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未来への礎…

先日、ニュースを見ていたら『東京のベンチャー企業が開発した小型ロケットの初号機が、爆発して打ち上げ失敗…』っていうニュースが流れてたんですよねぇ~。

なんとなくですけど…

このニュースを見て、思ったのが…「あぁ~やっぱ…、日本の技術って低下してるんだろうなぁ~」って頭に浮かんだんです。

ニュースでは専門家のコメントとして「ロケット開発では失敗自体は珍しいことではないんです…」というような事を言ってました。…まぁ~新しい事にチャレンジする場合は失敗はつきものなんだろうし…確かにそうなんだろうけどねぇ~

今現在、一般の日本人は財布事情が厳しく、気軽に海外旅行にも行けなくなっているし…、安売企業ばかりが幅を効かせている経済状況だし…、海外の半導体企業の誘致で景気が良くなっているニュースも耳にはしますが、裏を返せば労働力として日本の賃金が安いから、誘致されている側面もあるわけで、他人のフンドシで相撲を取ってる感は否めない…。

まるで日本がバブルの頃に労働賃金が安いからと、アジアの国々に工場を作っていた頃の状況が、しっぺ返しのように今現在、襲いかかってきている感じですよね!

バブルの頃に労働賃金が安いからと、アジアの国々に工場を作った事で、日本各地にあった中小企業の工場の仕事が無くなり、後継者がいなくなる事で、今の日本の技術の低下に拍車がかかっているわけなんですけどね…

たしかに…30年前~50年前の日本の技術は世界に誇れるものだった事は、紛れもない事実なんですが、最近よく言われている「失われた30年」といわれている間に、景気も悪くなり、技術者や研究者の海外流出が多くなり、確実に今の日本の技術は低下してると思うんですよぉ~。

だから、今の日本はインバウンドに頼るしかない。

世界的にみて観光を主軸にしている国って、経済的に国力が弱く、景気が悪い国なんですよねぇ~。

この状況が、いつか回復すると仮定して…、回復するには、どのくらいの時間がかかるんだろうか?…と、学者でも無く有識者でもない、いち…鍼灸師が考えてみたんです。…(^^;)

…まず、落ちる所まで落ちているという自覚を持たないと駄目だと思うんですよねぇ~。いつまでも「日本の技術は最高!」…とか、「気配りや…おもてなしが…」…とか、いつまでも中流意識を持ってる限り、飛躍した回復は見込めないと思います。

なんとなくですが、しっかりした技術の復興や、景気の回復には50年くらいかかると思うんですよねぇ~。一度失われた技術や商売を復興させるにあたって…商売を構築する上でのスタッフの育成や、経営者の育成…、および、一流の技術者を育成するのって、それくらいの時間は必要だと思うんです。

…あっ!あとは、…政治家も、今の世代の人達では、何もなし得る事は出来ないと思うので、一から国民が政治家を育成していかないとねぇ~…(^^;)

…そう考えると、景気回復や、より良い政治が行われるには、やはり50年はかかるかなぁ~…仮に、今のままの状態で体制を立て直せたとしても、歪なルールが出来上がって、今まで以上に身動きが取れなくなるんだろうなぁ~…(-_-;)

今現在、主軸としての労働の中枢、…経営者とか財界、政治家は30歳後半から60歳?70歳?くらいまでの人達だと思うんですが、その人達が、どれだけ、自分達が未来への礎となる覚悟を持っているかがキーポイントになると思うんですよねぇ~。

今の状況をみると、未来への礎というより「現状をいかに乗り切るか…、自分達の利を、どう得るか…」という事しか視野に入っていないのが今の現状じゃないんでしょうかねぇ~。

今に始まった事じゃないけど、大勢の政治家が裏金を着服してるのに「知らなかった…」と、子供のような言い訳で世間の目を欺こうとしていたり、景気が悪かったりと、良いニュースが少ない世の中でも、10代~20代の若者の中には、シッカリとした考え方の人はいるはずなんです。

その人達を、どのように育てるか…?

