもしれませんよ。
三叉神経って解剖学的には耳の辺りから、3つの枝に分かれて顔面の感覚…、特に痛みや温度や触覚などを脳に伝える神経なんですが、首の付け根や耳の後ろ辺りにコリがある人は、三叉神経の第三枝といわれる下顎神経に不具合が起こった場合、歯に激痛が走る事があるんですよね!
虫歯や歯周病などの歯科疾患がないのに、歯に激痛が走る場合は、三叉神経痛を疑うので、とりあえず、そんな時は歯医者さんに行って、虫歯の有無を調べてもらい、虫歯が無い場合は、鍼灸院に来られてみて下さい。
三叉神経痛は、歯科治療では、どうにも出来ないんですよねぇ~…。まぁ~逆に…虫歯の場合は、鍼灸師は何も出来ませんが…(^^;)
三叉神経痛は鍼灸領域なので、鍼灸治療が一番有効だと思います。
実は…、僕も一度だけ、三叉神経痛を経験した事があるんです。
あの時は、僕がまだ、鍼灸の専門学校の学生の頃だったんですが…
体験も兼ねて、見聞を広めるために、色々なマッサージ院や鍼灸院に治療を受けに行ってたんですよぉ~。
あるマッサージ院に行った時に、結構、強揉みをするマッサージ師さんがいて、僕の首や耳の後ろ辺りにかけて、強く揉まれたんですよねぇ~。
そしたら、その夜…
明け方…4時頃かな…
寝ていたら、急に歯が痛くて目が覚めたんですよぉ~。
子供の頃に、何度か虫歯の痛みは経験した事はあったけど、寝ていて、急に歯が痛くて目が覚めるという経験は初めてでした。
でも…痛くなった前日・前々日に、食事をして歯がぐらつくとか、食事中に歯が痛くて噛めないなんて事もなかったし…「おかしいぞ!?」…と思い、痛さを我慢しながら、寝ぼけながらも色々と考えてみたんです。
当時は鍼灸の専門学校に通っていたので、三叉神経痛の事は知ってたんですよね…。
「これって…もしかしたら三叉神経痛かぁ?」…と思い、自分で何が出来るかを考えたんですが、まだ当時は学生だったもので、自分で自分に鍼をするって…(^^;) 今なら普通にやりますが…、当時はハードルが高く、ちょっと躊躇しちゃったんですよ!
…なので、その時は鍼ではなく、お灸を選択して、三叉神経の根元に市販のせんねん灸をやってみたんです。
そしたら、全く熱さを感じないんですよぉ~!(゜o゜;;
「おやぁ?いつも熱いのに…、変だぞ!?」…と思い、寝ぼけながら15個か20個くらいの、せんねん灸を1時間くらいかけてやってみたら、ある瞬間、ホンワカした暖かさを感じたんですよねぇ~。
その…ホンワカしたお灸の暖かさを感じた途端、歯の痛みが消えてしまったという事を、経験した事があるんです。
僕の実体験から言える事なんですが…
「三叉神経痛は鍼灸が有効ですよ!」
あっ…そうそう!つい最近の事ですが、先日、ウチの嫁さんが「歯が痛くなった…」と言ったので、痛みの具合と、痛くなった過程を聞いたら、三叉神経痛ぽかったので、ある場所に鍼をしたら、次の日は「少し痛いけど…楽になった…」と言い、翌々日は「痛みが取れた…」と言っておりました。
やっぱ…三叉神経痛は鍼灸が有効です!
政見放送を見ていて…「木を見て森を見ず…」だなって思った。
7月20日が参議院選挙でしたよね?
