『誤作動する脳』を読んだ。

認知症という言葉は聞いた事があっても、レビー小体型という言葉を、あまり一般の人は聞いた事が無いかも知れません。

なんとなく「認知症=アルツハイマー」…という感じで、情報として頭にインプットされている人が多いと思うんですよね!

僕が鍼灸師になったのは2003年なんですが、2000年から3年間、学んだ鍼灸専門学校でも「認知症のアルツハイマー病は、不可逆的な進行性の脳疾患で、記憶や思考能力がゆっくりと障害され、最終的には日常生活の最も単純な作業を行う能力さえも失われる病気で、原因としてはアミロイドβという、脳内で作られるたんぱく質が脳の中に溜まる事で、神経細胞が障害されるために起こる病気」と、病理学の授業で習いました。

今から7年前くらいでしょうか…、義父の体調がおかしくなり、レビー小体型の認知症だと診断を受け5年前くらいに亡くなったんですよね…。

僕は、この時、初めて認知症にも種類があり、アルツハイマーだけではなく、レビー小体型というタイプの認知症があるという事を知りました。

この『誤作動する脳』にも書いてあったんですが、レビー小体が初めて学会で発表されたのが1996年で、それ以降、10年ほどは一般の医師でも「レビー小体???なにそれ??」という感じで、レビー小体型の認知症に関しては把握していなかったみたいなんですよね…。

この『誤作動する脳』の著者の樋口さんは、僕より2歳年上の作家さんなんですが、41歳で鬱病と誤診され、鬱病治療で悪化した6年間を経験され、その後50歳の時にレビー小体型の認知症と診断を受け、色々と葛藤されつつも御自身の体験談を書かれている本が『誤作動する脳』なんですよ。

僕がこの本を読もうと思ったきっかけは、義父がレビー小体型の認知症だったという事と、以前、鍼灸治療を受けに来られていた患者さんで、最近来られないなぁ~と思っていたら、後日、御家族から「実はレビー小体型の認知症で、施設に入る事になりましたので…」と連絡を受けた事があり「そう言えば、あの患者さん…来られなく前の治療中に「誰かがあそこから覗いている…」と幻覚っぽい事を言ってたなぁ~」という事を思い出したのと…、今、友人が…タイプは分からないんだけど、若年性の認知症ぽい感じになっているので、鍼灸でどうにか治す…とか、そういうのではなく、体験談を読む事で、今、その症状に苦しんでいる人は、どういう気持なのか?どういう幻覚や幻聴を体感しているのかを、いくらか少しでも理解できたら、という気持と…、知っておく必要性を感じたんです。

先日、『武田砂鉄のプレ金ナイト』というラジオ番組で、樋口直美さんの『「できる」と「できない」の間の人 ~脳は時をさかのぼる~』という新刊本が紹介されていたので、それもポチ買いしました。

明日から『「できる」と「できない」の間の人 ~脳は時をさかのぼる~』を読もうと思います。

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