そこがポイントなんでしょうねぇ~。

今の日本を果樹農家に例えると、果樹が経年劣化で幹が弱ってきているのに、毎年、同じ収穫量を維持しようと、過去30年間、同じ樹に化学肥料を大量に与えて、なんとか収穫していたけど、どうしても収穫量が減ってしまって「さぁ~大変!」って騒いでいるのが、今の日本の現状なんでしょうねぇ~。

収穫量を減らしたくないのであれば、接ぎ木したり、品種改良した苗木を育てたりする必要があるんですが、多分、日本は失われた30年の間、この作業をしてこなかったんでしょう。

これを鍼灸師として、病気や治療に例えると…

身体の礎って…やはり健康なんですよ。基本的に健康を害するから病気になる。

…中には遺伝的なものや、今の医学では解明出来ない病気もありますが、一般的には老化することで肉体が衰え病気になる。

もしくは若くても、乱れた生活をおくる事で病気になる。ストレスにも肉体的なストレスもあれば、精神的なストレスがあり、病気になる要因って数限りないわけなんですよねぇ~。

じゃぁ~病気にならないようにするのは、どうすればいいのか?

老化は止められないものなので、老いに関しては、しょうがない事だとして…

やはり、『食事』と『睡眠』と『運動』…この3つが、病気から遠ざかる三種の神器じゃないけども…、大事な事なんですよねぇ~。…これに尽きるんじゃないでしょうかねぇ~。

この、食事と睡眠と運動…の補助として、投薬とか鍼灸とかマッサージなどの医療があるわけなんですよ!

食事とか睡眠とか運動をおざなりにして、今、この辛さや痛みだけを取れればいい。…というような考えの人は、まず投薬に頼るでしょうねぇ~。

最初は、薬が効くけど、薬は土台を治してはくれないから、投薬を続けて誤魔化していると、症状が複雑になり、身体が元に戻らなくなってしまう。…そうなると、今まで以上の効力を求めて、強い薬を飲み始めるか、病院を転々と変えていくか…、もしくは薬と医者に不信感を抱き、東洋医学に救いを求め鍼灸院の門を叩くか…

これって、最初に書いた、失われた30年で技術が低下して、景気が悪くなっている日本の状況と似てませんか?…(-_-;)

今の日本も…、病気になった人も…、基本的に土台を治さないと駄目なんですよねぇ~。

状況や症状によっては「今さら…土台をと言っても…手遅れかも…」って言う場合もあるとは思います。

でもね…、どんな時でも、手遅れの場合は、どうあがいても無理なんですよ。

しかしながら、1%の希望に賭ける場合においても、荒療治と同時並行で土台は整えるべきだと思うんです。

健康においての土台は身体です。

精神的にメンタルがダメージを受けていたとしても、身体は、いつでも健康に近づくように動いてくれています。

できるだけ、荒治療をしなくていいようにするために…。

日常生活を健康体で送れるようにするために…。

まずは土台作りの、食事と睡眠と運動…に重きを置く。

その上で、補助としての医療(投薬、鍼灸、マッサージ)。

この流れが未来への礎になるんですよねぇ~。

「できる」と「できない」の間の人 ~脳は時をさかのぼる~…読んで。

ちょっと前に、樋口さんの『誤作動する脳』を読んだんです。

『誤作動する脳』は、レビー小体型認知症に関しての本で、初めてレビー小体に関して詳しく知る事ができた本でした。

この本は医者や学者の研究書やハンドブック的な本ではなく、著者自身の体験談でもあるので、認知症と対峙するリアルで不安な気持ちが綴られていて、読んでいて、正直…ちょっと重い内容も多かったかな…。

だから、この新刊『「できる」と「できない」の間の人』もポチ買いしたけど…、『誤作動する脳』を読んだ後、新刊『「できる」と「できない」の間の人』を読むまで…少し躊躇してたというか…ちょっと頭の整理がつくまで時間がかかりました…。

『誤作動する脳』を読み終え、1ヶ月過ぎた頃…、そろそろ読んでみようかな…と、先日、ページをめくって読み始めると、(はじめに)で「前作『誤作動する脳』とは文体を変え、コロナ禍で、こんな不安な時期だからこそ、リラックスして笑って読めて、ちょっと元気が出るエッセイにしよう…云々」と書いてあったんです。

なるほど…、じゃぁ~…少し気軽に読める感じなのかな?…って読んでみると、前作の『誤作動する脳』を読み終わった時より、レビー小体型の認知症への理解度が深まったような気がするんですよねぇ~。