選挙期間中になると、TVやラジオで、政治的な私的発言がパタッと無くなる違和感…。
発端は安倍さんらしいけど、自由に発言が出来ないのって変だな?って思うんですよねぇ~。なんか…柔~い…ソフトな言論の弾圧って感じが否めないなぁ~って、ちょっと気持ち悪さを感じるんですが、なんとかならないかねぇ~…って思います。
まぁ~そんな中、NHKでは定期的に、政見放送なるモノが放送されてるわけですが…
各党首の政見放送を聞いていて思ったんです…
政治家の公約って、患者さんの訴えというか…、健康や病気に関する悩みに対して、「じゃぁ~痛み止めの薬でも出しておきましょうか…」というような、その場しのぎの言葉に聞こえるよなぁ~…って思ったんです。
やれ…「2万円給付…」とか、「食料品消費税を1年間ゼロ…」とか、「所得税・住民税を減税…」とか、「子育て支援…」とか、「子育て対策…」とか…、中には「日本人ファースト…」と言い出す人もいますが、この各党の党首の公約を聞いてると、病院で「アコソが痛い!…ココが痛い!」と症状を訴える患者さんに対して…「根本的な治療にはならないけど、とりあえず痛み止めの薬を出しておきますから、それで我慢して下さい…」的な…、そんな感じに聞こえてくるんですよね…。
…結局の所、何の根本的な解決になっていない事を連呼している。
御存知の方も多いと思うんですけど…
「木を見て森を見ず…」という言葉があります。
この言葉の意味は、物事の細かい部分や目先の事に気を取られてしまい、全体像や本質を見失ってしまう事を意味する言葉なんですよねぇ~。
政治家が言ってるマニフェストって、景気さえ良くなれば問題視しなくても良い事ばかりな事柄だと思うし、全てではありませんが、病気に関しても「アソコが痛い…ココが痛い…」というくらいの初期症状なら、基本的に、体質改善や生活習慣の改善でクリアする事が多いんですよね!…言う必要はないとは思いますが、手術が必要な大病の場合とか難病の場合は、話しは別ですよ!…(^^;)
今の日本の景気の悪さは、30年くらい前から、徐々に景気が悪くなっているのに対して、政策・対策が全て裏目に出てしまった結果が、今の現状なので、そう容易く景気は回復しないとは思いますが、今、変えないと、もう現状維持は無理だって、皆が気が付き始めたんだと思うんですよねぇ~。
なんとなくですが…、日本人は2020年にコロナ渦になり、外出制限や経済がコロナにより停滞したことで、ジワジワと景気が悪くなっている事に、やっと気が付いたような気がするんですよねぇ~。
昔のドラマで『振り返れば奴がいる』ってドラマがありましたが、コロナが終息して、ふと振り返ったら、不況が真後ろに立っていた…。そんな感じのような気がするんです。
もしも、コロナが流行ってなかったら、日本人って、この景気の悪さにも気が付かず、10年~20年後に、沼地で身動きが取れなくなっている状態になっていたかも知れませんねぇ~。
例えば、これを人の体に当てはめて考えてみると…、人間が色々な症状を訴える時って、昨日や今日の行動が、すぐに反映する事で病気が発症している訳ではないんですよねぇ~。疲れの蓄積や、色々な軽い症状を無視したり、薬で誤魔化して過ごしたりする事で、大きな不具合が生まれる。
でも…人の体って回復力もありますし、自己治癒力もありますから、体力がある人でしたら、乗り切る事は出来るでしょう。
もしも、昨日や今日の行動が、すぐに病気として現れるような体調だったとしたら、その人は、回復する余白も無く、相当ヤバイ状態の体だという事になりますね…。
こういう事を踏まえて…、どうすれば良いのかを考えると、結局のところ、体質改善や生活習慣の改善という考えに落ち着きます。
でも、中には「何を改善すればいいの?」っていう人もいるかも知れない…。
体質改善や生活習慣の改善って「よく噛んで食べる」とか…「睡眠不足の解消」とか…「定期的な運動」とか…、一番地味で、頭では理解出来るけど、面倒くさくて…、どこか心の片隅では「そんな事で病気が治るわけないじゃん!…薬の方が早く治るよ!」って思ってしまっているアレです!
