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ヒール&トゥ

「最近のブログはTVネタばかりだね!」…とよく言われます。

…確かに!根っからのテレビっ子なんもので…(^^;)

先日、TVを見ていたら「座り過ぎの死亡リスク」というのをやってたんです。

なんでも座り過ぎの人は血管障害、癌、糖尿病、認知症のリスクが高くなるんだそうな…

まぁ〰︎、確かに動かない事は身体にとって罰ゲームと同じなので、然もありなんって感じですが、かく言う僕も、どちらかと言うと、座り過ぎの部類に入るので、何かした方が良いな!…と思いついたのがコレ♪

ドラマーの人は得意だと思うんですが、メトロノームのリズムに合わせて、左右交互にバスドラのダブルキックのヒール&トゥをイメージする感じで足でリズム♪を刻む。

→右のつま先→左のつま先→右の踵→左の踵→右のつま先→…いわゆる、足の踵とつま先で四拍子(汽車のシュッ・シュッ・ポッ・ポッ…)を刻むって事です。

YouTube を見てる時とか、何かボ〰︎っとしている時などに、メトロノームのリズムを120くらに合わせて、15分から30分くらいやってたら、フクラハギや足先への血液の流れを半端なく感じれるし、足先の冷えともオサラバできますよ♪(^o^)

ただ…自分のリズム感の悪さに直面して「あぁ〰︎俺…リズム感、無かったんだぁ〰︎」って自覚するハメになりますが…(^^;)

歳をとって理解したこと…

若い頃は、何もしていないのに…、膝が痛いとか…、腰が痛い…ってあまり理解していなかったというか…、そういう実体験がなかったんです。

クラブ活動の練習がキツくて…とか、昨日、引っ越しの手伝いで重い物を持って階段の上り下りをした…とか、祭りで神輿を担いだ…とか、若い頃は、何か体に無理をして、肩や膝や肘や腰が痛いというのは体験していたから、理解出来たけど…

特別な事は何もしていなくて、ただいつもの日常生活を過ごしていただけなのに、朝起きたら膝が痛いだとか、腰に違和感が…とか、肩が痛い…などなど。

意味分からん!…って、若い頃は思ってたんです。

で…、僕が鍼灸師になったのが21年前…。

国家試験に受かって鍼灸師になる以前の3年間、学校で身体の事や、解剖学・東洋医学の考え方を学び、教科書的というか、文字で学んだ知識の上では、肩や膝や肘や腰が痛くなる理屈は理解出来ますが、まだ当時の僕は30歳代後半だったので、何もしなくて、急に肩や膝や肘や腰が痛くなるという事は、自分の身体には起こらなかったんですよねぇ~。

その後、鍼灸師として患者さんの症状と向き合う時、年配の患者さんがよく言うセリフが「何も特別な事はしていないのに痛くなって…」とか「何で痛くなったのかね?先日までは元気でピンピンしてたのに…」と言いながら、あそこが痛い!…ココが痛い!と痛みを訴えられるんです。

その都度、僕は「若い頃は無理しても快復力があるので、早く治っていたけれど、今までの無理の蓄積が出て来たんですよ!」と伝えながら治療してました。

そんな僕も、もうすぐ59歳…。

最近ね…何も特別な事をしていないのに…、神輿を担ぐでもなく…、引っ越しの手伝いをするでもなく…、サッカーの試合に出る事もない。…普段の生活をしているだけなのに、朝起きたら膝が痛くなってたりするんですねぇ~(^^;)

あぁ~これかぁ~!

