頭寒足熱を作り出す

洋の東西を問わず『頭寒足熱』は健康体の証なんですねぇ~。「足…というか腰から下を冷やしたり、頭に熱を籠もらせてはいけない」というのは医学の歴史を振り返るに一般常識…、基礎の基礎だったようですね!

確かに臨床をやっていると、体調を崩している患者さんって足先が冷えていて、訴える症状は上半身の不具合…、所謂、頭痛だったり、耳鳴りだったり、目の奥が痛かったり、頭にモヤがかかったような感じでボーっとしたり、やる気が出なかったり…、様々な症状を訴えられます。

こんな時の対処法としては、足先を冷やさないように靴下を履くという手っ取り早い方法は勿論ですが、毎日、夏・冬…季節に関係なく、お風呂で湯船に10分くらいは浸かって身体全身の血行を1日1回は強制的に良くする事をオススメします。

漢方薬では乾姜や附子などが入っている薬を処方されたりしますねぇ~。

鍼灸院で上熱下寒…、頭寒足熱の反対の状態の患者さんを、どう治療するのかと言いますと…、基本的に治療している40分~50分の間、物理的にというか強制的に頭寒足熱の状態を患者さんに経験してもらいます。

ウチの治療院だと…

例えば…一つの方法として、赤外線やホットパックを使って、足先を40分~50分の間、温めます。まぁ~…炬燵に入っている状態と同じ感じにして、上半身は温めず…真冬だったら冷えない程度に温めたりはしますが、治療室の温度が25℃に維持出来ていたら、上半身は温めず首や肩や背中の治療をしながら、日頃、腰から下を冷やさないようにするアドバイスを、得々と語りますねぇ~(^^;)

上半身のコリを鍼や灸で取り、腰から下が暖まっていますから、治療が終わった後、患者さんは、一時的ではありますが、身体が頭寒足熱の状態になるので、日頃より体調が良い感じだという事を体感できます。

ただ…頭寒足熱の反対の状態、…身体が上熱下寒になるのは、日頃の生活習慣やストレスなどが原因なので、鍼灸治療をした後…、今までと同じ日常生活を送ると、上熱下寒に戻ってしまいます。

一度、鍼灸治療で頭寒足熱を体感された患者さんなら、頭寒足熱を維持するために、日常生活で下半身を使う運動をする…だとか、入浴で湯船に浸かる…だとか、をやって下さるだろうという期待を込めての治療になります。

なので…

上熱下寒に効くツボを押したから、すぐに頭寒足熱になるという事では無いんですよねぇ~。

でも、身体って、1回、気持ち良さとか、身体に良い事というものを体験すると、繰り返し行い、健康を維持しようとするものなんですよねぇ~。

そこで障害となるのが「面倒くさい…」という思考なんですよね…(^^;)

なので、その怠け癖…というか「面倒くさい…」と思う気持ちを定期的に鍼灸治療をする事で振り払うというか、心を正すというか、身体を健康にしていくお手伝いを、鍼灸治療でおこなうわけです。

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