でも…結局…、行き着くところ、それしか方法はないんですよね!
じゃあ、今の日本の経済状況を、人の体と照らし合わせて考えると、今の日本って、疲弊しきっていて、検査すれば、するだけ「再検査!」の通知が来るような、そんな状態だと思うんですよねぇ~。
景気を回復するには、どうすればいいんでしょうかねぇ?
一気に変わる事は、絶対無いと思うんだけど…
先日、誰かが言ってたんですよねぇ~「誰かの消費は、誰かの所得に変わる。」…って。結局、景気を回すって事は、そういう事なんでしょうねぇ~。
「じゃぁ~消費税を無くして、消費を高めれば…」って言うと、「じゃぁ~今の消費税で得られている財源をどこに求めるんだ!」…って、絶対に誰かが言うんです。そうなるとタラレバの話になり、全く着地点が見つからなくなるんですが、一つだけ言えてる事は「現状維持はもう無理だ…」って事でしょうねぇ~。
最近の風潮というわけでは無いんですけど、人の考え方とか、モノの見方が「木を見て森を見ず…」になっているなぁ~…って感じる事が多くなってきたように思えるんですよぉ~。
今度の選挙の結果はどうなるんでしょうかねぇ?
政治の世界も、少し前から新しく色々な党が生まれて、色々な意見が飛び交ってますけど、若い政治家の主張を聞いていると「言うは易く行うは難し…」という言葉が頭に浮かびます。
正論は誰でも言えると思うんですよねぇ~。でも政治の世界って、魑魅魍魎と化した…、権力の甘い蜜に執着する爺さん達が仕切っているわけなので、その人達をいかに動かすか?…または黙らせるか?(黙らせる方法は選挙に行って、黙らせたい政治家以外に投票する事しか、僕らには出来ない訳ですが…)また、その後ろ盾の財界の魑魅魍魎を、どう動かすか?…新しい党の人達や、若い政治家は、そこをどう考えてるのかな?って思っちゃうんですよねぇ~。
最初の頃は、志高かった人も、権力の甘い蜜の味を覚え、長年、権力を振るっていると、いつの間にか魑魅魍魎化してしまうんでしょう。
歴史的に…、世界的に見ても、正論が社会を変えた回数より、正論が魑魅魍魎化した政治家や権力者にひねり潰された回数の方が多いように思えるんですよね…。
今後、どうなるんでしょうかね?
まずは「現状維持は、もう無理だ…」という意識を持って、100%とはいかないまでも、投票率が70%くらいはいかないと、何も変わらないような気がするんですよねぇ~。
『見えてない世界で見えてきたこと 石井健介(著)』を読んでみた…♪
6月の初頭…、radikoでTBSラジオの『武田砂鉄のプレ金ナイト』を聞いた時のゲストが、ブラインド・コミュニケーターの石井健介さんでした。
僕は彼の事を一切知らなかったんですが、2016年のある朝、突然、目が見えなくなった…という経緯を、とても明るく話されている事に、正直ビックリしたのと…、目が見えなくなってから、変わった事と、変わらなかった事を、ジョークを交えながら話されていて、番組の最後に本の出版のお知らせがあったので、「これは読んでみたいなぁ~…」って、Amazonでポチ買いしたんです。
自伝のエッセイって感じの本で、あっと言う間に読めちゃいましたねぇ~。
近頃…60歳にもなると、人の死とか、病気の話しだとか…、色んな事が周りで起こるので、この本を読んでいて「世の中、たくさん人がいるわけだから、こういう人もいるよなぁ~」って思いながも…、もしかしたら身近で、こういう事が、いつ起こっても不思議ではないぞ!っていう気持で読んでたんですよ…。
で…
読んでいて「おっ!」って思った文章の所のページに、付箋を貼ってたんですが…、
その付箋を貼ったページに書いてあった文章って、以前、千葉の先生の鍼灸の勉強会で、その先生が仰っていた事とリンクするような事が、多く書かれてたように思いました。
その中に…
人というのは不思議なもので「大丈夫ですか?」と尋ねられると、咄嗟に「大丈夫です」と口にしてしまいがちなんだけども…、本当は全然、大丈夫じゃないんだけれど、「大丈夫です」という自分の言葉が、プレゼントを包むラッピングの紙1枚分の厚さだけ、自分の心を浮かび上がらせてくれることもある。
…反射的に出た「大丈夫です」っていう自分の言葉が、少しだけ自分の心をプッシュアップするっていうか…、それが、自分を奮い立たす言葉になる…っていうような事が書かれてたんですよねぇ~。
これって…「大丈夫ですか?」を、やたらと連呼すると意味は無くなるんだけど、「大丈夫ですか?」って言うタイミングを見定める事が重要で、この「大丈夫ですか?」っていう言葉が、治療の第一歩になる場合も多いと思うんですよね!