自分が体験してみて、年配の患者さん達が言う「何も特別な事はしていないのに痛くなって…」…の意味が分かりました。…(^^;)

人って、歳を取ったら、どこかしこが痛くなるものなんですよねぇ~。

歳を取れば、筋肉は衰えてくる。

筋肉が衰える事で、体のバランスが崩れる。

体のバランスが崩れると、負担がかかる場所が増えてくる。

歳を取れば、あちらコチラが痛くなる。

だから、歳を取った人は、なおの事、身体を動かして、運動しないと駄目だという事なんでしょう。

ただ、筋肉が衰えて身体のバランスが崩れた状態で、何の指導も無しに、がむしゃらに運動してしまうと、身体のバランスが崩れている分、無理な負荷が身体のどこかにかかるものなので、筋肉の衰えを感じ、身体のバランスが崩れ、痛みを感じた場合、鍼灸で身体のバランスを調えたうえで運動をしないと、余計にいたい場所が増える結果になってしまうんですよねぇ~。

歳を取ったら鍼灸を生活の一部に組み込んだ方が、良いと思います。

まぁ~営業トークはさておき…(^^;)

自分が歳を取らないと…、体験しないと…、理解出来ないものってありますよねぇ~(^^;)

粋について…

先日、ラジオを聴いていたら『日本人の粋について』話しをされてたんですよねぇ~!

よく学会や講演会などに行くと、本題の最初のつかみで「ありがとうの反対語を御存知ですか?」(^^;)…と、演者が反対語の事を話される場面に出くわす事があります。「有り難し ⇒ めったに無い事が起こる事 ⇒ 有りがたい ⇒ ありがとう」となる。…これが語源らしいんですよね!なので、ありがとうの反対語は『あたりまえ』となるそうなんですよ…。

この反対語を『粋』で考えると…

…えぇ~…粋の反対語って何なんだろう?

粋って何?…って話しですが、広辞苑で調べてみると「意気から転じた言葉。気持や身なりの、さっぱりとあかぬけしていて、しかも、色気を持っていること。人情の表裏に通じ、特に遊里、遊興に関して精通していること。反対語は『野暮』」…とあります。

そうかぁ~…粋の反対語は『野暮』なんだぁ~…

ちなみに…『意気』とは、きだて。心ばえ。気前。心持ち。心意気。

…なるほどな。

ラジオでは、寿司屋さんを例として、粋について話しをされてたんです。

例えば…にぎり寿司ってネタとシャリで構成されますよね!

その寿司を食べた、お客さんが「大将!この寿司、美味いねぇ~!」と言ったとすると、腕の良い料理人なら、自分の料理の腕を自慢したりはしない。…料理人が何を言うかというと、ネタの魚の良さや、その魚が捕れる海の良さ…、その魚を捕る漁師の腕の良さを自慢するんだそうです。

お客さんがシャリを褒めたら、地域の田んぼの土の良さ…、水の良さ…、米を作る人の腕を自慢する。

結局の所、自分の腕を自慢せず、優劣の判断は寿司を食べる第三者に委ね、生産者や自然の恵みを自慢する。

…これが、粋っていうものなんでしょうねぇ~。

その粋の意味を知った上で、現代社会を見回すに…、なんとコマーシャリズムが溢れている事か…。

しかも、現代人は、判断を第三者(寿司を食べる本人)ではなく、誰が書いたとも知れない、ブログの評価や、自己主張だらけのHPを判断基準にしている感じがします。

情報過多の現代社会って…『野暮』…の一言につきるんだろうなぁ~。

ちなみに…コマーシャリズムとは「商業における利潤(利益)を最大化しようとする傾向。 金銭的利益を得ることを第一とする考え方。 他のあらゆる価値よりも営利(利益額)を最優先させる考え。 営利主義」…と辞書に書いてあります。

この野暮な感覚って、ネットの波及にともなって、飲食業界だけではなく、全てに蔓延してますよねぇ~。

医療業界もネットのHPを見ると、自己主張が強すぎるHPが多いこと!多いこと!…(^^;)

手前味噌ではありますが『はりきゅうふくた』のHPは、自己主張は抑え気味にして、身体の不調は、なぜ起こるのか?…鍼や薬が身体を治すのではなく、身体に備わった自己治癒力が身体を治しているのであって、鍼灸や薬は身体の自己治癒力を手助けしているだけですよ!…という事を説明しているつもりなんですが…(^^;)

この『粋』って、なにも日本の専売特許ではなく、世界の一流どころの職人さんって、心意気が高い人だらけだと思うので、世界中に『粋』…もしくは『小粋な人』…って多いと思うんですね…。