ホントに認知症に関して…知らない事だらけだったなぁ~…

レビー小体型の認知症について…知らなかった事は…

レビー小体型の認知症の主症状は記憶障害ではないそうなんんです。本にも書いてありましたけど…

認知症はみんな一緒と思われてるけど、抱える問題は病気によってかなり違っていて、レビー小体型認知症は全身病なので身体的な問題が起こりやすいそうなんですよ…。

気になった言葉を抜粋してみると…

・自律神経が障害されるので、立ちくらみや失神、体温調節の困難、頭痛、不眠などの多種多様な体調不良が起こりやすく、自律神経失調症のような症状が出やすい。

・8割近い人にパーキンソン症状(パーキンソン病とよく似た運動障害)が現れて、歩き方が不安定になったり転倒したりする。

・8割近い人に、レム睡眠行動障害(レム睡眠行動異常症)が起こり、寝ていて夢の通りに大声で話したり、叫んだり、激しく動いてケガをする場合がある。

・薬が効き過ぎる体質になるので、薬が効き過ぎたりと、薬の悩みも深刻で、薬で一度、バランスが崩れると簡単には解決しない。

・高齢者を解剖すると3人に1人の脳から、レービー小体が見つかる。

・90歳以上の女性の認知症有病率は71.8%で、レビー小体型認知症の中でも種類があり、アルツハイマー型認知症を併発している場合は通常、高齢者に多く、そうではなく、レビー小体型認知症の純粋型は若年発症に多い。

・アルツハイマー型やレビー小体型の認知症が急激に進行する事は通常なくて、もしあれば、薬の影響や体調、環境の影響などによって、一時的に意識レベルが低下してしまう時に急激な進行がある場合がある。

…などなど、色々な事が書いてあり、読み終わった後、ページが付箋だらけになっちゃいました。まだまだ、目からウロコな事が色々と書いてあったんですよねぇ~

本の終わりの辺りに書いてあったんですが…

結局のところ、どの人が認知症で、どの人は認知症でない…と区別する明確な定義も尺度も、この世には存在していないそうなんです。

昔は「痴呆」とか「ボケた」という言葉で表現され、なんとなく「しょうがないよ!あのお爺さん…(お婆さん)歳だもの…」…と、人は歳を取れば物忘れしたり、妙な事を言ったりものだと、おおらかに捉えていた節が見受けられますが、今は認知症という病気として捉えるので「病気は薬で治すモノ!」と、何とか薬で治そうとする。

幻覚幻聴で、本人には見れているモノを「ない!」と言われたら、本人は不安になるし、恐怖を感じるし…、しかも不安の末に声を荒げれば、興奮だの、暴言だのという症状名を瞬時に貼り付けられ、おとなしくさせるという名目で抗精神病薬を処方されれば、あっという間に表情を失い、話せなくなったり、歩けなくなったり、身体が硬直し、ものを飲み込む事も出来なくなる。…レビー小体型の認知症は薬に過敏な体質になる人が多く、過半数の人は抗精神病薬で深刻な副作用が出るそうなんですよ!

なるほどなぁ~…

・「病院に行けば認知症かどうかわかる」「認知症の事は医者が何でも知っている」「病気なら薬で何とかしてもらえる」は幻想であり、過剰な期待だ!…その認識のズレが医療者も患者も家族も不幸にしていると思わずにいられない…。

…って書いてありました。

あと…

ほとんど知られていないそうなんですが、認知症といっても、その原因となる病気は60種類以上あり、一番、患者数が多い病気がアルツハイマー認知症で、次に多いのがレビー小体型認知症。それぞれの患者の脳に溜まる不要なタンパク質は分かっているのだけれども、病気の原因と考えられている、その余計なタンパク質が、なぜ、その人の脳に溜まるのかは、研究者や医師にも説明できないのが現状だそうなんです。

最後に著者の樋口さんから…「最後にもう一つ、あなたにお願いがある」って書いてあって…

『どうか積極的に見つけて欲しい。老いていく事の豊かさ、不思議さ、衰えていく事のおもしろさ、認知症のある人の世界の美しさ、自由さ、新しい価値観を。そしてそれを伝えて欲しい』

…と綴ってありました。

歳を取ると、出来る事が限定されてくるという事を、いつの間にか僕らは忘れてしまっていて「いつまでも元気で若くあり続けよう!」…と、インチキ政治家の選挙演説のような売り文句に踊らされて、『アンチエイジング=善』『老化…歳を取る事=悪』と思い込んではいないだろうか?…って思っちゃいますね。

あと…色々と紹介したい言葉が、この本には書いてあったんですけど…

・頑張る事の素晴らしさだけを、私達は小さい頃から、いつも教えられてきた。でもそれと同じくらい負ける事、諦める事、逃げる事も大切だと教えられ、練習出来たら良かったと思う。

