アスリートと一般人…

時々、アスリートの人が鍼灸の治療を受けに来られます。

先日も大学で体操をされている方が来られたんですが、吊り輪のトレーニング中に腕を痛めたとの事…

「週末に試合があるので、なんとかなんらないだろうか?」と、試合前に出来る治療は何でもしようと、整形外科にも行かれた後に、鍼灸院にも来られたんですよねぇ~。

患者さん曰く「病院では骨には異常がないと診断された」と言われてました。

ウチでの治療としては、上腕三頭筋を傷められていたようなので、上腕三頭筋を緩める治療と、上腕三頭筋に関係する肩甲骨周りの筋肉を緩める治療を施したんですが、治療している最中に、患者さんから「アスリートの治療は、よくされるんですか?」と尋ねられたんですよね!

正直言って、11年前に薬院で治療院を9年間やっていた頃は、時々、アスリートの人が来られていたんですが、場所柄か、今の治療院には以前よりは、アスリートの人が来られることは少なくなってます。

まぁ~今の治療院でアスリートっぽい人と言えば、ジムで身体を鍛えている患者さんが、何人かいらっしゃる…。その程度ですね。

なので正直に「最近は、アスリートの方が来られる事は少ないですね!」と、お答えしておきました。

ところで、アスリートと一般人の違いって何だと思いますか?

個人的な見解ですが…

アスリートも、スポーツをしていない一般人も、骨格は同じで、同じ場所に同じ筋肉が付いていて、身体の動きや関節の動きに関しても、特別な事は何も無く、同じ筋肉が動く事で、動作が可能になるわけです。

なので、アスリートもアスリートでない一般人も、身体の構造は何ら変わりない訳なんですよね!

例えば、一般人でも、肘や肩や手首に関係する筋肉や関節を傷めてしまう原因としては、肩甲骨の動きが悪くなっている事で、負荷が小さな関節にかかってしまい損傷してしまう事が多いんですよね。

膝や足首に関しても、腰に関係している筋肉や関節が硬くなって、負荷が膝や足首などの小さな関節にかかってしまうために痛みが出る事が多いです。

アスリートは身体を鍛えているので、一般人の人と比べると、身体の可動域や柔軟な筋肉を持ち合わせてはいるのだけれど、一般の人とアスリートを比べて、ただ一つ違う事と言えば…

アスリートは100%のパフォーマンスをする為に、極限まで筋肉を鍛え上げ、関節に負担をかける事なんですよねぇ~。…なので、筋肉や関節を痛めやすい。…裏を返せば、傷めやすいから、日頃からトレーニングを欠かせない。

日頃からアスリートは柔軟体操やストレッチは一般人より、入念に行っているはずですよね!

でも極限まで関節や筋肉に負荷をかける事が多いので、ケガをした場合、一般人よりケガの度合いが酷くなる事が多いんです。

余談ですが、一般人がスマホのやり過ぎやゲームのやり過ぎで、首や背中を痛めてしまうのと同様、アスリートもスマホやゲームをする人も多いでしょうしね!…(^^;)

基本的に身体を傷める原因は、アスリートは身体に負荷をかけすぎる事、一般人は運動不足…なんですが、「やり過ぎ」か「動かなさすぎ」の違いだけで、「身体を傷める」…「上手に関節や筋肉が使えない事で、不具合が起きてる…」という事に関しての基本的な考えは、アスリートであろうが、一般人であろうが同じだという事です。

傷めた筋肉や傷めた関節が治る早さですが、アスリートも一般人も同じだと思います。

まぁ~傷め具合の度合いにもよりますが、炎症が治まるまでの日数や、組織が回復するまでの日数は同じと考えていいんじゃないかな…。でもアスリートって極限まで無理をしがちなので、その分、損傷が激しい事が多いから、治りも遅くなりがちなのかもしれません。

年齢も関係するので、若ければ回復は早いでしょうし、歳をとっていれば、回復に時間がかかります。

切り傷などの外傷をおった場合、傷がふさがり機能が回復するまで時間がかかるように、筋肉や腱の損傷は筋肉内部で、切り傷などの外傷をおっているのと同じ事なので、筋肉の損傷も回復には時間がかかるものなんです。

なので、一般人であろうが、アスリートであろうが、回復には、ある程度の時間が必要なんです。

ここで、またアスリートと一般人の違いが明らかになるんですが、どちらかというと、一般人の方が「回復には、ある程度の時間がかかる」という事を理解して、しっかり身体を休めて身体をケアしてくれます。

それに反して、アスリートは「練習を一日でも休むと、パフォーマンスが落ちてしまう…」と言う人が多く、損傷しているにも関わらず、無理をしてトレーニングしてしまう人が多いんです。

「試合に出なければいけない!」…とかね!

なので、そういう人は回復が遅れたり、ケガが古傷のようになり、パフォーマンスに支障をきたす事がある。

一般人でも、毎日、スポーツジムに通っているような人は、時々、ランナーズハイのような感じで、身体を鍛えてないと健康は維持出来ないと思い込んでいる人がいたりするので、そういう方を治療する場合は、いかに休息を取らせるかが治療の鍵になるんですよねぇ~。

なので、今回、治療を受けに来られた大学の体操の選手の人にも、この事はお伝えしたんですが、引退試合だって仰ってたしね…、多分、無理してでも試合に出られたんだろうなぁ~。

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