そんな事を言ってると、営利主義の人から「『粋』で飯が食えるのか!?…武士は食わねど高楊枝なんて、この時代に流行らないよ!」…なんて言われるかもしれませんし…「それってあなたの感想ですよね!?」…って言われたりして…(-_-;) そう言われたら…「感想?…そうですけど、何か問題でも?」って答えると思いますが…(^^;)

でもね…一流な人は『粋』で飯は食えてると思うんですよぉ~!飯が食えないから…、もしくは、一流じゃないから…、コマーシャリズムに頼っちゃうんじゃないかな?

なので…「営利主義 ⇒ 一流ではない ⇒ 一流ではないから飯が食えない ⇒ だから営利主義に走るしかない。」という図式になりますよね!…そう考えると、はりきゅうふくた もHPを作っているわけだから、その時点で、一流ではない…、という事かもしれませんねぇ~…(^^;)

HPは作ってますが、でも…粋っていうモノには憧れるんです。

流行廃りは、時代の流れの中に、必ずあるものなんだけれども、流行廃りを度外視した所に『粋』というモノは存在するんだろうなぁ~って思うんです。

逆に…「流行廃りを追いかけてるだけでは、一流にはなれない。」とも言えます。

あぁ~…早く、一流になって、粋になりたいなぁ~…(^^;)

お役所仕事だなぁ~…と思う事。

去年の春先あたりからか…、福岡県から『医療機関等物価高騰対策支援金』というものを給付します。…という封書が届くんです。

最初に届いたのは去年の1月頃か?…一昨年の年末か?…

「へぇ~給付金が出るんだ~」…と思い、届いた書類に必要事項を記入し、郵送で提出したら、後日、事務局から電話があり「保健コードが記入されていませんよ!」と言われるので「ウチの治療院は、保険治療する場合、委任払いではなく、償還払いで保険治療をやっているので、保険コードは持ち合わせていません。」と返答すると、事務局の人は「保険コードが無いと給付金を給付することは出来ません。」の一点張り。

「保険治療していないというのではなく、委任払いではなく、償還払いで…」と言っても聞く耳を持ってくれませんでした。

一般の方は御存知ないと思いますが、通常、病院で保険証を提示して、3割負担の金額を支払う。…で、病院は月末に医師会などの団体を通して保険事務所に保険請求を行う。…これが委任払い。

で…、償還払いというのは、通常の実費治療の金額を治療院でお支払い頂いて、患者さん自身が保険組合に請求をしてもらうという方法です。

ここで、一般の人も、役所の職員さんも理解していないだろうと思われる事としては、各保健組合って、一事業主というか、…一施術所というか…、個人の鍼灸師や医者からの請求は受け付けてくれないんです。医師会とか鍼灸師会とかの団体からじゃないと、委任払いの請求を受け付けてくれないんですよね!

…と言う事は、鍼灸師会とか医師会に入っていないと、委任払いが出来ない。…しいては「保健コードを持っていない」という事になります。

鍼灸師会とか医師会に入る事が義務化されているのであれば、納得いくんですが、鍼灸師会とか医師会って、そういう団体ではないはずです。

鍼灸師会も医師会も、公益社団法人ですよね!公益社団法人って、一定の目的をもとに集まった人と組織から成り立ち、営利目的ではない活動を行う団体です…。この団体に参加する or 参加しない…の判断は自由なはずなんですよね。

意見の相違などで、鍼灸師会とか医師会などの団体に所属しなくても、医師や鍼灸師は業として行える職業です。

僕の場合、鍼灸師ですから、鍼灸師会に入っていないと委任払いで保険請求できないのが現状なんですよね…。

「鍼灸師会に入っていないとダメ…。何かの団体に所属していないと…公的な税金でまかなわれている給付金がもらえないって、矛盾してませんか?」

…と、事務局の担当者さんに話しても

「保険コードが無いと給付金を給付することは出来ません。」の一点張り。

なぜですか?

