「なぜ人は病気になるのか?」「なぜ、その動きが痛くて出来なくなるのか?」

先日、知り合いの鍼灸師…Oさんと話していて「ですよねぇ~」って、お互いが頷いた話しなんですが…

鍼灸師になりたての人、もしくは鍼灸師になろうと学校に通ってる学生さんに限った事ではないんだけれども、とかく鍼灸師になりたての人や学生さんは、ツボに対する期待感というか信頼感?…何ていうか…、このツボに鍼をすれば治る!このツボにお灸をすれば治る!って考えてる人が多いような気がするんです。

例えば「頭痛には、このツボ!」「腹痛には、このツボ!」「耳鳴りには、このツボ!」というような、いわゆる、この症状に使うツボはコレとコレとコレ!というような本に書いてある事を鵜呑みにして、知識として頭に入れている人…。多いんじゃないかなぁ~。

知識として頭に入れておく事は無駄ではないんだけど、正直言って、その知識だけでは臨床では役にたたないって事、学校では教わらないんだろうなぁ~。

よく考えてみれば「頭痛には、このツボ!」「腹痛には、このツボ!」「耳鳴りには、このツボ!」っていう発想は、現代医学的というか、薬局屋さん的とうか…、鼻風邪にはこの薬!…腹痛にはこの薬!と同じですねぇ~。

それじゃぁ~東洋医学の良さは発揮できないと思うんですねぇ~

以前にもブログで書いてますが、東洋医学…例えば、漢方薬を処方する場合、木の葉っぱを病気の症状に例えます。一本の木に頭痛という葉っぱや、耳鳴りという葉っぱ…、胃の具合が悪いと言う葉っぱや、不眠という葉っぱがあるとします。

葉っぱ1枚1枚の症状を治そうとするのではなく、本体の木・樹の不具合を治す事で枝葉に分かれた葉っぱの不具合は自然と治る。

これが東洋医学的な思考の基礎です。

症状別でツボを選択するとい事は、現代的というか…コンビニエンスな…今っぽい発想だなぁ~って思うんです。

身体を調えた上で、初めて症状に対するツボが使える…。ココがポイントだと思うんですよねぇ~。

学校は、鍼灸師として…というより、国家試験に合格する事を重視しているので、卒業して、国家試験に合格してくれたら、後は自分で勉強しなさい!…というスタンスなんでしょうが、学校を卒業して、症状別に使うツボの知識のみで立ち向かえるほど臨床は甘くないんですよねぇ~。

試験に合格するためにはツボの名前を覚える事も重要なんだけれども、卒業して国試に合格し、すぐに鍼灸師として臨床をしたいのであれば「なぜ人は病気になるのか?」「なぜ、その動きが痛くて出来なくなるのか?」を考えて、自分なりの答えを導き出す事が重要だと思うんですよねぇ~。

…でも、それって、簡単に答えを導き出せるモノではないんですが、「なぜ人は病気になるのか?」「なぜ、その動きが痛くて出来なくなるのか?」を考えながら勉強した方が、ただたんにツボの名前を暗記するだけの勉強より、面白いはずですよ!

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