あとねぇ~…
石井健介さんの知り合いの鍼灸師さんの言葉が心に響いたんですよぉ~…
「目が見えていたって、お先真っ暗なヤツなんて、いっぱいいるでしょ!逆に石井くんは目が見えなくなって、自分が生きる道がはっきりと見えてくるかもしれない。石井くんが、どうありたいのか、どうやって、この先の生命を輝かせていきたいか、それを、ゆっくり考えたらいいんじゃない?」
…って、病院で入院してる時、お見舞いがてら、看護師さんの目を盗んで、鍼灸の施術をしながら、鍼灸師の友人が話しをしてくれたそうなんですね…。
この文章を読んだ時に、もしも僕の知人・友人が視力を失い、見舞いがてらに病院で看護師さんの目を盗んで、鍼灸の施術をする事は出来るんだろうけど、「…どうやって、この先の生命を輝かせていきたいか、それを、ゆっくり考えたらいいんじゃない?」…なんて言えるかな?
あぁ~…でも、千葉の石原先生だったら、言ってたかもなぁ~…。なんて妄想しちゃいましたよ。
あと…瞑想の先生の言葉…
「まずは嘆ききることだね…」…嘆きたい時に嘆ききらないと、それは、いつしか心の奥底に沈殿し、延々と、そこに居座ってしまう。だから、今ここにある嘆きは、今、ここで嘆ききるしかない…。
これは、東洋医学の勉強会などで、よく聞く話しですね…。例えば…身近な人が亡くなった時に、悲しみを表に出さず、気丈に振る舞う人がいた場合、その人は半年後…一年後くらいに、体調を崩したり、心を病んだりするって話しを聞いた事があります。
やはり人の心っていうモノは、薬ではどうにもならないモノだし、時間とタイミングが、とても重要だと思うんですよね!なので、この本に書いてあった…「まずは嘆ききること…」って、ホントに大事だと思います。
あとねぇ~…
ネイティブ・アメリカンの言葉も紹介されてましたねぇ~。
「怒りは自分に盛る毒」
…なんですって!
確かになぁ~、この世の中…怒っても、ろくな事はないからなぁ~。イライラする事が多い世の中なんだけども、この言葉は、いつも自分の心に留めておいた方がいいなぁ~…って思いますね。
あと…
本の終わりの方で…
「わからない」という事を分かり合ったり、伝えたり、それを受け取りたいというようなコミュニケーションにおいて芯となる…
…って言葉が気になりましたねぇ~。
今の世の中、ネット社会で情報が多いせいか、分かる事が当たり前で、何でも「わかろう…」と思う人が多いように思えるんですよねぇ~。で…自分と意見が違ったり、自分が理解出来ないモノに対しては拒絶反応を起こして、無視するか排除しようとする。
わからない事や、理解出来ない事ってあるんだよねぇ~…って事を分かり合うって、確かに重要だなぁ~って感じますね。
この本を読み終わった感想としては…
簡単な感想だけど…
なんか元気をもらったというか…、勇気づけられた気分になりました。