…と、しつこく問うと…

「実費治療で、高い治療費を取っている治療院でしょ!?今回は保険治療している所が対象です!」…と仰る。

医師会や鍼灸師会に入っていなくても、真っ当な技術にみあった金額で治療を行っている鍼灸師や医師もいるはずですよね!…でも、事務局の人の言い分は…

「○○師会に入らずに治療を行っている=高額な治療費を取っている悪徳な業者…」

…そう言う認識のようなんですよねぇ~。

「ウチの鍼灸治療院は、初診は、問診も含めて1時間強、時間をかけて治療するので¥5400頂いてます。2回目からは半年以内でしたら、40~50分くらいの治療時間で¥3900頂いてます。保険治療を希望される方は償還払いという方法で治療します。…それでも駄目ですか?」

…と言うと、

「保険コードが無いと給付金を給付することは出来ません。」と、オウム返し…。

あ~…もうこりゃぁ~駄目だ!話にならん!…と、「もう結構です!そんな偏った考えでしか給付されない給付金なんていりません!」…と電話を切ったんですよねぇ~。…正直いって、腹が立ちました。

…そしたら…何週間か経ったある日、急に「医療機関等物価高騰対策支援金事務局ですが…」と電話がかかり、「先日の電話の件ですが、今回だけに限り、特別に給付致します。」…と仰る。

たしか…その時の給付金って5万円だったと思うんですが、電話で言い合いして腹は立っていたけど、もらえるモノはもらっとこ!…と「あっ!そうですか!」と返答して電話を切ったんですよねぇ~。

…もしかしたら、予算が余ったのかな?…(^^;) 

まぁ~福岡県の考え方、お役人さんの考え方って矛盾していても「決まりは決まりですから!」っていう感じだし…、もう、こういう理解力が無い人と不毛な議論を繰り返しても、こっちのメンタルが磨り減るだけだしね…、福岡県の医療機関等物価高騰対策支援金という給付金は、今後、もらう事は無いかな…って思ってたんです。

そしたら、去年の7月と11月だったかな…?2回に分けて、また『福岡県医療機関等物価高騰対策支援金』から封書が届き、書いてある書面をみると「平素から、本県の保健医療介護行政の推進につきまして…云々、…国の「電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金」を活用し、医療機関等へ支援金を給付することにしました。…云々。」と書いてあり、電気やガス代の援助に重きをおく給付金で、上半期と下半期に分けて、給付するという事が書いてありました。

ウチの鍼灸院を、この条件に照らし合わせてみると、たしか給付を受けれる金額は5千円くらいだったかな…。でもね…留意事項という所を読んでみると…

『施術所は、受領委任取り扱いの登録記号番号、または医療保険(療養費)の対象となる施術を行っている事が確認できる書類が必要です。』

…と書いてある。

あぁ~…前回の苦情に対応するために文章を変えてきたな…。 …(^^;)

受領委任取り扱いの登録記号番号…いわゆる「保険コード」が必要、または、医療保険(療養費)をしている証拠の書類を見せろ!…って事か。

僕は鍼灸師会には入っていないので、受領委任取り扱いの登録記号番号は無いし、償還払いで治療した患者さんは10年くらい前に数人いらっしゃったけど、書類保存の期間が切れているので、もう書類は廃棄しちゃったもんな…。今は償還払いの患者さんは、いらっしゃらないしな…。

…と言う事は「意地でも、お前の治療院には給付しないぞ!」って事かぁ~…(^^;)

まぁ~もう貰う気はないから、それは、それでいいんだけどさ…

入る事が義務化されていない、鍼灸師会や医師会に入っていないと、税金でまかなわれている給付金を受け取る事が出来ないって…、

お役人さん!! …何か間違ってませんか?…矛盾してるよなぁ~。

もしかして、今回の、この給付金って医師会や鍼灸師会…○○師会が県に働きかけて、給付が決まったモノなのかな?…だから、○○師会に入っていない業者は蚊帳の外…。そんな図式が頭に浮かぶな…。

鍼灸師会や医師会って、入るか?入らないかは、自由なはずですよ!?