…って書いてあったんですよねぇ~。

それと…

年齢を重ねるたび、毎回、その年齢の初心者である…という話しからの…

・死ぬまで初心者なんだから、あれも、これも、うまくいかないのは、当たり前だなと思う。周りを見渡すと、自分だけが上手くいっていないように見えるけど、きっとそれこそは妄想…。

レビー小体型認知症の事も多く書かれてましたが、人生訓とも捉えれる事も多く書かれていた本でした。

このブログを読まれて、この本が気になった方がいらっしゃれば、是非『「できる」と「できない」の間の人 ~脳は時をさかのぼる~』…読まれてみて下さい。

タラレバ…de…憂う

ロシアがウクライナに侵攻して先月の24日で2年が過ぎ…

プーチンがTVのニュースに出るたびに「なんでこういう事をするかなぁ~」と思いながら…あれから2年過ぎたのかぁ~…と思う日々…。

この2年の間…、今までは知らなかった、ウクライナとロシアの近代史を、色々なメディアの解説や説明を聞いて「あぁ~そういう感じなのね…」と、薄っすらと理解した気分になったけど…「やっぱ…戦争しちゃぁ~いかんよな!」…この戦争に関して、ロシアの国民はどう思ってるんだろう?…やっぱ…、無言の圧力で何も言えないのかな…って思いながらTVのニュースを見ていたんです。

そんななか…最近、TVのニュースでプーチンを見るたびに、タラレバな事を思うようになったんですよねぇ~。

もしも、今の日本にプーチンのような人物が現れて、今のプーチンと同じような事をし始めたら、僕らは、それを止めれるんだろうか?

ロシアでは反体勢力の重要人物を暗殺しているのは明かなのに、分かりきった言い訳で乗り切ろうとしてる政治の中枢の暴走を、国民が止めれるものなんだろうか?

今の日本は裏金疑惑を、のらりくらりと交わして、何事も無かったような顔で飄々と国会に臨んでいる岸田政権&キックバックをもらっていた自民党の政治家達を、僕ら国民はどうする事もできないでいるのに…

もしも日本の総理大臣が、突拍子も無い事を言い出して、暴走し始めたら…(今も十分…暴走していると思うのだけれども…(-_-;))僕らはそれを止める手段を持っているんだろうか?

止める手段が選挙の投票だけしかないのならば…

プーチンのように粛々と暴走の準備をして…、トランプのように最高裁判事を過半数味方に付け…、権力だけを誇示したいが為に台湾を手中に収めたい習近平のように…、政治が暴走し始めた時に、いったい誰が止めれるんだろうか?

…って、プーチンがTVのニュースに出るたびに思うようになったんですよねぇ~。

デモとか、ハンストとかの手段はあるけれども、そんな事をやっても暴走する政治家達にとっては、どうでも良い事で、気にもとめないだろうしね…

やっぱ、選挙の段階でしか、国民の意思が反映されないのであれば、シッカリと選挙で投票して意志を示すしかない訳だし…、しっかりと政治家の一挙手一投足を監視して「おや?」と思う事があれば、その出来事を記憶して、次回の選挙に反映させる事って大事だなぁ~…って思うんです。

…去年の年末だったかな?

youtubeの番組で、田中真紀子さんが…

「自民党はケシカランし、嫌だと思うけど野党が育っていないし、どうも信用できないから、結局投票するとなれば自民党に投票する。…でなかったら棄権しちゃうと…。でも私が申し上げたい事はですね…、嫌でも野党に投票するしかない。3ヶ月で潰れるかも知れないし…、前回もそうだったし…。 何年も、もたないでグルグルと代わるかもしれない。でもそうやって有権者が政治家を鍛える!政党を作る!そういう努力をね…有権者が投票によって示すと段々成長して、最終的にはイギリスのような政権交代の二大政党になっていくと思うけど、それには何十年もかかると思いますよ。」

…って言ってたけど、ホントに、その通りだと思うなぁ~。

今度の国政選挙が楽しみだゎ!