今、償還払いで保険治療をしている患者さんがいなくても、保険治療を希望される方がいれば償還払いで治療します。

今回の書類の留意事項を読むに…「師会に入らないと委任払いが出来ない…=委任払い出来ない施術所には給付しない。医療保険(療養費)の対象となる施術を行っている事が確認できる書類が無い場合、今、現在、償還払いの患者さんがいない場合は、給付しない。」

ウチ鍼灸院は、真っ当な技術で、真っ当な治療をして、技術に見合った金額を頂いている鍼灸院なんだけどなぁ~。福岡県からは、真っ当ではない鍼灸院で、高額な治療費を取る、悪徳業者のように思われているって事が腹立たしいなぁ~。

一年前の話なんですが、書類の整理をしていたら、去年の書類が出てきて、書類を見たら、なんか…腹が立ってきたので、ブログに、思った事を書いてみました。

やっぱ!腸って大事ですよねぇ~!

先日、『カズレーザーと学ぶ』という番組で「若い人に増える「なんかダルい」は脳の炎症!? 脳&ツボ疲労回復法」というのをやってたんですよぉ~。

番組冒頭、脳が炎症を起こす原因物質として活性酸素が紹介されてました。

御存知の通り、活性酸素は免疫として働く一方、活性酸素が蓄積すると体に悪さをするんですよねぇ~。

活性酸素が蓄積する原因として、ストレスや食品添加物の摂取…、喫煙、激しい運動、多量飲酒、紫外線、放射線、大気汚染に薬物摂取…などなど、体に悪いといわれている、いつもの悪役メンバーをツラツラとリストアップした感じですが、これらの悪役が活性酸素の蓄積に関与するらしいんですよぉ~。

脳で神経細胞が活発に働く時に、酸素を使ってブドウ糖をエネルギーに変換するんですが、その時に活性酸素が発生するんだそうです。

で…、疲労状態の人の脳は、活性酸素を消去する酵素が減ってるんですって!!

あぁ~…なるほどな!フルに頭を使って、疲労がピークに達している人は、脳内で発生した活性酸素によって神経細胞がダメージを受けるって事なんですねぇ~。

脳の脳幹あたりが活性酸素によってダメージを受けやすいそうなんです。

その脳幹の辺りでセロトニンが合成されているんですって!…なのでセロトニンの合成に支障がでる。…だから、疲れている脳はセロトニン不足になるそうな…!!

セロトニンが合成される脳幹辺りが活性酸素によってダメージを受けるわけだから、然もありなんって感じですよねぇ~。

皆様、御存知の通り、セロトニンは ”幸せホルモン” とも呼ばれていて、気分を安定させる脳内の神経伝達物質の一つなんですが、セロトニンって脳では2~5%くらい作られていて、90%は腸で作られているんですね!

脳で作られているセロトニンは気分の安定や睡眠に関与していて、腸で作られるセロトニンは腸を動かす指令を出す時に使われるんですって!

なので、セロトニンが不足すると…

体の症状としては、便秘になったり、消化障害を起こしたり、光や痛みに過敏になったり、不眠…片頭痛が起きたりする。

精神的な症状としては、鬱や認知機能の低下、意欲の減退、自己肯定感の低下…などが現れるそうなんです。

脳で作られるセロトニンが2~5%で、腸で作られるセロトニンが90%と言われると、腸で作られたセロトニンが、そのまま脳にいくの?…って思うかも知れませんが…、「然に非ず!」…実はそうではなく、脳のセロトニンは、腸で吸収されたセロトニンの前駆体が脳に届いて、脳でセロトニンが作られるんだそうです。

そうなんだぁ~!…じゃぁ~…セロトニンの前駆体ってなに?

…って思って、調べてみたら、トリプトファンという物質だそうな…

…ん?…トリプトファン?…なんか聞いた事あるぞ!?

あぁ~!…必須アミノ酸の一つだ!

御存知の通り、アミノ酸って人の体を構成しているタンパク質で、たしか…20種類のアミノ酸から出来てるんでしたよね!これも…うろ覚えですが、体の20%くらいはアミノ酸で占められてるって聞いた事があります。そんでもって、必須アミノ酸って体内で合成されないアミノ酸なので、必ず摂取しないと不足してしまうものなんですよねぇ~。

そんなトリプトファン…。日中はセロトニンに変化するし、夜はメラトニンに変化して睡眠に関与するし、筋肉や臓器を作ったりもします。

なるほどな…、…と言う事は…例として、ある患者さんの症状が「お腹の具合が悪く、やる気が起こらない…。そんでもって、いつも肩や背中など、どこかが痛い!」という、つかみ所が無い症状だとしたら…

問診をして、仕事が忙しい…、便秘気味だったり、下痢気味だったり…、偏食傾向だったり…、食べ物の好き嫌いが激しかったり…、メンタルが弱かったり…、色々な事で最近無理してると自覚していたり…、良く噛まずに食事をする癖があり胃腸に負担をかけていたり…、加齢による腸の機能低下があったり…、過度の飲酒で腸の機能が低下していたり…、などなど、どれかに心当たりがあり…つかみ所が無い症状に悩まされている場合…、

『ストレスによる腸の不具合、もしくは偏った食事の摂取により…⇒トリプトファンを吸収出来ない⇒トリプトファン不足なのでセロトニンが合成できない⇒セロトニン不足になるので、痛みに敏感・消化器障害・便秘・頭痛・不眠・鬱・認知機能低下・意欲減退・自己肯定感の低下が起こる。』

この弁証があてはまりますよねぇ~。

昔の日本の医学は腹診を重要視しますし、鍼灸でも治療の原則として「まずは、お腹を調えろ!」と言い、お腹を触って状態を確認して、お腹を調えるツボを使ったりします。

「鬱とか不眠で腸って関係あるの?」…って思ってたでしょ!?

今まで「鬱とか不眠とは脳の病気でしょ!?…お腹は消化器官なんだから、お腹なんて関係ないでしょ!?」…って思われていたかも知れませんが、腸の状態が、良い具合にちゃんと働いていないと、セロトニンの原料のトリプトファンは吸収できないので、腸の状態が悪い事で不眠や鬱や痛みに敏感になるって理解出来ますよねぇ~!

しかも、腸って免疫の総本山で、免疫細胞の50%が小腸に存在するし、20%が大腸に存在しますよね!そんでもって、セロトニンも腸と密接な関係がある。…「やっぱ!腸って大事ですよねぇ~!」と思うのと同時に、食事って大事だなぁ~って思います。

因みに…

セロトニンを増やすには、トリプトファンやビタミンB6を含んだ食物摂取。

いわゆる…バナナとか、乳製品、大豆製品、赤身の魚…、それと、海藻や繊維物の野菜を摂取して、腸内環境を整え、運動や日光浴や生活環境に気を配る。…やはり、基本は生活習慣の改善なんですねぇ~。

それと、抗活性酸素ではビタミンC・E・Aが挙げられていて、緑黄色野菜や果実、海藻類、甲殻類…の摂取が欠かせない。

結局の所、好き嫌い無く、よく噛んで、ゆっくり食事をする事が重要なんですよね!

番組では…

疲労学会の先生が慢性疲労の対処法として、最先端の治療で、抗炎症薬やミクログリアの話しをされてますが、一番大事なのは、慢性疲労にならないような日々の生活を送る事だと思うんですよねぇ~。

番組内で2人目の講師として、鍼灸の先生がツボのことを話されてましたが、首が痛いから…肩が痛いから鍼灸院に行くというのではなく、慢性疲労の事を考えると日頃から鍼や灸をして体をリセットする事で慢性疲労にならない体を作る事が重要ですし、なんいせよ、患者さん自身の生活改善が一番重要なんですよねぇ~♪

ただ、人って、そんなに意志も強くないし…、特に自分の体の事になると「まっ!いいか!」と、甘々な感じで、いつの間にか不健康な食生活に逆戻りしていたりするものなので、定期的に鍼灸治療を受けて、自分の体の不具合を見つけて治しておいた方が良いと思います。