ヒール&トゥ

「最近のブログはTVネタばかりだね!」…とよく言われます。

…確かに!根っからのテレビっ子なんもので…(^^;)

先日、TVを見ていたら「座り過ぎの死亡リスク」というのをやってたんです。

なんでも座り過ぎの人は血管障害、癌、糖尿病、認知症のリスクが高くなるんだそうな…

まぁ〰︎、確かに動かない事は身体にとって罰ゲームと同じなので、然もありなんって感じですが、かく言う僕も、どちらかと言うと、座り過ぎの部類に入るので、何かした方が良いな!…と思いついたのがコレ♪

ドラマーの人は得意だと思うんですが、メトロノームのリズムに合わせて、左右交互にバスドラのダブルキックのヒール&トゥをイメージする感じで足でリズム♪を刻む。

→右のつま先→左のつま先→右の踵→左の踵→右のつま先→…いわゆる、足の踵とつま先で四拍子(汽車のシュッ・シュッ・ポッ・ポッ…)を刻むって事です。

YouTube を見てる時とか、何かボ〰︎っとしている時などに、メトロノームのリズムを120くらに合わせて、15分から30分くらいやってたら、フクラハギや足先への血液の流れを半端なく感じれるし、足先の冷えともオサラバできますよ♪(^o^)

ただ…自分のリズム感の悪さに直面して「あぁ〰︎俺…リズム感、無かったんだぁ〰︎」って自覚するハメになりますが…(^^;)

歳をとって理解したこと…

若い頃は、何もしていないのに…、膝が痛いとか…、腰が痛い…ってあまり理解していなかったというか…、そういう実体験がなかったんです。

クラブ活動の練習がキツくて…とか、昨日、引っ越しの手伝いで重い物を持って階段の上り下りをした…とか、祭りで神輿を担いだ…とか、若い頃は、何か体に無理をして、肩や膝や肘や腰が痛いというのは体験していたから、理解出来たけど…

特別な事は何もしていなくて、ただいつもの日常生活を過ごしていただけなのに、朝起きたら膝が痛いだとか、腰に違和感が…とか、肩が痛い…などなど。

意味分からん!…って、若い頃は思ってたんです。

で…、僕が鍼灸師になったのが21年前…。

国家試験に受かって鍼灸師になる以前の3年間、学校で身体の事や、解剖学・東洋医学の考え方を学び、教科書的というか、文字で学んだ知識の上では、肩や膝や肘や腰が痛くなる理屈は理解出来ますが、まだ当時の僕は30歳代後半だったので、何もしなくて、急に肩や膝や肘や腰が痛くなるという事は、自分の身体には起こらなかったんですよねぇ~。

その後、鍼灸師として患者さんの症状と向き合う時、年配の患者さんがよく言うセリフが「何も特別な事はしていないのに痛くなって…」とか「何で痛くなったのかね?先日までは元気でピンピンしてたのに…」と言いながら、あそこが痛い!…ココが痛い!と痛みを訴えられるんです。

その都度、僕は「若い頃は無理しても快復力があるので、早く治っていたけれど、今までの無理の蓄積が出て来たんですよ!」と伝えながら治療してました。

そんな僕も、もうすぐ59歳…。

最近ね…何も特別な事をしていないのに…、神輿を担ぐでもなく…、引っ越しの手伝いをするでもなく…、サッカーの試合に出る事もない。…普段の生活をしているだけなのに、朝起きたら膝が痛くなってたりするんですねぇ~(^^;)

あぁ~これかぁ~!

自分が体験してみて、年配の患者さん達が言う「何も特別な事はしていないのに痛くなって…」…の意味が分かりました。…(^^;)

人って、歳を取ったら、どこかしこが痛くなるものなんですよねぇ~。

歳を取れば、筋肉は衰えてくる。

筋肉が衰える事で、体のバランスが崩れる。

体のバランスが崩れると、負担がかかる場所が増えてくる。

歳を取れば、あちらコチラが痛くなる。

だから、歳を取った人は、なおの事、身体を動かして、運動しないと駄目だという事なんでしょう。

ただ、筋肉が衰えて身体のバランスが崩れた状態で、何の指導も無しに、がむしゃらに運動してしまうと、身体のバランスが崩れている分、無理な負荷が身体のどこかにかかるものなので、筋肉の衰えを感じ、身体のバランスが崩れ、痛みを感じた場合、鍼灸で身体のバランスを調えたうえで運動をしないと、余計にいたい場所が増える結果になってしまうんですよねぇ~。

歳を取ったら鍼灸を生活の一部に組み込んだ方が、良いと思います。

まぁ~営業トークはさておき…(^^;)

自分が歳を取らないと…、体験しないと…、理解出来ないものってありますよねぇ~(^^;)